俺の家にテイルズキャラがやって来たのだが・・・   作:ホタル火

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夏風邪がひどい・・・

後グダグダでしたらすいません。


女は黙って焼き鳥丼って・・・言わない気がする、

コハクside

 

今日は月曜日、

 

洋介的にはまた来たって言う月曜日だね、

 

私的にはワクワクするかな、

 

今回は誰が来るのかな〜?

 

洋介「コハク、どうした?」

 

洋介がいつも通り声をかけてきた、

 

あの夜、

 

少しだけおきていた私は洋介の独り言を聞いた、

 

すごく嬉しかった、

 

洋介も私の事好きみたいだから、

 

でも言えない見たい、

 

マリクに少し相談したら理由がわかった、

 

私が元の世界に帰ると二度と洋介に会えなくなる、

 

洋介はそれに気づいているから言えないって、

 

マリクに相談してよかったと思う、

 

でもそれだと私もこの気持ち言えない、

 

あの時言っていいよなんて言わなきゃよかった、

 

洋介の迷惑になるから、

 

それに二度と会えないなんて辛いよ、

 

コハク「何でも無いよ、今日は誰が来るかなって思ってただけ」

 

だから私もいつも通りに洋介と過ごす、

 

それしかできないから、

 

ベルベット「コハク、私とジューダスはもう行くね」

 

コハク「お弁当と着替えは持った?」

 

ジューダス「大丈夫だ、それに今日は来る日なんだろう、ご主人が今日は早く上がってもいいと言われている」

 

今日は早く帰ってくるんだ、

 

ベルベット「コハク、行ってくるね」

 

コハク「行ってらっしゃい!」

 

ベルベットとジューダスが行っちゃった、

 

洋介「俺も行く準備するか」

 

洋介が鞄を持って玄関に向かった、

 

コハク「洋介、行ってらっしゃい」

 

洋介「あぁ、行ってくる、今日は焼き鳥でも買って帰るよ」

 

焼き鳥?

 

なんでまた急に?

 

洋介「急に食べたくなってきた、焼き鳥丼にするなりなんなりしてみんなで食うか」

 

焼き鳥丼って何?

 

聞いたことないよ、

 

コハク「えっと、焼き鳥丼って何かな?」

 

洋介「あぁ、焼き鳥をご飯の上に乗せて食うんだ、カツ丼とかそんなやつ」

 

そんな料理あるんだ、

 

コハク「わかった、行ってらっしゃい」

 

洋介「あぁ、行ってくる」

 

洋介が外に行った、

 

さみしいな、

 

初めは私1人だけだったけど今じゃマオやリタ、

 

ジュードがいる、

 

ジェイド「コハク?洋介のお見送りですか?」

 

ジェイドが後ろから声をかけてきた、

 

コハク「うん、ジェイドは今から家庭教師のお仕事?」

 

ジェイド「そうですよ、今日から本格的に教え行こうと思いまして、来週からあの子らは学校に行くようです、ですので試験対策も含めて教えようと思います」

 

コハク「ジェイドって教えるの上手そうだよね」

 

ジェイドは眼鏡のズレを直して、

 

ジェイド「コハク、上手そうではなく上手です、そこは間違えないで下さい」

 

目が本気だ・・・

 

私は頷くことしかできない、

 

ジェイド「それでは私は行きますね、今日は早めに帰ってきます、では」

 

コハク「う、うん、行ってらっしゃい・・・」

 

ちょっと怖かった・・・

 

メルディ「ジェイド!メルディも行くー!」

 

唖然としている私の横をメルディが走っていった、

 

クィッキーも走ってついて行ってる。

 

メルディ「コハク!言ってくるネ!」

 

コハク「うん、行ってらっしゃい」

 

メルディとジェイドが行った、

 

マリク「コハク、そこで突っ立ってどうした?」

 

次はマリクが声をかけてきた、

 

コハク「お見送りだよ」

 

マリク「そうか、今日がまた新しいやつが来るんだよな?」

 

コハク「そうだよ」

 

マリクは少し考えてから言う。

 

マリク「今日は早く帰ってくる、コハク達だけじゃ説明しにくいところがあえるだろう」

 

たしかに私はうまく説明できるかわからないけど・・・

 

マリク「それに大人がいた方が何かと都合がいいはずだ、それじゃあ行ってくる」

 

コハク「うん、行ってらっしゃい」

 

マリクが仕事に向かった。

 

次は誰が私に声をかけるのかな?

