インフィニット・ストラトス 転生者は双子の姉   作:夜光・陽炎

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三連休来たー!思いっきり休むぞー!



クリスマスなんて……クリスマスなんて………っ!(ぼそっ)


※細部修正


第三十五話・平和ーな一日が、あるといいなー

「………はぁ」

 

「ふふふ~ん♪ふ~ん♪」

 

「…………束様、いい加減何か話さないと相手が限界ですよ」

 

「え~?もう少しだけなぎっちの顔をじっくり見たいのに~」

 

「………はぁ」

 

二度目の溜息をつき、テープルに頬杖を付く。

 

読者の皆さん、こんにちわ。凪紗です。

この挨拶も久しぶりでしょうか。ざっと数週間ぐらいかな

 

しかし、今の状況をどう説明するのか………一言、誘拐まがいのことされました。この馬鹿姉に

 

いきなり目の前に現れたかと思いきや、突然上空20000mに連れ去られるわ、デザート食べようとしたカフェに立ち寄れないわ、さらに謎の銀髪娘がいるわ、さらにこの豪華装飾の飛行船はなんなのやら。

 

「……で、用件は?」

 

「いきなりすぎるよなーちゃん。少しは姉とゆっくり話そうじゃないか」

 

「……いきなり拉致って、ゆっくり話そうなんてよく言えんな。このバカ」

 

「いや~ん!天才なのにバカって言われたよ~!」

 

「うざい。とっとと要件済ませてよね」

 

相変わらずのテンションで安心……するのもおかしいか。

頭は良いのに頭が悪い、なんて矛盾している言葉でも、このアホを表すにはこの言葉しかない。つーか、あるなら提示してくれ

 

「それよりさぁ~、なんか言う事あるでしょ?」

 

「なにを?」

 

「例えば、背が大きくなったねーとか綺麗になったよーとかおっぱいもませろこんちくしょぶへら!!」

 

私が腕を強く一振りすると、束の顔が後へ飛ぶ。

 

「うう~……いたいよぉ凪ちゃぁん……」

 

「変な事口走るからだ」

 

ちなみに、この技は『空打』と呼んでいるオリジナル業の一つ。

大気の『面』を掴み、叩きつけられるチートに近い技だ。スコール戦で空を飛んだのも大気の面を足場にしたからである。

 

ついでに、これは千冬さんも使える技なのだが、実際は単に適当に衝撃波起こしているだけで、実質私の技とは違う。うん、どうでもいいね

 

「うえー……まさか空気を直接を叩きつけるなんて……恐れ入ったよ凪ちゃん」

 

「……そっちから話す気ないなら、こっちから話してもらうよ――――どうしてISを十二機も導入した?」

 

「……うーん、それはねー………」

 

そんな質問を投げかけると、明らかに思考迷走しているように目が泳いでいた。

本来なら一機だけで十分だったはずだ。なのにどうして十二機と送り込んだかということである。

 

「えーっとね、凪ちゃんとちーちゃんが邪魔する可能性が高かったんだよね。驚きの90%。で、簡単に撃墜されてもつまらないから勢いでね……てへへ」

 

「てへへ、じゃない」

 

「え?もしかして怒ってる?」

 

そうですよ。まともな答えを期待した私がバカだったよ。やはりこの人は少し頭のネジが飛んでいるようだ。人のことは言えんが

 

「つまり、面白くないからやったってこと……?」

 

「そうそう。でも反省はしているよ。まさかあんな乱入があるなんて思っていなかったもん」

 

「それはわかるけど、それでも死ぬところだったよ、二人が。せめてスペックを落とそうよ」

 

「ごめーん☆でさでさ、順調?」

 

「?なにが」

 

「だからさ、まどっちのIS作り」

 

「…………え?」

 

思わず転げ落ちそうになった。

なぜ私が円夏のためのISを開発している事に気付いたのだろうか。

 

とういか、まず読者に説明をせねば

 

えーと。実はイギリスに「私がIS学園に協力している」と一応知らせてみたんですよ。で、即座にIS作成の依頼が送られてきました。

勿論千冬さんに相談、許可を得て二ヶ月前、四月に作成を開始したわけですが、束姉さんには伝えていないどころかここ二ヶ月間連絡が取れない状態だったんですよね。

 

