5つのルーン~想い繋ぎながら~   作:Crina

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事故があり入院することになった愛美、そして心配になってか搬送先まで見守ったリサが出会い、愛美とリサがどうして仲良くなって悩みとかを打ち明けれるまでの関係になったかのお話です。


2-4-4話 愛美とリサ

 目が覚めると私は点滴を受けて尚、病院のベッドで寝ていた。ふと周りを見ると、そこにはウルズに似ている女子高生が付き添ってくれていて、そこには私のギターが置いていた。どうしてこうなっていたのか分からなかったが、ふと思い出していくと、急に突っ込んできた軽自動車が原因で私の車がトラックにぶつかったということぐらいまでしか覚えていなかった。

「ん、んん、ここは...」

「あ、起きたみたいだね。看護師に伝えてくるよ」

「ええ、ありがとう」

 

 寝ている女性が目が覚めるまで私が看病をすることにしたのだけど、いつ起きるのかなと不安がしていた。この女性が誰なのか分からなかったから身分証を探して名前を知ることにしてみた。

「添盛 愛美...神奈川県住みなんだ。Standのスタッフ...へえ、ライブハウスのスタッフなんだ」

 そうしていくと目が覚めたらしく、看護師に目が覚めたということを伝えることにした。そうしていくと警察の方たちが愛美さんの病室に入っていったので気になったから部屋を見ることにした。

 

「添盛さん、あなたの車をぶつけた容疑者なのですが、飲酒運転並びに危険運転で逮捕することになりました。そして貴女の入院代、廃車になった車の新しい車への損害など全て容疑者が負担するという結果になりました。それだけを伝えたので私たちはこれで」

 私は急なことで理解ができなかったが、ただ分かったことは大切な愛車がなくなってしまったということにショックを受けてしまった。そして今日のライブのサポートができないということを電話をすることにした。

「もしもし、レイさん?ごめんなさい、不意に事故にあって入院することになったから代わりを用意するね」

 

「身体大丈夫?まだゆっくりしないとね」

「あ、ありがとう...君は?」

「ああごめん、アタシは今井 リサ、リサでいいよ」

「リサさんね、私は添盛 愛美、元Standのスタッフで店長をしてました」

「していたってことはもう辞めたの?」

「オーナーが身体が限界でライブハウスを畳んで今はたまにあるライブのサポートをしていますね」

 そうして私とリサさんはお互いのことを話していくことにした。リサさんには大切な幼馴染がいて、抱えがちの性格を気にしていることとかを話してくれた。そして私はStandでバイトをしていてそこから正社員として仕事をしていたことを話していた。ただ私が伝説のバンドのギターをしていたことを隠して...。

 

「へえ、そうしてStandが閉店して今はサポートギターをしながら次の仕事場を探しているんだね」

「ええ、実は今日もあるはずだったのですが、この事故が原因で代わりを頼むことにしたの」

「それは仕方ないのかな、でも生きてて良かったじゃん」

「そうだね、ゆっくりとするよ...でも次の就職先探さないといけないな」

「バックのサポートだけでは辛いの?」

「不定期だから安定しなんだ」

「そっか...あ、そういえば、CiRCLEというライブハウスが新しくできたらしくてさ、スタッフ募集しているみたいだよ」

「CiRCLE?どんな感じ?」

「練習スタジオとカフェテリアがあるかな」

「あ、Standと似ている。そこいいかも」

 とまあいろいろと私とリサさんは話し合い半月ほどしてから退院をして私はリサさんの言っていたCiRCLEの面接を4月に受けることにした。結果としては受かってCiRCLEの新人スタッフとして働くわけなのだが...。面接までの間は新しい愛車を手に入れて退院したことを聞いてまた別のところのサポートギターやレイさんの手伝いなどをしていた。

 その間にリサさんがRoseliaに加わることになり、ベースがブランクあってそこを埋めたいと相談を受けたので、ベースの練習を手伝うことにした。というのも、私はギターばかりしているが、ベースもドラムもキーボードもライブハウスのスタッフということもあって初心者ができるところまでは知識を得ていた。

「そこはピックじゃなくて指にしてみたらスラップは上手くいくかもしれないよ?」

「OK、やってみるね」

 

「これが私とリサさんとの出会いであり仲が良い理由は訳なんだけどもさ、本当にあの事故がなかったら今こうして君たちに会えることはなかったと思うんだ」

「まさか目の前で事故が起きて意識不明の重体になる程とは思わないもんね」

「なるほどね、だからリサと添盛さんが仲が良いというか、信頼しあえる理由がそういう訳だったのね」

「まあそういうこと、そして新しい車で昔みたいなぶっとばしはしなくなったわ。まあ優にどやされていたから仕方ないのだけどもね」

「レイって、もしかして和奏 レイ?」

急にたえちゃんが質問してきたので「ええ」と返した。そうしたら「レイのサポートをしていたなんて知らなかった」と返ってきた。

もしかしてとはおもったが、今日はその確信は付かなかった。確信が付いたのはたえちゃんがRASのサポートギターをしてそのライブを見たときに気づいたのだが...

そうして私達Loonの過去とリサとの出会い全てを話し終えた。

「じゃあこれで解散ということで、第二回のための案を忘れないでね」




次回...愛美とCiRCLEとまりなさん
まあ抽象的ですが、これが愛美とリサとの出会いです。愛美の事故がきっかけでまたまたそこにいたリサが心配になって病院へ向かい、看病をしたこと。それがきっかけでCiRCLEに入ること、リサのベースの練習に付き合うなどしていたということがこれで分かったと思います。次回はそんな過去編ラストのまりなさんとの出会いとなります。
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