 

ウッドロウ「コハクさん?お見送りですか?」

 

後ろからウッドロウに声をかけられた。

 

コハク「ウッドロウも行くの?」

 

ウッドロウ「はい、ですが午前中で終わるとのことなので早く帰ってきます」

 

コハク「気をつけてね、行ってらっしゃい」

 

ウッドロウが微笑んで、

 

ウッドロウ「行ってらっしゃいと言われると嬉しいですね、行ってきます」

 

ウッドロウが仕事に向かった。

 

コレット「コハク!お見送り?」

 

ガラド「マメだな」

 

最後にコレットとガラドがやってきた。

 

コハク「今から行くんだね?」

 

コレット「うん!今日は暑くなる気がするからワンちゃん達にはお散歩じゃなくて水遊びしてもらおうかなって」

 

コレットがお仕事の話をしてる。

 

ここに来た時より成長してる。

 

ガラド「俺はいつも通り力仕事だな」

 

コハク「いつも通りだね」

 

ガラド「俺が犬と戯れているところなんて見たいか?」

 

見たくないかな?

 

私は苦笑いをしてごまかした、

 

コレット「ガラド、行こ」

 

ガラド「そうだな、コハク、留守番頼んだ、お前がここにいるから洋介や俺たちが安心できるんだ」

 

そうなの?

 

洋介ってそこら辺言ってくれないから分からなかった。

 

コレット「そうだよ、コハクがお家に居てくれるから安心してお仕事に行けるんだよ!」

 

嬉しい。

 

私、役に立ってるんだ。

 

お仕事とかしてないのに・・・

 

コレット「洋介もこの前言ってたけどコハクがお家に居てくれるから毎日楽しいって」

 

コレットの言葉に顔が赤くなる。

 

嬉しいんだ・・・

 

ガラド「それじゃあコレット、行くか?」

 

コレット「うん!言ってくるね!コハク!」

 

コハク「行ってらっしゃい!コレット!ガラド!」

 

私はコレットとガラドを見送った。

 

よし!

 

まずは食器を洗わないと!

 

私は台所に向かった。

 

 

 

 

食器を洗っている最中にジュードが起きて来た。

 

ジュード「コハク、おはよう」

 

コハク「おはようジュード、今簡単なの作るね」

 

ジュード「手伝うよ」

 

ジュードは私の隣に来て一緒に料理を作る。

 

私は食べたから1人分。

 

テーブルに朝食を持って行ってジュードがそれを食べる。

 

私は残りの食器を洗う。

 

ジュード「コハク、ちょっといいかな?」

 

食事中のジュードが声をかけてきた。

 

何かな?

 

コハク「どうしたの?」

 

ジュード「僕のなにか仕事がしたいんだけどなにかないかな?」

 

お仕事か〜、

 

私はお仕事に詳しくないから紹介出来ないかな。

 

コハク「ごめんジュード、洋介が帰って来ないとわからないから」

 

ジュード「あっ、いいよ、僕こそごめん、でもここに来て2週間経ったけどずっと勉強しかしてないから・・・仕事して少しでも洋介の役に立ちたいから・・・」

 

その気持ちわかるよ。

 

私は初めは洋介に甘えっぱなしだったけど今は洋介のために何かしてあげたいって気持ちがある。

 

それにみんなお仕事しているのに私だけ家で掃除とかしかしてないから少し劣等感を感じる。

 

でもコレットに私がいるから安心してお仕事できるって言われて嬉しかった!

 

コハク「焦らなくてもいいと思うよ、お仕事しないからって洋介は追い出さないよ、もし追い出されるのならマオとリタが先に追い出されてるよ」

 

マオは年齢的に無理だって洋介が言ってたしリタはほとんど部屋から出て来ないから。

 

ジュード「そうだね、ありがとう、コハク」

 

コハク「どういたしまして」

 

私は食器洗いの続きをした。

 

 

 

 

 

 

ジュードがお風呂掃除をして私は庭に植えている野菜に水をあげている。

 

結構育ってるけどこの暑さだからすぐに土が乾いちゃう。

 

頭から水を浴びたい気分だよ・・・

 

とりあえずこれくらいかな?

