やはり彼女が帰ってくるのは間違いなくまちがっている   作:マッキーガイア

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期末テストで遅れましたすいません。


4話:小町は言った

「「ただいまー」」

 

ドアを開ける音とともに俺たち二人はそう言う。

玄関をくぐると俺にとってはいつも通りの空間が広がるしかしエルフェにはそうではなかった

隣の方ではエルフェが「久びりだなぁ」とか「変わってないなぁ」とか言っているのが聞こえる。

しばらくするとリビングから声が聞こえてきた。

 

「おかえりーお兄ちゃん、おねぇ・・・・・・あれ?」

 

気が抜けるような声の持ち主、我が愛しの妹“比企谷 小町”だ

しばらくして小町の「ふぁ!?」という奇鳴がきこえてきた

その瞬間、奥の方から急ぐ足音が聞こえてくる。

 

 

「お姉ちゃん!!??」

 

 

走ってきた小町の目には少し涙が溢れていた

 

 

「ただいま小町ちゃん............」

 

 

エルフェは静かに笑って小町を安心させるような声でただいまを言う

すると小町はエルフェの顔を見るとエルフェに抱き着き泣き始めた

 

 

「おねぇちゃぁぁぁぁぁぁぁぁん・・・・!!」

 

 

抱き着きながら泣く小町の頭を撫でながらエルフェは言う

 

「ごめんね寂しかったんだよね小町ちゃん。ごめんねなかなか帰ってこれなくて」

 

 

そんな二人を見ている俺はまるで離れ離れだった親子が再び出会ったようなそんな感覚に陥る。

 

その後10分ほど玄関ではしばらく小町の泣き声がずっと響いていた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

しばらくして小町が落ち着いてきた

そして小町は目を真っ赤にして俺の方をを見て言う

 

「・・・・・・・・お兄ちゃん、話さなきゃいけないことがあるの・・・・」

 

「・・・・なんだ?」

 

小町は悲しい顔をしながら答える

 

「・・・・・・お兄ちゃんの記憶について・・・・・・」

 

 

 

「・・・・・・・ああ、分かった」

 

俺は静かに答えるとリビングに行こうと靴を脱ぎこわばった小町の頭を少しなでた後リビングに入る

真っ先に冷蔵庫に向かい飲みものを出す

 

「エルフェと小町はコーヒーでいいか?」

 

後から入ってきたエルフェと小町に飲み物を聞く

 

「うん、それでいいよ」

 

「お願いします。ハチ君」

 

「オーケー、コーヒーね。」

 

 

しばらくして自前のコーヒーメーカーでコーヒーを入れ二人の前に出す。俺は買い置きのマッカンを持ちソファーに座った。

ハッキリ言ってまだ聞く姿勢にはなれない。俺は俺自身を落ち着けるためにカンを開け少し飲む

 

「・・・・・・ハチ君やっぱりそんなの飲んでる。体に良くないですよ。」

 

「いいんだよ俺は、人生が苦いんだったらコーヒーくらいは甘くてもいいだろ・・・・」

 

するとエルフェはため息を吐いて言う

 

「何言ってんですか?ハチ君もう人生の悪いとこ全部見てきたみたいに言って。まだまだ若いんですから」

 

お前は俺のお母さんかよ...............

そんなどうでもいいような話をしながら俺たちは小町と向き合う

 

 

 

 

  ☆  ☆  ☆  ☆  ☆

 

 

 

 

 

「このことを話す前にお兄ちゃん一つ聞いてもいい?」

 

小町は俺の方を見て聞く

 

「え?ああ、いいが。何だ?」

 

俺がそう答えると小町は真剣な表情で聞く

 

 

「お兄ちゃんはさ、いつから自分がボッチになったと思ってる?」

 

「は?いつからって・・・・・・小学生・・・・・・いや、もっと前からだったと思うが?なんだ?もしかして俺の黒歴史あさりたいの?」

 

そんなの事されたら俺死んじゃうよ?

 

「ふざけないで小町はちゃんと聞いてるの!・・・・・・・まぁいいやごみぃちゃんだし・・・」

 

いや、なんだよごみぃちゃんってひどくない!?

あれ?エルフェがなんかこっち見てる?

 

「じゃあお姉ちゃんお兄ちゃんはボッチだった記憶がある?」

 

小町はエルフェにそう聞く

何当たり前の事を・・・・・・・・・

 

「な、無いよ。だってハチ君、クラスの中心だったし」

 

は?何言ってんだコイツ?俺がクラスの中心?んな事無理に決まってるだろ?

すると小町は俺を見て言う

 

「ほら、話が食い違ってるでしょ?」

 

「ああ、確かにな。だがそれは何の根拠にもならんぞ?もしかしたらエルフェが話に合わせてるだけかも・・・・・・・・・まぁ、それはないだろうけど」

 

そう言うと小町は「やっぱりお兄ちゃんは捻デレだなぁ」と言いながらクローゼットを開ける。うるせぇ!俺は捻デレじゃない

 

 

「どこだったかな~これ?違う・・・・これも・・・違う・・・・・・・・あった!これだ!!」

 

 

すると小町が8冊のアルバムを出す

 

「なんだこれ?2008年から2016?一昨年までのアルバム?」

 

「じゃあお兄ちゃんこのアルバムの中からお兄ちゃんがひとりで写ってる写真を全部見つけて!」

 

「・・・・・・・はぁ?」

 

「良いから!」

 

小町に無理やり渡された一つのアルバムを渡される

渡された限り探さない訳もいかないので「なんでそんな公開処刑みたいなことを・・・」とぼやきながら渋々開く

 

「んなもんない訳が・・・・・・・・あれ?誰だこいつ?」

 

そこには俺の隣に女の子が3人程映っていた。

一人はエルフェだと思うが、他の二人がわからない。短髪の茶髪と黒髪のロング、どこかで見たような。

 

 

「あ!それ私とユーちゃんとニューちゃんじゃない!?懐かしいなぁ」

 

ユー?ニュー?分からん

 

「私も良くリューって呼ばれてたなぁ。あっハチ君はそのままだったけど」

 

皆そんなネームセンスだったんだね。

 

「だがこんな奴覚えてないんだがなぁ、俺そんなに記憶力悪かったっけ?」

 

すると小町が現れる

 

「それはこれから教えるから。で?あった?無かった?」

 

「あっ、忘れてたわもうちょっと待ってくれ。・・・・・・・・」

 

俺はアルバムをめくりながら探していく。いくつかどう見ても盗撮だろ?と思うものもあったがそれですら一つたりとも必ず俺の隣には人がいた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「・・は?・・・・・・・・・・・・なかった?ありえないだろ?」

 

最後のアルバムの最後のページを見てからそうつぶやく。

ましてや何故か俺の盗撮らしき物まであったのにそこにもなかったのだ。

 

「どう?無かったでしょ?」

 

隣でコーヒーを飲んでいた小町はそう聞く

 

「・・・・・・・・・・ああ、無い筈はないんだけどな」

 

「だよねぇ~ましてお兄ちゃんだよ?無いわけがないよね?さぁどうしてか・・・・説明するね」

 

さっきまで泣いていた奴とは思えないほど張り切ったように小町は答える

 

「ここからはおふざけなしで答えるね。単刀直入に言う実はお兄ちゃんは・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

 

そう続けて小町は言った

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「去年の事故で一回死んだんだ・・・・・・・・・」

 

 

 

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