私達は今GBPで出すドリンクについて考えていた。前回同様に紗綾ちゃん、花音さん、モカちゃん、千聖さん、そして今回はLoonの麻久美さんと考えることになった。前回同様にウチが出している紅茶をベースにドリンクを作ることにはなっているのだけど、前回より良いものを作ろうとそれぞれが案を出していた。
「こんなのはどうかな?アップルティーをベースにしてみたものなんだけど、どうかな?」
「悪くないね、これならこれをプラスに入れるとさらに美味しくなるよ、あとはフードもデニッシュとか合いそうかもね」
「デニッシュか、試したことなかったからやってみるのも悪くないかも」
という感じで、案を出してそれを麻久美さんがそれらを飲んでみたりして意見を出し、合うような食べ物を出していっている感じです。意外とスムーズに事が運んでいたので全員の案のドリンクを全員が飲み比べて、合うようなパンなどを実際に食べて出すメニューを決めることになった。そんな中で、麻久美さんの過去の話が聞きたくて少しブレイクタイムで普通のお茶会に切り替えて話を聞くことにした。
「麻久美さん、Loonのキーボードを担当していますけど、どうやったらあの演奏まで行けたのですか?」
「いきなりだねつぐみちゃん、まあ話してもいいかもね。元々ピアノをしていただけでは確かにあんなすごい演奏は無理だね。ただソエルが出してきたスコアの音を聞いて合うのを試行錯誤しまくっていたらあそこまでキーボードが増えたし、それらを弾くために練習はしっかりとしていたよ。スタジオ以外にも家で練習したり、個人練習をしたりね...けど、それで音が調律できたのなら私はこれからも面倒見がある存在であろうと思っただけなんだ」
そう麻久美さんから話を聞いて、本当にこの人はすごい人で、日々周りを見ながら練習をしていたのだなと思い知らされた。あの高レベルの演奏と楽曲...ただ一緒に同じ道を歩むってことはそれぞれのバンドで違うが、一人一人がそのバンドでいるということを自覚しているんだなと改めて実感した。
「さて、ドリンクでこれらは可決でいいかもしれない、でもプラスでもう一つ欲しいと思わない?」
急に麻久美さんから提案があったので正直驚いたが、確かにもう一つくらいあってもいいかなとは思えた。
「そこでさ、ライブのドリンクといえばってことでさ、昔Standで出ていた林檎を使ったソーダってのはどうかなって思ってさ」
「いいですね、結構動く人とかにもってこいだとは思いますよ」
「そうと分かれば早速作ろっか」
「「おお!!」」
私はメニューとドリンクが決まったのでその足でCiRCLEへ向かった。もちろん演奏のブランクを何とかしようと練習するためだった。CiRCLEへ入るとちょうどソエルがボーカルの練習が終わって個人練習するところだった。それならということで二人で練習することにした。まだまだ課題が残るが、今できる限界を出してさびを落としていた。もちろんミスしたところや、これまで出来ていたところが出来てないところを指摘され、一つ一つできる限りできるまで練習をした。
「今日はここまで、明日には全体の通しがあるから、それが終わってからLoon全体でできるところとできないところを見つける。これからのことを考えると今はそれしかないだろ?」
「ええ、まだまだ課題が残るけど、あの曲...Loonをできるように頑張ろう」
「そうね、まずはエワズがしっかりと歌えるかが先になるけどね」
続く
次回...ボーカルとしての意地
ということで、今回は短いですが、Loonからベオークを、そしてメンバーからはドリンクを担当した人たちが出ました。次回はエワズが出ますよ...あの人とね