 

午後にももう一回水を上げよ。

 

家に戻ると涼しい風が吹いた。

 

えあこんのおかげで家の中は涼しい。

 

マオ「コハク?どうしたの?」

 

マオが声をかけてきた。

 

いつのまにか起きたんだろう?

 

コハク「畑の水やりだよ、でもこの暑さだと午後にももう一度水をあげないと枯れちゃうかも」

 

マオ「あーわかるよ、テレビでも暑い暑いって言ってたヨ」

 

コハク「その割にはマオって暑そうに見えないね?」

 

マオ「一応は火のフォルス使いだから多少は暑さに強いからネ」

 

いいな〜。

 

私は雪国育ちだからあんまり暑いのは苦手だから・・・

 

マオ「でもこの暑さは答えるヨ・・・」

 

あっ、

 

マオでもダメなんだ。

 

マオ「コハクは今からなにするの?」

 

コハク「イクティノスとシャルティエを錆びないように研ごうかなって」

 

ウッドロウとジューダスが毎日やっていると思うけど私暇だからね。

 

マオ「ユージーンも毎日槍の矛を研いでた、毎日研がないとすぐにダメになるみたいだヨ」

 

マオの物語を見せてもらったけどユージーンさんって黒い猫?の人だよね?

 

マオがそれを言ったら怒られるヨって言ってた。

 

セルランドにはユージーンさんみたいな人はいないからついそう言っちゃう。

 

コハク「私は蹴りがあるから武器を使う事は無いかな」

 

でも戻ったらバトンを持って戦うんだよね?

 

今から練習しないといけないかな?

 

マオ「コハクとティトレイってどっちが強いんだろう?」

 

コハク「ティトレイさんだよ、私は蹴りばっかり練習してるけどティトレイさんは確か拳も鍛えてるんだよね?だったら私は負けるよ」

 

マオ「それもそうか」

 

それからマオと別れて私はイクティノスとシャルティエを研ぎに向かった。

 

 

 

 

イクティノスとシャルティエを担いでリビングに向かった。

 

イクティノス「昨晩ウッドロウにやってもらったばかりだ、やる必要はない」

 

シャルティエ「私もですよコハクさん」

 

コハク「でも・・・」

 

イクティノス「第1お前は剣を研ぐことができるのか?」

 

うぐっ!

 

痛いところをつかれた・・・

 

コハク「・・・やったことないです・・・」

 

イクティノス「それで良くやるなんて言えたな」

 

コハク「ごめんなさい」

 

イクティノス「・・・やり方を教えてやる、研ぎ石を持ってこい」

 

コハク「えっ?いいの?」

 

予想外です!

 

シャルティエ「イクティノスは素直じゃないな〜」

 

イクティノス「シャルティエ、言葉がすぎるぞ」

 

私はイクティノスから剣の研ぎ方を教わった。

 

 

 

 

イクティノスとシャルティエを研いだ後お昼ご飯を持ってリタの部屋に来た。

 

朝からこの時間までリタに会ってないから。

 

私は扉を開けて中に入る。

 

リタは寝てた。

 

いくら涼しいからって寝すぎだよ。

 

クスリと笑顔が溢れる。

 

料理を置いてリタの頭を撫でて私は部屋を出た。

 

 

 

 

夜になってジェイドとマリクが帰ってきた。

 

もうそろそろ洋介が帰ってくるかな?

 

ジェイド「まだ来てないようですね?」

 

コハク「うん、だいたい洋介が帰ってくる10分前に来るから」

 

時間的にもうそろそろ来ると思うんだけど・・・

 

それから更にウッドロウとベルベットとジューダス、

 

メルディとコレットとガラドが帰ってきた。

 

ジューダス「・・・まだきてないみたいだな?」

 

コハク「うん」

 

今日は遅いほうかな?

 

そう考えていると。

 

ボフッっという音と同時に女の子が宙から落ちてきた。

 

「キャッ!?」

 

ドスって音が部屋に響いた。

 

痛そう・・・

 

でももうそろそろ洋介が帰ってくるんだ。

 

赤いような少しピンクの入った髪。

 

可愛らしい服。

 

マリク「シェリア?」

 

ウッドロウ「お知り合いで?」

 

マリク「まだ俺はゲームでしか見たことがないが俺の部下の幼馴染みたいな奴だ、まさか俺の世界の奴が来るなんてな」

 

たしかに、

 

マリクのしていたゲームでいた。

 

コレット「可愛い服だね!」

 

コレットは平常運転だ。

 

少しホッとしたよ。

 

シェリア「教官!?」

 

シェリアさんはマリクを見てそう言う。

 

マリクの事を知ってるの?

