俺の家にテイルズキャラがやって来たのだが・・・   作:ホタル火

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遅くなってすいません、

ごちゃごちゃしています、

書き直しありましたら教えてください、


お盆2日目、洋介の家族達

ジュードくんが来た翌日、

 

コレットとガラドをペットショップに送ってきて戻る、

 

洋介「今日なんだけど俺は今から行くところあるから午前中は自由にしててほしい、薫が来ると思うから対応を頼んだ、午後は俺の家族と親戚が来るから、」

 

ジェイド「私たちの事はその時に話すのですね、」

 

洋介「言わないといけないだろうな、下手するとみんながこの家を追い出されてしまう、」

 

マリク「ぞっとしないな、金が無いからそれだけは避けたい、」

 

俺もそんなことさせたくない、

 

この件に足を突っ込んだんだ、

 

最後まで面倒を見るさ、

 

ジュード「洋介の家族ってどんな人なの?」

 

洋介「一応は仕事人間だが休みは俺が家にいた時は俺と一緒にゲームしたり外出したりしてたな、」

 

ジュード「そっか、」

 

あぁジュードくん、

 

今自分の両親と比較したな、

 

まず職種自体違うからな、

 

ジュードくんの所は医者だから急患や入院患者がいるとそっちにつきっきりになってしまう、

 

俺のところは大手企業の社長と人気雑誌出版社の社長、

 

日曜日は会社自体が休みだしちゃんと家族と一緒に過ごせる時間がある、

 

洋介「そんな訳だ、追い出されないように説得はする、」

 

メルディ「メルディ!みんなと離れたくないヨ!」

 

ウッドロウ「私もです、洋介さんが頑張ってくれると言ってくれているのです、期待しましょう、」

 

まぁ最悪に結果だけは起こさないようにするさ、

 

洋介「それじゃあ俺は今から出るな、」

 

俺は玄関に向かった、

 

 

 

線香と花を持って車に向かうと、

 

コハク「洋介、」

 

コハクが来た、

 

洋介「どうした?」

 

コハク「一緒に行きたい、」

 

なんで?

 

昨日墓参りに行くと言ったんだが、

 

面白くもないのに、

 

洋介「面白くないぞ、」

 

コハク「それでも一緒に行きたい、」

 

そこまで言われたら止める事はないか、

 

洋介「わかった、乗ってくれ、」

 

コハクは助手席に乗る、

 

俺は後部座席に荷物を置いて車を走らせる、

 

 

 

コハク「今日はお墓参りだよね、」

 

洋介「そうだ、」

 

それ以外何もしない、

 

終わったら急いで帰るから、

 

コハク「洋介は毎年お墓参りしてるの?」

 

洋介「俺を可愛がってくれた祖父だから、俺が悪いことしたらこの世の物とは思えないくらいの顔で俺を叱って、それでいいことしたら頭を撫でてくれた、」

 

コハク「洋介の頭を撫でる癖はおじいさん譲りなんだね、」

 

洋介「そうだな、」

 

じいちゃん子だったのか俺って、

 

自分でも気がつかなかった、

 

 

 

 

 

墓場に着いた俺とコハク、

 

来るのはちょうど1年ぶりだな、

 

俺は花と線香を持って自分の先祖が眠る墓の前に来た、

 

葉杉家、

 

俺が知っている先祖は祖父しか知らないがその前に何人もの先祖がこの下に眠っている、

 

水持って来ればよかったな、

 

少し苔がついてる、

 

俺は線香に火をつけて枯れた花を新しい花に変える、

 

そして数珠と一緒に手を合わせる、

 

今年はまだ半分だというのに色々なことあったな、

 

異世界からコハク達が来て俺の家に住んで、

 

黙祷を捧げて俺はコハクに数珠を渡す、

 

コハク「え?」

 

洋介「あの家は死んだ祖父の家だからな、コハクはお礼を言ってやってくれ、あの家を建ててありがとうって、俺は枯れた花を処分してくる、」

 

コハク「うん、わかったよ、」

 

コハクは数珠を受け取る、

 

 

 

 

 

コハクside

 

私は洋介から丸い物がいっぱいついた腕輪を受け取った、

 

洋介のように手を合わせればいいかな?

