俺の家にテイルズキャラがやって来たのだが・・・   作:ホタル火

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遅れてすいません。

それとグダグダでしたら余計にすいません!


香原の策、コレットの決意。

水曜日。

 

今日はコレットと共に香原さんの所に行く事になっている。

 

まぁ俺は仕事だから夜からになるけどな。

 

朝食を作っているとベルベットとジューダスがやってきた。

 

ベルベット「おはよう洋介。」

 

洋介「おはよう、」

 

ジューダス「主人から今日の事は聞いている、だいたい何時頃に来る予定だ?」

 

ジューダスが使用人のように答えてくる。

 

使用人か。

 

洋介「そうだな・・・だいたい19時までには向かえるようにする。」

 

ジューダス「わかった、その時間に出迎えよう。」

 

仕事しているな。

 

ジューダスのことだ。

 

やるからには完璧に近い対応を心がけているんだろう。

 

ベルベット「私も美味しい料理を作って待ってるよ。」

 

洋介「美味しい料理ってミタヨさんはOK出したん?」

 

ベルベットは明後日の方向を見た。

 

ノリと勢いで言ったんだな。

 

洋介「ベルベットの手料理は美味しい、ミタヨさんの手料理も美味しいけどベルベットはベルベットにしか出せない味があるんだ、自分を卑下にしたらダメだ。」

 

ベルベット「自分にしか出せない味・・・そういえばミタヨさんの料理を食べてから忘れてたな・・・故郷の味・・・何か掴めたかも!洋介!ありがとう!」

 

何やら自己完結したな。

 

洋介「俺は何もしてない、ただベルベットが自分で気づいただけだ。」

 

本当に俺は何もしてないぞ!

 

ベルベットが自分で気づいたんだから!

 

ジューダス「ベルベット、行くぞ。」

 

ベルベット「うん、それじゃあ待ってるからね。」

 

ベルベットとジューダスは仕事に向かった。

 

朝ごはんは?

 

食べないん?

 

少し悲しいよ・・・

 

次に来たのはシェリアとリタだ。

 

初日の事は聞いたけどシェリアがリタをパスカルの様に引きずって風呂に入れて以降世話を焼き始めた。

 

更にレベル的にシェリアは50越えのレベルであろう。

 

ジェイドを凌いで我が家ダントツの実力者であるはず。

 

そんなシェリアにレベル1桁台のリタが叶うはずがない。

 

シェリア「リタ、逃げないの。」

 

リタ「離せー!」

 

朝から和む光景だな。

 

洋介「おはよう2人とも。」

 

シェリア「おはよう洋介、朝ごはんありがとう。」

 

洋介「気にするな、コハクが来る前は1人で作って食ってたからな、みんなが来てからこうやって料理をするの楽しくてな。」

 

シェリア「それわかる!みんなが美味しいって言ってくれると作りがいがあるから!」

 

洋介「まさにその通りだ、コハクが来た時は美味しい美味しいって言ってくれてすげー幸せだった。」

 

なぜか息が合う俺とシェリア。

 

まさかこうやって本人と話すと合うものがあるもんだな。

 

リタ「アホらしい、食事なんて栄養補給と空腹を満たすものでしょ?わざわざおいしいと言わせる料理を作るなんて非効率よ。」

 

リタっちよ。

 

それを言ったら食事の楽しみがなくなるぜよ。

 

シェリア「リタ、確かにリタの言う通り食事はその日の大切な栄養とお腹を満たすために食べるの、でもリタ、栄養満点だけど不味い料理は食べれるの?一応は作れるわよ、栄養豊富で食べれば満腹になる激マズ料理。」

 

シェリア。

 

俺それに興味あるんだけど。

 

でもシェリアの言いたい事はもっともだ。

 

カロリーメイトも飲むタイプは不味いと言われていたがそのかわり栄養価は高い。

 

今では美味しいからいいけど。

 

リタ「ぐっ!そ、それは・・・」

 

洋介「どれだけ腹が膨れようが不味かったら誰も食べようと思わない、リタだって美味しいから食べるだろ?」

 

リタが悔しそうな顔で黙る。

 

正論を言われたからな。

 

シェリア「そう言うわけで洋介、私も手伝うわ。」

 

洋介「おう、とりあえず火の取り扱いは後日教える、皿を出して盛り付けを手伝ってくれ。」

 

シェリア「わかったわ!リタは座って待ってて。」

 

リタは逃げても無駄だと思い椅子に座る。

 

