アマゾンズチャレンジ!~千翼は仮面ライダーになれるのか!?~   作:エボルアマゾン

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まだネオにはなりません。
千翼君の「アマゾンッ!」は先になります。


第1話

「かあさん、おなかがすいた」

 

「・・・お昼、さっき食べたばかりでしょ?足りなかったの?」

「ううん、でもたべたいんだ」

 

「ねえ、かあさん、たべちゃ、だめ?」

 

「…あのね『千翼』、どんなにお腹が空いても『人間』は絶対に食べちゃダメ」

「どうして?」

 

「『人間』を食べちゃったら、とうさんが千翼を殺しに来ちゃうから」

 

「えっ」

「千翼のとうさんはね、『アマゾン』から人間を守る為に『赤いアマゾン』になって戦ってるの。

アマゾンには容赦しない、それが例え自分の息子でも」

「・・・」

「でもあなたが人間を食べなければ、いつか家族みんなで暮らせるかもしれないの」

「!・・・本当に?」

「・・・えぇ、きっといつか」

「・・・わかったよ」

 

「おれ、やくそくする!

ぜったい、ぜったいに人間をたべないって!

そうすれば、かあさんととうさんといっしょにいられるんでしょ?」

 

「フフッ、千翼はいい子ね。

じゃあ、かあさんとの約束よ?」

「うん!

ねえかあさん、とうさんってどんな人?」

「そうねえ、強くて優しくて、自分の信念を決して曲げない人。

名前は――『鷹山 仁』」

「『たかやま じん』・・・じゃあおれは『たかやま ちひろ』?」

「ええ、そうよ

さ、そろそろ行きましょう?今日の寝場所を探さないと」

「うん!」

 

 

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

 

かあさんからとうさんのことを聞いて、1ヶ月ぐらいたった。

ものすごくほしくなるときもあるけど、あの日のやくそくを守ってずっと我慢してる。

それにかあさんのごはんはすごくおいしいからぜんぜん平気。

今日の魚もとってもおいしかった。

 

「千翼ー、お勉強も終わったし、そろそろ寝るわよー」

「うん、かあさん!」

 

今日のねばしょは森の中。見上げれば星空が見える、ベストスポット。

近くに急なしゃめんがあって川までころがってちゃうから、トイレに行くときは気をつけないと。

 

「お休み、千翼」

「おやすみなさい、かあさん」

 

(しばらく・・・ここにいるのかな、魚も・・・とれるしか・・・かあさんも気に入ってるみたい・・・)

 

かあさんにだきしめられ、むねの音を聞きながらそんなことを考えてると、あっという間にねむく・・・なって・・・。

 

 

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

 

とつぜん、目がさめた。・・・何か、近づいてきてる?

 

「かあさん、かあさん」

「・・・千翼、眠れないの?」

「かあさん、あっちから何か近づいてくる」

 

川上の方から何か-!

 

「フゥゥゥゥゥァ・・・!」

 

木のかげからそいつはあらわれた。

黒いマントを着たようなシルエットに、頭の両側からは小さなコウモリのような羽根。

コウモリ人間のようなそいつはー!

 

「アマゾン・・・!

千翼、逃げるよ!」

 

すぐさまかあさんがおれをかかえ、にげようとする。

 

「キシャァァァ!」

 

体がういたと思ったら、すぐ何かにぶつかったようなしょうげきをかんじ地面に投げ出された。

飛んできたアイツにかあさんごとけり飛ばされた!

 

「くっ、かあさん!」

 

木の根元にたおれているかあさんにかけよるけど、よびかけても返事がない、気を失ってる!

ど、どうしよう・・・。

 

にげなきゃ、アイツが・・・!

 

「ハァァァァ・・・!

ニク、ニクだァ。

やっと食べられるゥ」

 

来てる、来てる、どうしようどうしよう・・・!『―――やらなきゃ』

かあさんをたべる気だ・・・!『―――殺される』

 

『―――からだがあつい』

 

おれしかいない、『―――喰え』

 

おれしかかあさんを守れない、『―――すべて』

 

おれが、おれが!『―――喰い殺せ』

 

「うおぉぉぉォォォオ!」

 

声にしたがうように、体のおくからわき上がる力を解放する―!

全身からじょうきがふき上がり、おれの体がかわる。

背がのび、全身は青くゴツゴツとした体に。

 

「ゴルルル・・・!」

 

これがおれのアマゾン態、なるのははじめてだけどうまくなれた!

 

「寄こせェ、オレのニクだァ!」

「ちがう、おれのかあさんだァ!」

 

走りよってくるコウモリアマゾンに合わせるように右うでをつき出し、思いっきりなぐりつける!

むねのあたりにパンチがきまり、コウモリのうごきが止まる。

 

「グガアァ・・・!」

「オオオォォォァア!」

 

すかさずラッシュをくりだし、全身をなぐりつける!

 

「ガアァァ・・・!」

(いける・・・!このまま一気に!)

 

ひざをついたコウモリアマゾンをけり飛ばし、おいうちをかけようとし―

 

横からの体当たりで吹き飛ばされた。

 

「ガァッ・・・」

(新手!?)

 

体勢がくずれたところに、糸のようなものがまきつき体をしめつける。

たおれたまま周囲を見回すとーいた。

クモのアマゾンと・・・なんだあれ。

とがった顔につき出したかわらのような肩、するどいかぎ爪・・・ホントになんだあれ、クマ?

クモとクマ(?)はコウモリアマゾンを助け起こし、こちらに向き直る。

 

「クモとクマ・・・」

「!?ボクはモグラだ!」

 

え、どのへんが?

