インフィニット・ストラトス 転生者は双子の姉   作:夜光・陽炎

11 / 55
注意、今話は少々カオスです、気をつけて


第十一話・そんな!活動限界のはず、動けるはずがありません!まさか‥‥千冬さんが暴走!?

どーもー、凪紗でーす。

 

三ヶ月前、ドイツにやってきて、シュヴァルツェ・ハーゼと言う部隊の教官になって、もう三ヶ月経ちました。

その様子と言うと‥‥‥

 

「ミシェル!サラ!エーニィはあと三周!遅いんだよお前ら!」

 

「え~!?」

 

「そ、そんなぁ~‥‥‥」

 

「す、少しは休ませてぇ~」

 

今の現状。シュヴァルツェ・ハーゼの隊員が心を開いてくれましたよ。

まあ、一人以外はその者意外全員開いてから一ヶ月後に開いてくれましたけど。最初は皆ビクビクしてて近づきづらかったですよ。やっぱ殺気を放ったのが不味かったな?

 

「文句があるなら走れ!さっさと出発!」

 

「「「は~い‥‥‥」」」

 

まあ、というわけで教官をしてもらわせている。出来は‥‥‥今後の成長次第ってとこかな?

退屈はしていないし、逆にちょっと楽しい。ここにきて良かった事の一つだ。

先ほどから実践訓練をしている。本当は千冬さんが担当するはずだったのだが、千冬さんが「疲れた、交代してくれ‥‥」と言ったからである。あの千冬さんが?と思うかもしれないが、一応人間なのだから当たり前か。

 

で、隊長のラウラは

 

「な、凪紗。少しISの調子を見てくれ‥‥‥」

 

後でISの動作に手間取っているラウラ、その機体は訓練用IS『シュヴァルツェア・クロイゼルング・PT(プロトタイプ)』だ。先月試作のISをドイツ側から送ってきて、それをずっとテストしているのである。勿論、『シュヴァルツェア・レーゲン』のデータ集めに使用する機体である。形はそんなにごつくないが、少し脚が太い。重装備用の機体だろうが、機体の性能不足と未完成の試作機体なので一から設定しなければいけないので前々から苦戦しているのだ。厄介なもの寄越しやがって。

 

しかし、ラウラが心を開いてから「教官」と呼ぶようになったが、そう呼ばれるのも釈なので「凪紗」と名前で呼べと命じたとき、なんか顔が赤くなってたが気のせいか?

まあいいや、とりあえず機体を見る

 

「うーん、機体はしっかりしてるんだが‥‥‥やっぱ学習停止モードにしたのが悪かったかな?」

 

この機体は試験用&部隊全員共通使用なので、学習を積む事が出来ない。なので、こうしてパイロットは成長しているのでに機体が成長しないことになるのだ。

 

「う~む、これではデータ収集も始まらん、どうしたものか‥‥‥」

 

「しょうがない、データ収集中止。ドイツに返却してシュヴァルツェア・レーゲンの方をよこしてもらう」

 

「ん?それでは完成しないのでは?」

 

「私を誰だと思ってるの?とりあえず機体が無ければ始まらないよ。おい連絡係!政府に連絡してISさっさともってこい!」

 

「いえ、ですがまだ未完成‥‥‥」

 

「いいからさっさと持って来い!後は私が仕上げるから!」

 

「りょ、了解しました‥‥‥」

 

ドアを開け、退散する連絡係。二日後には到着しているはず‥‥‥

 

「はい、全員ちゅーもーく。訓練は終了、以降は自由時間とする。まだ続けるか寮に帰ってさっさと休め。以上!」

 

「「「了解!!」」」

 

今日も無事訓練は終了。私は後で千冬さんの部屋を見に行くのだが

 

「な、凪紗、ちょっといいか?」

 

「ん?なーに?」

 

ラウラがつんつんと突付いてきたので耳を貸すことに。

 

「じ、実は教官が‥‥‥‥(ごにょごにょ)」

 

「――――――!?!?」

 

 

                ◆    ◆    ◆

 

 

千冬の部屋

 

『イチカイチカイチカイチカイチカイチカマドカマドカマドカマドカマドカマドカマドカマドカ‥‥‥‥アイタイアイタイアイタイアイタイアイタイアイタイ‥‥‥ブツブツ』

 

「うわぁ‥‥‥」

 

駆けつけたときには、もう遅かった。え?何がって?見ればわかるでしょう

ついに精神崩壊して禁断症状まで出始めましたよこの人。

 

「朝からこの状態なのだ。原因がわからなくてな‥‥‥」

 

