バカと天才と大暴~中学生side~   作:風香

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中学生の日常1

~昼休み~

 

 

私は今、校内探検をしています。香奈さんが私の肩を掴んで力説していたので一人で探検しています。

 

 

 

香奈ちゃん曰く、

 

「自分一人で探検した方が、楽しいよ!!」

 

だそうです。

 

なんでも、学校最初の授業でみんなと移動するのは、自分の好きなところにいけず、途中で抜け出しちゃったとか・・・・。

 

なんというか・・・、自由奔放すぎです。

 

 

 

しかし、不思議ですね。清黒寺さんは私を見たときに、人違いだと言い張る程動揺していたのに、智樹君はそこまで動揺してはいませんでした・・・。

 

やっぱり、『あの事』の所為でしょうか・・・。

 

別に『あの事』は、清黒寺さんのせいじゃ無いんですけどね。

 

 

 

 

そう考えていると道に迷ってしまいました・・・・。

 

 

 

 

まあ、適当にブラブラしていたら教室にも戻れるでしょう。

 

 

智「おい、明菜」

 

菜「!!うわっ」

 

突然、誰かから声を掛けられてビックリしました。

 

後ろを向くと、智樹君が立っていました。

 

智「・・・・なんでそこまで驚くんだ?」

 

菜「少し、考え事をしてたので」

 

智「集中すると、周りが見えなくなるのは変わらないんだな」

 

そう言われると、恥ずかしいです。一応これでも気をつけているんですけど・・・。

 

菜「ところで、智樹君」

 

恥かしいので話題を変えましょう

 

智「何だ??」

 

菜「道に迷ったので、教室の場所を教えてくれませんか??」

 

智「香奈のやつ・・・。(ボソッ)」

 

菜「香奈さんが、どうかしましたか??」

 

智「いや、何でもない」

智(そういや、コイツ耳が良いんだっけ?)

 

菜「あ、そういえば何故ここにいるんですか?」

 

智「まあ、昼寝・・・だな」

智(あながち間違っていないし、香奈が行けって言ったからなんて言えないしな)

 

菜「昼寝、ですか」

 

智「ああ、あそこを右に行くとベンチがあって今の時間は丁度日陰になるんだ。だからあそこで昼寝」

 

菜「そうなんですか!!行ってみてもいいですか」

 

智「ああ」

智(今昼休みだしな・・・)

 

 

~移動中~

 

 

菜「ふぅ・・・本当に気持ちいいですね」

 

智「だろ、このベンチ設置したの俺だからな。問題は日陰の部分なんだけど、年中日陰にするために色々計算してだな――」

 

要約すると、昼休みに仮眠を取りたいからベンチをつけたらしいんですけど、日陰になる時間を計算して(夏休みはどうでも良いから省いたそうです)ベンチを設置した。という話でした。余談ですが、校長先生の許可を取るのが大変だったそうです。

 

菜「成る程。」

 

やっぱり、清国寺さんに似てますね~。

とくに、あまり必要のないって思ってる(本人わ重要視している)ところに努力を注ぎ込む所が。

 

智「まあ、皆はそこまでしなくてもって言うけどな。」

 

菜「そうですね、それに冬は寒くて使えないと思いますよ?梅雨の季節は、テラスみたいになっているので大丈夫ですけど」

 

智「そう思って、テラスだから暖房が使えるようにした。」

 

菜「抜かりないですね!!…・・・もしかして、冷房とかも?」

 

智「ああ、温度自由に設定できるぞ!!」

 

菜「その資金は」

 

智「まあ、イロイロな」

 

・・・流石、世界有数の大富豪さん。金持ちですね

 

菜「ちなみに、校長先生の許可はどうしたんですか?」

 

智「まあ、校長先生の趣味の絵をあげたら、一発だな。あと、俺が卒業したら用済みだから園芸にでもすれば良いって言った」

 

成る程、確かに旧校舎の誰も使わないところといっても、勝手にテラス作ったらいけないでしょう。

 

しかし、学校で一番偉い人を説得させれば可能ですしね。

 

表向きは改装中と言うことにしとけば、世間体もきにしなくてすみますしね。

 

 

 

しかし、普通睡眠の為にここまでするでしょうか?

 

 

 

……気にしたら負けですね!!

