5つのルーン~想い繋ぎながら~   作:Crina

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愛美のいたバンドのボーカルエワズとハロハピというよりか薫視点ですw


第6話 過去

「ふむ、この計算式を砕くと...こうなるか...」

今、私は次の授業で使う用意をしている。というのも授業の計算式を簡単に教えるのは用意じゃない。更なることを言えば簡単なやり方を考えるのは容易ではないのだがら

「時雨先生、お昼休憩ずっと考えていますけど、お昼はいらないのですか?」

「ああすまない、ずっと考えていたから忘れていたよ、じゃあ食堂行ってきます」

 

「はい、じゃあ教科書23ページ、因数分解の応用のところね」

私はこうして羽丘女子学園の数学の教師をしている。分かりやすい解説と簡単な解き方で皆からの評価も高いらしい...

 

「はいじゃあ皆が解き終えたらそうだな...氷川、黒板に解き方を書いてくれ、そこから解説をしていきます」

なるほど、この問題は簡単だ...すぐに答えれるはずだ、日菜はもう答えてるな

「よし、これで終わりだ」

「へへ、こんなん簡単だよ、これをこうしてこうやってやればすぐに終わるよ」

そうして書く音がやんだ

「はいじゃあ氷川、答えを書いてくれ」

思っていたが、後ろを向いているはずの時雨先生が、ペンの音が無くなったことをすぐに気付くのだろうか?普通なら後ろを向いて気付きはしないはず...なのに何故分かるのか...

「正解だ...氷川、途中式はどうした?」

「途中式?そんなんいらないよ」

「いや、必要だから」

 

やれやれ、今日も一通り授業は終わったし、顧問の部活は今日は休みだ。帰宅前に軽く散歩でもしようと思い早めに学校を出て、車を駅前の駐車場に置いて商店街を軽く散歩をすることにした。

「へえ、あまりここいらには来ないから、どんなものかと思ったけどなかなか悪くないね」

そう思って色々と歩いていたが、そこで見つけた白い建物に『CiRCLE』と書かれたライブ会場に懐かしさを感じた。

【ごめんなソエル、私がきっかけなのにそこまでお前に抱え込ませてしまって】

「...思い出したくなかった。けど私の記憶の傍にやっぱり残っていた、最高のバンドのボーカルだったことを...」

というのもお昼休憩中にソエルから連絡が来たわけだ。イース達にも来ているように土日が空いているかという事と楽器を持ってきてほしいということだ。私はボーカルだったけどある曲に限ってはアコギを使うことはあったけど、そのアコギは弦が切れたまま家に置いているままである。ただ、私の体はあの頃の感覚を忘れていなかった。ソエルの相談については私はOKだったが、皆が集まるかというのが心配だった。

「イースは忙しいのに集まれるんだろうか...」

そうして無意識にCiRCLEの中に入っていった。

「いらっしゃい、始めてみる顔だね、どう?ライブはないけど、スタジオなら開いているよ?」

あれ?なんかあそこのスタジオからなんか異常な空気を感じる...

「すいませんがあそこのスタジオには今何が?」

「あはは、今はちょっとね...愛美さん大丈夫かなぁ」

愛美?もしかしたらと思って私はそのスタジオに足を運んだ、そしたらあいつがいた。

「ソエル?...ソエル!!」

 

部活が終わり、これからこころ達とCiRCLEでスタジオ練習をすることになっている。

「やあ、待たせたね」

「揃ったね、それじゃあ練習をしましょう」

CiRCLEにはスタジオが3つあり、私達ハロハピはCスタジオで練習をすることにしていた。

「さあ、練習をしましょう。美咲、どうしたらいいかしら?」

「あ~はいはい、まずはこころの発声練習と花音さんのドラムの慣らしとはぐみと薫さんの指慣らしが先でしょうが」

さすがは美咲だ、的確な指示で練習がスタートし、1時間程度の練習を行った。その帰りにGBPの連絡グループに1件の通知が来た。

「おや、愛美さんからだ『伝えたいことがあるから、21時の連絡をしっかりと見ておくように』だとさ」

「こころ、しっかりと確認するようにね」

 

21時

「さて、そろそろ連絡が来る頃だ、どんなものなのだろう」

そうした時に連絡が回ってきた。

【明日の日曜日、午後1時にCiRCLEのライブ会場に集合。そこで私の真実を知ることが出来る。知りたいのなら必ず来るように】

そう書かれていた。真実とはどういうことなのだろう、それを気がかりに私は演劇の練習をして寝ることにした。

 

翌日の朝にこころ達と合流し、昼食をとってCiRCLEへ向かうことにした。

「あ、来た来た、皆こっちだよ」




次回、ついに愛美のいたバンドが明らかとなる。
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