愛美に呼ばれてカフェテリアに集まり、私は仕事の休憩中に行くことにした。ちょうど撮影の場所からCiRCLEまではかなり近いところでやっていたということもあって、マネージャーやスタッフに用件を伝えていくことができた。集まってすぐにLoonのセトリ、7バンドの順番、それぞれどうやって分担して用意するのかなど用意をしている愛美を見て本気で成功させようとしていることは分かった。
「それじゃあ解散、明日からよろしくね」
撮影が終わり、家には帰らずにCiRCLEの様子が気になって見ることにした。バンドそれぞれが練習をしている中、衣装、ドリンクやフード、ポスターなどそれぞれできる人が頑張って動いているのを目にして懐かしいという感情と、動いたほうがいいかなという感情が一気に私の脳裏を掻きまわした。
「綾さん、どうしたんですか?」
急に私の後ろで私の名前を呼んだのはパスパレのボーカルをしているピンクの髪色をした娘だった。
「なんだ彩ちゃんか、どうしたの?」
「いえ、カフェテリアでいろいろと周りをキョロキョロしていたのでどうしたのかなっと思ってつい...」
「ごめんごめん、こうして音楽イベントを開いてそのために動いてるのを見て懐かしいなと思っちゃってさ」
「そうですか、あ、そうだ。綾さん、リサちゃんが探していましたよ?」
「え?リサちゃんが?どうしたんだろう?」
急なことで何があったんだろうと思い、リサちゃんがいると言われたショッピングモールに急いで向かった。車での移動ということもあって、ショッピングモールまではすぐだった。
ショッピングモールに到着してリサちゃんがいるとされる服屋に向かったらリサちゃんのほかにひまりちゃんもいて二着の服を見て相当悩んでいた。
「リサちゃん、何をしてるの?」
「綾さん、この二着でアタシに合ういい服ない?衣装のパーカーの手配が出来て時間が余っちゃってどの服にしようか悩んじゃってさ」
「そっか、パーカーね、それはあとで見るとして、そうだな...リサちゃんの体系とかを考えるとこっちのワンピースが合うけど、私ならこの二着じゃなくてこのインナーにこの上着と、このスカートが合うと思うな」
「へえ、じゃあアタシは綾さんが選んだのを買おうっと」
「それじゃあ私もいいですか?」
「ええ」
というわけで買い物に付き合わされ、買うものだけを買い、私は本題に話を切り出した。
「ねえ、私を探していたって彩ちゃんから聞いたけど、何かあったの?」
「そうそう、綾さんモデルだから衣装のことをいろいろと指示してほしんだ。手配したパーカーにそれぞれのバンドの目印をプリントアウトしようという意見は出てはいるんだけど、それ以外のことを色々と意見とかしてほしんだ。そうすれば燐子も動けるだろうし」
そういえばあの日の打ち上げの時に白金 燐子という娘がRoseliaの衣装を作っているということを聞いて、軽く話したら衣装自体イメージが出来たらすぐにできると言ってたのを思い出した。
「なるほどね、それなら話は早いわ、翌日衣装班全員呼んでくれないかしら?できれば全員の全体が映っている写真も合わせてくれればできることだから」
「分かりました。とりあえず衣装班のSNSのグループに綾さんを入れておきますね」
「そうしてくれれば助かるわ」
翌日、衣装班にはY駅に来てほしいと連絡を入れていたので全員が駅で待っていた。私は自分の車で迎えに来て私の家に連れていくことにした。もちろんみんなの反応は分かっていたのだが、広い家だなという印象だった。
「さて、衣装をやるにあたって、イメージはあるの?」
「は、はい...これがその...イメージなんですけど」
そうして燐子がイメージを出してきたのでそれらをしっかりと見ることにした。見る限り悪くないのだが、それぞれのメンバーと合わせてみると合わない人がちらほらと見えたので、全員が合うようにするにはと手直しをしたイメージを絵にかいて皆に見せた。
「これならいいかもしれない、燐子ちゃんのも悪くはないのだけど、合わない人がいるからこれにしてみたらどうかしら?」
「あ、これなら...いいかも」
「決まりだね、燐子、早速始める?」
「そうですね、あんまり遅らせると...ギリギリに完成させてしまいますからね」
「私も手伝うよ、一緒にやれば早いしね」
そうして私はこの衣装の完成まで時間が取れれば手伝う形で参加することにした。けど結果として8割燐子ちゃんがやっていたので私達はただただ言われたように動いただけだった。
次回...ドラマーのプライド
といことで今回はイースが主役でしたが、これを書いているときってまだガルパの方では準備に取り掛かってないんですよねw
衣装となればやはりりんりんは欠かせないキャラクターだと思います。そして次回はLoonのドラムのあの人と、ドラマー姉妹とのお話になります。