やはり彼女が帰ってくるのは間違いなくまちがっている   作:マッキーガイア

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すいません次回、遅れます。あと、三週間もさぼってスイマセン


番外編:煩悩退散、煩悩退散んんっっっ!!!!

日曜朝、いつもはプリ〇ュアの時間なのでもうとっくに起きてテレビの前に居座っている時間帯だったのにその日に限って寝過ごしてしまった。

プ〇キュアを犠牲にした代理条件で素晴らしい朝(プリキ〇アを見てない時点で今日のやるべきことは終わっているが)になった。もうやることないけど。

 

でも、まぁ、何と言うかまだ怠い。まだ寝てたいって言うか。寝るわ。〇リキュア見れなかったし

 

どうせわざわざ俺を起こしに来る奴なんかいないだろうし...「キャッ...」...ん?

 

今誰か「キャ」って女っぽい感じで言わなかったか?

あれぃ?なんか手に柔らかい感触とぬくもりが.........

 

 

 

「......って!!何やってんだエルフェ!!??」

 

 

 

そこにはいつの間にかベットに潜り込んでいたエルフェの姿があった。

なぜか『やってやったぜ☆』と言う顔をしながらこちらをニヤニヤと眺めてくる......クッソ可愛いじゃねーかコノヤロー。

 

するとエルフェは白い髪をバサッと撫でながら俺の顔を覗き込んだ

 

「おはようございます。ハチ君?昨日はお楽しみでしたね?」

 

「まて、お前俺に何をした?」

 

エルフェの発言に俺はすこし動揺しながら聞く。

するとエルフェはニヤケながら答えた

 

 

 

「知ってますか?女の子には秘密が付きものなんですよ?」

 

 

 

「おい!!!おまっ!!何しやがったぁぁぁぁ!!!!」

 

 

 

結局答えてくれなかった。

 

 

 

☆☆☆

 

 

 

とまぁ、そんな事色々がありまして。

 

俺は自分の理性を鍛えなおすことにした。

理性とは抑えてなんぼの長物である。抑えられない人はドSかドM。それかただの変態だ。

 

俺は理性の化け物とまで言われた比企谷八幡だぞ?それをよくもまぁもて遊んでくれたなぁ?なぁ?エルフェさんよぉ?俺のテクニックで泣かせてやるぜっ(意味深〔特に変な意味ではないことは確か〕)

 

と言う事で。私くし事、比企谷八幡は土曜と言うサマーじゃないバケーションを削って。神社へ座禅を組みにを来ております。

 

「フンッ!!!」

 

「あいったぁぁぁぁぁぁ!!!!」

 

「煩悩退散っ!!!」

 

「ぼ、煩悩退散!!!」

 

 

ていうか、なんだこの人。さっきから煩悩退散、煩悩退散。痛いし、うるさい。

 

 

「何か言ったかね?」

 

「いっ、いえ何もっ!!!」

 

 

心を読んだだとぉ!!??

 

 

 

「はぁ......」

 

 

 

でも、まぁ。よくもここまで今の俺にぴったしの神社が見つかったよな?

インターネットを探したらすぐに見つかった。なんだか、うさん臭かったけどな。

隣を流れる滝もきれいだし。なんか滝行も出来るらしいし。ここまで俺にぴったりな神社もなかなかないよな。

 

まぁ、神主の姿が中学生っぽいのは置いておくとして。

 

 

「そうだ、滝行してみないかね?」

 

 

ニヤニヤと俺を見る神主。

うさん臭いし。よく見ると頭の禿げの部分ズラだ。そこから髪の毛ボサッて出てきてるし。でも、出来るならやりたいし...めんどくさいけど...

 

「じ、じゃあ、やってみようかな?......」

 

「そうかそうか...やぁ...りぃ...たぁ...いんだねェ...?」

 

今なんか言い方可笑しかった!!言い方おかしかった!!