それでなんで知っているんだって話ですよ。ほんとになんでもありだなこの姉

 

「えと、一応完成までこぎつけたけど……微調整はまだなんだよね。大体二日三日で終わると思うけど」

 

「へ~え、凪ちゃんも一人でIS作りができるようになってきたんだね。妹が成長してうれしいよー、束さんは」

 

「そう………。で、結局私を呼んだ用件は?」

 

「ん~?単に見かけたからぁー、ゆっくりお茶でも飲もうと連れてきただけだよぉん」

 

「帰る」

 

今の一言で完全にいらついたので、席を立ち上がる

 

「待ってよー!もうちょっとだけ!もうちょっとだけお話しようよぉー!せっかく二ヶ月ぶりに会えたのに」

 

「……全く、なんなんだよ……」

 

立ち上がろうとした椅子に再度座りなおし、お茶が来るのを待つ。

そして、そのお茶というものが―――

 

「どうぞ、グリーンハーフティーでございます」

 

銀髪の子がカップに注いだのはお茶ではない。ハーフティー?そんな冗談は辞めてくれと言わんばかりに顔を青ざめる。

見た目と臭い、完全にハーフとかお茶とかそんなレベルではなかった。

 

形状はどろどろしたゲル状になっており、臭いは濃い目の塩酸に近い。これが茶だとしたらインスタントの紅茶のほうが何百倍もマシだろう。

 

「いや、最近クロエちゃんのお茶も上手くなってきたんだよ?数ヶ月前なんかお茶が固形だったんだから」

 

どういう入れ方したら固形になるのか想像付かない。

つーかこれで上手くなったって……どんな料理センス視点だこのクロエって子。ある意味才能だぞこれ

 

「さあさあ、お茶菓子も一緒に飲んで飲んで」

 

「……これを?」

 

「うんうん。大丈夫、見た目はアレだけど味はまともだから――――たぶん」

 

「え?」

 

「なんでもないよ!早く、さめちゃうよ?」

 

今途轍もない発言が混ざったような……いや、気にしたら負けだろう

 

しかし、これを飲めと。青汁飲んだ方がまだよさそうなものを。

確かによく見た目とは裏腹に上手いという料理が何個も会ったような気が駿河、これは、無いだろう。

中和剤でも用意しておくんだったと今更ながら後悔する

 

「んじゃ、いっただきまーす。ごくんとな」

 

ゲル上の何かを一気飲みする束。しかも表情が一切崩れていない。以外に美味いのだろうか……?

 

コップを持ち上げて少しだけ啜ってみる。すると

 

「!?!?!?!?!?!?!?!!?!?!??」

 

ティーカップを取り落とし、そそがれたお茶(?)を床にぶちまける

 

味がカオス。その一言に尽きた。

 

何だろう、味があるのに無いような。いや、これは……ゲ〇、リヴァースした奴の味……!いや、もっとこう……なんか……超ヤバイ味というかなんというか……マズイ。

 

あ、ヤバイ。胃の中が逆流して―――

 

「あ、洗面台はあっちだよ」

 

「―――――!!」

 

口を押さえながら洗面台にダッシュする。

洗面台にたどり着いたと同時にアラートを鳴らしている口をあけて中身を全て吐き出す

 

「*!*@%#(%@!&&(#@+$*@&$*(E%(&@%(*%@&E(*)(^/!!!!」

 

言葉にならない言葉を発しながら胃の中のもの(胃酸含む)すべて逆流させた。

 

「くはぁっ……!はぁっ……おえっ……!」

 

鼻から何かが垂れたとき、なんとか吐き気は止まったが舌にまだ味が残っているので、洗面台についている蛇口を捻って出した水でうがいしるが、それでも味が消えない

 

「大丈夫~?」

 

「大丈夫、じゃない!」

 

舌を洗って戻ってきたら、即座に説明を求めた

 

「ていうか、誰ですか!このクロエって子は!?さっきから気になっていたけど今ので完全に無視できないよ!」

 

「まあまあ、落ち着いて」

 

「落ち着けるか!」

 

それより、アンタさっきアレをごくごく飲んでたよね?味覚がおかしいの?ねぇ?