シェリアの手伝いもあって少し早く終わった食事の準備。

 

洋介「シェリア、さっき言ってた激マズ料理って誰かに食べさせたか?」

 

シェリア「無いわよ、一応は自分で食べてみたけど3日間は口に味と匂いが残ったわ。」

 

かなりやばい料理の様だ。

 

リタはもぐもぐと食べている。

 

シェリア「美味しい?」

 

シェリアがリタに聞いてきた。

 

作ったの俺なんだが。

 

リタ「普通よ。」

 

そう言いながらも食べる手を止めないリタ。

 

ツンデレは健在の様だな。

 

シェリアはまるで子供を見る母親の様な笑顔を見せる。

 

母性本能全開やな。

 

俺は席に着いて食事をした。

 

 

 

 

会社に行って俺は自分の仕事を行う。

 

といってもこの前までやってたバグ確認や誤字脱字はもう終わった。

 

今回は別の仕事だ。

 

と言っても資料整理とお茶汲みだな。

 

最近自分の仕事がわからなくなりんだよな〜。

 

ゲームの開発がなければこうやって資料整理とお茶汲み。

 

ゲームの開発があればテストプレイとバグの発見誤字脱字の確認とあるのに・・・

 

この差は何だ?

 

まぁ仕事の話は今は置いておこう。

 

課長は昨日はシェリアが来てヒゲダンス再びと言った感じで踊り出してつけ髭をつけたまま仕事したし・・・

 

今日は平和な方だな。

 

香原さんの家に行く以外は。

 

そう思いながら俺は仕事を終わらせていった。

 

 

 

 

夜、

 

俺はコレットを連れて香原さんの家に向かう。

 

コレット「久しぶりだからワクワクするね〜。」

 

洋介「そうだな、ベンさんや美智流さんに会うのも久し振りだし。」

 

俺自身最後に会ったのはかなり前な気がする。

 

コレット「美智流さんはたまに来てるよ。」

 

洋介「家にか?」

 

コレット「うん。」

 

親子揃って何してんの?

 

美智流さんの職業は知らないけどちょくちょく俺の家に来れるような仕事なのか?

 

コレットやほかのみんなの好感度上げたいのか?

 

コレット「美智流さん、お店にも来るんだ〜。」

 

マジで?

 

コレットの爆弾発言を聴きながら俺は香原家に向かった。

 

 

 

 

 

香原家についた俺とコレット。

 

ジューダス「いらっしゃいませ、葉杉様、ブルーネル様。

 

・・・

 

慣れねぇ〜。

 

ミタヨさんのような家政婦が言うのはいいんだがジューダスが俺に向かってこんな風に言うのは慣れねぇ!

 

コレット「こんばんわ!」

 

コレットは平常運転だよな〜。

 

ジューダス「こちらへ。」

 

ジューダスの案内で俺らは中に入る。

 

リビングに案内された俺ら。

 

誰もいない。

 

コレットは席に着いても周りを見渡している。

 

落ち着かないのか?

 

香原「やぁ、待たせたね。」

 

ベン「久しぶりだね、葉杉くん、コレットさん。」

 

美智流「今日はありがとね。」

 

少しして3人はやってきた。

 

その後ろにミタヨさんとベルベットがいた。

 

3人が席に着くと同時にミタヨさんとベルベットが料理を並べる。

 

ミタヨ「今日はベルベット様がメインで作られました。」

 

へぇ、

 

ベルベットが・・・

 

朝の事のあの出来事がベルベットを覚醒させたのか?

 

ミタヨ「たった1日で何が会ったのでしょう、私の舌をうならせました。」

 

ベルベット「私の故郷の料理に近い味付けです、日本の料理を私の故郷の味付けにしてみたのです、癖があるので好みが分かれると思いますが・・・」

 

ミタヨ「少なくとも私は美味しかったです、一度レシピを教えていただきたと思います。」

 

おぉ!

 

ミタヨさんが褒めてる!

