俺の家にテイルズキャラがやって来たのだが・・・   作:ホタル火

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遅くなってすいません。

それとかなりグダグダしていると思います。

それと一部キャラ崩壊ぎみですので注意してください。

追記

誤字報告ありがとうございます。


再びコハクとコレットは敗北したようです。

月曜日。

 

また誰か来るのかと思いつつ少し期待している俺がいる。

 

マオ「おはよーよーすけ。」

 

洋介「おはようマオ。」

 

部屋を出るとマオと遭遇した。

 

なぜか眠たそうだ。

 

洋介「夜更かしでもしてたのか?」

 

マオ「フォルスの訓練を少しだけ。」

 

クレアの件から本当に変わったよな。

 

洋介「無理はするなよ。マオが倒れたらその倒れた理由をみんなに言わないといけない。そうなるとクレアが1番辛いぞ。いくら訓練を怠けていたからと言ってもクレアは少し自分を責めてしまう。」

 

マオ「うぅ、それはやだヨ。」

 

洋介「訓練は遅くまでしないで9時で終わりにして後は寝たほうがいい。もし戦闘訓練が必要ならジェイドかシェリアが1番適任だと思うし。」

 

シェリアは喜んで引き受けると思うけどジェイドはどうだろうか?

 

ドS全開でいじり倒しそうだな。

 

マオ「そうする。ありがとう。」

 

マオはリビングにむかって。

 

これで無茶な訓練はしないと思うんだが・・・

 

そう思いながら俺もリビングに降りた。

 

 

 

食後、俺は会社に向かった。

 

今日から次に開発するゲームの企画話になる。

 

俺は関係ないから別の仕事するけど。

 

雛鳥「先輩。おはようございます!」

 

雛鳥が出社して来た。

 

今日は早いな。

 

洋介「おはよう雛鳥。今日は早いな。」

 

雛鳥「次のゲームの企画に私も参加するように言われましたので。」

 

おぉ雛鳥が参加するのか。

 

シナリオが良かったからな。

 

雛鳥は冒険さえしなければ優秀なシナリオライターだ。

 

ただ冒険しても売れる時は売れるが今作は失敗に終わる可能性がある。

 

それも課長と香原さんの狙いだけど・・・まぁ失敗したら一つ成長するし成功したら俺らの給料が上がるだけだしな。

 

洋介「出世したな。もう先輩と呼ばれることはないだろうな。」

 

少し寂しいけどな。

 

雛鳥「もう、私がどれだけ出世しても葉杉先輩はずっと私の先輩です!私の大好きな先輩です!」

 

洋介「最後のやつは余計な一言では?」

 

俺恋人いるし。

 

雛鳥「フレンドという意味で大好きなんです!」

 

それはありがたいな。

 

そう思いながら雛鳥と時間まで話をしていた。

 

 

 

課長達が出社して来て雑務を行なっていると突然課長が俺に一言言ってきた。

 

長谷川「葉杉、お前も企画の会議に参加してくれ。」

 

俺フリーズ。

 

他社員の数名もフリーズ。

 

企画って次回作のゲームの?

 

なんで俺?

 

洋介「課長、すいませんが自分はまだ会議に参加できるほどの役職ではないのですが・・・」

 

長谷川「先方からの依頼だ。」

 

誰だよ?

 

マジで誰だよ。

 

その会ったことのない先方は・・・

 

最低でも1回はあったことある人じゃないとそんな依頼無いはず。

 

長谷川「それじゃあ頼んだぞ。」

 

なんか数人の社員から変な視線を感じたんだけど・・・

 

「葉杉が次のゲームの企画に参加って・・・」

 

「課長と葉杉は仲がいいからな・・・葉杉がコネを使った・・・ようではないな。葉杉が1番驚いていた。」

 

「そもそも先方って誰だ?」

 

俺もその先方が気になってる。

 

誰だ?