俺は少し動揺するがそれを知らんとばかりに手を取る神主。なんか怖い。

 

「さて、行こうか迷える子羊よ。俺の神道、見せてやるよ」

 

ニッコリと今日一番の笑顔を見せる神主、結論「この人怖い」

 

 

☆☆☆

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

—―――――――私は無である。

 

 

 

 

 

 

 

 

滝にあたりながら思った。

 

 

そうなんだみんな無なんだ。

 

 

今の私には性欲などない。

 

 

欲望もない。

 

 

つまりこの状態こそが仏に一番近い状態。

 

 

仏とは無欲なのだよ。

 

 

だから人々に等しく愛を与えてくれるのだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

私は悟りを開いt「はい!はい!はい!悟りなんか開くな!!目を覚ませ!!」

 

俺は目を覚ます。目の前にはやっぱりハゲのズラなエロい中学生が居た。

どうやら悟りを開く一歩手前だったらしい。危なかった。

 

「じゃあ、取り合えず次の修行をするぞ?」

 

「あ、はい、分かりました」

 

俺は濡れた服を持ちながら立ち上がる。

神主についていくと仏間に連れていかれた。多分、雑巾がけかなんかだろう。そう思っていた.........この時までは

 

 

 

「じゃあ君にはこのおっぱい仏像の手入れをしてもらう雑巾でしっかり拭くように!!」

 

 

 

「いやいやいやいやいやいやいやいやいやいや...おかしいだろ!!色々と!!」

 

 

 

そこには大仏と言うよりは裸の女の像が立っていた。

 

 

「うん?何がおかしいのだね?キミィ?」

 

「いや、ここ神社でしょ?なんで仏像じゃないんだよ!!??」

 

「HAHAHA、面白い事を言うねェ...神社によってそれぞれ祭っている神が違うのは知らないのか?つまり俺の神社が祭っているのは............おっぱいだ」

 

こ、コイツ...煩悩退散とか自分で言っておいて。おっぱい祭ってやがるだとぉ?

 

「とりあえず、しっかりと拭いておきたまえ。ガハハハハハ...」

 

笑いながら何処かえ消えていく神主。クソッ、とんだ変態神社に来てしまったようだ。

 

 

 

 

「......しかし、どこから拭いたらいいんだ?......これ...」

 

 

 

 

俺は目の前の自分の現状に焦り始めたのだ。

 

『これを拭くとしてだ...もし、こんなところを誰かに見つかったらどうする?どうすればいい?こんな山奥の小さな町だ。俺の知っている奴が来るとは思えんが。それでも見つかったらやヴぁい...警察に連絡されるのがオチだ』

 

「すみませーん。誰かいますか~?」

 

ふと、声が聞こえた。今一番聞きたくない奴の......

 

 

 

 

「......ハチくーん?」

 

 

 

 

『え、え、え、え、エルフェェェェェェ!!!???』

 

心の中で叫ぶ。叫びそうなのを一生懸命我慢して心にしまった。

 

「でも、ここに居るって聞いたんだけどなぁ...ですよねぇ?雪ノ下さん?」

 

 

 

『はぁぁぁ!!??雪ノ下ぁぁぁぁぁぁ!!!!???何故お前もここにぃ!!??』

 

 

 

一人じゃないようだ。てか、この作品で雪ノ下ほぼ一話しか出てなかったからすっかり忘れてた。

 

「ゆきのん...どうしたの?」

 

「いや...なんだか比企谷君が私の名前を呼んだ気がして...」

 

『分かってたけど、由比ヶ浜さん来てたのね?』

 

何故か由比ヶ浜には少し冷たい八幡だった。

 

 

 

「どうしたのかね?君たち?」

 

 

 

神主登場。やばい。絶対ダメな奴やん。

だってほら神主の目見てみ?来てから由比ヶ浜のある一定の部分しか見てないもん。他は......まぁ、ごめん

 

「すみません。比企谷八幡くんっていますか?」

 

エルフェが神主にそう言った。

 

「ああ、今日来てる訓練生の事かね?それがどうしたのかね?」

 

え?待って訓練生って何

 

「お弁当持ってきたんですけど。良いですか?」

 

「ああ、いいよ私もそろそろお昼にしようと思っていたからね。」

 

わざっとっぽいんだよ。神主!!もっと自然にしろ。

 

 

「じゃあ失礼しまーす」

 

 

ニコニコと神主は笑っているのを横目にエルフェたちはずかずかと館内に入り始めた。

クソッ!!仏間まであと、10メートルどうする!!どうする!!

 

 

「あ、じゃ、ここで待っててね?」

 

 

へ?......神主!?

