ちょと拙いですがお兄さん許しでぇ!!
「は!?長い夢から覚めた気がする。」
「お前は何を言っているんだ?」
「いや、別に・・・」
何故だろう。凄く長い間眠っていた気がする。
え~と、長月と入渠施設で損傷を直しつつ、艦娘としての力を引き出す特訓をしていたはず。
あ!思い出した。
「入渠場で小破したからかな?」
「本当に申し訳ない↓。私も熱くなっていたようだ。」
ーーー回想
『もっとだ!もっと力を込めろ!』
『こ、こうですか!』
『もゥとだって言っているんだYO!』ドンッ!
『あ"そんな急に押したらバランス~~~!?がはッ!』←ユカに直撃
『あ・・・・・・し、時雨?頭から逝ったけど大丈夫、か?』
『ありゃ~血が出てますね。』『オイオイオイ。あいつ死んだわ。』
『この僕をここまで追い詰めるなんて、ガク『駆逐艦大破ー!!!衛生兵!エイセイヘー!』
『待たせたな!』←イケボな迷彩服着た応急女神
「この不始末は必ず返す!本当にすまなかった!」
「気にしないで良いのに。じゃあ、後で甘味でも奢って下さいね長月先生。約束ですよ。」
「ああ。約束する!」
やっと長月が笑顔を浮かべてくれたところで現状報告と行きますか。
まず、僕達は工廠に向かっている途中だ。お風呂上がりに電ーーー今は提督代理らしいーーーに僕の装備が復元できたらしいから受け取りに行ってくれと伝えられたからだ。
最初はこの体の本来の持ち主、つまり時雨の装備を未熟な僕なんかが扱って良いものかと怪訝な顔をしてしまったけど
『例えそれが自分の装備でなくとも、使えるものは何でも使え。もう、そんな段階なんだ』
長月の言葉に決心を固めた。どうやら思った以上に敵の進行は苛烈らしい。だから、僕は彼女の装備を受け取ろうと決心した。
それにしても、転生者達は何しているんだ?折角のメタ知識を無駄に・・・・ああ、そうだった。思い出した。
ーーーーこの世界は現実だった。
システムによって決められたゲームじゃない。
例え無傷で戦闘に入っても、死ぬときは轟沈する
(・・・・・死ぬのは、死んでも僕を許さない)
―—―彼女に、時雨に相応しい強さを持たなければ行けない。
そう心に結論を出した瞬間、誰かに背中を引っ張られる。振り替えるがそこには誰もいなくって、ただ
『・・・・・・ごめん』
そう聞こえた気がした
「時雨?どうかしたか?」
「・・・・うんん。何でも。それより、工廠って?」
「ああ。ここだ」
「え!?う~ん。何て言うか、凄く、列車です。」
「そうなのか?これが本土にあるレッシャ?と言うやつなのか」
と言うか、仮面ライダーで見たことあるんですけど!?何だっけ、あの時間を越える列車の名前!てか、見た目一緒やんけ。え、もしかして未来編とか始まっちゃいます?特定のフラグを立てると工廠が実は本物の列車とか
鬼退治ならぬ深海退治するとか?
アカン。妄想が止まらないくらい興奮している!
もしかしてだけど
テンションが、上がっている!
「し、時雨?何か、息が荒くないか?」
「そうかい?なら僕はテンションが上がっているのだろう。ああだが認めよう。そして敢えて言おう。
これは男のロマンだと!!!」「いや、君女だろう」
「兎に角装備は中にあるのだよね?」
「あ、ああ。そうだと思う」
長月は迷っていた。果たしていきなり可笑しくなった生徒をそのまま突撃させて良いのだろうかと。
この世に生まれてから二週間の赤ん坊だか、この瞬間に置いて人生に二度あるかの決断を強いられている気がす「ゴーーーーー!!!!」
「あ!ま、待て!待てと言っているだろう!時雨!」
まあ、決断が遅かったと言うしかないのだがね
「ここを工房とする!!!」
「いや、だから工廠な。それと少し落ち着いてくれ」
「無理だ「無理なの!?」
元工業学校出身の僕から言わせれば血が騒ぐのは無理のないことだ。柱島とはいえ設備は十分すぎる程整っているし、これならKATANAが作れそうだ!刀じゃないよKATANAだよ。そうだね。最低でもDランクの武器を作らねば太刀打ちできない!