 

 

 

菜「校長先生は絵が好きなんですか?」

 

智「ああ、特に花の絵を集めているらしくてな、園芸が好きなのも花が好きだかだと思うぞ」

 

菜「そうなんですか」

 

お兄さんも昔花が好きだったな・・・。しかし、ここは少し寒いですね。

 

智「そろそろ、教室に戻るか」

 

菜「そうですね」

 

しかし、このテラスはとても綺麗ですね・・・。学校とは思えません。

 

智「はい、これ」

 

智樹君が急にブレザーを渡してきました

 

菜「なんですか」

 

智「寒いんじゃないのか?」

 

不思議そうに私の顔をみてそんな事を言う智樹君。

 

やっぱり彼は優しいです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~移動中~

 

 

先程お借りしたブレザーを羽織ながら私は道がわからないので、智樹君について行きます。

 

実は少し方向音痴なところがあったりします。

 

菜「智樹君、そういえば今日、清黒寺さんと、クッキーを焼く約束をしているんですが、清黒寺さんの家が分からないので教えてもらえませんか?」

 

智「ああ……それは良いが、学校で姉貴の話はあまりしないで欲しい」

 

それは、清黒寺さんの話題はあまり出すなってことですか?

 

あ、そういえばさっき(ハーバード主席)もさりげなく話題変えてましたし。お姉さんの事を話すのは駄目ってことですね。

 

菜「何故ですか」

 

智「姉貴に聞け」

 

成る程。自分の口から理由は話しずらいから、直接本人に聞いて欲しいんですね。

 

菜「分かりました」

 

そんな話をしながら歩いていると、香奈さんが来ました。

 

香「明菜っ!!道に迷ってたみたいだけど大丈夫?」

 

智「俺らが何も言ってないのに何でお前が分かるんだ?」

 

菜「あれ、もしかしてコレですか?」

 

服の襟の裏に付いている丸いシールを智樹君たちにみせます

香奈ちゃんは少し驚いた様子で

 

香「盗聴器付けてたの気づいてたの??」

 

智「ってか、盗聴器付けてるの気づいたんなら剥がせ!!」

 

菜「コレ盗聴器だったんですか」

 

「「知らなかったのかよ!!」」

 

菜「実物を見るのは初めてです」

 

香「さり気なくつけたのに、どうして分かったの?」

 

智「それ以前に友達に盗聴器つけるな!!」

 

香「いや、これは明菜が迷子になったときに助けられるように付けたんだよ!!」

 

菜「そうなんですか、ありがとうございます」

 

智「だまされるな!!こいつはただ楽しんでるだけだ !!」

 

香「これで、智樹をからかうアイテムが増えた♪」

 

智「最悪だろ!!」

 

菜「ハッ・・・香奈さん、私の迷子を心配して付けたのなら盗聴器じゃなくて、発信機をつけるんじゃないですか?」

 

香「ああああ、うんそのてがあったね」

 

智「棒読みだな、嘘ついてるのバレバレだし」

 

菜「ちなみに、この盗聴器・・・どうするつもりだったんですか?」

 

一応、香奈ちゃんに質問です。返答しだいでは……。

 

香「もちろん、智樹ファンにプレゼンするつもりだけど?」

 

智「サラッと俺の意思関係無くそんなことすんじゃねぇ !」

 

菜「駄目ですよ?香奈さん。そんな事をしては」

 

香「大丈夫っ!!証拠は残さないから♪」

 

菜「そういう問題ではないんですけど、もしそんなことをしたのなら・・・」

 

香「したのなら?」

 

菜「一族郎党皆殺しです(ニコッ)」

 

香「あ、明菜冗談だよね?笑顔がコワイヨ・・・」

 

菜「冗談です」

 

香「だよね~」

 

菜「本当は、説教します」

 

香「説教?」

 

疑問を浮かべる香奈さん。確かに説教って言っても良く分かりませんもんね。

 

菜「具体的に、畳の上で3時間程、正座で御小言を・・・」

 

香「うんっ、ちゃんと今2人の会話は消去したから」

 

菜「それは良かったです」

 

智「本当にな」

 

智&香(((明菜は絶対に怒らせたりしないでおこう・・・)))

 

 

 

そう思った、2人でした。

 

 

 

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