 

洋介は枯れたお花を捨てに行ったから聞けないや、

 

私は手を合わせた、

 

コハク「洋介のお爺さん、初めまして、コハク・ハーツです、洋介と一緒に住んでいます、あっ、私以外にもコレットやジェイドといったいろんな人と一緒に住んでいます!」

 

何いってるんだろう、

 

でも言わないといけない気がする、

 

だって、

 

コハク「お爺さんのお家のお陰で私は洋介に会えて洋介と一緒に暮らすことができています、ありがとうございます、それと伝えたいことがあります、」

 

誰もいないからいいよね、

 

コハク「私はよ・・・」

 

洋介「コハク、終わったか?」

 

洋介が帰ってきた、

 

言えなかった、

 

私は洋介を睨んだ、

 

洋介「えっ?な、何?」

 

コハク「なんでもないよ、」

 

私は洋介に丸い腕輪を返して車に向かった、

 

洋介のバーカ!

 

 

 

 

お家に着くと薫さんがいた、

 

ジュードが着せ替え人形になってる、

 

なんでか女装をされている、

 

ジューダスを思い出す、

 

洋介「薫、何やってんの?」

 

薫「洋ちゃん、お帰り❤️ジュードくんのお着替えをしてるの、」

 

ジュード「よ、洋介!お願い!止めて!」

 

ワンピース姿のジュード、

 

ごめんジュード、

 

似合ってるよ、

 

洋介「薫、もうやめてやれ、落ち着いたら俺がジュードを連れて男性用の服を買いに行くから、」

 

薫「もぉ〜、可愛い男の子を見るとやりたくなる私の性は知っているでしょう?」

 

いえ、

 

そんな性は今すぐやめるべきだと思います、

 

でもこれは薫さんの個性だからなんとも言えないです、

 

洋介もそんな薫さんと仲がいいし、

 

ちょっと妬いちゃうな〜、

 

洋介「薫、ちょっと墓場に戻る、墓の掃除をしたいから、」

 

薫「その間みんなを見ていればいいのね、でもお父様とお母様達が来たらなんて言えばいいの?」

 

洋介「俺が帰ったら説明するって伝えてくれ、そして無理やり追い出そうとしたら出来る限り止めてくれ、」

 

薫「結構責任重大な事私にさせるのね、わかったわ、洋ちゃんが戻ってきたら私は帰るわね、」

 

洋介「出来る限り急いで帰る、」

 

洋介はそう言って出て行った、

 

薫「えらいわよね〜、今時線香供えるだけで終わる人もいるのにね〜、」

 

コハク「薫さんはお墓参りしないの?」

 

薫「明日行くのよ、それとハニーの家族に会いに行くの、」

 

コハク「薫さんの両親は?」

 

薫さんが苦笑いした、

 

薫「絶賛絶縁中よ、コレットちゃんが来た次の日に話したわよね、私がなんでこの道を進んでいるのか、その後から一度も会ってないのよ、まぁ私が勝手に絶縁しただけだけどね、向こうはきっと帰ってきてほしいと思っているのよね、でも今の私を見ると両親はまた説教すると思うのよ、」

 

コハク「だから帰れないんだ、」

 

薫「コハクちゃん達の前でこんな事言ったら怒られるけど私は家に帰りたくないわ、この話はおしまいね、」

 

帰りたくない・・・か、

 

私はどうなんだろう、

 

帰ってお兄ちゃんや叔母さんに会いたい、

 

でも洋介と別れたくない、

 

わがままだね、

 

私、

 

薫「メルディちゃん、お勉強は進んでる?」

 

メルディ「ハイな!漢字も少し覚えた!」

 

メルディ早いよ覚えるの、

 

私よりも勉強進んでる、

 

薫「もうそろそろ私のお店で働かない?」

 

メルディ「いいの!?働きたい!」

 

薫「それじゃあお盆開けたら迎えに来るわね、後で洋ちゃんの許可をもらわないと、」

 

メルディのお仕事が簡単に決まっちゃった、

 

ジェイド「薫、洋介のご家族について聞きたい事があるのですがいいでしょうか?」

 

薫「いいわよ、なんでも聞いてちょうだい、」

 

ジェイドは何を聞くんだろう、

 

ジェイド「洋介のお父上とお母上はどのような人でしょうか?」

 

薫「そうね〜、お父さんはどちらかというと武闘派ね、洋ちゃんが体術を習っているようにお父さんも体術を習っているの、頭はいい方だけど今の役職で体が動かせないと言っているわ、お母さんはのほほんとしているわよ、料理も上手だし、でもお仕事のことになると目の色を変えるわね、そうやって社長の座を維持しているのよ、」

 

なんでそんなに詳しいのかな?

