俺の家にテイルズキャラがやって来たのだが・・・ 作:ホタル火
リタが来た翌日、
俺は起きて朝食を作ったら真っ先にリタの部屋に来た、
プライバシーやらマナーやらで怒られるかもしれないがノック無しで扉を開ける、
リタ「この配線がここに来ているから映像が移るわけでこのよく見ると小さくて無数に並んでいるのは・・・」
昨日渡したブラウン管テレビを分解している、
徹夜で調べていたのか、
びっくりだよ、
好奇心旺盛なのはいいけど徹夜はお肌の敵だと薫が言ってたはず、
だけど入ると絶対に魔法で吹き飛ばそうとするだろうし、
今は様子を見るか、
リビングに降りると、
コハク「リタはどうだったの?」
コハクが聞いてきた、
洋介「徹夜でテレビを分解してた、」
ジェイド「根っからの科学者なんですね〜、」
ゲーム中でも結構徹夜していた記憶があるな、
初めは自分の発明のため、
後半はエステルのために、
ウッドロウ「ですがこのまま誰とも交流しないのはいけないと思います、」
マリク「だが昨日の反応を見ていると人間を拒絶しているようだぞ、」
そう、
リタは人間が嫌い、
裏切るからだ、
だがブラスティアは裏切らない、
だからあいつはブラスティアの研究をしている、
猫カフェに連れて行こうかな?
だけど俺とリタだけで行くとどう見てもやばい構図なんだよな、
キモオタと少女、
どう見ても合わん、
ベルベットは連れていけないしな〜、
猫アレルギーだし、
ジェイド「洋介は何か手はありますか?」
洋介「そうだな〜、あいつ猫好きだし猫カフェかペットショップに連れて行こうかなって、」
お得意の猫語を見せてもらおうかな、
メルディ「リタって猫好きなんだ、だから猫みたいに気まぐれなんだね、」
そうそう、
猫みたいにツンツンしているんだよ、
ジェイド「ではリタの件はまずは洋介に任せましょう、そのあと私達も色々と交流を深めていきましょう、」
まずは俺に全部任せるんだな、
でもジェイドも少し変わったな、
前までは絶対に全部俺に任せるのに今では自分も考えているようだ、
でも今のジェイドは家庭教師の事だけ集中してほしいな、
俺はそう思いながら朝食をとった、
ジェイドを送ってから会社に出社してパソコンを立ち上げる、
最終チェックをするために、
そこに課長が出社してきた、
長谷川「葉杉、おはよう、」
洋介「おはようございます、」
長谷川「今回は誰が来たんだ?」
洋介「リタです、」
長谷川「リタ・・・ヴェスペリアのリタか?」
洋介「はい、」
長谷川「・・・確か物語が始まる前のキャラが来ると言ってたな、だったらリタは・・・」
洋介「お察しの通りです、ツンツンしています、」
課長が納得するかのように頷く、
長谷川「リタか・・・今は何をしているんだ?」
洋介「徹夜で俺のあげたブラウン管テレビを分解していました、」
課長が変顔をする、
驚いたからって変顔しないでください、
長谷川「ブラウン管テレビってお前まだ家にあったのか?」
洋介「はい、車庫の一角に埃が積もっていました、」
長谷川「それを分解しているのか?」
洋介「はい、細かい部品も工具で律儀に全部、」
長谷川「そうか・・・頑張ってくれ、」
何を?
そう言って自分のデスクに戻った課長、
なんだったんだ?
