「それでさ、みんな忘れてるかと思うけどさ、この音源を聴いてほしいんだ」
そう言って私は音源が入ったCDを4人に見せた。そのCDには飛翔とだけ書かれていた。
「それってまだ残っていたの?」「これってあの時限定に渡していた音源CDだよね?」と4人が驚いてそのCDを見ていた。
その音源を聴くためにCDプレイヤーにそのCDを入れて皆でその曲を聴いていた。飛翔自体は解散ライブの時に最後にファンの人たちに渡し、ライブでは一回も披露したことがない曲となっている。音源撮影も解散ライブの2週間前にスタジオで撮影し、曲調も哀愁感のある私達らしいロックサウンドに仕上がっている。(イロドリミドリのHaNaMiNaのRoad without Roadみたいな曲調)その曲を聴いた私達5人は恥ずかしいという羞恥心の中であのライブの後の日常を思い出してつい涙が出てしまった。私も解散ライブの後にStandでバイトを続け、社員となり、私にはギターで弾くことが大切なんだと思い出してそこからサポートギターを続けていたことなどこれまでのことを思い出していた。
「懐かしいね、私達ってあの後別々の道を歩んでたもんね、だからかもしれないけど、今こうしてまた集まることが出来て嬉しい...この曲はそんなことを思い出させてくれた。これからバンドをしようとしている子たちにとってもこの曲は響くと思う」
ベオークのその発言に他3人も同意見だった。
「ならこの曲もライブでやろう、私達の番のラストにこの曲を披露する。この曲なら後押ししてくれる良い曲になるはず」
「ウチも賛成だよ、少しアレンジになるけど、それで後押しできるならあの時作った甲斐があったことになるしな」
「となるとセトリはこうなるね、残りの時間で披露できるまでのレベルに落とすよ」
そうやって私達は深夜3時までこの曲をできるまで必死に練習をすることになった。まあその影響のあってか、私達4人はイースの家に一泊してから翌日はCiRCLEに向かうことにはなった。
翌日の朝は夕方前に始まる本番のために最終調整と通し練習を行い、最後の用意を行っていた。昼の休憩の時にメンバー全員から飛翔についてめちゃくちゃ聞かれ、この曲のことを全て明かした。もちろん完成までの裏話も入れてね...。
「そろそろ本番だよ、香澄ちゃん、意気込みの円陣の挨拶をよろしくね」
「分かりました!では行くよ!!」
「「ポピパ!ピポパ!ポピパパピポパーーーー!!」
はい短いですが次回が最終回です。ここでお知らせがあります。本来は次回作も作る予定でしたが、この3-8話のように達筆が億劫になったというか、書く余裕がなくなったこともあって、次回作を書くことはしないようにします。それゆえ、私自身がバンドリ対して熱が入ってなく、オンゲキの方に熱が入っていて、もし書くならオンゲキで何か書こうかなと思っております。また、それらを公表するにしても、ある程度書き溜めをしたいので、当分の間は活動を休止しようと思います。ここまで見た頂いた人たちには申し訳ないですが、よろしくお願いします。
次回最終回...第二回ガールズバンドパーティー開幕