俺の家にテイルズキャラがやって来たのだが・・・   作:ホタル火

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コハク、初めての〇〇、

翌日、

 

俺は仕事を休んだ、

 

えっ?

 

仕事はいきなり休めるものなのかって?

 

いきなり休んでいない、

 

ちゃんと上司に連絡はした、

 

昨日の夜、

 

洋介「長谷川課長、夜遅くに突然のお電話申し訳ありません、」

 

長谷川「どうした葉杉、お前が連絡してくるなんて珍しいな、」

 

電話の人は長谷川雄一(ハセガワ・ユウイチ)課長、

 

俺の上司になる人、

 

一応は眼鏡をかけたぽっちゃり体型の人、

 

俺と同じテイルズシリーズが好きで主に胸の大きなキャラが好きだそうだ、

 

ヴィスペリアのジュディスやシンフォニアのしいな、

 

ファンタジアのミントといった巨乳キャラを愛している、

 

聞いた時は結構引いた、

 

洋介「急で申し訳ありませんが明日お休みを頂きたくて連絡致しました、」

 

長谷川「休みか、いいぞ、」

 

洋介「・・・聞いておいてなんですがそんなに軽くていいんですか?」

 

長谷川「葉杉、お前が会社に入社してから一度も有給使っていないだろ、社長も気にしていたからな、」

 

洋介「そうでしたっけ?」

 

長谷川「そうだ、だから明日ゆっくりしてこい、」

 

そう言われて電話が切られた、

 

俺の思っている職場はこんなにも自由じゃないと思っているんだが、

 

そんなこんなで休みがもらえた、

 

 

朝食を作りコハクを泊めた部屋に向かう、

 

部屋は何もないけど来客用の布団を引きずり出して敷いた状態だ、

 

一応は今後のコハクの部屋になる、

 

広い屋敷のような家でよかった、

 

俺は部屋の扉をノックする、

 

コハク「はい?洋介?」

 

洋介「おはようコハク、朝飯できたから呼びにきた」

 

コハク「ありがとう、今行くね、」

 

俺はその場から離れた、

 

 

 

リビングに戻りしばらくするとコハクがやってきた、

 

コハク「あのお部屋すごいね、」

 

洋介「すごい?」

 

コハク「うん、暖炉もないのに温かいもん、」

 

空調のことか、

 

洋介「ここでは暖炉は使う人いないから、」

 

コハク「全然違うところに来たんだなぁ、」

 

しみじみと言うコハク、

 

朝食はご飯と味噌汁と目玉焼き、

 

それと適当に切ったりんご、

 

コハク「いただきまーす♪」

 

席に着いたコハクは語尾におそらく♪マークをつけてスプーンでご飯を食べた、

 

美味しそうに食べている姿は可愛い、

 

俺も飯を食べるか、

 

俺は箸で食べる、

 

コハク「洋介、なんで細い棒で食べているの?」

 

細い棒・・・

 

洋介「箸といってな、まぁコハクは使わなくていい、」

 

コハク「洋介って無理に冷たく当たってない?」

 

何か誤解されているようだな、

 

洋介「冷たいわけじゃないが、昨日だってコハクの失敗に笑ったりしただろ、」

 

心の中ではハッチャケているがな、

 

コハク「あれは忘れて、」

 

絶対に忘れません、

 

洋介「コハク、今日の予定だが日用品を買いに行くぞ、服などを買う、」

 

コハク「服?」

 

洋介「流石にその服だけだと汚れたり破れたりしたら替えがない、」

 

コハク「でも洋介のお金が、」

 

洋介「今は甘えろ、一時的だが家族になったんだ、家族が安心して生活できるようにするのも俺の仕事だ、」

 

コハク「うん、ありがとう、」

 

やっと笑った、

 

流石にスピルーンが砕け散った時の表情ではないが暗かったからな、

 

俺はあるところに携帯で電話をかけた、

 