 

マオ「なんかマリクの事を知ってるっぽいヨ?」

 

マリク「・・・聞きたいことがあるがお前はシェリア・バーンズで合っているか?」

 

シェリア「なにをふざけた事を言っているんですか!?こんな時にそんなふざけた事を言わないで下さい!」

 

怒った顔がすごく怖い!!

 

マリク「お前は俺に会ったことがあるのか?」

 

そんな事は気にしていないように聞くマリク。

 

シェリア「教官!会ったもなにも一緒に旅をしたじゃありませんか!悪ふざけが過ぎます!」

 

あれ?

 

このパターンはウッドロウとジューダスに似てる。

 

マリクの物語に続編があるのかな?

 

シェリア「それにここはどこですか!?それにこの人達も!一から説明して下さい!」

 

鬼気迫る表情のシェリアさん!

 

メルディなんてガラドの後ろに隠れてるよ!

 

マオもベルベットの後ろに隠れてる!

 

ジューダス「落ち着け、そんなに怒鳴っていても疲れるだけだ。」

 

ウッドロウ「そうですね、一度落ち着いたらどうですか?」

 

ガラド「マリクに色々聞きたいだろうがそんなんじゃ聞こえてくるものが聞こえてこないぞ」

 

すごい・・・

 

鬼の形相のシェリアさんに正論を言った・・・

 

年長者や王族はこういうことに慣れているのかな?

 

シェリア「・・・わかりました、まずは話を聞きます、それからです」

 

よかった、

 

落ち着いた。

 

ベルベット「えっと、私はお茶を持ってくるね、多分話が長くなりと思うし」

 

ベルベットが急いで台所に向かった。

 

私も準備してこよう。

 

私が移動しようとすると、

 

マリク「コハク、お前は俺と一緒にシェリアに状況を説明するぞ」

 

マリクに引き止められた。

 

私はシェリアさんを見る。

 

すごく不機嫌そうな顔でみんなを見てる。

 

怖いよ!

 

洋介!

 

早く帰ってきて!

 

マリク「この中でコハクが1番長くこの家にいるんだ、説明もコハクの方がわかりやすい、頼む」

 

マリクが私に頭を下げてきた!

 

うぅ・・・

 

コハク「が、頑張る・・・」

 

うまく説明できるかな・・・

 

 

 

 

シェリアさんにテーブルに座ってもらい私は頑張って説明をする。

 

でも説明の前に簡単な自己紹介だね。

 

まずは私たちがゲームの世界の人だって事は伏せて。

 

ベルベットの持ってきたお茶が全然減らない。

 

シェリア「それじゃあみんな別々の世界から来たって事よね、でも私と教官は同じ世界から来てるわよ」

 

マリク「その事についてだが推測がある、ここにいるウッドロウとジューダスだがこの2人は同じ世界だが時間軸が違うんだ」

 

マリクがウッドロウとジューダスを見てそう言う。

 

シェリア「時間軸?」

 

マリク「そうだ、ジューダスとウッドロウは同じ世界の出身だが時間軸が18年もの間がある、ジューダスはウッドロウと共に旅をした経験と記憶があるがウッドロウの方はジューダスと出会う前だからジューダスを知らない、ここに来た時ジューダスはその事を食ってかかってきた」

 

シェリア「それじゃあ教官は私と出会う前の教官というわけですか?」

 

マリク「そうだ、おそらくシェリアは旅が終わった数年後から来たと思う。」

 

シェリア「数年後って私達の旅は数ヶ月前に終わりました!それになんですか?数年後とか冒険物の本を読み終えてその後日談のような言い方は?」

 

いきなり核心をついてきた!

 

マリクも渋い顔をしてる。

 

マオ「マリク、もう言わないと、いつまでもズルズルと引き延ばしていると言えなくなるヨ」

 

マリク「そうだな、1番重要な事を言わないといけない、シェリア」

 

シェリア「な、なんですか?急に改まって・・・」

 

言わないといけないよね。

 

コハク「シェリアさん、すごく重要な事です」

 

シェリア「コハクまで、大事な事なのね」

 

すごく怖い。

 

でも今の私にはみんながいるから!