 

薫「先週お母さんが私に電話かけてきたのよ、私達お友達なの、結構旦那さんの愚痴と洋ちゃんの愚痴を言うのよ、洋ちゃんに関してはお見合いをさせようかしらと言うくらいよ、」

 

コハク「えっ?」

 

洋介がお見合い?

 

お見合いってあれだよね、

 

結婚前提のお付き合いだよね!

 

嘘!

 

薫「今の話は洋ちゃんに内緒ね、それにもしお見合いのお話になっても洋ちゃん断るから、」

 

ジェイド「わかりました、今の話は私達の胸の内にしまっておきましょう、」

 

洋介断るんだ、

 

そうだよね、

 

安心した、

 

薫「それとお婆ちゃん2人とおじいちゃん1人もいるわよ、このお家が死んだおじいちゃんのお家だって知っているわよね、」

 

ジェイド「はい、このような大きな家を建てることができるのは余程お金があるお方だったと思います、」

 

薫「私は会ったことないけどいいおじいちゃん見たいよ、それとお婆ちゃん2人も良い人よ、おじいちゃんの方はすごく面白い人よ、」

 

薫さんがそこまでいうなんてどんな人だろう?

 

薫「あとは親戚の人が来るみたいだけどその人達は知らないわね、会ったことないけど、洋ちゃんは親戚の子供と仲良いくらいかしら、」

 

ジェイド「ありがとうございます、今から来られるのが洋介のご家族だと思うと緊張をしますので、」

 

ジェイドが緊張?

 

ジェイド「コハク、私も緊張はするんですよ、」

 

心読まれた!?

 

ジェイド「顔に出ていますよ、」

 

薫「コハクちゃん顔に出やすいもん、洋ちゃんのお見合いのお話になると心配そうな顔をして、」

 

私は顔を真っ赤にしたと思う、

 

顔が熱いから、

 

ジュード「コハクさんは洋介の事が好きなのですね、」

 

ジュード!

 

なんで直球に聞くの!?

 

ジェイド「ジュード、そのような事はストレートに聞く事ではありません、聞くのでしたら遠回しに聞かないと、」

 

ジュード「えっ?そうなの?ごめん、」

 

謝っても遅いよ、

 

薫「もう洋ちゃんくらいかしら、気がついていないの、いいえ、洋ちゃんは女性からの好意を向けられるのは嫌なのよ、元カノの事を思い出してしまうから気がつかないフリをしてるって、一応はあの眼鏡のお陰でそんな好意を向けられていないのが幸いね、」

 

でも飛鳥さんは洋介に好意を向けているよね、

 

それを無視しているって事よね、

 

それは女性にひどいと思うよ、

 

薫「そんなわけでコハクちゃん、洋ちゃんの事をお願いね、」

 

ずっと前に同じこと言われた記憶があるんですが、

 

 

 

洋介が出て行ってみんながリビングに集まって話し合いをしてしばらくすると玄関のチャイムが鳴った、

 

きっと洋介の家族だね、

 

薫「私が行くわ、みんなはここで待ってて、」

 

ウッドロウ「そうですね、洋介さんの家に見知らぬ私達が扉を開けると不審者と間違われます、」

 

薫「察しがいい男は素敵よ、それじゃあ行ってくるわね、」

 

薫さんがそう言って玄関に向かった、

 

マオ「キンチョーするネ〜、」

 

ジューダス「お前のその言動は緊張しているように見えん、」

 

私は緊張で落ち着かない、

 

薫「あら〜おひさ、」

 

「薫ちゃん!?久しぶり!」

 

「なんだ、洋介はいないのか?」

 