 

 

 

「おい、早く来い。昼飯だぞ」

 

 

 

「おぉぉぉい!!神主ィィィ!!!今のはあれだろ!!??エルフェが入りそうになってるところを俺がどうにかするって感じの所だろーが!!」

 

「知らねぇぇぇよ!!ここにゃあ俺の趣味の異物だってあるんだ!!女には見せられないものだらけだからねェ!!女に見せたら完全に破壊される。どっかのチョップ女みたいになぁ!!」

 

女にどんなトラウマがあるんだよ。おっぱい祭ってるくせに。

そう思いながら渋々付いて行く。

 

「あ、ハチ君久しぶりです」

 

「こんにちは比企谷君」

 

「やっはろーヒッキー」

 

上からエルフェ、雪ノ下、由比ヶ浜の順である。

俺は神主の隣に座る。

 

「どうしたんだ?お前ら。此処のことは誰にも言っていないはずだが」

 

「小町ちゃんに聞いたんだよ。おそらくここだろうって」

 

どんな情報網してんだよ。妹よ。そしてそれを完全に信じるお前ら、どこから出るんだよその小町への絶対信頼は。

 

「にしても、どうしてこんな場所で修行なんかしてるのかしら?休みを削ってまでして」

 

雪ノ下、それは聞かれたくなかった

 

「いやな?なんか休みだからと言ってだらけてるのh「嘘ね?」......」

 

そこで横やり入れるな雪ノ下

 

「まぁいいわ。何かしらの事情があるのでしょうけど聞かないでおきましょう。それよりお弁当を作ったのだけれども食べてくれないかしら?」

 

おっと~ここでデレるとはなかなかやりますな。

そう思いながら弁当を見る。どうやらサンドイッチのようだ。

俺はそれを一つ取り口に運ぶ。

 

「旨いっ!!」

 

「よかったわ。作ったかいがあった」

 

そういう雪ノ下。なんか違くね?そう思う

 

 

 

 

 

「わ、私のも食べてよ」

 

 

 

 

その瞬間時間が止まった。

最終兵器、由比ヶ浜である。ああ、死んだな俺...

 

弁当を見ると、安定のダークマター。

 

「あ、これ、卵焼き」

 

この炭が卵焼きですか...俺がおかしいのか、由比ヶ浜がおかしいのか。

俺は勇気を振り絞って逝くことにした。

 

 

「いただきます。」

 

 

それを言ってしまえば後戻りはできない。箸を使って上手く取りゆっくりと口に運んだ

 

『サクサクとチップスのように食べやすく。時々ぐにょぐにょしてる部分がいじらしくて。本来の卵焼きの甘さを打ち消して辛さだけが残った感じ』

 

つまりまとめて言うと『死』である。

 

 

 

俺は死んだのだ。

 

 

 

☆☆☆

 

 

 

 

目が覚めると体が縮んでいるわけでもなく、異世界に行ってるわけでもなくただただオレンジ色の空が広がっていた。

周りには死体の山が。何があった?

 

「あ、起きたんですか?」

 

お茶を持ってきていたエルフェに気が付いた。

神主は...うん、死んでる。

 

「ああ、目が覚めたらこの惨劇だったから驚いた。」

 

「あの後大変だったんですよ?由比ヶ浜さんの卵焼きがみんなに行き届いちゃって」

 

そうかだから...ご愁傷さまです。

 

「そろそろ帰んなきゃヤバい時間だよな?みんなそろそろ起こすか?」

 

「はい。でも少し話に付き合ってもらいえませんか?」

 

その真面目な雰囲気で俺は首を縦に振る事しかできなかった。

するとエルフェは隣で寄り添いながら語り始めた。

 

「私ね?ホントは少し怖かったんです。」

 

「...怖かった?」

 

「はい、ハチ君に否定されたらどうしようとか。嫌われたらとか...まぁ、ホントはもっとひどいかったんですがね?」

 

「それは~すまなかった」

 

エルフェは「いえ」と返した

 

「でも今はハチ君はどっちのハチ君でも大好きです。前のハチ君もカッコよかったし。今のハチ君も...その~...かっこいいです///」

 

俺はその言葉を聞いて少し顔を赤くする。

 

 

 

「でも、私はどっちにしても............あなたが好きです。」

 

 

 

だからだろう、彼女の姿に俺は少し見とれてしまっていたのは。

彼女はただただ真っすぐなのだ。真っすぐに恋をしている。だから俺は.........

 

 

「そうかよ......そろそろ、みんな起こそうぜ」

 

彼女はにっこりと笑って「はい!」と言った。

 

 

 

 

 

これが俺の番外編である。

 

 

 

 

「とーもーちゃーん?」

 

「へ?...そ...は...ら?」

 

「こんなところで神主って...何やってるのかな?」

 

「いや~その~...」

 

「あと、この像何?」

 

「あ、ああ~それ~ね...」

 

 

 

 

その後、ある少年の断末魔が町中に聞こえたそうな。

 

 




完全にやらかしてるね?この作者

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