「ち、千冬さん?」

 

『アイタイアイタイアイタイアイタイ』

 

ダメだこりゃ、話になってない。

 

『イチカイチカイチカイチカマドカマドカマドカマドカ』

 

「おーい、千冬さーん?」

 

「教官!しっかりしてください!」

 

『ウアアアァァァァァァァ‥‥‥‥』

 

目も完全に死んでいる。

仕方ない、電話を取り出して国際電話をする。何秒かのコールがなった後、連絡先を告げて接続音が鳴った。

 

『ん?凪紗か?どうした』

 

「ああ、一夏か。聞いてみてこの声」

 

『イチカイチカイチカイチカイチカ』

 

『‥‥‥なんだこれ?なんかの呪詛か?』

 

「お前の姉の声だよ」

 

『はぁっ!?千冬姉が!?なんでそんなことになってんだよ!?』

 

「どうやら一夏&円夏成分が不足して禁断症状に陥ったみたい。どっちかでいいからドイツに来て」

 

「無茶言い過ぎだろ‥‥‥いや、できるかも」

 

「できんの?」

 

意外な言葉が出てきてちょっと驚きだった。正直言うと、さっさと来て欲しい

 

「えーとな、円夏が今イギリスに留学してんだ」

 

「はぁぁっ!?!?」

 

はぁ?イギリスに留学?冗談でしょ?

 

『いいから聞け、なんか『BT適正』ってのが高いみたいでさ、日本政府が強制留学させたんだよ。全くもって迷惑な話だよな。あいつ、イギリス英語なんて出来たっけ?』

 

確かに設定では編光制御射撃(フレキシブル)ができるが、まさかここでとは‥‥‥

 

『これから連絡先教えるから、ちゃんと連絡しろよ。―――――――だ。あ、そろそろ学校だ。じゃあな!』

 

「あ、ちょ、おまっ!」

 

プツッ。プープープー。

 

「あ、くそ、切りやがった。仕方ない、円夏に連絡っと」

 

再び接続音。

 

『もしもし?』

 

「あ、凪紗だよー」

 

『な、凪紗!?どうして‥‥』

 

「えーと‥‥‥」

 

とりあえず、事情を説明する

 

『な、なるほど、で、私にドイツに来て欲しいと』

 

「まあ、そんなとこ。出来る?」

 

『出来ない事は無いけど‥‥‥『円夏さーん?早くしないと遅れますわよー』あ、待ってセシリア!‥‥えーと、許可を取れば二日後にはいけるよ。だから待ってて。それじゃあ』

 

プツッ。

 

「はぁ‥‥‥困ったなぁ‥‥‥」

 

『イチカァァァァァァァァァッ!!!』

 

「うおあっ!?」

 

いきなり千冬さんが襲い掛かってきた。まるで猛獣だよ。こぇー。

‥‥‥って、そんな事考えてる場合じゃない!

 

襲い掛かってくる千冬さんの突進を回避し、後ろに回って組み付き、押さえる

 

『ウオオオオオオオオオオオオオ!!ハナセエエエエエエエエエエエ!!』

 

想像以上の怪力で振りほどこうとする。ヤバイ、腕が緩む

 

「ら、ラウラ!何か鈍器は無い!?」

 

「ど、鈍器、鈍器‥‥‥これだ!!」

 

そう言って、鋼鉄製の警防を投げ渡してくる。一瞬だけ手を離し、空中キャッチ。

 

『ウオオオオオオオオオ!!』

 

「いい加減に‥‥しろっ!!」

 

警防で出来るだけ手加減し、頭をぶっ叩く。ガァン!と人体とは思えぬ音がし、そのまま倒れた

 

「はぁ‥‥はぁ‥‥‥どうなるかと思ったよ」

 

「きょ、教官は大丈夫なのか?」

 

「た、たぶん、死んではいないと思う」

 

「たぶん!?」

 

 

と、こんな感じでトラブルは収まったのであった

 

 

 

               ◆     ◆     ◆

 

二日後

 

 

「Guten Tag‥‥‥」

 

訓練中、いきなりドアが開かれたと思ったら、入ってきた人物の顔には見覚えがあった。

 

「あ、円夏、やっと来たんだ!」

 

「Lange Zeit」

 

「いや、日本語でいいよ。ここの人全員が日本語喋れるし」

 

「そ、そうなんだ‥‥‥えーと、久しぶり。元気だった?」

 

「すこぶる元気だよ」

 

久しぶりの会話を交わしていたら、隊員の一人が質問した

 

「あ、あの~教官、この人は一体?」

 

