俺の家にテイルズキャラがやって来たのだが・・・   作:ホタル火

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ごちゃごちゃしていたらすいません、


これからのこと、

台所に立った俺は簡単に料理を作った、

 

パスタ、

 

サラダ、

 

スープ、

 

本物のコハクとわかったから向こうでも食べれる物の方がいいだろう、

 

ついでだ、

 

胡瓜と味噌も持って行くか、

 

白味噌と赤味噌の両方も、

 

ゲームでは味噌と言うだけで何味噌か書かれてなかった気がする、

 

どんな反応するか楽しみだ、

 

ドレッシングの容器も持って行くか、

 

俺はお盆に2人分の料理を持ってコハクの元に向かう、

 

洋介「おまたせ、口に合うかわからんが作って来たぞ、」

 

コハク「ありがとう、」

 

俺はコハクと俺の前にパスタを置いた、

 

次にフォークも置く、

 

箸なんて藤林すずか藤林しいなくらいだろう使えるのは、

 

洋介「先に食べててくれ、俺は残りのものを取ってくる、」

 

コハク「うん、」

 

俺は再び台所に向かいサラダとスープ、

 

ドレッシングを持って行く、

 

ついでに胡瓜と味噌も、

 

持って行くとコハクはまだ待っていた、

 

洋介「先に食べていても良かったんだが、」

 

コハク「その、先に食べるのは失礼かと、」

 

洋介「俺がいいと言ったから食べればいいのに、」

 

律儀だな、

 

まぁ今は俺に食事を貰う立場だからだろう、

 

俺はサラダとスープ、

 

そして赤味噌と白味噌を盛った皿と胡瓜をコハクの前に差し出す、

 

味噌を見た瞬間コハクの目が変わった、

 

コハク「味噌!」

 

食いついた、

 

洋介「味噌好きだろ?持って来たぞ、白味噌と赤味噌があるから気に入った味噌を食べればいい、」

 

コハク「アカ味噌?シロ味噌?」

 

やはり味噌の種類はなかったか、

 

洋介「ここでは味噌と言っても作り方や材料で何種類の味噌ができるんだ、白味噌は大豆を煮て作る、赤味噌は大豆を蒸して作っている、味も変わっているから試食すればいい、」

 

コハク「そうなんだ、作り方でいろんな味噌が出来るんだ、」

 

嬉しそうなコハク、

 

味噌好きだと知っているが実際に見るとその嬉しさが伝わってくる、

 

洋介「それじゃ、食うか、いただきます、」

 

コハク「いただきます、」

 

俺がそう言うとコハクも手を合わせて言う、

 

俺はフォークでパスタを巻いて食う、

 

我ながら短時間でよくこれくらいの味に出来たな、

 

レトルトのミートソースに湯で戻して柔らかくしたパスタ、

 

一緒に茹でたゆで卵を切って盛り付けて上から粉チーズを振りまいただけのパスタ、

 

別名ミートソーススパゲッティ、

 

サラダは冷蔵庫から適当に切ったりして盛り付けた、

 

スープはこれこそ粉状のやつにお湯を入れて出来るやつ、

 

正直作ったというより元から半分はできているやつを仕上げて提供しているわけだ、

 

せいぜい茹で時間にこだわったくらいだろう、

 

コハクもフォークでパスタを巻いて口に運ぶ、

 

コハク「美味しい!」

 

どうやら口に合ったようだ、

 

レトルトでもいけたな、

 

不味いと言われるのは嫌だったな、

 

コハクは一生懸命パスタを食べる、

 

そんなに急いで食べるとミートソースが飛び散って服についてしまうぞ、

 

それほどお腹空いていたのか、

 

そう思っているとコハクはサラダに手を伸ばした、

 

洋介「はいこれ、」

 

俺はドレッシングを渡した、

 

コハク「これ何?」

 

洋介「ドレッシングをといってな、サラダにかけて食べるやつだ、野菜に味がないときはこれをかければ味があって食べやすくなる、」

 

野菜嫌いな子供もこれがあると食べてくれる場合がある便利道具、

 

コハクはドレッシングを受け取るがどうやって使うかわからないようだ、

 

洋介「上の白いところを回せばいい、回らんだら反対に回してくれ、」

 

俺がそういうとコハクは蓋を回した、

 

うまく開いたようだ、

 

洋介「それを適当な量をかければいい、」

 

コハクはドレッシングを逆さにしてドレッシングをかけ始めた、

 

ドバドバと、

 

洋介「かけすぎ、」

 

俺がそう言うとコハクは慌てて元に戻す、

 

