あたし達はいつも通りこころの家に集まったのだが、どうやら昨日の添盛さん達のライブと話を聞いてから「明日会議をしよう」と言われたので、こうして集まった...が、いつもとは違って少し重い感じだった。
「さて、どうしようかしら?」
どうしようって、考えていなかったのかよこころ...といってもこの重みといい昨日のこととかでこれは仕方ないのかもしれないな...
「ねえ、昨日のライブと話はどうだった?私は感動したよ、いつもライブを見守ってくれている添盛さんがあんな出来事があったなんて思ってもみなかったもの」
花音さんが言っていることは間違いない、あたしもそうだったから、あの時私も鳥肌が立った...いつも演奏を舞台裏や観客席側から見守っていた添盛さんにそのような出来事があったなんて思ってもみなかった、まあライブハウスで仕事しているんだから昔に何かしら音楽に携わっていたことは分かっていたけどね
「そうだね、はぐみも昨日の話を聞いて泣いたし、なにより愛美さんのギターを弾いている姿、とてもカッコよかったんだ」
「そうだ、これをこうして...」
こころがいきなり紙に絵を描き始めた
「ちょ、いきなり描くなよ...ふむ、この絵からしていつもとは違って少ししんみりさせる感じかな」
数時間後
「新曲の感じは分かった、でもどうしてこんな感じに?」
「愛美が思っていることを伝えるならこうかなって思ってね、それで皆が笑顔になるならいいじゃない」
相変わらずだけど、今回はこころが言っていることは確かだ
「そうだね、ならあたしもがんばってみますか」
「うんうん、新曲出来たらミッシェルにも伝えといてね」
「はいはい」
ハア、がんばろっかな~、添盛さんがあたし達に託したものを活かせれるようにしよう
「イース、音がずれたよ」
「ごめんソエル、疲れてきたよ」
「そうだね、休もっか」
全く、ソエルは昔と変わらないな、あそこまで完全を求めるのは凄いけど、あれは焦っている?ソエルは高校の頃も自分が困っていることを曝け出してくれないから今も何か考えているのかもしれない...
「ソエル、私達に今焦っていること話してくれないかい?」
「ははは、べオークには隠せれないな」
「いや、私以外にもウルズもエワズも気付いているよ?」
べオークは世話焼きがちだから私達をよく見ている。昔も今もこうしてバンドや高校生活での良い雰囲気を作っていたとなれば私はよれはそれでよいもかもなと思う...
「第二回GBPで私達LoonがO.A(オープニングアクト)を担当することにした」
「それじゃあ練習しよっか」
いやいや気が早すぎるだろ、まだ新曲も方向性しか決まっていないのにどうするんだよ...それにスタジオの予約とってないしどうすんだよ
「こ、こころちゃん、さすがに気が早すぎるよ」
「そうかしら、アタシはよいと思うけど」
本当にこの暴走機関車をどうしようか、一旦言ったら停まらないし他の連中も...
「やろう!!」
「ああ、子猫ちゃんの為にも練習するのは当然さ...」
はあ、やるしかないよね、添盛さん、この状態は読めていたのかなぁ?
「びゃっくしょーん!!」
「ソエル、風邪?」
「いや、なんか変な噂だろうね」
今回はとても短くて申し訳ない...
ハロハピは方向性を少し変えた曲でLoonの意思を繋いだ
次回はLoon編となります。あの話の後に5人が考えてこととどうして思い出巡りをしたのかを書いていきます。