インフィニット・ストラトス 転生者は双子の姉   作:夜光・陽炎

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久しぶりの投稿!皆さん元気ですかー?私は風邪を引いて休日が台無しですお。友達少ないお……ショボーン(´・ω・`)



第二十五話・俺は、ハーレム王になるっ!さすが一夏さん。相変わらずToloveってる

「えーと、ここでパーティーやるんだっけ?」

 

オレンジ色の照明が照らしている廊下を、一人ぽつんと歩いている少女―――凪紗は今朝女子達に誘われた『織斑一夏クラス代表受任パーティー』というものをやる場所の食堂に向かっていた。

 

幸か不幸か、まだ夜の八時だったのでパーティーは始まる直前だと判断し、少しだけ足を早めて歩いている。

特に参加する気は無かったのだが、個人的には妹と接しなければ、と思うところもあったのか結局参加する事になった。

 

 

しかし、向かう途中で『ガタッ』と物音がした

 

「?なんだ?」

 

その音源を捜してみると、音がしたのは普段はほとんど入る人がいない食糧貯蔵庫だった。

鉄製の扉が少しだけ開いており、その中から光が漏れている。

あまり強い光では無いので、ベータライトか懐中電灯、携帯電話の明かりくらいの強さだろうと思い、誰か中にいるのかと扉を少しだけ開けてみる

 

そしたら、少しだけ声が聞こえてきた

 

「もう少しだけ待てば隙が出るわ。そっちも用意を――」

 

「―――何をやっているんですか?」

 

凪紗は何をしているのか、またその人物が何をやっているのかを探るため、声を掛けてみる。反応は―――

 

「誰ッ!?」

 

その人物は持っていた携帯電話をパンッと乱暴に閉じ、こちらを振り返った。

凪紗は照明のスイッチを押して光源を作ると、その人物の顔がはっきりと見えた

 

「……あれ?先生?」

 

銀髪に緑の目。その人物は、確か二年の副担任の教師だった。

彼女はドイツ出身、去年教師を受任したと情報端末では書かれたが、個人的な理由なのか正確な出身地や前職業、果てには卒業した学校さえ書くことが無かった人物だ。ぶっちゃけ怪し過ぎる

しかし年齢はちゃんと書いてあるという

 

「あ、ああ、篠ノ之さんか。ど、どうしたの?」

 

「その言葉、そのままお返しします。あなたこそどうしたんですか」

 

「い、いや、私は少しプライベートな通話をしていてね。そんなわけで、さようなら」

 

すたすたと横を通り過ぎる教師。その姿はすぐに暗闇へと消えた。

 

「……容疑者リスト更新だね、これは」

 

学生手帳を取り出し、メモに女性の名前を書く。

これが何の容疑者かと言うと、『亡国機業(ファントム・タスク)』への内通者と思われる人物の記録である。

 

凪紗は前、学園のローカルネットに内部からハッキングして、外部への通信履歴で『未登録』と書かれた履歴を発見した。逆探知を試みたが、開始と同時に感ずかれて数秒で発信源を『消された』。

 

これは何らかの組織に関わっていると思い、内密に調査をしてわかったのが『亡国機業』との通信内容だった。

消される前にコピーして足取りを掴む事に成功したのだ

 

ほとんどが暗号化されていて解読が不能だったが、軍事関係の仕事をやっていたのが幸いして一部を読むことに成功した。

内容は(※解読不能箇所は―で表す)『私たち』『―的・ISの―奪』『亡国――は三世――欲している』と、推測可能な判断材料が揃っていたので内通者はいると判断した。

 

凪紗は捜査を開始したが、気付いて一週間、未だに目立った情報は無く、リークしている人物も三人だけと圧倒的に情報が不足していた。

が、今もそうして少しずづ情報が集まりつつあり、尻尾をつかめる材料があったりなかったりしているのだ。

 

「……あとで捜査するとして、とっとと向かうか」

 

これはこれ、それはそれ。今行動しても有利な情報は手に入らないと判断したのだろうか。手帳をしまい、目的地へと急いだ。

 

 

 

 

食堂の大扉の前。食堂はかなり人が通るから無駄に扉が大きい。全長四メートル以上ってでかすぎだろう。

 

そんな感想はともかく。扉を開けてみると―――

 

ガチャ。

 

「おめでと~!」

 

パン、パンパーン。火薬の弾ける音と臭いが散布して、なにかと五月蝿い

 