洋介「もしもし、薫か?洋介だ、」

 

薫「あらぁ〜洋ちゃん?」

 

電話越しから聞こえてくる声はオネエのような口調の声、

 

薫「洋ちゃんからかけてくるのは珍しいわねぇ、どうしたの?」

 

洋介「今日店に行くから、」

 

薫「わざわざ電話なんてかけなくても洋ちゃんならいつでもウェルカムよ!なんなら今日の夜に私の部屋に来てもいいわよ、」

 

洋介「あいにく俺はノーマルだ、」

 

こいつは郷田薫(ゴウダ・カオル)、

 

昔ちょっとしたことで仲良くなった、

 

ゴツイ体のくせに女のような仕草をしている、

 

更に薫は個人の店、

 

レディース用の服屋を開いている、

 

薫のコーデで芸能界にスカウトされた奴もちらほらと、

 

そのため薫のオススメコーデをしてもらうために店に来る若い女性が多い、

 

だが言っておく、

 

薫は男だ、

 

そんな男の前に平気で服を脱ぐ女性に思わず恐怖を感じた、

 

薫も女に興味なし、

 

どうやら若い男の筋肉にベタ惚れであるからだ、

 

俺もその標的だが、

 

それを除けば信頼のできる男だが、

 

薫「もう、い・け・ず❤️」

 

洋介「やめろ、寒気がする、」

 

思わずさむけをさぶけと言いかけるくらい薫の言葉に震え上がる、

 

薫「わかったわ、10時からオープンしてるからお気にのワンピを着て待ってるわ、」

 

洋介「普通の格好で待ってろ、」

 

薫「ワンピが私のいつもの格好よ、」

 

そう言われて電話を切られた、

 

コハク「洋介、何独り言話してるの?」

 

コハクが俺にそう聞いて来た、

 

そうか、

 

コハクは電話を知らない、

 

イネスなら通信機で通じるかもしれないがコハクは通信機も知らない、

 

だったら実演するか、

 

洋介「コハク、来てくれ、」

 

コハクは首を傾げながら食事の手を止めて立ち上がる、

 

食事中に悪いことをしたな、

 

俺はリビングの固定電話の前に来た、

 

洋介「これは電話といってな、これ同士で遠くの人と会話ができるんだ、」

 

コハク「どうやって?」

 

洋介「やってみるか、」

 

俺は自分の携帯で固定電話の番号に電話をかけた、

 

そして数コールで固定電話からエリーゼのためにが流れる、

 

コハク「きゃっ!?」

 

コハクが驚いて俺の後ろに隠れる、

 

可愛い反応ありがとうございます、

 

コハク「洋介!なんか音なってるよ!」

 

名曲が音呼ばわりとは異世界人にはベートーヴェンも形無しだな、

 

俺は固定電話の受話器を取ると曲が止んだ、

 

コハクはそっと固定電話を覗く、

 

俺は受話器をコハクに見せて、

 

洋介「受話器をこうやって耳と口元に当てるんだ、」

 

俺は受話器を耳に当てる仕草をした後コハクに受話器を渡す、

 

コハクが受話器を持って恐る恐る俺の真似をする、

 

俺は携帯を耳と口元に当てて、

 

洋介「聞こえるか?」

 

そういうと、

 

コハク「みゃっ!?」

 

先ほどとは違う驚き方で驚くコハク、

 

今の録画しておけばよかった、

 

コハク「なんで洋介の声が耳元から!?」

 

洋介「特定の番号を押せばこれ同士で会話ができるんだ、お金がその分かかるけど、」

 

コハクはまじまじと受話器を見る、

 

そしてもう一度受話器を耳元に当てて、

 

コハク「よ、洋介、聞こえる?」

 

洋介「バッチリ聞こえるぞコハク、」

 

コハク「なんか不思議、耳元と隣から洋介の声が聞こえる、」

 

洋介「本当は遠くの人と話すためのものだから隣同士でするものじゃない、」

 