薫「洋ちゃんはお墓をお掃除しているわよ、それで私がお留守番しているのよ、」

 

「そうか、あいつに迷惑かけているな、」

 

「本当にできた息子よ、誇らしいわ、」

 

薫「そんな洋ちゃんを育てたのはお2人ですよ、」

 

「もう薫ちゃんったら、」

 

「所でこの靴の数はなんだ?あいつは靴集めにでも目覚めたか?それに何足か女性用だ、」

 

その声に私は思わず背筋を伸ばした、

 

「まさか薫さん、息子をそっちの道に・・・」

 

薫「私はいつでもOKなのよ、でも洋ちゃんはまだ入っていないわよ、」

 

まだって入れる気なの!?

 

薫さん!?

 

薫「この靴の事は洋ちゃんが帰ってきてから洋ちゃんの口から伝えるわ、だから家に入ったら驚かないで洋ちゃんを待って欲しいの、」

 

「薫ちゃんがそこまで言うなら、」

 

「貴方達、いつまで年寄りを待たせるつもりですか?」

 

「お義父さん、お母さん、それに母さん、」

 

薫「いらっしゃ〜い、」

 

「薫さん、先に入っていいかしら?」

 

入ってくる、

 

マリク「お年寄りが来るから椅子を開けるぞ、」

 

ベルベット「お茶の準備してくるね!」

 

マオ「ここにいないコレットとガラドが羨ましいヨ、」

 

私は机の上を綺麗にしないと、

 

薫「いいですよおば様、おじ様達もどうぞ、」

 

入ってきた!

 

薫さんが先にこっちに来た!

 

次に男の人と女の人、

 

多分洋介のお父さんとお母さんだと思う、

 

次はお婆さん2人とお爺さん、

 

「誰だ?洋介の知り合いか?」

 

男の人が私達を見てそう言う、

 

正直不安、

 

ジェイド「初めまして洋介さんのお父様とお母様、私はジェイドと申します、訳あって私達は洋介さんの家に居候させていただいています、」

 

「ジェイド?アメリカか他国の人か?あいつ民宿でも始めたか?それもこんなに何人も、」

 

薫「その辺りは洋ちゃんが帰ってきたら言ってくれるからそれまで我慢よ、」

 

「そうね、でも一言言って欲しかったわね、」

 

「こら、洋介はもう立派な社会人ですよ、いちいちやることに親の許可は要らないよ、」

 

「そうね、もう子供じゃないもんね、」

 

言えない、

 

別世界から来ましたって言えない、

 

洋介はどうやって説得するんだろう?

 

お父さん達が椅子に座るとちょうどよくベルベットがお茶を入れてきた、

 

ベルベット「お茶をお持ちしました、」

 

「ありがとう、だけど夏に熱い緑茶はダメだよ、麦茶を持ってきてくれないか、」

 

ベルベット「は、はい!」

 

ベルベットはお茶を置いてすぐにキッチンに戻った、

 

ベルベットも緊張してる、

 

「そういえば自己紹介がまだだったな、俺は洋介の父の葉杉浩介(ハスギ・コウスケ)だ、」

 

「私は洋介の母の紫(ユカリ)です、」

 

「祖父の城介(ジョウノスケ)だ、」

 

「城介の妻の緑(ミドリ)と言います、」

 

「藤子(フジコ)です、」

 

ジェイド「自己紹介ありがとうございます、改めまして、ジェイド・カーティスです、」

 

浩介「ほぉ、ゲームキャラと同じ名前か、そんな偶然あるんだな、」

 

えっと、

 

ゲームキャラです、

 

城介「お主、軍人か?」

 

ジェイド「はい、こう見えても軍で働いていました、」

 

城介「なるほど、道理で隙がない、」

 

浩介「お義父さん、自己紹介がまだです、そう言った話はまた後で、」

 

城介「いや、わしと同じ雰囲気を出しておったからな、」

 

どんな雰囲気だろう?

 

ジェイドは結構毒舌だからお爺さんもそんな感じかな?