「……なに、これ?」

 

「あ、アイさん遅いよ!」

 

「そうそう。パーティーは始まったのよ!」

 

「アイって……また変なあだ名を」

 

飛んでいたクラッカーらしいものから出た紙テープが頭にかかり、それをパッパッと払いながら食堂に入る。

 

中で行われていたパーティーは大変盛り上がっており、一年のクラス全員が揃っていたが、よく数えてみるとクラスの人数が増えていた。っていうか別クラスの女子まで参加していた。

 

「はぁ……何時間続くんだこれ……」

 

薄々嫌な予感が脳内をさまようが、嫌々悪い気分を振り切りながらもこのパーティーの元凶を探していた。

 

……いや、正確には凪紗本人が元凶なのだが

 

しかし、その主犯……と言うより被害者はすぐに見つかった。男子の制服をしているのは一夏か凪紗ぐらいなのだから。(※多くの人が忘れていると思いますが、設定上では一応『男子制服』と言う事になっています。あくまで設定上なのでお好きにご想像ください。私服やら女子制服やら)

 

「……ダイニンキデスネ、トノガター」

 

「ワラエナイデスヨソノジョウダン」

 

ふざけているのか真面目なのか、はたまたどちらともなのかはわからないが、片言になっていた。一夏にいたっては脂汗までかいている

 

「人気者だな、一夏」

 

「……お前はそう見えんのか?」

 

「ふん」

 

一夏の隣に居た箒は、そっぽ向いてお茶を飲んでいる。なぜか、ご機嫌斜めのようだ

 

「はいはーい、新聞部でーす。話題の新入生、織斑一夏くんとIS開発者の藍更さんに特別インタビューをしに着ました~!」

 

オーと一同盛り上がっている。盛り上がるのはいいけど、このテンションいつまで続けるんだ?

 

「あ、私は二年の(まゆずみ)薫子(かおるこ)。よろ~。新聞部部長やってま~す。はいこれ名刺」

 

素直に受け取って、名前を見てみる。………画数多いな、としか思いつかなかった

 

「ではまず織斑君!クラス代表になった感想を、どうぞ!」

 

「いや、ええと……」

 

一夏が凪紗を見ている。その心は「助けてくれ」といっているが

 

(だが断る)

 

(ちくしょおおおお!……あれ?なんかデジャブ?)

 

とにもかくにもこの状況を収集すべく、答えを練り上げる。

(思いつかん、ここはシンプルに……!)

 

「あー、えっと、なんとかがんばります」

 

「えー。もっと面白いコメントちょうだいよ~。俺は、ハーレム王になる!とかさぁ!」

 

「いや、それ思いっきりパクリ―――」

 

「まあいいや。適当に改ざんしておくか」

 

いやいやいや。いいの?それでいいのか?こんな子供が大人になったらどんな記事を書くのかが予想できて恐ろしい。

 

「じゃ、次、アイさん。どうしてクラス代表を辞退したんですか?」

 

いきなり話を振られても思いつくはずが無い。

えー、正直に言うつもりは0なので適当に言っておく

 

「あー、私が代表になってもつまらないだろうし、一夏の成長も含めてまかせてみました(さわやか~な顔)」

 

「うんうん、なるほど」

 

半分当たっているが半分間違っている。だが、黛も納得してくれたみたいでなんとか矛先をずらす事に成功した

 

「ああ、セシリアちゃんと織斑さんもコメントぷり~ず。」

 

「え、ええ?いきなり言われても……」

 

「わたくし、こういったコメントはあまり好きではありませんが、仕方ないですわね」

 

円夏は戸惑っているようだが、セシリアは準備万全といった感じだ……っていうかいつの間にかそばに控えていた。どいつもこいつもいきなり現れて……

 

「コホン、それでは、代表候補生心得第三十四の項目全てを語って―――」

 

「あ、長そうだからいいや。写真だけとって適当に書いておくっと」

 

「……ねえ、それって聞く意味あったの?」

 

さりげなく円夏がツッコミ役になってきたような気がするが、気にしても仕方ない?かも

 

「しかし、今年は専用機持ち多いねー。しかも四名ときた、軽く戦争おっぱじめられるんじゃない?」

 

冗談になっていない。IS二機だけでも小一国潰せるというのに、専用機(しかも三世代)が四機も揃ったとなると軍事関係の施設を丸ごと消し飛ばせるのだから。洒落になっていない