 

「この子は『クロエ・クロニクル』。私の娘ですよーん」

 

「……は?娘?」

 

いや、ありえない。血からして絶対に。

そもそも極度の人嫌いの姉さんが結婚なんてありえないし、それも男とは話しどころか単語さえ耳に入らない人が結婚などと考えるはずも無い

 

「むふふ。まあ、養子って奴かな?でもー、私は本当の娘と思ってるよ?結構可愛いし」

 

「養子……銀髪……ねぇ、目を開いてくれる?」

 

「……御意」

 

クロエが目を開くと―――黒の眼球に金の瞳がそこにあった

明らかに人工物とわかるその目の表面には、水のように何かが流れている。これはおそらく

 

「……まさか、生体同期型?この子の目に、移植したの?」

 

「せ・い・か・い。でも本人の承諾の上だよー」

 

「それはいい。でも、どうしてこんな子供が……あのIS、試作じゃなかったの……?」

 

「……ねー、凪ちゃん。いーこと教えてあげようか?……試作って言うのはねぇ……」

 

 

「試してみないとわからないものなんだよー」

 

 

その言葉に背筋にぞわっと虫唾が走った。

試す?何を?決まっている、移植の『成功率』とISの『適応性』だ。

 

こればかりは人体実験を強いられるので、私は研究をやめたがまさか束姉さんが続行中だとは、聞いてもいなかった。

 

「ねえ、あなた。出身は?」

 

「……ドイツ。正確には人工生体試作成研究機関出身です。ぞくに言うと試験管ベビー、というものです」

 

常識からかけ離れた言葉が、何の苦もなしに発せられ、少し思考フリーズ状態になってしまった

 

試験管ベビー。別の言葉では体外受精という。

体外受精は言葉の通り、女性が不妊状態に陥ったときの最終手段である。

 

そして、ある場所ではそれを非道的に行い、より優れた胎児を生み出そうとした頭のイカれた科学者が居た。

勿論、許されるはずも無く、その研究所は封鎖。しかし、それを受け継いで次々にやり始める奴らも居た。

 

その犠牲者が、この子―――他にも沢山いるはずだが―――というわけだ。

 

「……ドイツ。ってことは」

 

「そだよー。一年ほど前につぶれた研究所の子供たちの生き残り。ま、軍隊に入ったやつもいたっけな。凪ちゃん?」

 

「あ、うん……」

 

きっと、私が教官をしていた頃の教え子、ラウラのことだろう。

最初会ったときはかなりグレていたもんだ。しつけが本当に大変だったのを思い出す。

 

「でね、その一人を保護して一緒に生活しているわけ。わかった?」

 

「……どういう風の吹き回し?人嫌い……昔の知り合いぐらいしか接しない姉さんにしては変だよね」

 

「うーん、そこは詮索しないで欲しいなー。説明すると、凪ちゃんの機嫌をそこねないし」

 

「あ、そ」

 

適当に聞き流し、席を立ち上がる。今度こそ本気で帰るつもりだ。

 

「あ、もう行くの?」

 

「うん。これ以上遅れると、やばそうだし」

 

「?なんの?」

 

「……寮の門限なんだよ」

 

「あ、そうなんだ」

 

あ、そうなんだ。じゃないよ。

 

……あれ?ちょっとまて、私今どこにいるんだ?

 

「ねえ、今どこなの、ここ?」

 

「ああ、ここはえーと、確かー……ロシア上空だったような」

 

「はあ!?」

 

いや待てよ。一体どうやって帰ればいいんだよ。

さすがにIS展開するわけにも行かないし、今から全速力で向かっても軽く四時間はかかる。

 

「だいじょーぶだいじょーぶ。そんなときにはこれ―――『量子転移結晶』ー!パンパカパーン!」

 

透明な四角柱を懐から出してドラえ〇んのような紹介をしている。

 

「………なにそれ」

 

「凪ちゃんを連れてきたとき利用したものだよ。なんと、一瞬でどこにでもいけちゃう優れものなのだー!」

 

「なにそのどこで〇ドアみたいな便利機能」

 