 

コハク「シェリアさん、私達は・・・いいえ、シェリアさんを含めた私たちは物語の中の人なの」

 

私が言い切った後長い長い間が空いた。

 

シェリア「はい?」

 

コハク「混乱するのもわかるよ、でも本当なの」

 

シェリア「からかって・・・いるわけじゃないのよね?」

 

メルディ「うん、コハクは嘘言ってない!」

 

コハク「ゲームっていって遊び道具の中の物語なの」

 

シェリア「遊びって私達のあの旅は遊びじゃないわ!辛くて!悲しくて!それでやっと終わった旅なの!物語でも遊びでもないわ!」

 

シェリアさんが机を叩きつけた!

 

私の言い方がダメだったのかな?

 

シェリア「ソフィが死んで!アスベルのお父さんが死んで!アスベルがラントを追放されて!リチャードがラムダに乗っ取られて!フォドラまで行ってリチャードを救う方法を探して!ソフィを救う方法を探して!最後にアスベルがラムダと共に生きる道を選んだ!この旅の道中にいろんな人が死んだわ!教官の友達のカーツさんも!」

 

マリク「カーツが!?」

 

マリクの友達が死んだ・・・

 

シェリア「こんなに大切なモノを失った旅なのにそれが物語なんて信じたくないよ・・・」

 

シェリアさんが泣いてる・・・

 

そうだよね。

 

辛い思いをして成し遂げた旅を物語で済ますのは嫌だよね。

 

マリク「すまない、俺が軽率だった。」

 

コハク「マリクのせいじゃないよ、私が上手いこと言えばよかったんだから」

 

洋介のようにうまく伝えられない。

 

やっぱり私にはできないのかな・・・

 

コレット「・・・ねぇシェリア、マリクにシェリアの旅のお話をしてあげてよ」

 

コレットの不意な発言にしばらく誰もなにも言えなかった。

 

シェリア「・・・私の・・・旅の・・・お話?」

 

コレット「そうだよ、マリクは旅をする前だからもしかしたら助けられなかった人達が助けられると思うよ!」

 

マリク「助けられなかった人・・・カーツの事か・・・」

 

コレット「私もね、私がこれからする旅を遊んでいるの、その中でいろんな人が死んでるから・・・元の世界に帰ったら助けられる人は助けようって決めたんだ!」

 

コレットは世界を救うために旅をする。

 

私も一緒にコレットの旅を見てたけどいっぱい人が死んでた。

 

ベルベット「私は元の世界に戻ったら復讐の旅になるから、しかも人間じゃなくて魔物に近い存在になるのよ、でも無駄な犠牲を出さないようにしたいと思ってる、出来るかわからないけど私はそうしたい。」

 

ベルベットは信頼していたお兄さんに裏切られて復讐の旅に行くんだよね。

 

そこでもいろんな人が死んでいった。

 

メルディ「メルディは言葉を覚えたい!言葉を覚えておくと旅がスムーズになる!」

 

メルディ世界の危機を伝えるために世界の壁を超えて移動したんだよね。

 

でも言葉が通じないから始めは苦労してたんだよね。

 

マリク「シェリア、手伝ってくれないか?カーツだけじゃない、死んだらいけない人達を救うために」

 

シェリア「・・・そうね、なんで私がここに来たのか分からないけどこんな所で泣いていられないわね!女は度胸よ!」

 

シェリアさんが復活した!

 

よかった〜。

 

コハク「コレット、ありがとう」

 

コレット「えへへ」

 

それにしても洋介遅いな〜。

 

そんな時テーブルにいつに間にか紙が置かれていることに気がついた。

 

私はそれを手にとって読んでみた。

 

 

 

 

[いや〜ごめんね⭐︎

葉杉くんが帰ってくる10分前にシェリアさんを呼んだんだけど彼が「焼き鳥足りないかもな、追加で買ってくるか」って言って引き返しちゃった!

ごめんね!

今度から注意するから!]

 

 

 

・・・

 

コハク「はぁ!?」

 

思わず大きな声が出ちゃった!

 

でも大きな声が出ちゃうよ!