 

そう考えながら仕事に身が入らないまま午前を過ごした。

 

 

 

 

午後から会議室に向かった。

 

雛鳥「驚きましたよ。課長が先輩に企画に参加するように伝えるなんて。」

 

洋介「そうだな。まさか俺がゲーム開発の1人になるなんて・・・ただの高卒の男なのに・・・」

 

特に資格なんて取ってないんだがな。

 

雛鳥「今回ばかりは私もなんで先輩が呼ばれたのか分かりません。」

 

売り上げ貢献をした程度なんだがな。

 

会議室にノックして入るとそこには課長と香原さんがいた。

 

他の人は?

 

俺ら含めて4人だけだった。

 

会議ってこんなに少ないもんなん?

 

雛鳥に視線を向けるとかなり困惑している。

 

どうやら会議に見えないみたいだ。

 

香原「すまないね、今回は簡単な設定だけで済ますつもりだよ。」

 

それだけでも俺が呼ばれる理由がわからない。

 

それに俺を指名した先方って・・・まさか。

 

長谷川「社長が葉杉を直々に指名した。まぁ初期設定だけだからそう固くなるな。」

 

固くなるよ!

 

初期設定の会議とはいえはじめてのゲーム企画会議だからな!

 

香原「まぁお二方。そこの席に座ってくださいな。」

 

香原さんに座るように勧められた。

 

俺は手足が左右同時に出ると言った奇行に走ってしまう。

 

雛鳥は俺の後ろからついてくる形だったためか俺のような奇行をすることなく席についた。

 

長谷川「さて雛鳥はともかくなぜ葉杉を呼んだかと言うとだが、一番の理由はゲームをどれだけプレイしているかと言うことだ。」

 

俺は一瞬課長はなにを言っているんだと思った。

 

長谷川「俺らのような頭の固い人達がゲーム設定を考えるとどうも続編になってしまうんだ。次回作のテーマは今回発売するゲームとは関係のない世界観にしたい。だから今回は色々なゲームをプレイしている葉杉に協力をしてほしいと思ってな。社長も葉杉の事を知っているから是非とのことだ。」

 

ゲーム好きが功を奏した瞬間なんだが俺にやってるゲームってかなりの偏りがあるんだが。

 

雛鳥「課長、今回のジャンルもRPGですか?」

 

長谷川「そうする予定だ。」

 

ロープレか〜・・・

 

テイルズのような話でもいいな〜。

 

あまりないような感じでいいかな。

 

俺は体は固まっているが頭の中では世界観を構築していた。

 

物語の主人公って基本的には勇者になるぞ!とか英雄になるぞ!って感じよりいつも通りの生活をしていてそこで何か出来事があってそのまま冒険して英雄や勇者になるって感じだしな〜。

 

とりあえず簡単な世界観は100年前に人間と魔族が争っていて人間が魔王を倒して平和になった・・・まではいいか。

 

主人公設定どうしようかな〜

 

イノセンスのような将軍であり魔王であるアスラの魂を持つルカのような前世持ちかあるいはデスティニー2のような英雄の息子設定・・・どうせなら2つ合わせて魔王の息子設定でいいか?

 

それだけだと面白くないな。

 

敵対していた人間かその他種族と禁断の関係になった魔王の子供・・・息子か娘・・・あるいは子供が逃げ延びてその孫が主人公でもいいな。

 

子孫だとイノセンスにかぶるし息子だとデスティニー2とかぶる。

 

息子は人間、あるいは他種族の特徴が色濃く出たから魔王の息子とわからなかったが孫が先祖返りみたいな感じで色濃く出て村から追放されて物語が・・・村から追放ってシンフォニアじゃん。

 

どうもパクリ疑惑が出てしまうな。

 

雛鳥「先輩?無言ですけどもしかして考えているんですか?」

 

雛鳥の言葉に我に帰る。

 

やばいやばい、トリップしてた。

 

洋介「すいません、少し世界観など考えていました。」

 

香原「ほぉ、聞かせてもらってもいいかな?」

 

えっ?即興で考えついた世界観や序盤のこと?

