俺の家にテイルズキャラがやって来たのだが・・・   作:ホタル火

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ショッピングタイム

俺が自室からマイカーの鍵と財布を持ってリビングに戻るとコハクは食事を終えていた、

 

俺は食器を台所に持って行き食器を洗う、

 

コハク「私も手伝うよ、」

 

洋介「いや、大丈夫だ、」

 

そこまで多くないし洗面台は1つしかない、

 

食器乾燥機に入れればあとはOK、

 

文明って便利だね、

 

つくづく思う、

 

食器を洗い終えて手を拭き、

 

洋介「コハク、外の出るから玄関に行くぞ、」

 

コハク「うん、」

 

俺らは玄関に向かう、

 

昨日は大変だったな、

 

靴のままリビングにコハクがいたから床が土で汚れた、

 

ここでは靴は脱いで入ること伝えると驚かれた、

 

アメリカとかでは靴のまま入るところもあるがここは日本だ、

 

日本の常識でいかせてもらう、

 

玄関の来て靴を履く俺とコハク、

 

足綺麗だな、

 

足フェチではないが思わず見てしまう、

 

コハク「どうしたの?」

 

コハクが不思議そうに聞いて来た、

 

俺は正直に答える、

 

洋介「足が綺麗だなって、」

 

するとコハクはみるみると顔を赤くする、

 

コハク「恥ずかしいからあまり言わないで、」

 

ゲーム内ではシングが可愛いとか綺麗とか言いまくっていたな、

 

今ならその気持ちはわかる、

 

それに恥じらう姿が可愛いな、

 

洋介「さてと、外に出るぞ、」

 

コハクは小さく頷く、

 

まだ顔が赤いな、

 

まぁばかすかと綺麗だの可愛いだの言うと女慣れしていると思われるな、

 

一応は彼女はいたけど別れたからな、

 

俺は2つあるうちの車庫に行きシャッターを1つ開ける、

 

コハクは初めての外のせいなのか周りをキョロキョロと見渡している、

 

そして俺のマイカーを見て、

 

コハク「なにこれ?」

 

そう言う、

 

ただの軽自動車、

 

燃費はまぁまぁいい方、

 

もう1人の方はマイクロバスである、

 

だいたい25人は乗れるかな?

 

乗せたことないからわからない、

 

洋介「車という奴だ、この世界での移動手段の1つだ、」

 

コハク「クルマ・・・」

 

コハクが車をまじまじと見る、

 

俺は車の鍵を開ける、

 

そして先に助手席の扉を開ける、

 

洋介「コハク、こっちに乗ってくれ、」

 

コハク「私が先に乗るの?」

 

戸惑うコハクだが素直に乗る、

 

俺はシートベルトを伸ばして、

 

洋介「この金具をお尻の横にある赤色の隙間に入れてくれ、」

 

コハクに渡すがコハクはワタワタしている、

 

どこになにがあるかわかっていないようだ、

 

仕方ない、

 

洋介「失礼、」

 

俺は身を乗り出した、

 

コハク「よ、洋介!?」

 

驚くコハクだが俺は気にせずシートベルトを伸ばして止める、

 

洋介「ここにこうすればいい、」

 

終わった後に言うが驚きのあまり放心状態である、

 

まぁいいか、

 

俺は反対側の運転席に入りシートベルトを止める、

 

そして鍵を差し込みエンジンをかける、

 

エンジン音と少しの揺れがコハクを心配にさせる、

 

コハク「洋介!揺れたよ!揺れたよ!」

 

俺の服の裾を引っ張るコハク、

 

洋介「大丈夫だ、車は初めはこうやって音を立てて揺れるものだ、」

 

俺は車をゆっくりと動かす、

 

コハク「動いた!」

 

まるで子供のように言う、

 

車庫から出ると一度車を止めて外に出る、

 

車庫を閉めないとな、

 

車庫を閉めてからもう一度車に乗り再び動かす、

 

コハク「馬車と違う、あまり揺れてない、」

 

道路が舗装されているからな、

 

向こうでは舗装されているのは街くらいだろう、

 

俺は少しずつスピードを上げる、

 

コハク「洋介!速いよ!」

 

洋介「怖いか?」

 

コハク「うん!」

 

俺はスピードを緩める、

 

車を怖がられたら今後の移動が難しくなる、

 

洋介「これくらいでいいか?」

 

コハク「うん、ありがとう、ごめんね、」

 

洋介「いいんだ、初めて見たし初めて乗ったからな、初めは慣れてもらうよ、」

 

俺はCDプレイヤーのボタンを押す、

 

今入っているのは名探偵コナンのCDか、

 

倉木麻衣とかgarnet crowとかZARDとかいい歌あるからな、

 

コハクが車内を見渡す、

 

コハク「どこからか歌が聞こえる、」

 

なにも知らないで聞いたら怖いことだが理由はわかる、

 

洋介「音楽や歌を聴く道具だ、」

 

コハク「そんなものまであるんだ、」

 