「そうと決まれば早速「長月チョップ!」ヒギイ!は!?僕は、何を・・・」
長月による斜め45度から抉り込むように首に手刀を打たれ正気に戻る。
たが、長月=サンからお怒りのアトモスファアを感じるのは気のせいだろうか?
何ともい畳まれない空気になり、長月が口を開いた所で
「あ、お客さんですか?明石の工房へようこそ!」
場違いなほど明るい声は僕が何度もお世話になった明石の声だった。これ幸いと振り向くがーーーその際、長月からむーっと膨れる声が聞こえた。何、あの娘僕を尊死させる気なの!?ーーー後ろには誰も居なかった
「・・・・へ?」
「足元ですよ!あしもと!」
声に釣られるまま視線を下げると
「妖精、さん?」
「明石と名前で読んでください!私は他の子と違うんですよ!」
明石のコスプレをした、小さな妖精さんだった
「長月さん達の装備は点検し終わっていますよ。修繕費は司令官代理の子が来たので渡しておきましたよ~っと。」
「助かる。これでまた戦えるな」
長月が艤装を受け取っているのを尻目に、僕はココアを飲みながら装備が来るのを待っている。
そう言えば艤装って凄く重そうだよね。
でも北上さんは艤装を投げていたような?いや、あれはソナーだからかな?
「はい!新人さんの装備が此方になります!」
「お~~~お?む?これって、『五連装酸素魚雷』?」
「ダァ二ィ!?それは本当か!」
「う、うん。あの、僕の装備って『水上電探』か『連装砲』だと思うんですけど」
確か北上さんの改二で持ってくる装備じゃなかったっけ?時雨の初期装備は『12・7cm連装砲』か百歩譲っても『22号水上電探』と『13号対空電探』かと思ったんだけど
「それに、君達はもしかして
コクリと頷き何処から取り出したかテーブルを僕の艤装の上に置く。
あの、邪魔なんですが………
「これが時雨の装備。だが、何故だ?装備が輝いている気がするのだが?」
「あ、本当だ。でも、目を凝らさないと判りにくいよ」
「ええっと、装備の方は合っている筈ですが……」
此方を見ながら気まずそうに佇んでいる明石(妖精)さんに大丈夫ですよと言ってから優しく頭を撫でる。途端に彼女はムフー!と目を輝かせて体を揺らしながらお礼を言ってきた
か、かわゆい
「装備が輝いているのは気になるが………どうだ?『試し打ち』にでも行かないか?」
「試し打ちか。OK!胸を貸させてもらうよ長月」
明石さん達に礼を程々に工廠から出る。この世界に来てから初めての実践だと言うのに不思議と恐怖感は無く、むしろ楽しんでさえいた。やっぱり異常だな~と思いつつ今はそれが頼もしい。
「ルールは旗艦大破で決着のリーデスだが、今回はタイマンだ。どちらかが中破した段階で終了。で良いか?」
「了解。あ、電さんに艤装使う事は言わなくてもいいの?」
念のため聞いて置いた。無断使用とかで罰則を貰うのも嫌だし
と思っていたらどうやら杞憂だったみたい。なぜなら埠頭の近くで手を振っている影が二つ。一つは白いセーラー服に茶髪の女の子、電さんだったからだ。
もう一人に目を向けて
―—―僕は固まってしまった
「時雨ーーー!頑張って勝つんだよーー!!」
電ちゃんより濃いめの茶髪をショートヘヤーに天真爛漫を前面に押し出した二ッとした表情。
そして、白露型特有の黒いセーラー服
「
白露型駆逐艦『一番艦』--白露がいたからだ
「まさかネームシップを出すとは。それに、彼女は時雨のお姉ちゃんか?」
「うん。いつかは出会うかなーって思ってたんだけどね。些か早すぎると言うか何というか」
前世でも白露には助けられました。詳しく言うと主戦力としてイベントで引っ張りだこでした。ぽいぽいや江風を出したくないな~て時にスッと出てくれる白露さんには感謝してもし切れなかった程。指輪の課金をガチで考えたレベルです。
「そう言う割には嬉しそうだな。」
「そうだね。だって―—―—
「―-ふ。手加減するつもりなどないさ。
長月、突撃する!!」
「ッ!!」
『演習ではTRPGルールでイクゾー』おいいいいいいいい!冒頭の僕の言った事は!!←時雨
ないです。長月と時雨はどちらも高速ですが射程は『連装砲』を装備している長月が上ですので
「こちらから行くぞ!」
≪砲撃・小口径≫50=3「……ふ」どや月「初っ端からクリティカルだと!?」
練度1とは思えない程の巧みな航海術に翻弄され時雨は回避できずに直撃を許してしまう。その一撃は時雨の装甲を貫き意識が飛びそうな程の激痛が腹部を貫く
「いった~~~ッ!!」HP36=30 ダメージ6(CLのため装甲無視)
「休んでる暇はないぞ!」
「なら!」
直撃の余波に怯む事無くタービン?をフルに回し長月に急加速する。一瞬長月は不審に思ったが、彼女が『61cm五連装酸素魚雷』を装備している事を思い出し距離を取ろうとする。
「くッ!」
敏捷対抗 長月・70 時雨・??