 

恥ずかしいんだけど。

 

まぁ採用されるわけじゃないしいいか。

 

俺は即興で考えた世界観を3人に伝えた。

 

うまく説明できているかわからないが出来る限り説明する。

 

長谷川「ふむ・・・魔王の孫が主人公か。あまりないパターンか。」

 

洋介「簡単な世界観だけです、しかし旅立つ理由がいまいち思い浮かばないんです。追放や魔王の幹部による村のみんなの皆殺し、街に行ったら巻き込まれたなんてありきたりと思います。」

 

香原「ありきたりでもいいと思うよ。ファミコンのドラゴンクエストは王様に少量のお金で駆り出されるし、最新作のイレブンでも自分に勇者の血が流れている事に気づいたから冒険に出たからね。」

 

香原さんドラクエイレブンプレイしたんだ。

 

おじいちゃんが最新のドラクエ・・・

 

流石ゲーム会社の社長。

 

先に言っておくけど前にも言ったと思うけど親会社はゲーム開発がメインじゃないぞ。

 

複数の子会社の1つがゲーム会社なんだ。

 

ありきたりなやつでもいいんだ。

 

雛鳥「もし新しい展開が欲しいのでしたら一層の事異世界転移させちゃってもいいと思います。」

 

思わず驚いてしまった。

 

長谷川「い、異世界転移か・・・」

 

課長も少し顔が引きつっている。

 

身近に異世界からゲームキャラがやって来てるからな。

 

雛鳥「はい、或いは過去に向かう事もいいと思います。過去に行った主人公が魔王である祖父と共に人間との戦争に勝利、そしたら未来が変わっていたけどその未来が魔族が世界中に蔓延り人間達が反乱の機会を窺っている状態です。それを見た主人公が間違っている!と思い自分の祖父である魔王を倒すシナリオですが・・・どうですか?」

 

すげーな。

 

俺の適当に作った即興の世界観と物語の序盤だけを伝えただけで一気にそんな物語を構築したのか?

 

流石シナリオライター。

 

雛鳥「恋愛要素を入れますか?」

 

洋介「あ〜・・・入れてもややこしくなるから入れないでいいかも。」

 

こういったゲームって変な恋愛要素入れると駄作になるからな。

 

雛鳥「先輩なら色々経験していてネタに困らないと思いましたのに。」

 

否定できない。

 

俺って一応ネタの宝庫みたいな感じだよな。

 

長谷川「なんだ?葉杉ついに恋人出来たのか?」

 

そう言えば報告したのこの中では雛鳥だけだったな。

 

雛鳥「課長、以前お弁当を持ってきたコハクさんが先輩の恋人ですよ。」

 

後輩が俺の恋愛事情を暴露しやがった。

 

別に話すななんて言ってないから責めることはしないが。

 

長谷川「な・・・なんだと・・・」

 

香原「ほぉ、コハクさんと・・・」

 

事情を知っているお2人はなんとも言えないような微妙な表情を浮かべている。

 

雛鳥は首を傾げている。

 

私何か変なこと言ったかな的な感じだ。

 

それから初期設定会議が終了した際に課長に呼び止められた。

 

長谷川「葉杉、すまないが少しだけ話がある。」

 

洋介「わかりました。」

 

雛鳥「それでは先輩、課長、社長、お先に失礼します。」

 

雛鳥が出て行き残ったのは俺ら3人。

 

長谷川「さて、説明をしてもらおうと。」

 

うん、俺とコハクの事か。

 

俺は経緯と更に帰る方法が分かった事を簡単に説明する。

 

 

 

 

説明を終えた後香原さんが腕組みをしながらうなずいた。

 

香原「葉杉くん。まずはおめでとうと言わせてもらいます。しかし剛田さんの後押しがあったにせよ軽率と思わないかな?」

 

そこだよな。

 

以前コレットの事を豪語した手前なんとも言えない。

 

洋介「言葉もありません。」

 

長谷川「葉杉、最後には別れる事になるんだ。それを分かった上で2人は付き合ったのか?」

 

洋介「俺はそのつもりです。」

 

