俺の家にテイルズキャラがやって来たのだが・・・ 作:ホタル火
それと遅れてすいません!
本当は16人目のキャラの話を書くまでため込んでおこうと思っていましたが新年が来たので投稿します!
長らくおまたせしました!
プレセアが来た翌日。
俺は起きてすぐにコハクを探した。
探すと言っても部屋に行くだけなんだけどな。
迷惑だと思われるが朝早くに逃げ道のない個室で会うのが1番だろう。
俺はコハク達の部屋の前に行き扉をノックする。
コレット「は〜い。」
洋介「コレット、すまない洋介だ。コハクはいるか?」
コレット「いるよ〜。」
中から物音がする。
どうやらコハクが慌てているような気がする。
そしてコハクが出てきたけど目を合わせない。
コハク「おはよう、洋介。」
洋介「あぁおはよう。朝早くにすまないな。要件だが今日の夕方空いているか?」
コハクは少し体を震わせた。
コレット「特に予定は無いよ〜。」
コハク「コレット!?」
なんでコレットが返事するんだ?
コレット「昨日プレセアが今日の予定聞いてきた時何も無いって言ってたよ。」
ほぉ、それはいい情報だな。
昨日の今日でナイスファインプレーだな。
洋介「それでどうなんだ?空いてるか?」
コハク「うっ・・・空いてる・・・」
よし!
俺は心の中でガッツポーズをした。
コハクは俯いたまま俺の横を小走りで走り抜けて行った。
コレット「洋介。」
コレットが俺の名を呼ぶ。
コレット「コハクを、私のお友達をよろしくね。」
洋介「あぁ。」
俺はリビングに向かった。
そのあと特にコハクと会話をすることなく俺は会社に向かった。
洋介「おはようございます。」
長谷川「葉杉、おはよう。」
課長が来ていた。
長谷川「今回は誰が来たんだ?」
あって二言目にはそれですか?
洋介「プレセアです。」
長谷川「プレセア・・・シンフォニアのプレセアか?」
残念ながらラタトスクの騎士からですよ。
洋介「本人はどうやら次の作品のラタトスクの騎士から来ています。その証拠に感情が芽生えていました。」
長谷川「なるほど、ガラド、シェリア、そして今回のプレセアを見るとどうやらリメイク作品や続編作品も出てくるようだな。」
洋介「はい。そうなるとまだまだテイルズキャラがやってくると思います。」
後何人来るんだ?
レディアントマイソロジーかよ!
人数によってちょっと考えないと行けないんだけど!
長谷川「金銭的な支援はできないが俺の家に泊めてやる事なら出来る。いざとなったら頼ってくれ。」
課長の気遣いが身に染みる。
洋介「ありがとうございます。」
俺は礼を言い自分のデスクに座る。
新作ゲームが発売するまで1ヶ月過ぎたし今は雑用をやりますか。
昼休憩になり俺は弁当を食べていると、
雛鳥「先輩!相席いいですか?」
雛鳥がやってきた。
洋介「いいぞ。」
雛鳥「やったー!」
そんなに嬉しいことか?
いや俺に好意を向けてくれる事は嬉しいんだが・・・
俺は考えようと思ったが今はコハクの事を考えようと。
雛鳥は隣のデスクから椅子を持ってきて俺の隣に座った。
雛鳥「次はザ・プレデターですね先輩!」
洋介「そうだな、でも今回の奴はどうだろうな前の作品のプレデターズのような惑星の話なのか?」
雛鳥「違うみたいですよ?今回は地球が舞台ですよ。プレデター1、2以来ですね。」
確かに。
初代はシュワちゃんが最後になんとか勝った。
2はまさかのロサンゼルスデビュー。
そこで1人の刑事がターミネーターの如くプレデターを追いかけて戦う話。
だけどその後の続編にはここで渡された銃の意味なんて書かれていないし前作のつながりもない。
唯一プレデター1の話がプレデターズに少しだけ出てきたような出てきてないような感じだったな。
プレデターズはなんか軍人やらマフィアやらと数名集められてサバイバルゲームみたいな事されてる。
おもしろいからいいけど2はちょっとと思ってる。
雛鳥「もうホラーじゃなくてアクション要素強すぎですよね。」
ケラケラ笑う雛鳥。
俺はつられて笑顔になる。
洋介「プレデターはかっこいいけどなんかシリーズごとにだんだんと味がなくなっているような・・・」
雛鳥「でも発想はいいですよ。脊髄引き抜いたり頭を粉砕したり首を斬ったりとジェイソンを彷彿させますよ。」
そういやあ雛鳥はホラーマニアだった。
そのあとも俺と雛鳥でプレデターの話題で盛り上がった。
退社後俺は速攻で家に帰った。
コハクを捕まえるために。
洋介「ただいま。」
薫「洋ちゃん。お帰り。早く中に入って。」
薫が俺を出迎えてきた。
なんで薫が俺を出迎えるんだ?