 

マリク「始めまして、マリク・シザースです、」

 

城介「お主も軍人か?」

 

浩介「お義父さん、そう言った質問は後から、」

 

マリク「いえ、大丈夫です、俺は元軍人だ、」

 

紫「その歳で軍を辞めるなんて、何かあったのですね、」

 

マリク「少々嫌気がさしまして、」

 

ジューダス「次いいか?」

 

浩介「あぁすまない、妻が失礼した、」

 

ジューダス「構いません、ジューダスと言います、」

 

浩介「ジューダス?貴方もゲームの登場人物と同じ名前ですね、」

 

メルディ「メルディだよ!よろしくね!」

 

マオ「僕はマオ!よろしく!」

 

浩介「・・・どういう事だ、なぜこんなにも名前が一緒な奴がいる、それに服は違うが顔と声がゲームの登場人物そのままだ!」

 

緑「浩介さん、そんなに珍しい事ですか?」

 

浩介「あり得ないんだ!コスプレイヤーでもこんなに似せる事は出来ない!」

 

薫「ふふ、私とおんなじ事を言ってるわね、」

 

紫「薫ちゃんは何か知ってるの?」

 

薫「私の口からは言えないわ、洋ちゃんが説明するもの、」

 

紫「そう、なら洋介が帰ってくるのを待つしか無いわね、」

 

ジュード「僕はジュード・マティスです、」

 

ウッドロウ「ウッドロウ・ケルヴィンです、」

 

ベルベット「私はベルベット・クラウ、よろしく、」

 

ベルベットは麦茶を置いていった、

 

最後は私だよね、

 

コハク「コハク・ハーツです、」

 

私が挨拶をすると浩介さんが私をまじまじと観察し始めた、

 

私何かしたのかな、

 

浩介「息子のもろタイプじゃ無いか、」

 

紫「よかったわ、お見合いのお話を持ってきたけど必要無いみたいね、」

 

お見合いの話持ってきてたの!?

 

無くなってよかった、

 

城介「わしらの孫だぞ、見合いなんぞしなくても女なんざ選び放題じゃろうに、」

 

藤子「それもそうですね、」

 

言い方が孫バカのような言い方ですよ、

 

浩介「しかし、次は親戚が来るというのに、あいつはまだ帰って来ないのか?」

 

城介「バカ息子!お前が墓の掃除を怠るから孫がわざわざ掃除しているんだ!」

 

そう言って絞め技をするお爺ちゃん、

 

首に入っているんだ、

 

腕を勢いよく何度も叩いてる、

 

顔も真っ青、

 

そんな時にまたインターホンがなった、

 

藤子「親戚が来たみたいだね、私が出るよ、」

 

そう言って立ち上がる藤子さん、

 

紫「お母さん、私が行きますよ、」

 

藤子さんを止めて紫さんが立ち上がり玄関に向かった、

 

紫「いらっしゃい、」

 

「洋にぃはいる!?」

 

「洋にぃちゃんは!?」

 

子供?

 

洋にぃって事は弟?

 

でも親戚だから違うか、

 

「こら、まずは挨拶だろ?」

 

「わかったよ、紫叔母さん、こんにちわ、」

 

「こんにちわ!」

 

紫「こんにちわ、相変わらず洋介が好きね、」

 

「今日は洋にぃが紹介したい人が居るって言ってたから、」

 

「にぃちゃんばっかりずるい!わたしにも紹介してほしい!」

 

「喧嘩をしない!」

 

洋介人気だね、

 

ジェイド「どうやら私の生徒になる子供のようですね、」

 

ウッドロウ「ジェイドは何かを教えると言っていましたが何を教えるつもりで?」

 

私も気になる、

 

何を教えるんだろう?

 

ジェイド「そうですね〜、思い切って唱術を教えようかと思いまして、」

 

マリク「面白そうだな、俺も1枚噛ませてくれ、」

 

コハク「ダメだよね!」

 

真面目にしようよ!

 

マリクも悪ノリしたらダメだよ!

 

「紫さん、お久しぶりです、」

 

紫「そうね、子供達が洋介に会いたそうだから中に入って頂戴、」

 

「お邪魔しま〜す!」

 

「にぃちゃん靴揃えて!」

 

「あっ!いっけねぇ、洋にぃに殺される、」

 

「洋にぃちゃんその辺り厳しいの忘れてないでしょ!?」

 

「悪い悪い、」

 

厳しいのかな?