香原「・・・正直私が葉杉くんの親なら2人の交際を認めるわけにはいかないが君は親友の孫だ。それに1人の責任の取れる成人だよ。何があっても君が責任を取るんだ。その選択が正しかろうと間違っておろうと全て君の責任だ。後悔しないようにしなさい。」

 

香原さんの言葉は正しい。

 

俺とコハクが決めた事だ。

 

それに関して誰もこれ以上は言われないし言わない。

 

そして最後に別れる事になっても俺は受け入れる。

 

だけどもしわがままを言えるのならコハク達を俺の家に連れてきた人物に俺はコハクとずっと一緒に居たいと伝える。

 

長谷川「社長に先に言われたから俺からは何も言うことはない。所で恋人ができた感想はどうだ?」

 

はい?

 

長谷川「やっぱり雰囲気が変わるのか!?胸が高鳴るか!?ドキドキなことが起きるのか!?」

 

40代前半のおっさんがドキドキなんて言わないでくれ。

 

気色悪い。

 

香原「若いですね〜」

 

香原さん助けてください!

 

長谷川「俺よりも彼女作りやがって!巨乳が来たら俺に紹介しやがれ!」

 

巨乳のキャラの大半思い人いますよ!?

 

それ以前全世界の女性の半数以上敵に回したぞ!

 

長谷川「コンチクショーーーーーー!!!」

 

長谷川雄一課長、この瞬間壊れた気がする。

 

 

 

 

 

 

 

それから1時間ずっと課長の愚痴と妬みに言葉を聞いていて香原さんはニコニコと笑っていた。

 

そして夕方。

 

家に帰るときにはかなり疲れた。

 

課長の壊れ具合がかなり怖かった。

 

家のドアを開ける。

 

いつもやってくるコハクが来ない。

 

どうしたんだ?

 

この場合はやって来た人が敵対している時が多いな。

 

ジェイドやジューダスが警戒してると思うんだが・・・

 

とりあえず中に入るか。

 

俺は靴を脱いで中に入りリビングに向かうと・・・

 

「あ、あのその落ち込まないで。」

 

クレア「あなたがそれを言いますと火に油では・・・」

 

メルディ「もげばいい!」

 

チェスター「いや!もいじゃダメだろ!?」

 

なんだこのカオス?

 

コハクとコレットは部屋の隅で座り込んでの文字を書いてる。

 

前にも見た気が・・・ベルベットが来た時だな。

 

そしてあいつは・・・

 

洋介「ティア・グランツ。」

 

アビスのお色気担当でありヒロイン。

 

男ならまず目が行く胸。

 

そして声優がギアスのC.Cと同じ声優のゆかなさんです。

 

神託の盾騎士団所属の女性。

 

側から見たら冷静沈着そうで冷たそうな印象を持つけど実は可愛いもの好きでチーグルであるミュウに心の中で可愛いなど褒め称えたりレディマイではユージーンの毛を赤い顔して触ったりクィッキーから逃げられたりモフモフ族に対して熱烈な視線を送ったりとしている。

 

課長好みの体だからな・・・

 

今度紹介できそう。

 

それと第七音譜術師(セブンスフォニマー)であり序盤から終盤までほぼパーティーに入れるほどの回復使い。

 

料理はできるが見た目が豪快らしい。

 

本名メシュティアリカ・アウラ・フェンデ。

 

生まれる前に父を亡くしホドが魔界に落ちたときに生まれた女性。

 

その際母も死亡、兄のヴァンと共にユリアシティのグランツ家に引き取られる。

 

ジェイド「おや洋介、おかえりなさい。」

 

洋介「ただいまジェイド、とりあえず見た感じだがコハクとコレットはティアの胸を見て・・・」

 

ジェイド「はい、ショックを受けています。」

 

あっさりと言うジェイド。

 

どうしようか。

 

とりあえず2人を励ましてくるか。

 

俺はコハクとコレットの元に向かう。

 

洋介「すまないがティア、退いてくれ。」

 

ティア「あ、あなたは?それになんで私の名前を?」

 

洋介「それは後から言う。今はこの2人を立ち直らせないと。」

 

ウッドロウ「今は彼にお任せください。」

 

ウッドロウが上手いことティアを引き離してもらう。

 

さて、どうしたもんかな?