俺はパソコンに視線を向けた、
しばらくして次々と出社してくる社員、
そして朝のミーティングが始まる、
長谷川「かったるい挨拶は何しにて重要な案件だけ伝える、今日から土曜日まで午前業務だけでいい、理由は毎回恒例の次のゲームの企画会議だ、俺は遅くまで残るがお前らは午前中で業務を終えて退社しろ、」
珍しい会社だけど理由がある、
企画の情報が外部に漏れないために午前で仕事を終えて社員が全員いなくなったところで午後から会議、
出席者は課長クラス数名と香原さんが出席、
大変だよな〜、
だけど給料は変わらないから良心的なんだよなこの会社、
長谷川「以上だ、仕事に戻ってくれ、」
課長の一言で解散となる、
昼になり弁当を持ってきてしまったため俺は会議室で食べる、
会議の時間はおそらく13時だろうし、
早く食べて帰ろう、
薫はどうしているか気になるし、
長谷川「なんだ葉杉、帰らないのか?」
課長が入ってきた、
洋介「弁当を持ってきてしまったのでここで食べて帰ろうかと、」
長谷川「それは悪いことしたな、なんせ社長が昨日の夜に突然電話してきたからな、内容は今週みっちり会議だ、」
愚痴りながら菓子パンを食べる課長、
まぁ急なら仕方ないよな、
長谷川「所で葉杉、チェックは大丈夫か?」
洋介「今のところは大丈夫です、一応は情報が漏れないように家での仕事は控えています、」
俺の誤字脱字のチェックの仕事は家でも出来るが発売2ヶ月くらい前からだと情報漏洩を防ぐためにデータを会社から出さないようにしている、
そのため仕事のスピードは遅くなるが問題はない、
特に俺と雛鳥はシナリオを作るのとゲームのバグと誤字脱字の修正だから原稿やゲーム画面を見ないといけない、
物語の初めは外に漏れても問題はないが中盤から終盤は絶対に漏れてはいけない、
長谷川「苦労をかける、」
洋介「その言葉は俺だけでなくみんなに言ってあげてください、」
みんな苦労していますよ、
課長も香原さんも雛鳥も他の社員も、
みんな苦労している、
長谷川「そうだな、」
課長がケラケラ笑いながらパンを頬張る、
俺は弁当を食べ進めた、
退社したがまだ昼過ぎ、
一度家に帰ったらどこか出るか、
リタを抱え上げながらでも、
やっぱ猫カフェかな?
そう考えながら家に帰ると、
薫「さぁリタちゃん!次はこのスカートを履きなさい!」
リタ「いやぁぁぁぁぁ!この変態筋肉男!何脱がしているのよ!」
薫「見た目は男でも中身が乙女なら問題ないわよ!」
リタ「問題大有りよ!誰でもいいからこの変態止めなさいよ!」
メルディ「メルディは薫のお店の店員だから無理ネ!」
マオ「止めれる勇気は僕には無いよ、」
ジュード「女装は嫌だ女装は嫌だ女装は嫌だ・・・・」
コハク「大丈夫だよ、リタは可愛いから何着ても似合うよ、」
リタ「ぜんっぜん大丈夫じゃなーーーーーーい!!!!」
あぁ、
今週も波乱な状況に、
うん、
リタは服を脱がされて薫に拉致られてる、
大丈夫、
下着姿は見ていない、
・・・
ごめん、
少し見た、
でも感じ的には風呂が嫌いな子供が父親に連行される様子かな、
リタって誰かに風呂に入れられるイメージしかない、
ユーリかエステル辺りに、
レイブンはリタが殴って消えるだろうしカロルはナン以外は嫌だと言うだろうしジュディスは面白がって入れてリタが敗北するだろうし・・・フレンは真面目だから入らないって言うだろうしパティは風呂より海に入りそうだな・・・ラピードは・・・意外と相性良さそう、
薫「これなんかどうかしら?」
コハク「すごく似合ってるよ、リタ可愛いよ!」
メルディ「おぉ!薫センスいい!」
マオ「これはいいネ!」
ジュード「えっと・・・可愛いよ、」
リタ「うっ・・・あ、ありがと・・・」
薫「もう、素直じゃ無いわね〜、次はメルディちゃんが選んで見て、」
メルディ「ラジャー!」
リタ「ちょっ!?もう引っ張らないで〜!!!」
おぉ、
メルディが店員をしている、
今まで嫁さん以外店員は要らないと言っていた薫の店に店員が出来た、
そしてリタを引っ張って行った、
黙って見ているのもなんだし行くか、
洋介「ただいま、」
コハク「洋介!お帰り、今日は早かったね、」
洋介「今週はこんな感じで早く帰ってくるわ、弁当もいらない、」
コハク「そうなんだ、それじゃあ一緒に食べられるね、」
嬉しいこと言ってくれまして、
洋介「そうだな、今日はもう食べたから明日からになるが、」
薫「あら洋ちゃん、お帰り、」
洋介「薫、メルディはちゃんと働いてるか?」
薫「メルディちゃんは仕事熱心よ、でも一部の女性のお客様からちょっと妬まれちゃって、」
やっぱり、
薫の店で働きたいって女性は何人もいるからな、
そんな中でメルディが突然現れたら誰こいつみたいなことになる訳で、
薫「でもメルディちゃんのセンスを見せられたら何も言えなくなっちゃった見たいなのよ、」
洋介「実力を示して文句を言う奴はいないと思うけどもしものことがあるからその時は頼んだぞ薫、」
薫「任せてちょうだい、大事な店員よ、」
まぁ薫なら大丈夫か、
そこでメルディがリタを連れて戻ってきた、
可愛いじゃん、
メルディ「おまた!」
薫「あらいいじゃない!メルディちゃんやっぱりセンスあるわね!」
メルディ「ハイな!」
マオ「すごいネ、もう始めて出会った時の印象はどこにもないヨ、」
薫「オシャレは女の子を変えるからね、」
コーデの乙女が言う決めセリフだからなそれ、
そうだ、
コハクとジュードとリタを連れて行くか、
マオも行くと言ったらちょっときついけど乗れるし、
行き先は猫カフェで、
洋介「コハク、ジュード、マオ、リタを連れて猫カフェに行こう、」
ジュード「猫カフェ?」
マオ「猫が接客するの?それとも着ぐるみ?」
ジュード「接客しにくそうだね、」
それはねこにんだ!?