 

「注目の専用機持ちだしねー。並んで並んでー。写真撮るから」

 

「そうですか……私の話は無視して勝手に進んで……付いていけませんわ」

 

「何かいった?」

 

「い、いえ。なんでもありませんわ!」

 

薫子のマイペースに引っ張られながらも、専用機持ちは並列に並んだ

 

「あ、そうだ。誰かお姫様抱っことかしてみない?おもしろそう!」

 

「え、ええ!?いや、お姫様……!?」

 

「そ、そんな事……公共も場でするのは少し恥ずかしいですわ……けど、どうしてもっていうなら……(モジモジ)」

 

そして、二人の視線は一夏に集中していた

 

「……え?俺?やるの?」

 

助けを求めきょろきょろと周りを見るが、勿論誰もが一夏を凝視しているわけで、救いなどあるはずも無かった。

そして、二人の視線がどんどん鋭くなっていき―――

 

「……あのー」

 

見るに耐えかねたのか、助け舟を出す凪紗。

少なくとも爆弾は入れていないだろう

 

「抱っこする人ってだれでもいいんですよね」

 

「んー……まあ、やるなら誰でもいいよ。ネタをつかめるならなんでもいいっ!」

 

本当に新聞部だよね?と考えながらも、凪紗の中にはあるアイディアが閃いていた

 

「一夏、カモーン」

 

「え?」

 

「いいから来い。視線が痛いだろ」

 

「あ、ああ。さんきゅ―――おうわっ!?」

 

急に足払いをされ、体勢を崩した一夏はそのまま背中から地面に激突――する前に、凪紗の両手に抱え込まれていた。お姫様抱っこの形で

 

「え、ちょ、おまっ!?」

 

『おおおおおお!』

 

一気に周りがヒートアップする。

その中には

 

「一夏くんが姫!ありね!」

 

「漫画部の皆さん!今すぐ薄い本を!」

 

「一夏くんが受け!いける!これはいける!オカズにも!」

 

と、深く解釈すればこのSSにR-15のタグをつけざるをおえない発言も混ざっていた。

 

……これ、スルーしていいよね?

 

「よっしゃああ!撮るよ!はいこっち見て!ハイチーズ!」

 

目が光っている薫子の急な掛け声をかけられ、気付いた時にはシャッターが切られて―――だが、撮影の直前、周りに一組全メンバーが集まり、そのせいか抱っこをしていた凪紗がバランスを崩して―――

 

「あ」

 

「あ」

 

顔からビターン!と転ぶ、それに連動するかのようにドミノ倒しみたいに後から女子が倒れた

 

「うわっ!?」

 

「きゃあっ!」

 

ドダーン、と全員が倒れる。これは―――コントみたいな光景だった

 

「いたた……あ、あなたたちねえっ!」

 

「いやぁ~……あはは、ごめんごめん」

 

「でも思い出になっていいんじゃない?」

 

「あははは……ちょっと痛いけど」

 

どたばた騒ぎでも、ポジティブな一組。その光景はまさに学園生活ならではの光景だった。

しかし、顔から転んだ二人といえば

 

「うおっ……鼻痛い……」

 

「ふむ~!むっ―――!」

 

「……え?」

 

下を見てみると、主人公補正か、またはラッキースケベ補正か、はたまた両方か。ギャルゲー主人公よろしく胸の谷間に挟まれて呼吸ができない一夏の姿があった

 

「―――ぷはぁっ!な、なんだ今の?妙に柔らい感触だったが……え?」

 

一夏は上を見上げると、凪紗の顔と直面することになった。

しかし、その顔は―――阿修羅のような笑顔だった

 

「……ふ、ふふふ、ふふふふふふふふ。いちかぁぁぁぁぁあ?遺言はああ?」

 

「ま、まて、今のはただの事故―――」

 

「問答無用!!!お前の罪は、万死に値するわあああああ!!!」

 

「話をきいてくれええええええ!!!」

 

 

 

パーン!と、また一人犠牲者が出るのであった。

 

「いや、死んでませんから」

 

 

 

 

 




いやぁ~さすがラノベ主人公は伊達じゃないですね。朝起きたら裸の子が隣で寝ていたり、一日いないで攻略完了したり。

そんなこんなで二十五話目。今回から質問を受け付けたいと思います。
とにかくドシドシ受付しています。気楽にどうぞ。

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