 

マリク「あぁいう時から礼儀とか教えておかないと将来まともな大人にならないからな、」

 

城介「そうだ、まぁ無駄に厳しいのはあいつのせいだがな、」

 

浩介さん青い顔で気絶してるよ、

 

藤子「そうですね、今では立派になって、」

 

ジェイド「亡くなった洋介のお爺様ですね、」

 

藤子「はい、私の夫でした、」

 

城介「洋介はあいつに似たからな、あいつにべったりだったからな、俺の方に一度も来たことない、」

 

緑「それはあなた、中学生の時に寝起きで縄で縛ってロウソクのロウを垂らしたら私以外喜びませんよ、」

 

今何か暴露した!

 

縛る!?

 

ロウソク!?

 

何の話!?

 

何の話!?

 

メルディ「縛って遊ぶの楽しい?」

 

緑「人にも寄りますね、縛り方がなっていないとただ痛いだけですから、ロウソクも垂らす場所によって痛みと心地よさが全然違います、」

 

体験談話し出した!?

 

想像しただけでも痛いよ!

 

それに心地いいって何!?

 

メルディ「わかった!今度ヨースケに試してみる!」

 

メルディ!?

 

城介「やる時は油断している時にやりなさい、風呂上がりとかトイレから出た時にな、」

 

メルディ「ハイな!」

 

メルディ!

 

そこはしたらダメだよ!

 

でも本人やる気だ、

 

洋介、

 

ごめん、

 

見守るしか出来ないよ、

 

廊下から足音が聞こえてきて、

 

「洋にぃ!ゲームしようぜ!」

 

「洋にぃちゃん!ゲーム!」

 

リビングに勢いよく入ってきたのは眼鏡を掛けた背の高い男の人と可愛い女の子だった、

 

歳は2人とも私と同じくらいかな?

 

城介「こら、幹彦(ミキヒコ)!繭(マユ)!お客様の前ではしたない!」

 

幹彦「わわ!ごめんなさい!」

 

繭「ごめんなさーい!」

 

2人は謝ったけど私達を見て固まった、

 

幹彦「嘘、ベルベットだ!ベルベット姐さんだ!」

 

繭「ジェイド・カーティス大佐!ネクロマンサーのジェイドだ!イケメンだー!」

 

マリク「お前そんな二つ名あるんか?」

 

ジェイド「私は意外と気に入っていますよ、」

 

ベルベット「姐さんってここでも言われるなんて、」

 

幹彦「声までそっくりだ!すげー!最近のコスプレすげー!

 

繭「絶対本物だよ!あれだよ!最近流行りの異世界転移!」

 

幹彦「流石洋にぃ!摩訶不思議なこと起こす男!」

 

「いい加減にしろ馬鹿ども!」

 

2人の頭に拳骨が落ちる、

 

2人は頭を抑えてうずくまる、

 

痛そう、

 

「すいません、この馬鹿には言い聞かせておきますので、」

 

マオ「ユージーンの拳骨より痛そう、」

 

幹彦「でも父さん!どう見てもジュードくんとかベルベットの姐さんとかマリク教官とかメルディとかウッドロウとかどう見てもコスプレイヤーじゃん!」

 

「それでも迷惑をかけるんじゃない!」

 

城介「洋介はまだ帰ってきてない、ここで伸びている馬鹿が墓掃除を怠ったから孫が掃除しに行ったんだ、」

 

「そうか、兄さんが、」

 

城介「お前も後で洋介に礼を言っておくんだ、」

 

幹彦「洋にぃいないのか〜、」

 

繭「げーむ〜、」

 

ゲーム目的なんだ、

 

「自己紹介がまでした、俺は久瀬新一(クゼ・シンイチ)だ、この2人は息子と娘の幹彦と繭だ、」

 

幹彦「どうも、」

 

繭「はじめまして!」

 

「私は久瀬百合子(クゼ・ユリコ)です、」

 

繭「もしかして薫様?」

 

薫「そうよ、はじめまして、」

 

繭「本物の薫様だ!洋にぃちゃんの知り合いなの?」

 

薫「そうよ、洋ちゃんとお知り合いなの、」

 

繭「洋にぃちゃん薫様と友達なんて凄い!」

 

薫さんってそんなに女性に人気なんだ、

 

幹彦「それにしても何でコスプレイヤーが居るんだ?」

 

紫「それに関しては洋介が帰ってくるまで待っててほしいな、」

 

幹彦「はーい、」

 

繭「絶対に異世界転移だよ!異世スマだよ!転スラだよ!」

 

幹彦「いや転スラは違うから、」

 

仲のいい兄妹だね、

 

私もお兄ちゃんを思い出すな、

 

そんな時に、

 

洋介「ただいま〜、」

 

洋介が帰ってきた!