面白い反応に俺は思わず笑ってしまった、

 

それをコハクがみて少しむくれる、

 

しょうがないだろ、

 

あんな風に慌てるから、

 

コハク「意地悪、」

 

完全に拗ねた、

 

洋介「すまんすまん、面白くてな、」

 

俺はパスタを全部食べた、

 

コハクはスネながらサラダを食べている、

 

ゲームでは見られない光景だな、

 

コハクは胡瓜と味噌に手を伸ばした、

 

どんな反応を見せるか、

 

コハクは白味噌に胡瓜をつけた、

 

そして食べた、

 

先程スネていたとは思えないくらい幸せそうな顔をした、

 

コハク「シロ味噌!いつも食べている味噌より優しい味!しょっぱい中に微かな甘みがある!」

 

なぜ片言!?

 

コハクは次に赤味噌に胡瓜をつけて食べる、

 

コハク「アカ味噌!こっちは辛味がある!でも美味しい!」

 

コハクがすごくキラキラしている、

 

味噌好きに日本各種の味噌を渡したら発狂するのか?

 

暇があったら試して見るか、

 

それにしても、

 

コハク「美味しい!」

 

さっきまでスネていたのに味噌だけでこんなにも機嫌が良くなるのか、

 

俺はスープを飲んで食事を終了する、

 

コハクはまだモグモグしている、

 

俺は食器を片付けに向かう、

 

洗っているとコハクが食器を持って来た、

 

コハク「ありがとう、」

 

洋介「そこに置いておいてくれ、」

 

コハクが食器を置いた、

 

そしたら俺の横に立って手元を見始めた、

 

コハク「不思議だね、私は井戸から水を汲んでそれでお皿を洗っていたの、ここではそこから水が出るんだね、」

 

蛇口か、

 

向こうではこんな便利道具ないからな、

 

洋介「昔はここでも井戸から汲んでいた、時代が進めばこんな便利道具ができてしまったんだ、」

 

俺は蛇口を締めて水を止める、

 

洋介「そろそろいいかな、向こうに戻るか、」

 

DSの充電が終わった頃だろう、

 

最低限半分充電できていればいいか、

 

俺は戻るとコハクも付いてくる、

 

ドラクエのパーティーか、

 

俺はDSを開き電源を入れる、

 

起動音が懐かしい、

 

そのままソフトにタッチ、

 

バンダイナムコのマークの後OPが流れる、

 

DEENの永遠の明日が流れ始める、

 

コハク「なにこれ、音楽が流れてる、それに絵が動いてる、えっ!?私とお兄ちゃん!?なんでこの中にいるの!?」

 

うん、

 

懐かしさが台無しだ、

 

だが反応が面白いからあえてなにも言わない、

 

そしてタイトル画面、

 

ロードを選びセーブデータを選ぶ画面に出る、

 

全員レベルがMAX、

 

難易度マニア、

 

ロードする、

 

やっぱり操作キャラはコハクか、

 

技確認、

 

Rと違って3人での戦闘だってことを忘れてはいけない、

 

そしてガラドがいない、

 

俺の第2の操作キャラ、

 

ぶっちゃけシングよりコハクとガラドの操作率がめちゃくちゃ高い、

 

だがこの時はガラドがいない、

 

操作確認しないとな、

 

エアリアル・チェイス-リニアバトルモーションシステムのようにチェイスがない、

 

俺は雑魚敵を相手に操作確認する、

 

問題なく格闘技が繰り出される、

 

ぶっちゃけマニアでも雑魚ならコハクで無双できそうだ、

 

コハク「これが私?こんな踊るように戦えるの?」

 

まぁ、

 

宙に浮いたり空飛んだり鳳凰天駆で駆け降りたり、

 

他から見たら踊っている・・・いや舞っているように見えるはず、

 

いずれ出来るようになるぞ、

 

そんなこんなで雑魚撃破、

 

クリード戦に向けて回復した後

 

マニアで倒せるか?

 

いや、

 

倒す、

 

俺は長い会話をAボタンで右から左に聞き流す、

 

Rで聞き飽きた、

 

そしてクリード戦、

 

俺は先制してラッシュする、

 

詠唱?

 

俺の育てたコハクは武闘派ですが?

 

たまにヒールを詠唱するくらいだ、

 

そんな時クリードが秘奥義を発動しやがった、

 

コハクは耐えて・・・くれない!

 

やばい!

 

俺はシングとイネスの脳筋パーティーだった!