 

この紙を送った人はずっと監視してるの!?

 

ジュード「どうしたの?」

 

ジュードが私に近寄ってきた。

 

私はジュードに紙を見せると険しい顔になった。

 

ジュード「僕たちを見てるね」

 

コハク「うん、一体誰だろう」

 

ジェイド「おやおや、2人で何悩んでいるのですか?」

 

ジェイドまでやってきたよ。

 

とりあえずみんなにこの紙を見せないとね。

 

 

 

 

 

紙を見せた後みんなはそれぞれ難しい顔をした。

 

ベルベット「監視されているってなんか気分が悪いわね」

 

ウッドロウ「ですが悪意は無いようです、それどころか律儀な性格なようです、文章はあれですが・・・」

 

ウッドロウが苦笑いをした。

 

シェリア「そうね、でも焼き鳥か〜、焼き鳥丼食べたい」

 

焼き鳥丼って朝洋介が言ってたやつだ。

 

コハク「焼き鳥丼って美味しいの?」

 

シェリア「美味しいわ、それに女は黙って焼き鳥丼って言うじゃない?」

 

えぇ・・・

 

コレット「言わないよ」

 

ベルベット「言わないわね」

 

メルディ「言わない!」

 

みんなが一斉に言わないって言った!

 

シェリア「おかしいわね〜」

 

シェリアさんが首をかしげると、

 

リタ「ちょっと!静かにできないの!?落ち落ち研究ができないじゃない!」

 

リタが廊下からの扉を蹴り破って入ってきた。

 

ずっと上で何か作ってたんだ。

 

シェリア「この子も物語の中から来た子なの?」

 

ジュード「うん、リタ・モルディオって言うんだ」

 

ジェイド「自称天才らしいですよ」

 

リタ「自称じゃないわ天才よ」

 

胸を張って言うリタが可愛く思える。

 

シェリア「私はシェリア・バーンズ、よろしくねリタ」

 

リタ「べ、別によろしくしないわよ」

 

そしてそっぽを向くリタがやっぱり可愛いと思える。

 

シェリア「ん?」

 

シェリアさんがリタに近づいて臭いを嗅いだ。

 

リタ「何してんのよ?前世は犬だったの?」

 

シェリア「リタ、最後にお風呂に入ったのはいつ?」

 

あれ?

 

シェリアさんから変なオーラが見える?

 

リタ「風呂?そんなものここに来てから入ってないわよ」

 

衝撃の一言に私は後ずさりをした。

 

ここに来てからって事は1週間・・・

 

シェリア「しんっじられない!今すぐ入るわよ!」

 

リタ「ちょちょっと!別に風呂に入らなくても死ぬ訳じゃ・・・」

 

シェリア「死にます!全く!どうして私の会う天才たちはお風呂を入らないのよ!コハク!お風呂に案内して!ベルベット!着替えをよろしく!」

 

リタ「ちょっと!私は行かないって!」

 

シェリア「つべこべ言わず入るの!」

 

シェリア結構力持ち・・・

 

リタの襟を掴んで引っ張って行っちゃった・・・

 

ジェイド「お節介焼きが来ましたねぇ」

 

ベルベット「そうね、コハク、シェリアをお風呂まで連れて行って、私は着替えを用意するね、シェリアには私の服を貸せば良いよね?」

 

ベルベットの服?

 

私はベルベットの胸を見る。

 

ここに来てから少し大きくなった気がする・・・

 

シェリアさんもこれくらいあったよね・・・

 

・・・

 

うん!

 

考えないでおこう!

 

私はシェリアさんの後を追った!

 

 

 

 

 

私とリタとシェリアさんはお風呂に入った。

 

シェリア「こーら!暴れない!」

 

リタ「離せー!」

 

裸になっても暴れるリタ。

 

シェリア「うわぁ!結構広いね」

 

裸でリタを抱き上げるシェリア。

 

コハク「ここをひねるとお湯が出るよ」

 

私は蛇口をひねる。

 

シャワーノズルからお湯が出てくる。

 

シェリア「わぁ!すごい!パスカルのこんなのを作れば良いのに・・・ってお風呂嫌いだから作らないか、さぁリタ!観念しなさい!」

 

シェリアさんはリタを自分に前に座らせてお湯をかける。

 