 

私は玄関まで行く、

 

コハク「お帰り!洋介!」

 

洋介「ただいま、父さん達や親戚におじさん達が来てるかな?」

 

コハク「うん、みんな私達の事を知りたいみたい、」

 

洋介「そうか、なら説明するか、」

 

洋介と私は一緒にリビングに戻る、

 

城介「あやつは洋介のこれじゃないのか?」

 

ジェイド「そうなんですよ、本人は意外にも鈍感なんです、」

 

マリク「俺らがどれだけあの2人をくっつけようとしていても最後の一押しが足りない、」

 

何やってるのこの人たち?

 

繭「洋にぃちゃんの彼女さんなんだあのコスプレの人、」

 

幹彦「そうじゃないと洋にぃの声に反応して出迎えに行かないだろう?」

 

ジュード「でも2人はまだ付き合ってないよ、」

 

「「えっ?嘘?」」

 

洋介「何を聞いているんだミキ、マユ、」

 

幹彦「洋にぃお帰り!」

 

繭「洋にぃちゃんお帰り!」

 

洋介「ただいま、ゲームの前に父さん達にコハク達を紹介したいからまた後でな、・・・何で父さん気絶してるんだ?」

 

城介「俺が沈めた、」

 

洋介「じいちゃん、何か馬鹿な事やらかしたんか?」

 

城介「こいつが洋介の帰りが遅いと言い出しやがったからお前のかわりに墓掃除しているんだと言って絞め技をしてやったんだ、そしたらこのざまだ、」

 

洋介「父さん、ご愁傷様、」

 

紫「洋介、説明して頂戴、薫ちゃんは洋介が帰ってくるまで待って欲しいって言われたのよ、」

 

薫「洋ちゃんお帰り、」

 

洋介「薫、ありがとな、」

 

薫「洋ちゃんの為ならなんだってするわよ、お礼はベッドでね、」

 

洋介「今度店で服を買うからその時に、」

 

薫「あーん、いけずね、まぁいいわ、私は帰るわね、バイバァイ、」

 

そう言って薫さんは帰って行った、

 

洋介「薫に感謝だな、それじゃあ説明するか、」

 

洋介は私達の事をみんなに説明した、

 

 

 

 

 

 

洋介「まぁそんな訳だ、」

 

紫「信じられないわ、ゲームの世界から来るなんて、」

 

新一「だがあの映像は本物だ、俺の親戚がこんな変な事に巻き込まれるなんて、」

 

ジェイド「私達もです、ですが来る場所が洋介のいる場所で良かったと思っています、他の人でしたら今頃はこうやって過ごしてはいないと思います、」

 

城介「洋介は優しいからな、」

 

メルディ「ヨースケすごく優しい!」

 

城介「そうだろ、だが洋介、お前は今後もそれでいいのか?こんな案件は警察にも相談できんだろうがお前は今後も自己犠牲をしてこやつらを助けるのか?」

 

洋介「わかりきったこと聞くなよじいちゃん、俺はコハクが来た時点でこの摩訶不思議な事に片足を突っ込んだんだ、だったら最後までどっぷりと両足まで浸かるさ、」

 

城介「決めた事は最後までやり通すか、あいつの孫だな、」

 

洋介「じいちゃんの孫でもあるんだぞ、」

 

城介「そうだったな、だがそんな精神論じゃやっていけんぞ、金の問題もそうだが1番の問題はこやつらを元の世界に戻す方法がわかっておるのか?」

 

洋介「まだわからんよ、だけどいずれは向こうから接触してくると思う、」

 

紫「それまでずっとみんなの面倒を見るの?」

 