 

「お前らそいつの仲間か!」

「そうだ、君もアマゾンだろ。

どうして邪魔するの?独り占めするつもり?」

「ちがう!おれのかあさんだ!」

「母さん?・・・何を馬鹿な事を。

アマゾンと人間が家族?そんなことはあり得ない」

「うるさい!」

 

力ずくで糸を引きちぎり、アマゾンたちに飛びかかる。

けど、3対1。1体のなぐりかかればほかの2体に背後からおそわれそうになり、うまく戦えなくなる。

 

「やめるんだ、アマゾン同士で戦うつもりはない!」

「でもかあさんを食べるんだろ!」

「人間を喰って何が悪い!」

「じゃあ敵だァ!」

 

後ろにジャンプし、いったん距離をとる。

体をひくくし、いつでも飛びかかれるようにしアマゾンたちをにらむ。

一度に相手をするのはむりだ。1体1体かくじつにー!

 

 

 

 

―――〈ALPHA〉

―――アマゾン!

―――〈Blood&Wild,W・W・W・Wild!〉

 

赤い炎をまきちらしそのアマゾンは現れた。

赤いきずだらけの体、両手両足には黒いグローブとブーツ、そして白い目。

また新手!?

 

「あ、あいつは・・・」

「そんな、死んだんじゃ!?」

「し、死神だ・・・!」

 

あいつらの仲間じゃないみたいだけど・・・、一体?

 

「!ウアァァァア!」

クモアマゾンが赤いアマゾンに飛びかかり――

 

「ーア」

 

赤いアマゾンのうでにより両断された。

 

「糸田くん!よくもオォ!」

「シャァァァ!」

モグラ(?)アマゾンがかぎ爪をふるい、赤いアマゾンがそれを受けつつカウンターをたたきこむ。

正直急展開すぎてついて行けない・・・!

あの赤いのはあいつらの敵みたいだけど―!

 

「グルァ!」

「ガア?!」

 

音もなく飛び、赤いアマゾンの背後からおそいかかろうとしたコウモリアマゾンをたたき落とす。

 

「ー!」

 

赤いアマゾンはちらりとこちらを見て、すぐにモグラ(?)アマゾンと組み合いながら森の奥に消えていった。

その後、何かがころがるような音と水の落ちるような音がした。

たぶん足すべらせて川に落ちたんだろう。それより今はー!

 

「キイィィイ!」

「グガ!」

 

飛行しながら攻撃してくるこいつだ。

軽やかに飛びながらヒットアンドアウェイをくりかえされて、手が届かない・・・!

・・・あの赤いのみたいにできないか?

 

(よし・・・タイミングを合わせて・・・!)

 

正面から飛びかかってきたやつに合わせ、背中からたおれこみながらわきばらに蹴りをたたきこむー!

 

「ゴッ、ア」

「グッ、オオオオオ!」

 

地面にころがったやつが立ち上がる前に飛びかかり、黒いマントごと右腕を引きちぎる。

 

「アァアァァアァ!」

 

いたみからか絶叫を上げるやつの首をつかみ、近くの木にたたきつけ、

 

「ウォオオオオア!」

 

たたきつけた木ごと一気にむねをぶち抜いた。

 

「ゴガッ、アアァァァ・・・」

 

コウモリアマゾンは何度かけいれんしたあと、ドロドロと体をとかしていった。

 

「フー、フー、ッハアァ・・・」

 

何とか、なった。

そうだ、かあさんは・・・!

 

「・・・抜けない」

 

思いっきりぶち込みすぎた。

 

 

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

 

腕を引き抜いてかあさんのところへもどる。

かあさんだいじょうぶかな?

ちゃんと守れたからほめて、くれるよね?

かあさんー

 

「ーえ?」

 

かあさんがいない。

かあさんがいたところには、血のようなものとー

 

「―――」

 

水色をしたアマゾンがいた。

 

「ねえ、かあさんはどこ?」

「―――」

「そこに、いた、はず、なんだけど」

「―――」

 

体の中からなにかがわき上がる。

アマゾンはなにも答えず、両手を広げ背中から6枚のつばさを広げた。

 

「・・・おまえか?

おまえが、食ったのか?

かあさんを?」

「―――」

 

「ウゥ、ウォオオオオアアアアア!」

 

わき上がったなにかは肩をつきやぶる。

しかいのはしに新しい2本の腕が見える。

おれはそれをふりかざしー

 

「アアアアア!」

「―――」

 

目の前のアマゾンに飛びかかった。

 

 

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

 

 

「―――はい、幸い死者は出ませんでしたが、負傷者多数、さらにターゲットもロスト。

一定のダメージは与えましたが、倒し切れませんでした」

 

「―――四肢欠損ほどの重傷者はいませんが、追跡は困難かと。

それと―――」

 

「―――現場で10歳前後の子供を保護しました。

錯乱していますが、どうやら母親をアマゾンに喰われたようで・・・」

 

「―――了解しました。

保護した子供を連れて本部に帰還します」

 

「―――ふう。

全員!これより本部〈4C〉に帰還する!」

 

 

 




いかがでしょうか。
これだけ書くのにほぼ半日・・・

ちらっと仁さんが出ていますが、これは千翼君の回想シーンで仁さんが登場していた事から、「もしかしたら仁さんいたんじゃね?」という妄想です。
もちろんマモルくんもその他アマゾンも妄想です。
クモアマゾンに「糸田くん」と名付けましたがこれも妄想です。

コウモリアマゾンの名前?「内海くん」です。
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