楓さんの弟はクールで辛辣な紅葉くん   作:幻想創造
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前回の話のあと短編の日間ランキングで4位になってました。
ありがとうございます!これも皆さんのおかげです。
更新は遅めですが頑張ります!


紅葉くんは心配性?

今日もいつも通りの紅葉くん

 

「おはよう姉さん。ちゃんと起きられたんだね」

 

「おはよう紅くん。ええ、今日は朝早くに出発だもの。早く起床して気「朝ごはんできてるよ」・・・はい(ついに封じてきたわね)」

 

『いただきます』

 

「3日間の地方ロケだっけ」

 

「私がメインでやってる"ぶらり温泉旅特集"が評判いいらしいの。趣味が高じて紹介して欲しいって旅館が増えて、私が直接レポートすることになったわ」

 

「その間ちゃんと1人でやっていける?変なもの食べないようにね」

 

「大丈夫よ、ちゃんとやれるわ」

 

「飲みすぎもダメだよ?姉さん酒強いからってたまに、いや毎回酔うまでとことん飲むから」

 

「だ、大丈夫よ心配しなくても。そんなに毎度毎度酔ってないわよ?」

 

「心配なのは姉さんじゃなくて巻き込まれた周りの人のことだよ」

 

「あ、はい」

 

「それと知らない人に声かけられても決してついて行かないように。近頃は何かと物騒だから」

 

「・・・ねえ紅くん。私一応お姉ちゃんなんだけど。どんどん話の内容が子供向けになってない?」

 

「ごめん。姉さんってとても今年25になるように見えないし、外見だけだとたまに同年代に見えるから」

 

「あら、嬉しいこと言ってくれるわね」

 

「特に精神年齢がとても25歳だと思えなくて、下手すると・・・いやどう考えても年下に思えてくるんだ」

 

「褒めてなかったのね。最後まで聞かなければ良かった・・・」

 

 

新学期の紅葉くん

 

「2年生になって一週間経つけど、もう新しいクラスには慣れたかしら?」

 

「ああ。今年もカリスマが一緒だったし、奈緒とも同じクラスだから去年とあまり変わらないな」

 

「美嘉ちゃんに対しては少し変わったほうがいいと思うけど・・・」

 

「姉さんの仕事は4月になって変わることってあるの?」

 

「そうね。変わったことといえば、新しいプロジェクトが立ち上げられてるらしいってくらいかしら」

 

「新しいプロジェクト?」

 

「私も詳しくは知らないけど、私がアイドルになった時にお世話になったプロデューサーが責任者になって新人の子を募集してるらしいわ」

 

「へぇ、あんなにアイドルがいるのにまだ増えるのか。皆よく覚えられるな」

 

「紅くんが見たのは、全体の10分の1にも満たないんだけど・・・それでもたぶんその半分も覚えてないのよね」

 

「姉さんにも後輩が出来るんだね」

 

「そうね。あの人は笑顔を大切にするプロデューサーだから、笑顔が素敵な子を選ぶ可能性があるかしら・・・えがお、えがお」

 

「姉さん?」

 

「いい笑顔でチャン()()()?なんて、ちょっと強引すぎたかしら。ふふっ♪」

 

「・・・新学期になって姉さんもアイドル活動を頑張ってるから、評価を変えようと思うんだ」

 

「え、ええ。急に真面目な顔になったけど、私には不安でしかないわ」

 

「だから今回は37点をつけようと思う」

 

「ありがとう紅くん!相変わらず点数は低いけど、100点に一歩前進ね!」

 

「姉さん、いつから100点満点だと錯覚していたんだ?」

 

「なん・・・ですって・・・!?」

 

「今期から1000点満点にするよ。だから無理はしないでね」

 

「一気に100歩下がった!?お姉ちゃん仕事前に物凄くテンション下がっちゃったわ・・・」

 

 

新入生と紅葉くん

 