コハクは曲に耳を傾けた、

 

今思うとゲームでは街に入ると音楽が流れるけど本当は人の話す声や物音だけなんだよな、

 

珍しいんだな、

 

街に近づくにつれて車が増えてくる、

 

と言っても平日の出勤時間が終わった後だからそこまで多くない、

 

コハク「洋介!おっきい壁がいっぱいあるよ!」

 

洋介「ビルと言ってな、あそこの中に人が入って仕事をするんだ、」

 

コハク「お仕事する場所なんだ、魔物がいないからどんなお仕事があるの?」

 

洋介「この中ではほとんどが書類を片付けるデスクワーク、そして清掃員といってビルの中を掃除する人、別のところではこのビルを建てたりビルの設計をしたりビルの材料を作ったりと色々な仕事がある、」

 

コハク「すごい、」

 

コハクは外を見渡す、

 

しばらく走る、

 

その間にコハクのあれなにこれなにが止まらなかった、

 

 

 

目的の場所についた俺ら、

 

駐車場に止めてコハクに降りるように促す、

 

洋介「ここが服屋だ、」

 

レディースの服を扱う薫の店、

 

マッチョパピヨン、

 

正直薫のネーミングセンスはどうかと思う、

 

入るのに戸惑う、

 

その時、

 

「洋ちゃ〜ん!」

 

俺はゾッとした、

 

店の入り口からゴツイ体でワンピースを着た男がやってきた、

 

「待ってたわよ!」

 

コハク「ヒッ!」

 

コハクが俺の後ろに隠れる、

 

正直俺が隠れたい、

 

洋介「薫、頼むから普通の服を着てくれ、」

 

薫「あら〜、これが私の普段着だって電話でいったじゃない〜い、そ・れ・に・下着も気合入れたのよ、見たい?」

 

洋介「見ない、」

 

薫「それは残念ね、またの機会でいいわね、」

 

もう一度ないこと祈る、

 

コハク「洋介!この人変だよ!男の人なのに女の人の服着てる!筋肉むきむきなのにワンピース着てる!」

 

薫「あら失礼ね、筋肉があっても可愛い服着るわよ、」

 

コハク「男の人は着ないよ!」

 

薫「男でも心は乙女なのよ、」

 

ほのぼのする会話だな、

 

洋介「コハク、彼がさっき電話で話した剛田薫、薫、コハクに服を新調してほしい、」

 

薫「いいわよ、他ならぬ洋ちゃんの頼みだからね〜、コハクちゃん、洋ちゃんと一緒に入ってきて、」

 

薫は店に戻っていった、

 

コハク「大丈夫なの?」

 

洋介「薫はあんなんだけど信用できる人だ、入るぞ、」

 

俺はコハクの手を引いて店に入った、

 

 

 

コハク「これが全部洋服・・・」

 

コハクは店の中の服の量に圧倒している、

 

まぁ俺も初めは圧倒したけどな、

 

レディースの量が半端ないくらい多い、

 

スカートからズボン、

 

ハーフパンツからタートルネック、

 

ブラからパンツまで、

 

男には縁のない空間、

 

完全に女性一色の場所、

 

薫「さぁコハクちゃん、まずはこれを着てみて、」

 

薫が唐突に洋服を渡してきた、

 

夏が近いためのせいか渡したのはホットパンツとタンクトップ、

 

ただ肌を出しすぎだ、

 

買ってもいいけどこの組み合わせは無いと思う、

 

コハクは受け取るも俺と薫を交互に見る、

 

洋介「試着室はあっちだ、あのカーテンの中で着てくれ、着たら一度俺と薫に見せてくれないか、」

 

コハクは頷くと試着室に走っていった、

 

それを見届ける俺ら、

 

薫「さて、洋ちゃん、説明してくれるかしら、なんでコハク・ハーツちゃんがいるのかしら?」

 

バレてたか、

 

洋介「コスプレイヤーだと思わなかったのか?」

 

薫「その可能性を考えたわ、でもそれは無いとわかったわ、完璧すぎるのよ、声から仕草、髪の長さから服まで、コスプレイヤーはどれか抜けているものよ、絶対に本人になれないわ、それに私を見てもあの反応よ、普通ならコーデしてくださいと頭を下げるのに久しぶりだったわ、あんな反応するのは、」

 

洋介「探偵にでもなれば、」

 

薫「いやよ、私は女よ、」

 

探偵に男も女も無いがな、

 

洋介「そうだ、あの子はコハク・ハーツ、テイルズオブハーツのヒロインだ、」

 

俺は昨日の監視カメラの映像を薫に見せる、

 

薫「小説やアニメの中だけかと思っていたわこんなこと、」

 

それが当たり前の反応だわな、

 

薫「でもよかったわね、大好きなコハクちゃんが来て、」

 

洋介「薫、確かに好きだけどそれはキャラとしてだ、」

 

薫「でも満更じゃ無いわよね、」

 

ぐうの音もない、

 