まだネコミミと尻尾は需要あるけど全身着ぐるみは需要ない!
肉球もあればなお良いけど着ぐるみはない!
ねこにんより甘城ブリリアントパークのあの着ぐるみの方が可愛いと思うぞ!
・・・着ぐるみじゃないけど・・・
ゴッドイーターの着ぐるみもいいかも・・・
キグルミ・・・
いや着ぐるみの話じゃない!
猫カフェだ!
洋介「猫カフェは猫がいるカフェでな、猫を見て癒されながら食事をする場所だ、」
コハク「それいいね!猫見て食事できるなんて!」
マオ「でも猫に食べられないかな〜?」
洋介「飼い猫だし大丈夫だ、それに猫に餌をあげれるから取る猫なんていない、」
そんな躾のなっていない猫はいないと思う、
コハク「それじゃあ着替えてくるね、」
洋介「薫、領収書を、その服のまま連れて行く、」
薫「OKよ、後数着置いて行くからね、領収書は机に置いておくから行ってらっしゃい、」
メルディ「気いつけてナ!」
言葉使い!
その言葉使い違う!
薫!
新人教育しなさい!
その後、
嫌がる引きこもりのリタを強引に車の後部座席に乗せてその左右をコハクとマオが座り逃げれないようにした、
ジュードは助手席に座る、
そして俺はダッシュで猫カフェに向かう、
リタは初めは暴れていたが車や街中に入ると大人しくなった、
それどころか目を輝かせていた、
科学者的に何かくるものあったのか?
有料駐車場に入る俺、
全員が車から降りるとリタが、
リタ「あれに行くわよ!」
そう言ってビルの1つに指差した、
好奇心旺盛だな〜、
洋介「それはまた今度で、」
俺はリタの手を掴んで目的地に向かう、
リタ「離せ〜!あれが私を呼んでいる〜!」
お前そんなキャラだっけ!?
マオ「リタを見てると僕より子供に見えてくるヨ、」
洋介「マオ、リタはお前の1つ上だ、」
マオ「そうなの?僕より子供っぽいネ、」
リタ「ガキンチョのあんたにそれ言われると終わりだわ、」
マオ「ちょっ!?それは酷いよ!」
その言い合いが子供っぽいと思わないのか?
そう考えていると、
雪原「おう葉杉さん、コハクさん、今日は団体でお出掛けなんか?」
雪原さんが歩いてきた、
あれ?
何か忘れているような・・・
雪原さんの顔を見て何か思い出しそうな・・・
洋介「はい、雪原さんは・・・サボり?」
雪原「ちゃうわ、外回りや・・・建前上わな、」
コハク「サボりなんだね、」
サボりだな、
でもなんだろうか?
何か出てきそうなのに・・・
雪原「しっかしなんや?コスプレか?そこのコハクちゃんもそうやけどマオにジュードにほんまお前はテイルズ好きやな〜、」
本人です、
テイルズ?
テイルズテイルズ・・・ヴェスペリア・・・
雪原「そっちの子はお前さんの子供か?それとも・・・」
雪原さんが固まった、
そういえば雪原さんヴェスペリアのあるキャラが好きだと言ってたな、
雪原「・・・お前さん・・・」
リタ「何よ、人の顔ジロジロ見て?」
あっ、
思い出した、
雪原さんはリタに近づいてリタに両手を握り、
雪原「俺と結婚してくれ、」
リタ「寝言は寝て言え、」
雪原「リタっちやーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
雪原さんが人目をはばからず大声をあげた!
リタっち大好きお兄さんだった!
リタ「うわっ!?な、なんなの!?」
雪原「これぞ運命の出会いっちゅうわけやな!愛してるでーーーー!リタっちーーーーーーー!!!!!!!」
ヤクザが壊れた!?
コハク達も唖然としているやん!