「ああ、言ってなかったよね。こちらは織斑円夏。織斑教官の妹さんだよ」

 

「い、妹!?」

 

うん、まあ、驚くよ。私だって驚いたんだもん

しかし、今はそんな場合ではないので、急いで千冬さんの部屋に連れて行こうとする

 

「皆、訓練は一時的中止!シュヴァルツェア・レーゲンが来たら室内の真ん中に置いといて!」

 

「ら、ラジャー‥‥」

 

 

 

                     ◆

 

 

 

場所は変わって千冬の部屋

 

ドアの前には銀髪の少女、ラウラが鎮座していた。

 

「ラウラ、つれてきたよ」

 

「?‥‥‥教官の妹か。よろしく頼む」

 

「え?あ、はい‥‥」

 

そう言って握手を交わす二人。そして、なぜラウラがここで鎮座しているのかと言うと‥‥‥

 

「で、千冬さんは?」

 

「‥‥‥すまん、もはや手が付けられなくなっている。今はシーツで拘束中だ」

 

「そんなもん効くの?」

 

「いや、もうすぐ破られそうだった。早く行ってくれ」

 

「わかった」

 

話についていけないようで、円夏は戸惑っているが、まあ、さっさとしないとヤバイらしいんで部屋に入る。

 

 

 

中は混沌としか言いようが無かった。

衣服は全部引っ張り出され、そこら中に散らばっている。さらにベットのシーツは千切られており、それを使ってぐるぐる巻きにされた千冬が部屋の真ん中にいた

 

涙目で

 

 

「お、お姉ちゃん?」

 

「‥‥‥え?」

 

シーツを解いて、こちらを見る。その目からはハイライトが戻っていた。どうやら理性を取り戻したらしい

 

「ま、円夏?」

 

「お姉ちゃんが色々大変だって聞いて、来たんだけど‥‥‥」

 

そうすると、また千冬さんはスーツの中にもぐり

 

「ああッ!見ないでくれ!こんな惨めな私をおおおおおおおお!!」

 

もう完全に泣いていた。どうしよう

 

「ほら、せっかく会ったからお話しようよ?」

 

「う、ううっ‥‥‥すまない、こんな姉で‥‥‥」

 

とりあえず、邪魔したようなのさっさと退散。ドアから出る

 

 

「教官は?」

 

「うん、今説得してる。たぶん、数時間後には回復してるよ、きっと」

 

「そうか」

 

 

 

ちゃんちゃん♪

 

 

 

 

O☆MA☆KE

 

 

 

とある小学校

 

 

「お~い、リンリン」

 

「そ、その名前で呼ばないでよ!」

 

鈴が小学校に来てから四ヶ月ちょいが経とうとしていた。

名前のせいで色々言われたことは原作でも解説しているはずである

 

「え~?リンリンってパンダの名前だろ?ほら、笹食えよ。あっはははは!」

 

完全にバカにされていた。そこを見逃す一夏では無く

 

「おい!人の名前をバカにするな!」

 

「あ~?何だよお前。リンリンのことをかばうのか?夫婦かよお前ら」

 

「ふっ‥‥‥!?」

 

実は前にも言われた(箒ェ‥‥‥)事があるので、さすがにカチンときたらしい

 

「この‥‥野郎!」

 

「暴力反対!くんな鬼織斑!」

 

「誰が鬼だ誰が!」

 

そんな感じで追いかけっこをしている男子Aと織斑のアホ。これだから子供は

 

「ちょっとー、うるさいよ男子ぃー」

 

「うっせぇ女子!お前ら何の会話してんのか全然わかんねぇんだよ!それで俺らがうるさいって言っても聞かなかったろ!」

 

「それはそれ、これはこれ」

 

「うっわ、うっぜぇ‥‥‥」

 

「おい先生来たぞ」

 

ドアから先生が出てきても事態は収まらない。昼休みの教室と言うものは大体こんなのだ

 

「み、みなさ~ん!もうすぐ授業がはじまりますよー!」

 

声を掛けても全く聞こえない。困ったものだ。あ、ちなみに私は読書。

 

「わいわい」

 

「がやがや」

 

「うえぇ~ん。どうしましょぉ~」

 

先生が涙目になり始めてる。『自分は生徒を導けない』と思っているのだろう。あー、うるさい。どんだけ会話してれば気が済むんだか。さすがにもう退屈なので、授業を始めるか

 

開いていた本をパンッ!と閉じ

 

「‥‥‥うるっせぇぞお前ら」

 

うん、口調が完全に女じゃないね。まあ、細かいことは気にしない

 