確かに俺はコハクが好きだがそれはゲームのキャラとしてだ、

 

実際に出会うと恋愛感情なのかそれともお気に入りという意味なのかわからない、

 

薫「もしかしたら他にも来るかもね、もしユーリ・ローウェルが来たら紹介して、あの胸板に抱きしめられたいわ、」

 

洋介「できれば厄介ごとは来て欲しくないな、」

 

そんな会話をしていると、

 

コハク「お、お待たせ、」

 

コハクが戻ってきた、

 

俺はコハクを見ると直ぐに目をそらした、

 

ホットパンツの所為で太ももが眩しい、

 

俺は足フェチじゃないはず、

 

なのに視線が太ももに行く、

 

更に上は体を隠しているだけだが薄着のせいでラインがわかってしまう、

 

薫、

 

これを狙っていたのか?

 

まさか俺のツボに入るとは思わなかった、

 

流石コーデのオトメ、

 

薫「似合っているわよ、洋ちゃんもちゃんとコハクちゃんを見てあげないと、」

 

薫、

 

絶対に楽しんでいるだろ、

 

コハク「似合っていないかな?洋介?」

 

なぜに俺に聞く!?

 

俺はコハクを見る、

 

うん、

 

妙にエロさがある、

 

洋介「似合っている、」

 

コハク「よかった、」

 

コハクが安心した、

 

薫「次はこれよ、」

 

次はプルオーバーとあまり長くないスカート、

 

コハクは着替えに向かった、

 

洋介「薫、ワザとか?」

 

薫「私のお仕事は女を綺麗にさせる事よ、悪いことはしていないわ、」

 

そう言われるとなにも言い返せない、

 

コハクが帰ってくる、

 

ダボっとしていて可愛いな、

 

足は・・・少し出ているな、

 

だがほんの少し脛あたりが見る程度なのに、

 

薫が俺の耳元で、

 

薫「焦ったさを感じるでしょう?美脚の人じゃないとできない技なのよ、」

 

やられた、

 

薫の策略だったのか、

 

確かに足をもっと見たいという気持ちにかられる、

 

 

 

その後も薫の服を着ていくコハク、

 

あいつのコーデは完璧すぎる、

 

コハクも最後は少しノリノリだった、

 

薫「洋ちゃん、たくさん買ってありがとうね❤️」

 

薫が投げキッスをしてきた、

 

洋介「こっちもすまんな突然、」

 

薫「いいのよ、持つべきは親友よ、」

 

そう言って薫は接客に向かった、

 

コハクはなぜかベアトップにデニムパンツ、

 

露出高いって、

 

コハク「動きやすいよ、」

 

俺はそんな格好で動き回られたくない、

 

周りの男どもがコハクを凝視しているじゃないか!

 

俺はコハクの手を繋いで急いで車に乗った、

 

コハク「洋介?どうしたの?」

 

洋介「急がないと昼食に間に合わないからな、」

 

嘘です、

 

周りの男にこの姿のコハクを見せたくないだけです、

 

すいません、

 

俺は車を走らせた、

 

次は雑貨屋だな、

 

 

 

 

 

 

 

雑貨屋ではスムーズに買い物が終えた、

 

真昼間からたむろっている人なんていないからな、

 

店員がコハクをチラチラ見ていたくらいかな、

 

俺?

 

もちろんチラチラと見ていた、

 

 

 

昼食はファーストフード店、

 

マクドナルドにお世話になった、

 

注文するときなにがいいかわからないから俺におススメ聞いてきたな、

 

残念ながら俺はよく来るわけじゃないから分からないしか言えなかった、

 

店員にオススメを聞いたらビッグマックのセットと言われた、

 

とりあえずそれを頼む、

 

セットが2つ店員が持ってきたためそれを持って席に着く、

 

コハクは具沢山のビッグマックを頑張ってかぶりついている、

 

テイルズの世界にハンバーガーってあったっけ?

 

だから躊躇なく食べれるのか、

 

口元をソースで汚しながら食べるコハクに思わず笑みがこぼれる、

 

俺はおしぼりを渡して口を拭くようにいうと恥ずかしそうに拭いた、

 

真っ赤にしながら、

 

 

 

 

帰宅したら一気に疲れが襲ってきた、

 

だがまだ教えることがある、

 

俺はコハクに風呂の使い方を教えた、

 

蛇口をすでに見ているため覚えるのは簡単だった、

 

 

 

 

夜、

 

コハクは入浴後パジャマに着替えていた、

 

なぜキャミソールをパジャマに?

 

今度の休みはパジャマを買うか、

 

そう決心した、




女性の服なんてわかんないよ、

調べていたけど職場の休憩中だったため隠しながら調べたよ、

コーデ?

とりあえず合いそうなので選んだよ、

実際に合わなかったらすいません、

19人目ゼスティリアからの参加キャラ

  • アリーシャ
  • エドナ
  • ミボ(ミクリオ坊や)
  • ライラ
  • ロゼ

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