インフィニット・ストラトス 転生者は双子の姉 作:夜光・陽炎
追記、また間違いだよこん畜生。いぇあああああああああ!!
更に追記、アホなところがあったので修正
どもどもこんにちわ。詩織‥‥‥じゃない、凪紗です。
中学生活も今年で二年目。ついに、第2回モンド・グロッソ決勝戦当日になりましたよ。
さて、どう来る
‥‥いつもは ネタ主ですが、今日は完全シリアスモードで行かせて貰いますよ
「おい!早く来いよ凪紗!」
私がいる場所は織斑家です。さすがに会場のチケットを入手することは困難で、家で生中継をみることになりました。
一夏はもうテレビの画面に釘付けです。
「もう、目悪くしても知らないよお兄ちゃん」
で、中学二年になった円夏ちゃん。どんどん千冬さんに似てきましたよ。ぱねぇ
しかし、本当に目悪くするよ。まあ、言っても聞かないけど
「しかし、始まんねぇな」
「当たり前でしょ、まだ一時間も前だよ?」
「ほら、少しは離れて―――」
円夏が無理矢理引き剥がそうとするが、一夏はそれに抵抗する。
「くぬぬウウウウッ!誰が下がるか!!」
「もうっ!いい加減に―――うわっ!?」
一夏がいきなり円夏へと飛びついた。たぶん、尻餅つかせて「やーい、引っかかったぁー」とか子供じみたリアクションをやるつもりだったのだろう。だがしかし
「よっしゃあ!ってうわぁあっ!?」
自分も体制を崩してしまって、円夏に倒れこむ。その手は、男には無いものを触っていた
「え、ちょ、お、お兄ちゃん!どこ触って‥‥」
「え?―――!?ち、ちがっ!これは‥‥ふ、不可抗力だ!」
不可抗力?ナニソレー。というわけで―――
「なあああに自分の妹にてぇ出してんだきいいいいいいいいいっく!!!!」
「だ、だから不可抗力―――ひでぶうううううううううううう!!!」
腹のど真ん中に凪紗のキックがどストライク。後の壁に叩きつけられ、クレーターができた。その威力はチタン合金だろうと粉砕する威力―――なのだが、一夏の体には傷一つついていなかった。もちのろんで、凪紗が一夏は死ぬ方がマシなぐらいスパルタな訓練を毎日やらせたからである。今の一夏のボディは腹筋バッキバッキでもうヤバイ。
「けほっ‥‥けほっ‥‥で、でめえ、手加減しろよ‥‥‥」
「え?これでも手加減したよ?」
ていうか、私が本気を出したことは過去一度として『無い』。それに耐えられる物質が存在しなかったからだ。
私にとって『IS』と言うのは制空権確保と力の制御装置なのである。生身の方がもっとまずい。
「とりあえず、大丈夫?円夏ちゃん。変態の一夏にセクハラされたときは思いっきり殴っていいからね」
「は、はい‥‥‥」
「うおい!それ俺の体が持たねぇよ!」
「あんたが悪いんでしょうが」
正論過ぎる正論。このラッキースケベ野郎には一度鉄槌を下さねばならない時が来るだろうな
その時、不意に家の鈴が鳴らされた。
「ん?誰ですかー」
一夏が玄関に向かう。
‥‥‥激しく嫌な予感がするよ。やはり予感は的中。一夏の方を覗いてみると
「織斑一夏だな。ついてきてもらおう」
黒服の男が、一夏の額に拳銃を突きつけていた
「‥‥‥あれ?これデジャブ?超遭ったことあるんだがな」
「静かにしろ、さもないと‥‥」
「ひっさあああああつ!!とみせかけて、必殺なんて嘘だよ!!!」
黒男を一本背負いする。その体は宙を舞い、背中から地面に叩きつけられる。
「ははっ、どうだ。もうあのときみたいに‥‥‥‥嘘だろ」
一夏は開かれたドアの向こうを見てみると、そこにはスーツ姿の人が二十人以上いた。
さらに武装しており。遠距離戦になったら勝ち目は0だろう。さらに円夏もいるのだ。人一人守りながら戦闘なんて無茶すぎる。
さすがにそこまで判断したのか、一夏は両手を挙げる。
私も前に出て、両手を挙げる。KILLOKなら瞬殺できるんだが、この広狭の場で殺人はだめだ
しかし、そこで抵抗無く連れて行かれる私ではなく、一夏の耳に囁いた。
「(一夏、円夏をつれて逃げろ。今すく)」
「(お、おい、それじゃあお前が‥‥‥)」
「(あとで千冬さんに連絡してくれ『助けは要らない』って)」
一瞬、一夏が驚愕の表情をするが、今動かないと全員やられると察し、すぐに動いた。
「あっ!?てめえ、動くんじゃねえ!」
パパパァン!!