 

急いでシングにライフボトルを使ってもらうように指示する、

 

コハク「わたし・・・死んじゃったの?」

 

そんな悲しい目で見ないでくれ、

 

ちゃんと戦闘復帰する!

 

仕返しだ!

 

ゲーム内のコハクが、

 

「桜花戦乱の花吹雪!彼岸!霞!八重!枝垂!これが私の!殺劇舞荒けーん!」

 

バトンと蹴りの連撃がクリードを襲う、

 

あぁ懐かしいな、

 

決める前にクルクル回るのはレイディアントマイソロジー3までだったからな、

 

Rでは回らないしグレイセスではスターライトに変わっているんだよな、

 

ついでにクリードも倒れた、

 

そしてEDになる、

 

見せていいのか?

 

シングとのキスシーン、

 

そう思っているとコハクは嫌悪感を出しながら見ていた、

 

仕方ない、

 

自分の知らない人と自分がキスしているからな、

 

それが女性として当たり前だ、

 

これで終わったためセーブしてDSを閉じた、

 

洋介「食事前に言ったがこれがこれから起きる事の最後だ、」

 

DSをテーブルに置いて俺はコハクを見てそう言う、

 

物語は最後の方だからわからないかもしれないが自分の体にリチアがいることはこれで証明された、

 

コハク「私はあのクリードって人と戦うんだよね、」

 

洋介「そうだ、だがそれまでにいろんなことが起きる、知り合いが死んだりする、誘拐される、仲間が傷つく、どれも経験する、経験したのちあいつと戦うんだ、」

 

今思うとコハクは心が壊れたり誘拐されて拷問されたりと結構な経験を積んでいるな、

 

コハク「私がゼクスさんのところに行くとそうなるの?」

 

洋介「いや、おそらく行こうとしなくても道中2人して襲われるんだ、クリードの手下の奴に、そして2人で海に飛んで逃げるけど泳げない兄と高いところの嫌いなあんたはよく決断したと思う、そのまま流されてゼクス・メテオライトのところにたどり着くんだ、」

 

インカローズ、

 

しつこかったな、

 

ストーカー並みに、

 

さて、

 

本題に入るか、

 

洋介「あんたはこれからどうする、」

 

コハク「どうって?」

 

洋介「帰り方は互いにわからない、そしてあんたはここの地理に詳しくないしお金も無い、住む家も無い、正直絶望的じゃないか?」

 

コハクはあまりよくわかっていないような顔をする、

 

洋介「ここの世界は簡単に家に泊めてくれるほど優しい世界じゃ無い、もし泊めてくれるところあるなら下心ある奴だ、あんたみたいに可愛い奴が男の家に泊まるものならそれなりの見返りが必要だ、」

 

なぜか顔を赤くするコハク、

 

なぜに?

 

あぁ可愛いと言ったからか、

 

事実だし、

 

足綺麗だし、

 

まぁそんなことより、

 

洋介「あまりわかっていないな、まぁ後で教えよう、そこで提案だがここで住まないか?」

 

コハク「えっ?」

 

洋介「ここなら部屋が沢山ある、お金も1人くらい増えても大丈夫だ、帰る方法も一人で探すより二人で探した方がいいだろう、そして1番重要な事だがこの世界の常識を教えられる、それが無いとこの世では生きていけない、」

 

コハクの状態は大人の赤ちゃん、

 

アビスのルークみたいなものだ、

 

違う点はなまじ知識があるためその知識が邪魔をしないかだ、

 

コハク「いいの?」

 

乗る気だな、

 

いきなり出て行ってもどこかわからない、

 

だったらこの世界で初めて会った俺に頼った方がいいという事だな、

 

だが疑うことは大事だぞ、

 

洋介「俺でいいのなら、」

 

コハク「あなたがいい、」

 

今のセリフはできれば好意的な意味で聴きたかった、

 

洋介「わかった、だったら俺のことを洋介と呼んでくれ、あなたとかあんたとか今から一時的とはいえ一緒に住むんだ、名前の方がいい、俺はハーツと呼ぶ、」

 

コハク「私もコハクでいいよ、洋介だけ名前だと変だよ、」

 

よし、

 

名前を堂々と呼べる、

 

洋介「わかった、コハク、どれくらいかわからないがよろしく、」

 

俺は右手を差し出す、

 

コハク「こちらこそ、よろしくね、洋介、」

 

コハクは俺の右手を右手で握り返す、

 

手が柔らかかった、

 

 

19人目ゼスティリアからの参加キャラ

  • アリーシャ
  • エドナ
  • ミボ(ミクリオ坊や)
  • ライラ
  • ロゼ

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