「まあまあ、座標はIS学園の寮内というか、凪ちんの部屋に設定してあるのだ!早速お試しあれ!」

 

「………いつの間に調べたんだよ」

 

ささやかなツッコミを送りながら、三角柱の舌に小さな突起が見えた。それを押してみると

 

「あ、ポちっとな」

 

という束の声と共に、薄く青い球に包まれた

 

「……えー?」

 

「んー?やっぱり声はいらなかったかな?」

 

「そこじゃないよ」

 

「ま、いいや。じゃねー」

 

「は?いや、これって不発じゃ―――」

 

最後まで言い終えることなく、視界が瞬時に変わって景色がいつも見慣れた寮の部屋に早変わりする。

そして目の前にはポカーンとしている一夏の顔が

 

「…………」

 

しかも半裸だった。

 

「は、ひふ、へ……」

 

「ほ?」

 

ちょっとだけぼけてみると、一夏は我に返ったようですぐに後ずさりする

 

「お、おお、おおまおおままままぁっ!!?な、なんで!どうしてここに居るんだよ!!」

 

「……あ、ごめん」

 

無神経に謝罪しながらも、ベットに腰掛けて転移結晶とやらをいじってみる。

 

何度も先ほどの突起を押しても、あ、ポチっとなとしか言わない。たぶん使い捨てだろうか?それでも貴重品っぽいので保管しておこう

 

「待ておい!?俺は無視か!」

 

「いいから着替えろ。いつまで半裸で居るつもりなんだよ」

 

「………反論できねぇ」

 

あて、討論も終わった事だし、二ヶ月前の病院の出来事でも思い出してみるか

 

えーと……確か一夏が割って入ったところからだっけ?

 

 

 

一夏のKYスキルが発動し、千冬さんと私の一騎打ちが始まる直前にドアを開いて入ってきた。

う~んと、あの時は結構うるさかったなぁ……

 

「え、ちょ、おまっ、なんで起きてんだよ!ていうか腕つながっているぞおい!」

 

「一気に質問するな。こちとら寝起きなんだよ。少しはけが人に気を使え」

 

「いや、それはそうだけど……なあ、三人とも―――っていねぇ!」

 

一夏が振り返ると、先ほどまでいたはずの女子三人組がいなくなっている。

どこに言ったかと思いきや

 

「織斑先生!円夏さんの傷が治っています。どういうことですか!?」

 

「ああ、アレはだな……」

 

「ちょっと、まさか医師に改造されたとか……ないわね。うん、ないない」

 

「姉さん、腕、つながっているし、血まみれだぞ。拭こうか?」

 

「あ、うん。お願いするね」

 

一夏をほったらかしにしてそれぞれ気になるところを突いている。

その時の一夏の心境は涙目だったろう。きっと

 

「俺はなんのために着たんだよ畜生……」

 

「知らん。お前が……いや、なんでもない」

 

「なんだよ!言ってくれよ!」

 

「いや、情けは人のためにならずって言うだろ?」

 

「情けかよ!!」

 

顔を隠しながら膝を付く一夏。

その心は、ズタズタのボロボロでしょうね

 

「……うーん」

 

「あ、起きましたわ!―――円夏さん、見えまして?セシリアですわよ?」

 

「私もいるぞオルコット。どうだ、姉ちゃんが見えるか?」

 

「お姉ちゃん……セシリア……?」

 

目を半開きにしていても、その姿は映っているであろう。

そして、姿を見た後には、目を閉じてふーっと息を吐いた

 

「……私、生きてたんだ」

 

「当たり前ですわよ。わたくしが初めてパートナーと認め―――」

 

「子供の頃から守ると誓ったからな「ちょっと!織斑先生、邪魔しないで下さる!?」うるさい、金髪ブルジョアが!今は瀕死寸前の妹が姉に出会って回復する王道的な展開では「それならパートナーと出会い、徐々に回復しながら絆を深め合うというシチュエーションが「それは許さん。円夏は私のよ……いや、妹だ!誰にも渡さん!」

 

「なにを争っているんだ。大人気ない」

 

「「うるさい(ですわよ)!」」

 

「……ああ、うん。ごめん」

 

へたに一夏がブレーキをかけても、逆にエンジンが暴走し始める。まあ、そのうち冷却されるだろうが。

 

