やはり彼女が帰ってくるのは間違いなくまちがっている   作:マッキーガイア

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Re:make!!7話:アヒル、お昼

4時間目の終了のチャイムが響き、授業が終わる。

やっと昼休み、ただこれを楽しみに学校にきてる気がする。まぁ割に会ってないんだが、そんな事を思いながら俺は購買に行くために財布を握った。

 

「エルフェさん、お昼ご飯一緒にどうだい?」

 

瞬間、ふと隣からイケメン野郎のいけすました顔が視界に入る。

 

葉山か…

 

そういえば此奴エルフェが転入してから一度もエルフェに話しかけた覚えが無かった。転入生なんかが来たら一番に話しかけて来そうな感じなのに、なぜ今更?

 

「え、えっと〜……」

 

エルフェは困っている。チラッチラッとこちらを見ては何かを望んでいる様だった。

 

 

 

ーー俺の事は気にすんな、行きたいんなら行け。

 

 

 

アイコンタクトでそう言うとエルフェは諦めた様に頷く。

 

何だろうかアイコンタクトでここまで意味が通じ会うとは思はなかった。自分のあいつへの信頼度の高さが伺える。

 

「…分かりました。良いですよ」

 

「じゃあ決まりだね由美子、みんな、エルフェさんも一緒でいいかい?」

 

「いいよ、うち丁度エルフェさんと話したいと思ってたし」

 

「私もいいよー」

 

そうそれぞれが返すとエルフェは由比ヶ浜の席の近くに座った。

まぁ由比ヶ浜も居るしあんまり心配する必要は無いかな?

そう思うと俺は購買に向う。あ、やばいもう売り切るてるかも

 

 

 

 

 

☆☆☆

 

 

 

 

結果、無事パンを入手する事が出来た。やはりコンビニなどで買える物くらいしか無いがそれでも無いだけマシだろう

 

パン片手にマイベストプレイスに居座る。いつもはそこにエルフェがいるのだが今日は居ないのでいつもより隣が広くなった感じがする。あれから十数分が経った。まぁ何ごとも無いって事は大丈夫なんだろう。

正直彼女が隣に居なくて寂しいという気持ちはない。寧ろ安心した。ボッチの俺ばかり相手にしていたらあいつのカーストが下がる一方だったからな。丁度いいタイミングできてくれたとあのイケメンに言ってやらんでも無いまである。でもまぁ、なんだかやはり隣が寂しい感じが否めないのも確か。なんだかんだ言って俺は寂しいんだなって思う。

 

「寂しい…か」

 

久々にそんな気持ちになった。

中学生の頃は一度もそんな事を感じた事は無かった。たしか最後にそんな事を感じたのは…………。

 

 

「ああ、そうか、そうだった」

 

 

あの娘が転校した時だった。

 

あの娘が転校してその次の日もこんな気持ちだった気がする。たしかその後一回も会ってないんだっけ。たしか名前は…

 

あれ?……

 

 

「……何がそうだったんですか?」

 

 

ふと、いつも聞いた声が聞こえた。

 

ふわっと白い髪が目の前を通りすぎる。

 

一瞬、その青い瞳に見惚れた。

 

そして輪郭に懐かしさを覚えた。

 

 

「…………リーちゃん」

 

 

そう、つい何気なく発した言葉に俺は違和感をもてなかった。

するとエルフェは目を大きく開き驚く。

 

 

「思い…出したんですか…?」

 

 

そう聞かれる。少し涙が出ている様子だ。

 

「いや違う、ちょっと名前が出てきただけだ。」

 

「そう、ですか。でも名前が出てきたって事はハチくんはやはりはちくんだったって事ですよね?」

 

そう聞かれると俺は少しもごるが、まぁそれしか無いと言わざる得ないほどにその部分的な記憶はハッキリしていた。だがここでそれを言う訳にもいかず

 

「し、知らん」

 

と一言言うしか無かった。

でもエルフェの顔は確信に満ちていた。

 

「そ、そういえばエルフェ。葉山たちと食べるんじゃ無かったのか?」

 

「いやぁ、やっぱりここの方が安心しますからね。何せはちくんの隣ですから。」

 

「いや、その方が不安しかないと思うが、むしろ葉山たちの方が…」

 

良いと言おうと思ったがやめる。

するとエルフェは能弁になって語ってきた。

 

「だってあの人たち(男限定)色眼鏡で私を見てくる様な人たちばかりですよ?長年ああいう仕事をやっているとそうい目にも慣れてくるものですが。でもやっばり嫌なものは嫌ですから」

 

そういうとら彼女は隣に腰を掛けた。

 

「それと一つ怒っていることがあります。」

 

「何?」

 

「なんで葉山くんが話しかけた時私を連れ出してくれなかったんですか!」

 

「えぇ……」

 

「私!貴方がきっと連れ出してくれるって信じてたんですよ!!なのになんで!いきなりアイコンタクトで行けみたいなこと言うんですか!私の方が引けなくなっちゃったじゃないですか!」

 

えぇ、理不尽。

エルフェはぷんぶんと怒りながら俺を見ているが、いやすまん、怖くない、むしろスッゲーかわいいです……

 

「まったく…………ん?由比ヶ浜さん?」

 

エルフェは俺の向こう側を見ながら言う。俺も振り返ると其処には由比ヶ浜が申し訳なさそうにこっちに歩いてくるのがわかる。

 

「リーラちゃん、ごめんね。なんか嫌な気分にさせたみたいで」

 

「いえいえ、ただ私がハチくんと一緒に居たかっただけですから」

 

「でも…………」

 

「由比ヶ浜さんが気に病む必要は無いですよ。ただあのグループが私に合わなかっただけで」

 

「……う〜んわかったよ。ごめんね変な気を使わせちゃって」

 

そう言うと由比ヶ浜は手を振って離れてった。あれは…奉仕部の方面か。雪ノ下はいつも休み時間はあそこに居るからな。用でもあるんだろう

 

「由比ヶ浜さん雪ノ下さんとすごく仲が良いですよね」

 

「まぁ、そうだな。部活の時のあの接近度はヤバい」

 

放課後の百合百合とした場面を思い出す。

 

「羨ましいなぁ~」

 

ん?何を言った?この娘?

 

「羨ましくないですか?あんなに仲いいの」

 

「いやまて、あのレベルがか?」

 

「はい、っていう事で雪ノ下さんと由比ヶ浜さんの所へ行ってきまーす」

 

なんの躊躇もなくエルフェは走り出して逝った。

 

 

はぁ、今日もいい天気だな。

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