 

ベン「ミタヨが褒めるなんて初めて見たよ、ベルベットさんの料理は期待できるね。」

 

香原「そうだね、では、頂こうかな。」

 

コレット「いただきまーす!」

 

洋介「いただきます。」

 

俺たちは食事を始めた。

 

結論を言うとすごく美味しかった。

 

ベルベット「初めは新しい料理を作っていて満足だったけどそれと同時に私は故郷の味を忘れてたみたいなの、それで今回故郷の味付けで日本の料理を作ってみたの。」

 

なるほど。

 

俺が朝に言った言葉を実行したわけか。

 

まさかここまで美味しくなるなんて思ってもなかった。

 

ベン「ミタヨとタメが張れる料理を食べれるなんて思ってもなかったよ。」

 

確かにタメを張っているな。

 

美味しい。

 

それから俺らはベルベットの料理を全て平らげた。

 

美智流さんはコレットを連れて風呂に向かった。

 

なぜ人様の家に来てまで風呂に入らないといけないのか?

 

まぁ俺にとっては都合がいいがな。

 

本来の目的を聞くか。

 

洋介「香原さん、要件はなんですか?」

 

香原「葉杉くんは鋭いね、では要件を言おうじゃないか。」

 

ここにベンさんとジューダス、

 

ミタヨさんにベルベットがいる。

 

他の人に聞かれてもいいような内容なのか?

 

香原「今年のクリスマスにここで身内だけの宴会があるんだ、そこにコレットさんを出席させたい。」

 

洋介「目的は?」

 

身内だけと言った。

 

それなのに赤の他人のコレットを出席させる。

 

目的があるはず。

 

香原「前にも言ったようだけど美智流とベンの娘の奈々が轢き逃げで死んだと言ったのは覚えているかな?」

 

覚えている。

 

不謹慎にもコレットの声優の水樹奈々を思い出した時だ。

 

香原「犯人が特定できたんだ。」

 

洋介「特定出来たのなら捕まえればいいのでは?」

 

香原「あいにく10年も前の事だ、覚えていないと言われたらそれまでだ。」

 

ヤベェ・・・

 

俺の中で嫌な予感がするんだが・・・

 

ベン「無理を承知でお願いするよ葉杉くん、コレットちゃんを犯人の前に連れて行ってそいつの反応を見たいんだ。」

 

嫌な予感的中・・・

 

洋介「コレットにあたかも娘が生きているかのように振舞ってもらうのか?」

 

無茶苦茶だ。

 

ベン「だけどこれしか方法がないんだ、わかって欲しい。」

 

洋介「わかってますか?今回はコレットの保護者として言いますけど1番危険なのはコレットなんです、香原さんでもベンさんでも美智流さんでもなく赤の他人のコレットが1番危険なんです、相手がコレットを見て何をするかわかりません、この作戦はどれだけ自分勝手な作戦だかわかってますか?」

 

香原「勿論だ、私だってこんなことはしたくない、だけど死んだ孫娘の事を思うと・・・」

 

洋介「俺はこの作戦に反対です、反対ですが・・・」

 

ベン「葉杉くん?」

 

洋介「コレットがやりたいって言うなら止めません。」

 

最終判断はコレットに任せようと思う。

 

洋介「コレットには両親がいません、叔父さんと叔母さんに育てられました、俺が保護して香原さんと出会いコレットは香原さんの事をもう1人のお爺ちゃんと思っています、きっとコレットは協力します、この事を包み隠さずコレットに伝えてください、それでコレットがやりたいって言うのでしたら俺は何も言いません、ですが条件を出します、コレットだけでなく俺とジューダス、ベルベットもその宴会に参加させる事、もしかしたら増えるかもしれないけど最低限俺らは参加させてもらう。」

 

もしコレットが襲われたら戦える人が欲しい。

 

だが見ず知らずの人がいたらおかしいからあともう1人くらいが限界だ。

 

香原「そうだね・・・1番肝心なのは本人の意思だからね・・・わかった、それと葉杉くん達もその場に居られるように手配しよう。」

 

洋介「ありがとうございます、後はコレットが来てたら・・・」

 

コレット「もう決まってるよ。」

 

扉が開いたと同時にコレットと美智流さんがやって来た。

 

コレット「美智流さんが話してくれたの、私も協力する!」

 

真剣な目のコレット。

 

風呂で話したのか?