「(・・・はぁ。高校入って早々体調悪くて休んじゃった。これじゃ入院してた頃と変わらないじゃない)」

 

「(姉さんに合わせて起きたから今日はいつもより早く学校に着きそうだ)」

 

「(もうクラスじゃ仲良しグループ出来てるだろうし、考えるとまた具合悪くなりそう)」

 

「(今日から夕飯は一人分だから、まとめて次の日の弁当も作れるおかずにしよう)」

 

「やっぱりちょっと休憩。まだ時間あるしいいよね」

 

「(何にしようかな・・・ん?あの感じ)おい、大丈夫か?」

 

「え?誰?」

 

「高垣紅葉。その制服同じ高校だな。体調悪そうだけど無理はしないほうがいいぞ」

 

「な、なんでそんなことがわかるのよ(この人オッドアイってやつ?生で初めて見た)」

 

「顔色が俺の姉さんが体調悪い時と同じだからな。もしかして朝食もあまり食べてないんじゃないか?」

 

「アンタに関係ない・・・っていいたいところだけど、なんか本気で心配してくれてるみたいだし。そうね、最近あまり食欲ないかも」

 

「・・・これもってけ」

 

「え、これってお弁当箱?」

 

「さすがに1日に必要な栄養全部は摂れないが、それなりに数は入ってる。それ食って元気出せ(姉さんもこれで調子戻すこと多いし)」

 

「いや、さすがに初対面の男子のお弁当は食べられないよ。悪いし」

 

「いらないなら捨てていい。俺が勝手にやったことだから気にするな」

 

「・・・あ、ありがとう。アタシ北条加蓮。B組だけど学校に行くのは今日が初めてなんだ」

 

「道理で見たことない顔だと思った。俺もB組だからな」

 

「わっ奇遇!じゃあ今年一年よろしくね高垣くん♪」

 

「ああよろしく・・・コロネ」

 

「ぶつよ?」

 

 

勘違いの加蓮と紅葉くん

 

2年B組

 

「おはよーっす。高垣今日は早いんだな」

 

「ほんとだ。おはよー高垣くん」

 

「おはよう。今日は姉さんが朝早く地方ロケに行ったからな」

 

「あ、知ってる。楓さんますます人気になってくもんねー。アタシも負けてられないよ★」

 

「カリスマもすごいじゃないか。よく街のスクリーンやポスターで見かけるぞ」

 

「そ、そだねー。それでも身近な人に名前覚えてもらえないのはなんでだろうねー。あは、あははは★」

 

「ま、まずい。美嘉が朝から壊れかけてる。気をしっかりもてよ!諦めたらそこで試合終了だぞ!」

 

「相変わず2人は仲がいいな」

 

「そうだけど違うだろ!お前のその両目にあたしたちはどう映ってるんだよ!?」

 

―――きりーつ

 

「あ、先生が来た。じゃあな高垣。ほら行くぞ美嘉」

 

「莉嘉ーお姉ちゃん頑張ってるよー」

 

「あたしは妹じゃない!いいから来いってば!」

 

「(そういえば、全員揃ったはずなのに朝のあいつはいないな)」

 

1年B組

 

―――今日は全員揃ったな。出席とるぞー。

 

「・・・」

 

「ずっと休んでた子、どんなんだと思ってたけど可愛いな」

 

「お前後で声かけてみろよ」

 

「・・・」

 

「お前がやれよ。すごい不機嫌そうだし俺はやめといたほうがいいと思うぞ」

 

「・・・」

 

「・・・」

 

「・・・」

 

「いないじゃん!あいつどこにいるのよ!?」

 

―――ど、どうした北条!具合悪いのか!?

 

つづく!

 

 

 

 

 




ということで今回から加蓮も参加です。
加蓮と奈緒のスカウトはいつごろがいいんですかね。

後輩に前川さんも入れてみたいけど、増えすぎると紅葉くんが混乱してしまうので考え中です。


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