とにかく、その声で騒ぎも収まった。少々覇気も込めてあるので、子供には効果絶大。すぐにしーんとした空気になる。

 

「あ、あの、みなさん。席に座ってください」

 

少々引け腰になっている里奈先生は、なんとか生徒に声を掛けていた。

勿論、それが生徒たちの耳に入るわけも無く、数分はその状態になっていた

 

 

 

放課後

 

 

 

「あ、あのさ二人とも」

 

学校帰りに、急に後から鈴の声が聞こえた。

 

「ん?どうたん?」

 

「えーと、昼休み、助けてくれてありがとう」

 

「ああ、いーって、私は単にうるさかっただけだし」

 

「俺は‥‥ほっとけなかったからな」

 

「そ、そう‥‥‥」

 

顔が薄く赤くなる。‥‥‥この時点で一夏に惚れてるとか勘弁しろよな

 

「お、お礼にさ、あたしん家寄らない?なんか食べさせてあげる」

 

「え?でもまだ三時だぞ?」

 

「い、いいから!持ち帰ればいいでしょーが!」

 

「わ、わかったよ‥‥‥」

 

ほぼ強制的な形で、鈴の家にお邪魔させてもらう事にした。あと、円夏は先に帰っている

 

「ただいまー」

 

「おー、帰ったか鈴。‥‥ん?後の子達は?」

 

なんか、いともな中華料理店でイメージ通りの料理人が立っていた。

ここら辺は適当だから許してね(メメタァ)

 

「あたしの友達。ちょっと助けられてね。お礼をしたくて」

 

「そうかそうか。よーし、待ってろ。いまなんか作ってやるからな」

 

「頼んだわよー。さて、一夏、話でもしよう!」

 

「ああ‥‥なんでこんなにテンション高いんだよこいつ」

 

気づけ阿呆。全く、朴念仁はこれだから‥‥

 

「ねえねえ一夏、好きな女性のタイプとかは?色は?」

 

「いや、それ聞くか普通?」

 

「いいから答えてよ!」

 

あーくそ、ダメだ、完全にほれてやがる。クソッ、犠牲者がまた一人

 

「うーん、好きな女性かー。強いて言うなら「年上できつい言葉使うけど、根は優しくていざと言うときに頼りがいがあって、さらにたまには優しくしてくれるお姉さんタイプでーす(裏声)ちょ!?な、じゃない、詩織!」

 

「‥‥‥え?ほんと?」

 

「ち、ちがっ「そうだよ~」だーからー!お前なぁあああああ!!」

 

いやぁ、いじめがいがあって楽しいわー。マジ楽しいわー(棒)

 

 

「よし、一夏の理想を目指してがんばらないと」

 

 

 

そう呟いたのは、彼女以外だれにも聞こえなかったのであった

 

 

 

 

おしまい☆

 

 

 

ほんぺええええええええええん!!とつにゅううううううううう!!

 

 

というわけで続き

 

 

「~♪~~♪~~~♪」

 

千冬の部屋の前で、二時間ほど待機しているラウラと凪紗。ラウラはサバイバルナイフを磨いでいる。そして、凪紗はやる事が一つも無かったので、鼻歌を歌って気を逸らしている。

 

全く、いつになったら再建するのか‥‥‥

 

パアァァァンッ!!

 

「うわっ!?」

 

「なんだ!?」

 

いきなりドアが内側から蹴破られた。そして、その犯人は

 

 

「コォォォォォォォォ‥‥‥」

 

 

ナンダロウ、ハモンノコキュウヲシテイルヨ?

 

「きょ、教官、もう大丈夫なんですか?」

 

「‥‥ああ、円夏分の供給も終えた。明日からはスペシャルコースの訓練をする。覚悟しろ」

 

「い、イェッサー!」

 

そして、千冬さんとラウラはそのまま行ってしまった。

見えなくなった頃、中から円夏が出てきた

 

「‥‥一体何をやったら世紀末覇者のオーラを身に纏えるの?」

 

「えーと‥‥二時間ぐらい会話して、最後に抱きしめたからかな?」

 

「ま、まあ、色々ありがとう。ところで、イギリスに帰るの?」

 

「うん、夜には出国していると思う。ちょっと短い再会だったよ」

 

「そう、日本でまた会えるよね?」

 

「もちろんだよ」

 

 

 

 

こうして、この物語は幕を閉じたのであった

 

作者「閉じてないよ!まだまだ続くよ!」

 

 

 

 

 

 

 




やれやれだぜ‥‥

次話で過去編は終わります。たぶん

さすがにやりすぎたかな?読者の皆さん、すいませんでした
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。