 

洋介「あ〜コレット、ロイドは胸のことなんて気にしないぞ。」

 

コレット「でも、ロイド、スケベ大魔王の称号貰っちゃうよね?」

 

温泉イベント見たのか!?

 

コレット「ロイドはきっとリフィル先生やしいなのようなおっきなおっぱいがいいんだよ。」

 

あ〜、コレットはロイドを更に変態大魔王まで格上げさせるつもりか?

 

洋介「いやいや、ロイドはそんな所で好き嫌いを決めるわけじゃないぞ。ロイドはコレットのために旅について行って世界再生を成し遂げただろう?」

 

プレセア「そうです。ロイドさんがそのような事でコレットさんを嫌いになることはありません。」

 

プレセア、ナイスフォローだ。

 

洋介「そうだぞ、それにティアも2年前まであそこまで大きくなかったって本人言ってた。もしかしたらコレットだって2年後「それはありません。」・・・」

 

プレセアにバッサリ言い捨てられた。

 

おいいいいいい!!!

 

上げて落とすなよ!

 

プレセア「私はあの旅から2年後の世界から来ていますがコレットさんのお胸の大きさはほとんど変わっておりません。」

 

プレセアの無慈悲な言葉に更に落ち込む。

 

コレットは今にも泣きそうだ。

 

プレセア「そして私も何一つ成長しておりません。」

 

コレット「プレセア・・・」

 

そうだな。

 

プレセアは何一つ成長しない。

 

身長も・・・

 

あの日から何一つ成長しなくなったプレセアが1番酷だろうに。

 

コレット「プレセアーーーー!!!」

 

コレットはプレセアに抱きついた。

 

コレットはまだ成長の見込みはあるがプレセアはもう成長しない。

 

コレット「ごめんね!ごめんねプレセア!こんな事で落ち込んでごめんね!」

 

プレセア「大丈夫です。2年後は変わらなくてもその後から成長すると思います。ですので落ち込まないでください。」

 

コレット「ブレゼアーーーー!!!」

 

大泣きのコレット。

 

キャラ崩壊寸前じゃない?

 

いや一件落着かな?

 

しばらくプレセアにはコレットのハンカチ&抱き枕になってもらおう。

 

周りは少しホッとしている。

 

次はコハクだ。

 

どうしようかな〜。

 

洋介「コハク、俺は胸の大きさなんて気にしないぞ。」

 

以前はシングの名前を出したけど今回は俺でいいよな?

 

コハク「・・・」

 

コハクは少しだけ俺を見た。

 

洋介「俺が胸を気にした事あるか?」

 

コハク「ない。」

 

即答してくれて嬉しいな。

 

洋介「それにな、確かに女性の胸が大きいことは憧れかもしれないけど大きいと肩が凝ったりうつ伏せで寝ることもできないし動いていると揺れて動きにくいらしい。」

 

それが男の目の保養だけどな。

 

洋介「それとも俺が胸の大きい人に浮気すると思ってるか?」

 

コハク「ない。」

 

これも即答してくれた。

 

嬉しいな。

 

洋介「なら問題ないだろ?コハクは今のままで十分だよ。」

 

コハク「ほんと?」

 

こっちを向いて聞くコハク。

 

洋介「本当だ。」

 

俺はコハクの頭を撫でる。

 

コハク「えへへ、ごめんね、洋介。」

 

俺に笑ってみせるコハクが可愛すぎ。

 

とりあえず機嫌が治ったな。

 

ティア「えっと・・・どう言う事?」

 

ジューダス「気にするな。ただの茶番だ。」

 

何気に失礼な事言うなよジューダス。

 

 

 

 

 

あれからコレットとコハクが元に戻りとりあえずティアをリビングに座っていただく。

 

その間ジェイドには黙っていてもらう。

 

もしジェイドの正体をバラすとティアは警戒する可能性あるためだ。

 