そう思い中に入りリビングに向かうと、
コハク「・・・」
コハクが立っていた。
やけにおしゃれな服を着て。
クレア「ふぅ、これでいいですよ。コハクさん。」
プレセア「はい。これで洋介さんのデートも完璧です。」
俺とのデート?
いや確かに周りから見たらデートかもしれないけど・・・こんな台風が過ぎ去っても風が強い日にデートなんて行かないんだが・・・
今のコハクの服装を確認しよう。
白Tシャツにイエロースカート。
似合ってんじゃん。
可愛いしヒスイじゃ無いけどもう絶賛するわ。
コハク「プレセア、私と洋介はそんな関係じゃないよ。」
プレセア「ですがお2人は満更ではないのでは?」
コハク「そうだけど・・・」
そうだな、
俺はコハクが好きだけどまだ迷っているんだよな。
薫「洋ちゃん、みんな洋ちゃんとコハクちゃんのことわかっているんだからいつまでも待たせたらダメよ。」
洋介「簡単に言うなよ。」
薫「あら簡単じゃないの?好きと伝えるだけよ。それとも洋ちゃんはいずれ元の世界に帰るから自分の恋愛感情なんて邪魔にしかならないと思っているのかしら?そんな事したらお互い辛いだけよ。洋ちゃんはコハクちゃんがシングちゃんと結婚してもいいって言うの?」
シングか・・・
初めは天然の女タラシ感あったけど真っ直ぐな性格は俺的は好印象だった。
そんなシングと今のコハクが・・・嫌だな。
薫「ほら、顔に出てるわよ。そうやって我慢しないでさっさと言っちゃいなさいよ。」
コハクが赤い顔で俺を見ている。
マジか。
クレアもプレセアも俺を見てくる。
洋介「・・・コハク、ここで話したくないから車に行くぞ。」
俺がコハクに向かってそう言うとコハクはゆっくりとうなずくだけだった。
俺はコハクの手を取って外に出る。
風が強いからコハクのスカートが目切りあがりそうだ。
急いで車に入る必要があるな。
車の助手席を開けてコハクを乗せて運転席に座り車を走らせる。
特に行くところはないがこんな風の強い日は外で話すなんてできない。
ふと思いついたのは猫カフェだった。
ベルベットには悪いが猫カフェを利用させてもらう。
俺は猫カフェまで車を走らせた。
猫カフェに着いて店員に奥の席を依頼する。
その際リタが雪原さんを殴っている瞬間を目撃する。
気づかれないようにするか。
それよりリタ一人でここに来たのか?
まぁ引きこもるよりかはマシか。
俺とコハクは奥に席に移動する。
とりあえずお互い適当に飲み物を頼んで俺はコハクに向き合う。
コハクは俯いたままだった。
洋介「コハク、一応なんで俺がここに連れてきたのかわかっているな?」
コハクは頷いた。
洋介「俺ってコハクに嫌われてる訳じゃ無いんだろ?」
コハク「うん。」
洋介「それじゃあ昨日俺を避けてたのってなんだったん?てっきり嫌われてたかと思った。」
プレセアがコハクが俺のこと嫌っていないと教えてくれたからそうじゃないとわかった。
コハク「・・・洋介、覚えてないの?」
洋介「何が?」
コハクは少しだけ間を置いてから言う。
コハク「文化祭の時に洋介、私にキスした事。」
文化祭の時って言ったらあの最後のベストカップルコンサートみたいなあれか?
だけどあれって頬に口づけをしたはず・・・
コハク「あの時マリクに言われたあと洋介、私の口に・・・」
・・・マジか・・・
それじゃあ頬にしては変な感触だと思ったらまさかの・・・
マリクめ・・・
あの紙装甲に葉杉流を叩き込んでやる。
だけどどうする。
謝る?
いやそれじゃあダメだ。
何か気の利いた言葉は・・・ないな。
空気が重い。
洋介「・・・あ〜・・・その・・・ご馳走さま?」
いや違うだろ!