俺は携帯を切った、

 

コハク「あれ?なんか音が聞こえなくなった、

 

洋介「話が終わったって意味だ、」

 

俺はコハクから受話器を取り固定電話に戻す、

 

洋介「次にコハクからやってみるか、」

 

コハク「えっ?」

 

洋介「明日から俺は仕事に行って家にいないからな、コハクも今はあまり外に出したくない、外は向こうの世界と違って広すぎて複雑だ、それに魔物とは違う危険な物もある、」

 

車がその代表的なものだ、

 

馬車の代わりに普及されている、

 

洋介「だから連絡手段としてこれの使い方を教える、だからやってほしい、」

 

コハクは俺の真面目な顔に気圧されている、

 

コハク「わかったよ、」

 

洋介「よし、まずはこの受話器を持ち上げてほしい、」

 

俺の言葉にコハクは恐る恐る受話器に手を近づけていき受話器に触る、

 

そしてそっと持ち上げる、

 

洋介「次に番号を入れるんだが数字は読めるか?」

 

コハク「うん、」

 

よかった、

 

テイルズの世界とこっちでは文字が違うからもしかしたら数字も違うかと思った、

 

洋介「俺の言う番号を押してほしい、まずは・・・」

 

俺は携帯の電話番号をコハクに1つずつ伝える、

 

コハクはボタンを押しが初めは押した時の機械音でびっくりする、

 

だが慣れたようで後半は戸惑いもなく押す、

 

そして11桁の番号を入れる、

 

洋介「そしたら受話器をさっきと同じように耳元に近づけるんだ、」

 

コハクは頷いて受話器を耳に当てる、

 

そしたら俺の携帯の着信音がなる、

 

着メロはシンフォニアのstarry Heavens、

 

残念ながら永遠の明日ではない、

 

他にもテンペストのVSやアビスのカルマなどが着メロである、

 

コハクは着メロを聞いてビクッとなって可愛い、

 

俺は携帯を取り出して、

 

洋介「もしもし、」

 

コハク「よ、洋介・・・」

 

そんな心配そうな顔をするな、

 

洋介「電話がかかって来たらもしもしと聞くんだ、その後家名を言えばいい、ここの場合は葉杉ですと言えばいい、」

 

コハク「う、うん、は、葉杉です、」

 

洋介「そうそう、大体は上出来だ、受話器を元に戻していいぞ、」

 

コハクが受話器を元に戻した、

 

俺も携帯をしまった、

 

洋介「ここに俺の番号を書いて置いておくから明日から何かあったらこれで連絡をほしい、」

 

コハク「うん、わかったよ、」

 

洋介「どうした?元気ないが、」

 

コハク「本当に私の知らない世界なんだなって、」

 

洋介「不安か?」

 

コハク「うん、いつ帰れるのか、それに洋介にいっぱい迷惑かけてるし、」

 

ここまで思いつめていたのか、

 

ゲームと違って感情や思考がすごく多彩になってる、

 

ゲームのような選択肢なんてない、

 

俺に気の利いたことは言えるのか?

 

洋介「迷惑だと思うならこの家の掃除を手伝ったり一緒に飯を食べてくれないか、俺は一人暮らしだし、」

 

コハク「洋介のお母さんは?」

 

洋介「別のところで親父と一緒に過ごしてる、この家は死んだ祖父の家だ、」

 

コハク「喧嘩でもしたの?」

 

洋介「いや、俺が勝手に出て行っただけだから、たまに顔を見せに行くしここにもたまに来るから、」

 

俺は時計を見る、

 

9時を示していた、

 

少し時間をかけすぎたな、

 

洋介「俺は出かける準備をするからコハクは残りを食べてくれ、」

 

俺はそういい自室に向かった、

19人目ゼスティリアからの参加キャラ

  • アリーシャ
  • エドナ
  • ミボ(ミクリオ坊や)
  • ライラ
  • ロゼ

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