ティア「信じられないわね。ここが別世界だって言われてもピンとこないわ。」

 

まぁ当たり前の反応だな。

 

洋介「まぁそれが当たり前な反応だしいきなり信じろと言わない。それに兄を止めるためにファブレ家に乗り込むんだしここで鍛えてもいいんじゃないか?」

 

序盤の出来事のひとつ、主人公ルークの住むファブレ家にティアが乗り込んできてヴァンを殺そうとするも失敗。

 

争いに首突っ込んで来たルークを巻き込む形で術を使用してまさかの擬似超振動を起こしそのせいでめっちゃ遠い所に飛んだ。

 

ルークを巻き込んでしまったため責任を感じたティアはルークを家に返すために一緒に旅をするようになるのが序盤。

 

中盤からはやらかしたルークを辛い言葉を投げかけたりもしたがなんだかんだ見守っていき最終的には認める事になる。

 

あの作品は主人公のルークが成長する話だよな。

 

文字通り生まれた意味を知るRPGだよな。

 

俺の言葉にティアは瞬時に投げナイフを取り出したがジェイドとマリクに阻まれた。

 

ジェイド「おやおや、私と同じ事をしようとするのはどこの誰でしょうか?」

 

マリク「悪いけどあんた以外に軍人や元軍人がいるんでな。変なことは起こさないことだ。」

 

ジェイドは槍をティアの喉に、マリクは投刃をティアの目の前のテーブルに突き立てた。

 

家具壊すなよ。

 

そこまで高くないけど壊されたくないな。

 

チェスター「ジェイドも洋介に何かしたのか?」

 

コレット「槍を突きつけたよ。」

 

チェスター「おぉ!?怒らせるとヤバいやつだと思っていたがそれ程・・・」

 

ジェイド「チェスター。口は災いの元ですよ。」

 

ジェイドの鋭い視線がチェスターを射抜く。

 

チェスターは青ざめてガラドの後ろに隠れた。

 

流石このメンバー1、2位を争うレベルのキャラ。

 

マリク「ジェイド、この子とは同郷だろ?」

 

ティア「えっ?」

 

驚いたようだ。

 

まさか同郷の人がここにいるなんて思っていなかったんだろう。

 

ジェイド「えぇそうです、ですが現在の立場上彼女は中立国なのでどうしようか考えていまして。」

 

ティア「その言い方・・・キムラスカ!?マルクト!?」

 

ジェイド「初めましてティア・グランツさん。私はマルクト帝国軍第三師団団長のジェイド・カーティスと言います。階級は大佐、以後お見知り置きお。」

 

ティア「っ!?死霊使いジェイド!」

 

ジェイド「おやぁ、ローレライ教団でも私の2つ名をご存知とは光栄ですね〜。サフィールが教えたのですか?ですがこの世界では死霊使いもヴァン総長の妹という肩書は意味がありません。」

 

ティア「・・・どう意味?」

 

何この一触即発な雰囲気?

 

ジェイド「ここは平和な国です。争いはなく私達のような人間が邪魔な世界です。ここでは教団や軍関係なく仲良くしませんか?」

 

あのジェイドの口から仲良くって言葉が飛んできた!?

 

あのジェイドが!あのジェイドが!

 

ジェイド「洋介、真夜中に耳元で呪咀を言われたくなければその思考を止めなさい。」

 

思考を読まれた!

 

子安さんの声を耳元で聞けるなら呪咀を言われてもいいかも・・・

 

ジェイド「それに私たちは彼の家に住ませていただいています。ここには王族や罪人、元軍人や子供、学生など身分性別関係なく集められています。そんな中で元の世界の国のいざこざなど持ち込むには野暮だと思いませんか?」

 

まぁ持ち込まれても迷惑なだけだし。

 

個人的ないざこざなら何回かあったけど。

 

ジェイド「ついでに言いますが私は家庭教師をしています。少しでも彼の金銭面を楽にさせたいからです。」

 

コレット「私とガラドはペットショップで働いてるよ。」

 