オートマグ改造のゴム弾専用銃で黒服の男の額を三回撃った。ゴム弾なので殺傷力は無に等しいが、動きを止める事は可能だ。
次の瞬間、ベランダから一夏と円夏が飛び出して逃げていった。
「―――――!?」
私はいきなり後ろから手で口をふさがれた。さっき一夏が倒した男だった。
次に、首元に何かを突きつけられ、プシュッと音がし、意識が朦朧となる
「む、無針、注射器、か‥‥‥」
体がぐったりとして崩れ、意識が薄れてくる
「逃げた奴はどうする?」
「もう無理だ、放っておけ」
最後に聞こえたのは、そんな言葉だった
◆ ◆ ◆
気付いたら、かなり照明が暗い部屋にいた。
どうやら、攫われたらしい。けどそんなに重要な問題ではない
今はパイプ椅子に座られて、手は後に回され手錠を三重にもかけてある。正面に二人、か
「‥‥起きたか、静かにしろよ。助けを呼ぼうなどとかんがえんな。へたな真似すると‥‥」
「すると?どうなるの?」
「‥‥おいアマ、自分の立場をわかってねぇようだな」
その言葉に呆れを覚えずにはいられなかった。
「ハッ‥‥‥あなたたちこそ、自分の立場をわかってないようだね」
「はぁ?今何つ―――」
限度制御装置解除、脳のリミッターを強制解除する。
体内のナノマシンが電気を発し、体中が放電する。同時に筋肉の限界も無くなった。手錠なんてもう意味を成さない。
パキン!
力ずくで千切られた鋼鉄製の手錠の破片が落ちる。
「いやぁ、まさか二十人以上とは予想外だったよ。おかげで『奥の手』を使うしかなくなったじゃない」
そう、『奥の手』とは、亡国機業《ファントム・タスク》を『内部』から破壊することだった。できれば使いたく名は無かったんだけどね‥‥‥
「ひ、ひぃっ!?」
一人が拳銃を向けて発砲してくる。だが、それを指で挟み、止める
「な、なんなんだよこいつはぁ!?」
「‥‥制限解除は初めてだから手加減ができないけど、とりあえず」
刹那、右手が一人の腕を刈り取る。肩には無理矢理千切った跡が残り、腕があった場所から鮮血が噴き出した。凪紗の体にに血液が付着し、生暖かい感触が広がる。そして、右手にある腕を握りつぶし、地面に落とす。
「う、うわあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!」
片方の奴が右手に持っていたなにかの装置のスイッチを押すと、プゥゥゥゥゥゥゥゥ、とサイレンが鳴り響いた。これで完全に狙われただろう。
「ひ、ひひっ、てめえはぜ、ぜってえにげらんねえぇぞ‥‥‥」
失禁しながら涙を流している男の胸を、血まみれの右手で殴る
厚さ数十センチの鋼鉄ドアを蹴破り、ドアの向こうにいた人間を向こうの壁にドアごと叩きつけ失神させる。
直後、騒ぎに駆けつけた人がフルオート連射を浴びせてくるが、無意味。銃弾の雨をかわしながら倒れている奴のジャケットからナイフを抜き
「迅速一刀流・第四の型七番・『
残像を残しながら縦に一閃する。すると、向こうにいた人は、腕が千切れ飛んだ。
「さぁ~て、あと何人いるかなァ‥‥‥ヒィィハハハハハハハハハハハ!!」
これらの惨劇は凪紗本人の意思ではない。脳のリミッターを解除すると、いや、性格には本気というものを出すと理性が飛び、気分が『ハイ』になってしまい、残虐性が上がってしまうのだ。それでも彼女がやったことには変わらないが。
凪紗は、わずか三十分の間で、施設内に居る約四十人の者を切り裂き、失神させ、戦意喪失させた。
それから十分で、千冬が駆けつけたことは、凪紗は知る由も無いだろう。
◆ ◆ ◆
「なんだ、これは‥‥‥」
千冬は、目の前の光景を認められなかった。いや、認めたらダメだと警告しているのだろう。
体が壁に叩きつけられている者、腹に大やけどの跡がある者、腕が可笑しな方向に曲がっている者。挙句の果てには二人が抱きついていながら失禁し、涙を流している者もいる。
そして、その真ん中に一人の『バケモノ』が立っていた
「‥‥‥千冬さん」
「‥‥凪、紗。これは、お前がやったのか?」
彼女は服、顔、髪、全てが鮮血で染まっている。その右手には血だらけでさび付いているナイフが握られていた。
「‥‥そうみたいですね」
「『そうみたい』?なにをふざけているんだ!?」
「ふざけてなんかいませんよ。だって、記憶がまだ朦朧なんですから」
「‥‥‥殺したのか?」
少女は言ったん黙ると、数秒間何かを考え込んだ後ついに口を開いた。
「いや、殺してませんよ、たぶん全員生きています」
「‥‥‥そうか」
殺してしまったならば後戻りはできない。だが、殺していないということはまだ大丈夫だ
しかし、これで彼女は見ず知らずの他人を傷つけた事になってしまった。
これが後に、彼女の心を締め付けることになるとは、本人も知らないだろう。
「っていうか、やっぱ助けにきちゃったんですか」
「ああ、心配だったからな。弟と妹の頼みを断るわけにもいかなかったからな」
「はは、やっぱり大事なんですね」
「あたりまえだ、この世に二人だけの家族なんだからな。いや、三人か」
「それ、私も入ってます?」
「入っているわけ無かろう、馬鹿者が」
「……変わりませんね、あなたは」
凪紗はフッ、と鼻で笑い、事は終わったのであった。
後日に拠点内のメンバー全てつかまったが、その後、原因不明の心臓麻痺で『全員』死亡した。
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