疲れたのかリタは抵抗をしなくなった。

 

コハク「今お風呂にお湯を貯めるね、時間かかるから待ってて」

 

シェリア「大丈夫よ!石鹸あるかな?髪を洗うんだけど・・・」

 

コハク「髪を洗う用のシャンプーはこれだよ」

 

シェリア「シャンプー?」

 

私はシャンプーノズルを1回押す。

 

シェリア「何か出てきた」

 

コハク「手でこすって泡立てるんだよ」

 

シェリアさんは手を合わせて擦り出した。

 

だんだん泡立っていく。

 

シェリア「すごい!液体が泡になってる!」

 

そのままリタに頭を洗い出した。

 

私はお湯を溜めている間2人を見る。

 

・・・

 

揺れてる・・・

 

・・・

 

手が動くたびに上下に・・・

 

・・・

 

たまにリタに背中にのしかかるから潰れる・・・

 

シェリア「?コハク、どうしたの?」

 

じっと見ている私が気になったみたいでシェリアさんが声をかけてきた。

 

コハク「シェリアさんって・・・」

 

シェリア「さんはいらないわ、多分歳が近いし」

 

コハク「それじゃあシェリア」

 

シェリア「なぁに?」

 

コハク「胸、大きいね」

 

シェリア「えっ?」

 

リタ「もげればいいのに」

 

リタが何かボソッと言った。

 

シャワーの音で聞こえなかったけど。

 

シェリア「そうかな?」

 

コハク「そうだよ!どうやってそんなに大きくなったの!?」

 

シェリア「どうやってって・・・わ、わからないわよ」

 

教えてくれなかった。

 

その後お風呂にお湯が溜まったので3人でお風呂に浸かった。

 

・・・

 

次は浮かんだ・・・

 

 

 

 

 

脱衣場にベルベットの用意してくれた服があった。

 

それに着替えてリビングに戻る。

 

洋介が帰って来てた。

 

洋介「コハク、すまんな、みんなから事情は聞いた」

 

コハク「もう、連絡ぐらいしてほしい!」

 

洋介「すまんすまん」

 

シェリア「えっと・・・どちら様?」

 

そういえばまだ言ってなかった。

 

コハク「シェリア、この人は洋介だよ」

 

洋介「葉杉洋介だ、事情はマリク達に聞いている、その事で説明したいし焼き鳥食いながら話そうと思う」

 

そういって見せて来たのは大量の焼き鳥。

 

どれくらい買ったんだろう?

 

シェリアは焼き鳥から目が離せていない。

 

洋介はシェリアに近づく。

 

そして、

 

洋介「女は黙って!」

 

シェリア「焼き鳥丼!」

 

そう言い合うとお互い握手し始めた。

 

なにこれ?

 

意味がわからない。

 

 

 

 

 

その後洋介がマリクとシェリアと話し合った。

 

少し聞き耳をたてるとシェリアはおそらく後日談のお話前から来たと推測がされた。

 

洋介「未来への系譜編、アスベルがソフィと共にアストンの墓参りから始まる後日談だ」

 

シェリア「洋介はそれを見たの?」

 

洋介「見た、だけど教える気は無い、特にシェリアには」

 

シェリア「私も聞きたく無い、元の世界に戻ったら私の目で見るから!」

 

洋介「それでいいよ」

 

なんか気になる。

 

後でこっそり聞いてみよう。

 

ちなみに洋介とシェリア以外は普通に焼き鳥を食べてたけど2人は焼き鳥丼を食べてた。

 

美味しいのかな?




アンケートの結果シェリアさんがダントツでした。

またあるのでその時にはまたアンケートをさせていただきます。

ご協力ありがとうございます。


称号

コハク

研ぎ師

イクティノスの教え方だいいからだよ!


マリク

知ってしまった未来

いずれは知ることになるんだ、気にするな。



リタ

風呂嫌い

嫌いじゃない!入りたく無いだけ!



シェリア

男も黙って焼き鳥丼!

その後洋介と焼き鳥丼仲間になった。


風呂好き

やっぱりパスカルに作ってもらおうかな?


知られなかった未来

これは言えないんだよな〜by洋介

19人目ゼスティリアからの参加キャラ

  • アリーシャ
  • エドナ
  • ミボ(ミクリオ坊や)
  • ライラ
  • ロゼ

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