 

美智流「ごめんなさい、でも我慢できなかったの、関係のないコレットちゃんを危険な事に巻き込んじゃうから・・・」

 

罪悪感から言ったんだな。

 

ベン「構わないよ、コレットちゃんが戻ってきたら話すつもりだったから。」

 

洋介「香原さん、コレット達の事、話してないんですよね?」

 

香原「あぁ、言ってないよ、コレットさん達の事はおいそれと家族とはいえ話せないからね。」

 

ベン「お義父さん、一体何の話ですか?」

 

洋介「コレット、ジューダス、ベルベット、話していいか?」

 

コレット「ダイジョーブだよ。」

 

ジューダス「問題はない、洋介のやりたいようにやってくれ。」

 

ベルベット「私も大丈夫だよ。」

 

洋介「ありがとう。」

 

俺はコレット達の事を説明した。

 

 

 

説明を終えるとベンさんと美智流さんはなんとも言えない表情になった。

 

ミタヨさんはいたって冷静だった。

 

前回ジュードが来たからな。

 

察したんだろうな。

 

ベン「嘘では・・・無いんだよね?」

 

洋介「本当です、疑うようでしたら家の監視カメラの映像を見せますか?まぁそれを加工だと言われたらそれまでですけど。」

 

美智流「お父さんは知ってたんですよね?」

 

香原「あぁ、すまない、黙っていて。」

 

美智流「怒ってるわけじゃ無いけど・・・でも嘘だったらお父さんもグルだなんて考えられないから・・・」

 

ベン「ミタヨさんはどう思う?」

 

まさかの使用人にまで声をかけた。

 

ミタヨ「本当のことです、以前来ていただいた中に私が現在プレイしていますエクシリアの主人公のジュード・マティス様がおられました、コスプレイヤーにしては出来が良すぎでした、ですが本物と思いましたら私の頭がおかしくなったと思われるのであの時ジュード様の反応を見させていただきました、反応から嘘を言っておられる様子もなく自然と名前を言いました、いきなり言われたためでしょうか名前を言う前に余計な一言を言われました、そのあとの葉杉様の反応を伺いましたが堂々としておられました、ご友人が嘘を言うと周りの人は何かしらの表情になります、ですが葉杉様は眉1つ動かす事はありませんでした、そうなりますと結論ですがご本人だとお気づきになりました。」

 

名探偵ミタヨかよ!

 

見た目はメイド!

 

頭脳はホームズか!

 

たった少しに会話でそこまで気づくのか!?

 

ベン「相変わらずミタヨはすごい観察力だね、ミタヨがそこまで言うのだったら信じよう。」

 

ミタヨさんすごいな!

 

ミタヨ「私見ですがジューダス様とベルベット様もおられましたら宴会の方は護衛いらずかと。」

 

ジューダス「それは買いかぶりすぎだ、常に側に要られるわけでは無い、おそらく僕とベルベットは使用人として参加する事になる、ずっとコレットの側に要られる訳ではない。」

 

その通りだな。

 

執事やメイドが特定の人の側にいたらおかしいからな。

 

ていうかジューダス。

 

正体を明かしたらいつもの口調に戻るなよ。

 

ベン「さっきの葉杉くんの条件の意味がわかったよ、一度お義父さんと美智流と作戦を練り直すよ。」

 

美智流「初めは私がコレットちゃんの側にいる予定だったの、そうすれば犯人がコレットちゃんを襲っても私が守るからね。」

 

自己犠牲はやめてくれよ!

 

ベン「でもそれなら葉杉くんが横にいて貰えばいいかな?その方がコレットちゃんも安全だから。」

 

俺が居れば安心だなんて言わないでください!

 

俺は少し格闘ができる男です!

 

香原「葉杉くん、ありがとう、作戦が決まり次第追って連絡をするよ、すまないが今日は帰って貰えないか?美智流もベンも少し気持ちの整理が必要だからね。」

 

洋介「わかりました、それと・・・参加者の追加ですがいつまでに言ったらいいでしょうか?」

 

料理とかの手配とかいるだろうし。

 

香原「10月の終わりまでに言ってくれればいいよ。」

 

洋介「わかりました、本日はありがとうございます。」

 

俺たちは解散した。




称号

ベルベット

異世界の味付け

後日ミタヨが必死に覚えました。



ジューダス

パーフェクト執事

最近ではベンの予定管理や来客者の管理などやっています。




次回オリキャラが出ます!

メタルリンクさん!

リクエストありがとうございます!

一応オリキャラのリクエストがありましたら名前、設定、簡単な詳細など書いてメッセージで送ってください。

あんまりオリキャラを出しまくるとたった数回しか登場しない場合があるので後3〜4人くらいです。

それと15人目にシンフォニアRのキャラを出したいと思います。

活動報告で書かれましたキャラを出します。

またアンケートをつけますのでご協力お願いします。

19人目ゼスティリアからの参加キャラ

  • アリーシャ
  • エドナ
  • ミボ(ミクリオ坊や)
  • ライラ
  • ロゼ

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