リタ「キモっ!キモいから手を離して!」
雪原「いいや手は離さん!このまま婚姻届出しに行くんや!一緒にしあわせな家庭を築くんやーーーーーーーー!!!!!」
リタ「言っていることが意味不明よ!?」
それ以前リタは14歳だぞ、
結婚できんぞ、
雪原「そして子供はサッカーチーム出来るくらい作るんやーーーーーーーーー!!!!」
リタ「あんたの妄想に私を巻き込まないで!!!」
リタを14歳の母にする気か?
あかん、
とりあえず事情を説明するか、
俺は雪原さんの肩に手を置いた、
洋介「雪原さん、事情を説明するのでそこの猫カフェに行きませんか?」
雪原「は、葉杉さん?ちょっと手に力を込めすぎでは?」
それくらいしないと止まらないでしょうが、
猫カフェに入った俺達、
店員が雪原さんを見て、
「いつもご贔屓してくださりありがとうございます、」
そう言った、
まさかの常連だったとは・・・
席に着いた俺は説明をした、
雪原「はー、ゲームキャラが現実に来るなんてな〜、世の中よーわからんわ、」
そう言いながらストロベリーサンデーを食べる雪原さん、
ヤクザがストロベリーサンデーって、
リタは早速猫と触れ合いに行った、
リタ「あんたはいないお腹空いてるのね、だったら私の知り合いに買ってきてもらうから待ってて、そっちは・・・えっ?交尾がしたい?それはダメでしょう、したらここの店員に怒られるよ、」
あんた誰?
それくらいの変わりよう、
流石猫語をマスターした少女、
ついでに犬語もわかる奴、
軌跡シリーズに出てきたクローゼも動物の言葉がわかるみたいだしな、
レイブンは犬語?を習得していたような・・・
雪原「しかしえらい変わりようやな〜、それもかわええけど、」
ジュード「家で過ごしている時より生き生きしているよ、」
猫カフェは猫好きの溜まり場だしな、
リタがこっちにきて、
リタ「あの子にご飯代頂戴、」
たかりに来た、
猫と対応が変わりすぎだ、
雪原「葉杉さん、今日は俺が奢るわ、リアルリタっちを見れて嬉しいからな、リタっち、猫のご飯はここの店員に頼むんや、」
リタ「ちょっ!私に触らないで変態!」
雪原「このツンツンがえぇ!」
雪原さんってマゾ?
マオはメロンソーダを飲みながら、
マオ「猫って色んな種類がいるね、向こうでは種類なんて考えたことないけど、」
コハク「そうだね、猫は猫って考えてたからね、」
マオ「それにしても、リタは元気だね〜、」
その頃リタと雪原さんは、
雪原「この子はどうやら色んな客に撫でられすぎて疲れているようやな、」
リタ「あんたも猫語を習得しているの?」
雪原「フッ、リタっちが習得できたんや、俺かて習得できるんや!」
リタ「意味不明だし、」
雪原「店員さん、この子を休ませて、」
「はい、ただいま、」
猫語って習得できるんだ、
コハク「洋介、これって何?」
コハクが声をかけてきた、
コハクの手には・・・ネコミミ?
どこでそんなものが・・・
コハク「猫の耳みたいだけどなんでこんなものがあるの?」
テイルズでおなじみのネコミミのアタッチメントだけど実際にはないからな、
洋介「それはネコミミ、頭につける奴だ、」
コハク「こう?」
そうしてつけるコハク、
・・・
むっっっっっっっっちゃ可愛い!!!!!!!
今すぐ抱きしめて撫で回したい!!!
マオ「洋介、鼻血出てるよ、」
コハク「大丈夫!?」
めっちゃ幸せや・・・
雪原「リタっちといるだけで幸せや・・・」
リタ「バカっぽい、」
とりあえず俺の鼻血が止まった頃に猫カフェから出た、
リタがゴネたが雪原さんが抱え上げて店から出た、
雪原「いや〜、今日は楽しかったわ、あんがとな、サボったかいがあったわ〜、」
ジュード「サボりって・・・」
雪原「リタっち、またな、ついでに葉杉さんらも、」
俺らはついでかい、
リタ「もう会いたくない、」
雪原さんは歩いて行った、
俺らも帰るか、
俺らは駐車場に向かった、
称号
リタ
猫語マスター
実際はにゃにゃにゃで終わっている、
猫カフェの虜
後日お小遣いを持って毎日猫カフェでくつろぐことに、
これでいいかな〜、
19人目ゼスティリアからの参加キャラ
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アリーシャ
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エドナ
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ミボ(ミクリオ坊や)
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ライラ
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ロゼ