洋介「仕事したいってこの前言われた、だから職場の人と顔合わせはしてあるしお盆明けから仕事ができる、それで金銭面は改善できる、」

 

紫「だけど・・・」

 

浩介「紫、見苦しいぞ、」

 

浩介さん、

 

起きてたんだ、

 

浩介「洋介が決めた事だ、それにお前ならいい案があるのか?」

 

紫「それは・・・」

 

浩介「無いだろう?だったら俺らが洋介のやる事に文句は言えない、」

 

城介「起きておったのか、なら会話に参加せんか、」

 

浩介「俺を沈めた奴が何を言う、」

 

城介「沈むお前が悪い、それじゃあ宴会と行くか、」

 

浩介「このまま宴会に持ち込むのか?」

 

城介「いいじゃないか、人数が多い方が宴会も楽しいだろう、」

 

洋介「そうだな、それじゃあオードブルを出していくから、ベルベット、手伝ってくれ、」

 

ベルベット「わかったわ、」

 

洋介とベルベットはキッチンに向かって、

 

繭「にぃちゃん!やっぱり異世界転生だったよ!」

 

幹彦「すげー!洋にぃすげー!もしかして紹介したい人ってみんなのことだったのかな!?」

 

ジェイド「それだけでは無いですよ、あなたの家庭教師として私を雇ってくれませんか?」

 

幹彦「嘘!ジェイドを家庭教師に!?まじ!?」

 

ジェイド「はい、洋介があなたの家庭教師をお願いしたいと言われたので、」

 

幹彦「よっしゃあああああああ!!!!」

 

繭「にぃちゃんだけずるい!」

 

新一「なんか親の知らない所で家庭教師が雇われているんだが、」

 

洋介「おじさん、ジェイドを雇ってくれないんですか?」

 

新一「ジェイドさんが何を教えるかにもよるがな、まずは盆明けに家で教えてもらいますか、」

 

洋介「ついでに給料は一般の家庭教師の半額でいいですよ、そこから少しずつ増やしていただければ、」

 

新一「そうだな、」

 

幹彦「ジェイドさん!よろしくお願いします!」

 

ジェイド「私のことはジェイドで構いませんよ、」

 

幹彦「よっしゃああああ!!!」

 

ジェイド「繭さんも一緒に勉強を見ますか?」

 

繭「いいの!?」

 

ジェイド「はい、一緒に教えた方が親御さんも喜ぶと思いますから、」

 

繭「やったあああああああ!!!!」

 

百合子「いつのまにか繭まで、」

 

洋介「2人か、なら先ほどの倍の給料で、」

 

新一「商売上手だな、だが成績が良くなっていればの話だ、」

 

洋介「交渉成立だ、今は夏休みだから盆明けに一度そちらに連れて行きます、」

 

新一「わかった、俺は仕事だから百合子に話を通してくれ、」

 

城介「お前ら!難しい話は後だ!食うぞ!」

 

洋介「俺は今日は酒は飲めないからおじさん任せた、」

 

新一「何!?待て洋介!」

 

城介「こら!新一!俺の酒が飲めんと言うのか!」

 

新一さんが捕まった、

 

洋介「コレットとガラドをむかえに行かないといけないからな、」

 

浩介「迎えに?」

 

洋介「コレットとガラドはペットショップで働いてるから、店長も気に入ってる、」

 

浩介「そうか、心配はいらないな、洋介、全員を送り迎えするのか?」

 

洋介「そこはまだ決まってない、」

 

浩介「なら俺が何人か送り迎えしてやる、」

 

洋介「いいんか?」

 

浩介「いいに決まっているだろ?少しは親を頼れ、」

 

洋介「ありがとう、なら香原さんの家の送り迎えを頼む、」

 

浩介「わかった、」

 

こうして無事に私たちは家に居られるようになりました、

 

 

 

 

メルディは後日洋介を縛ってロウソクを垂らしたのはまた別のお話、




オリキャラが大量に出てきたからそろそろ登場人物集でも作ろうかな?

今回は称号は無しにします、

19人目ゼスティリアからの参加キャラ

  • アリーシャ
  • エドナ
  • ミボ(ミクリオ坊や)
  • ライラ
  • ロゼ

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