コハク「えっ?あ・・・その・・・お、お粗末様でした?」
何やってんだ俺ら。
側から見たら初々しいカップルじゃないか。
洋介「嫌だったか?俺と・・・その・・・キスは?」
コハク「嫌じゃないよ!ドキドキしてフワフワしてそして・・・嬉しかった。」
コハクが真っ赤になりながら言うから俺も顔が熱くなる。
コハク「洋介は・・・嫌だった?」
洋介「嫌じゃない。頬にするのですら嬉しかったんだから・・・でもな・・・こんな形でコハクの初めてを・・・」
女性にとってファーストキスって大切にするものだろうし。
コハク「わ、私は気にしてないよ!好きな人とのキスだもん!」
嬉しい事言ってくれるな。
俺も初めてだけどな。
だけど問題がある。
俺らは恋人じゃない。
ただお互いが好き合っているだけ。
なんで避けられていたのか分かったけど今度は別の事でモヤモヤする。
俺から言うか。
洋介「コハク。コハクは俺の事好きなんだよな?」
コハク「う、うん。」
洋介「俺もコハクの事が好きだ。」
薫の言っていた事は本当だな。
口にするのは簡単だ
俺の顔が赤くなっているのがわかる。
コハクの真っ赤だ。
洋介「本当はなこの気持ちは言わないでおこうと思ってた。いずれコハクは元の世界に戻るからこの事コハクに言うと邪魔になるんじゃないかなって思っていた。」
織姫と彦星が真っ青になるくらいの遠距離恋愛になるだろう。
一生会えないと言うおまけ付きだ。
洋介「だけど・・・その・・・なんて言うかな。こんな事初めてだから何を言えばいいか分からないな。」
元カノは遊びだったしその後は誰とも付き合っていないし。
えっ?雛鳥?
あの子はただの会社の先輩後輩だ。
コハクは黙って俺の話を聞いている。
洋介「だから・・・こんな俺で良ければ俺と付き合わないか?恋人として・・・」
コハク「いいの?」
洋介「俺はコハクがいい。」
もうこれ以上に無いくらい頑張って言葉にした。
もう誰かと付き合うなんてしないと思ってた。
コハクも初めは好きなゲームキャラクターってだけだった。
だけど一緒に暮らしていてゲームでは見られない一面や言葉、仕草が見られて目の前にいるのはただのゲームキャラじゃ無くてちゃんと生きている女の子なんだなってわかった。
その頃から少しずつ惹かれていたんだな。
まぁ予想外なのはコハクも俺の事好きになったことかな。
嬉しいけど。
コハク「私も洋介がいい。」
すまんなシング。
俺はコハクを見つめる。
コハクは顔を真っ赤にしながら俺を見る。
そして目を瞑った。
そう言う事だよな。
俺はコハクに顔を近づける。
ヤッベー。
手が震える。
それでも少しずつ近づいていき・・・
「にゃ〜。」
猫の声で邪魔された。
俺は猫の声のする方向を見ると机の下に猫が来ていた。
俺は猫を抱き上げる。
こいつ、邪魔しやがって。
俺は猫の鼻を軽く突くと嫌がるように鼻に前足をやって払い除けるような仕草をする。
コハク「洋介。」
コハクが俺を呼ぶ。
俺はコハクの方を見ると不意に口を塞がれた。
目の前にコハクの顔がある。
あぁキスされてる。
ただ押し当てるだけのキスだけど幸せだ。
暫くしてコハクの顔が離れる。
コハク「・・・今度は私から・・・だよ。」
真っ赤にしながら言うコハクは可愛かった。
店を出た後俺らは家に戻った。
店を出る時リタと雪原さんがいなかったから帰ったのか?
ヤクザを弄ぶ少女だよな。
車内では何一つ言葉を交わさない。
会話の一つ一つで顔を真っ赤にさせる自信がある。
あぁこれが恋ってやつか。
家に帰ると薫が出迎えてくれた。
薫「あらあら。」
こいつ分かっているって顔だな。
他のメンバーからは特に何も言われなかったが女性陣からは生暖かいような優しい視線がくる。
ベルベットはくしゃみの連発だけど。
男性陣は何かを察しているような顔。
まぁ顔が真っ赤な2人を見ると察するのが当たり前か。
ジュードですらも察しているよ。
そうして俺とコハクは付き合いだした。
称号
コハク
結ばれる想い
ちょっと照れ臭いよ・・・
マリク
紙装甲
防御力ないから少しは手加減しろ!
洋介とコハクをここでくっつけるかもう少し後にするか悩みましたが自分の文章の才能は皆無なので勿体ぶらずにくっつけてみました。
もう一つの案はコハクが想いをぶつけるも洋介は待ってくれと言って先延ばしになる。
次の話でコハクがアビスのルークに断髪式のように髪を切りこの髪が伸びるまで待ってあげるといったようにしようと思いましたがグダグダが更にグダグダになるのでやめました。
今年も不定期更新ですがよろしくお願いします!
19人目ゼスティリアからの参加キャラ
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アリーシャ
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エドナ
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ミボ(ミクリオ坊や)
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ライラ
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ロゼ