私は箒ちゃんに水でぬらしたタオルで腕を拭いてもらっていた。感覚が無いので腕も持ち上げてもらっている。

 

そして、最後まで拭き終わると、そのタオルを水の入ったたらいに沈める

 

「姉さん、本当に大丈夫か?」

 

「大丈夫だよ。心配性だなー」

 

実際、三日もたてばナノマシンも回復し、自動的に怪我も治る。全治一ヶ月なら約10秒たらずで完全回復だろう。

しかし、いまはナノマシンに頼りきりだ。なんとかして別の回復手段を開発せねば

 

「千冬さん。今は円夏を寝かしてやってください。まだ回復とは程遠いでしょう」

 

「そうだな。言うとおり、寝ていてくれ円夏。わかったな?」

 

「でも、私……」

 

「イギリスには私が後で連絡入れるから。ゆっくり休んで」

 

「……うん。わかった」

 

さて、散歩でもしますか

 

 

 

……というところで回想が終わる。

まあ、この後も色々あったか?なんで疑問系なんだよって、この後の話を考えていないんだよね。

 

メタな話は置いといて、ここで一夏が着替え終わる

 

「……ほら、着替えたぞ」

 

「ん、そう。なら、さっさと食堂に向かえ。朝は早いからな」

 

「いや、まだ六時なんだが」

 

「……(ギロッ)」

 

「はい、ワカリマシタ。すいませんでした」

 

「善は急げだ。何時食べようが別に影響ないだろ」

 

「ああ、そうだな………。あ、そうえいばさ」

 

「何だよ」

 

ドアに向かおうとした一夏が急に振り返る。

そんな対したことでもないだろうが、せめてもの優しさで耳を貸すことにした

 

「えっと、何週間前だったかな?お前が寝た丁度後に箒が来たんだ」

 

「ん?箒ちゃんが?」

 

「でさ、その時ドアまで叩いて入ってこようとしたんだよね。なんか重要な噺家と思ってたんだ」

 

「ふむふむ」

 

「で、ドアを開けたら『来月の学年別トーナメントだが、私が勝ったら付き合ってもらう』っていてきたんだよなー」

 

「ぷほっ!?」

 

吹いてしまった。

いや、ちょっと待て。そこまで宣言したなら直に告白した方が早くないの?

 

「付き合ってもらうって、買い物とかそんなのだと思うけど、俺が一緒にいて意味があるのか?って思っちまったよ。ははは」

 

「いや、たぶん……というか、確実にその付き合うの意味違うから」

 

「うん?何か言ったか?」

 

「なんでもない。さっさと行け」

 

相変わらずの朴念仁&唐変木スキル(EXレベル)が働いてATフィー〇ドも顔負けの奴だよ。

しかも落とし魔というギャルゲ主人公補正も付いているという凶悪コンビ。さすがに私には効かないが

 

それはともかく、ドアの前にかすかな気配が感じ取れた。敵意がないからスルーしようかと思いきや、一夏がドアを開けた瞬間心拍数が高くなったのが見て取れた

 

しかもドアの前に立っていたのは鈴だった

 

「え、い、一夏!?なんでドア開けたのよ!」

 

「いや、なんでドアの前に立ってんだよ」

 

「質問を質問で返すな!あと、いきなりドア開けたらびっくりするでしょうが!」

 

「だからなんでドアの前に……いや、もういいや。で、なんか用か?」

 

「あ、そうそう。一緒に食堂行かない?こんな誘いする奴なんかめったにいないわよ?」

 

「ああ、俺も丁度アイツの追い出されて食堂行こうとしたんだ。それじゃ行こうぜ」

 

「はいはい。そんなに急がなくても食堂は逃げないわよ」

 

「じゃーなー。箒ちゃんに刺されんなよ」

 

「刺されるか!」

 

バタン、とドアが閉められ、二人とも行ってしまった。

これで少しは静かになるって者だ。

 

「さて、微調整、続けるか」

 

静かにPCを起動し、改めて作業に移っていった。

 

 

 

 

 




さて、円夏さんの新IS登場予定ですが、ネームが中々決まらない。どうしたものか……


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