ベルベット「私とジューダスは使用人よ。」

 

マリク「俺はバーで働いている。」

 

シェリア「私は焼き鳥屋で働かせてもらってるわ。」

 

プレセア「私は猫カフェです。」

 

メルディ「メルディとクィッキーは服屋!」

 

クィッキー「クィキー!」

 

チェスター「えぇっと俺は猟友会に誘われてな。そこで狩りをした獲物を金に変えてもらう。」

 

ウッドロウ「私は学校で弓を教えています。」

 

コハク「えっと、私とクレアとマオとジュードとここにいないけどリタって子は家の掃除などしてるよ。」

 

リタは基本的に引きこもりだけど。

 

ジェイド「全員別々の世界から来てこうやって仕事を紹介していただいています。身分が無くなればただの男女です。ここは一旦お互い矛を収めませんか?」

 

ティアはナイフから手を離さず当たりを見渡す。

 

まぁいきなりじゃ無理だろうし俺とコハクでなんとか馴染むまで話し合うと言う手段もあるんだが・・・

 

ティア「・・・ふぅ、死霊使いがそこまで言うのならいいわ。」

 

ティアはナイフをテーブルに置いた。

 

ティア「ごめんなさい。これでも軍人だからいきなり信用しろなんて言われても無理なの。」

 

ガラド「それくらいわかっているさ。それにお嬢さんと同じ反応をした奴なんて何人もいるからな。」

 

そうだな。ジューダスとシェリアとジェイド、それとコハクだな。

 

ティア「ティアでいいわ。それと慣れるまで時間かかると思うけどしばらく厄介になるわ。」

 

ジェイド「私に言うのではなくここの家主の洋介に言ってください。もし慣れてきて仕事をしたくなったら彼に仕事を紹介して貰ってください。」

 

実は候補がひとつあるんだよな。

 

それはまた今度。

 

洋介「まぁなんだ。よろしくな。とりあえずここにいる人達と戦って強くなってもいいし仕事してもいいし好きにしてくれ。」

 

ティア「それって私にとって好待遇だけど・・・」

 

洋介「いきなり仕事探して来いって言われても無理だろ?言葉も文化も違うから。だったら慣れるまでここで過ごしてみんなと仲良くなってから仕事してゲームして強くなって行けばいい。」

 

俺は頭にクィッキーを乗せたメルディを手招きした。

 

メルディは首を傾げながら俺の元にやって来た。

 

ティアは真顔で俺に顔を向けているがしょっちゅうクィッキーに視線がいっている。

 

事情を知っているジェイドは俺の行動に呆れている。

 

可愛い物好きだからな。

 

後で部屋にピカチュウとかケロちゃんとかにゃんこ先生とかのぬいぐるみを持って行って見るか。

 

こうしてティアがやって来た。




称号

コハク

愛さえあれば胸なんて気にしない!

この後コハクは洋介の布団に潜り込んできた。


コレット

愛さえあれば小さくても気にしない!

ロイドを振り向かせるために女を磨く!



ジェイド

読心術?

皆さん顔に出やすいですよ。



プレセア

変わらないもの

私は変わりません・・・成長的に・・・



ティア

可愛いものマスター初級

洋介の部屋に置いてあったぬいぐるみに埋れてデレデレの顔に!?


逃げられる!?

後日クィッキーをモフモフしすぎて2度とティアに近づかなくなった。


それでは次のアンケートですが・・・19人目はゼスティリアにします!

キャラは以前感想でいただきましたアリーシャとエドナ+2名にします。

残り2人を作者が勝手に決めるとろくなことがないので一度感想でいいので残り2人のゼスティリアキャラをお願いします。

その中で多く名前を挙げられたキャラ2名をアンケートに加えます。

期間は次に投稿までにします。

ご迷惑だと思いますがご協力お願いします。

ダメな作者ですが今後ともよろしくお願いします。

19人目ゼスティリアからの参加キャラ

  • アリーシャ
  • エドナ
  • ミボ(ミクリオ坊や)
  • ライラ
  • ロゼ

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