50+??=85
「捕まえた!!」
「振り切ったと思ったが」
駆逐艦の特徴に加え、人型になった事による急ブレーキや反転などを使ったが
今回ばかりは時雨のが上手だった
「残念だったね。行け!」
≪魚雷・61酸素魚雷≫??=87「さっきからダイス高くな~い?」
「行き成り魚雷を使っても、当たらなければ意味がないだろう!」
「………角度が甘かった」
「私が手本を見せてやろう!」
≪魚雷・標準≫40=58「ダメだったよ」「これは恥ずかしい。」
「近距離なら、
「ふぁ!?」
≪投擲・61酸素魚雷≫??=27「やったぜ」
長月「無茶苦茶だ!!」
≪回避≫50=3「なんだって!?」CV杉田
至近距離で時雨が伏せたと思うとその手には魚雷が握られていた。それを長月が目ざとく見つけ時雨の足元に発砲する。それにより体制を崩され衝撃の余波が鋭い痛みを時雨に与える。蓄積された痛みに時雨の顔が苦痛に歪む
CLによる長月の反撃 1D3=3 駆逐装甲1D3=2 HP30=29
「どうした!そんなものか!!」
≪射撃・小口径≫50=74「む」
「!まだ、終われない」
≪射撃・標準≫40=35「よし!」
連撃とばかりに放たれた一撃は時雨の頬を掠めたがなけなしの精神力を振りかぶって至近距離から砲撃を放つ。元々艤装に取り付けられていた物だが
―—―確実に長月を捕らえた ≪回避≫50=86
その一撃は駆逐艦とは思えない程強力な威力を持っていたようで、着弾した瞬間の覇音は撃った本人ですら脳を揺さぶられる程で駆逐艦の防御など易々と貫き暴力的な熱波が時雨に帰って来る。
勿論、直撃した長月は言わずもがな
「当たり所は良かった……はずなのだがな。私の負けだ。」
2D6=12 駆逐装甲=3 HP13=4 大破!
「な、だ、大丈夫!?」
「なに、心配はいらんさ。これは演習だからな。すぐに元に戻るさ。」
セーラー服はボロボロに破れ、艤装は破損個所が酷く今にも壊れてしまいそうだが
長月の肌には傷一つ付いていない。話に聞くと艦娘同士での戦いはダメージを全て艤装が肩代わりしてくれるらしく、その時に負った損傷も簡単に治せてしまうらしい。
「な、なるほど。」
「しかし、標準装備の小口径の主砲で一撃で大破とはな。もし酸素魚雷に当たってたらと思うとゾッとするよ。」
そう。勝負を決めた一撃はあくまで『最低限に備えられていた装備』だ。本来の装備じゃない。そう思うと、長月の装甲を通り越して本人に傷を与える事だってあったかも知れない。今更になって取り返しのつかない事にならなくて良かったと安堵していると
「でも、頼もしいな。
「え?」
思わず素で聞き返してしまったが、彼女は年相応に、それこそ
「背中は任せたぞ。時雨」
「………うん!」
「おーい!二人ともー!」
見知った?声に振り向けば白露が走ってくるのが見える。その奥には木曾さんと北上さんが片手を上げながら来ていた。
い、いつの間に観客に。
「二人ともお疲れ様。時雨、カッコ良かったよ!」
岸へ上がるために手を貸してくれる白露を見て僕はホッとしていた。前世でもお世話になった彼女の天真爛漫さは新しく出来た泊地にはいい意味で風が吹くと思う。
よし。俄然やる気出てきたゾイ!
「耐久36?」
演習の途中、電は表示されている時雨の耐久値に疑問を持つ。
時雨は
なのに、結果は一発大破
色々と既存の時雨とは違う。そう電に思わせるのはステイタスだけではない。
「時雨さんと白露さんの服が、微妙に違う?」
白露さんがシンプルな長月さんに似た制服の半袖に対し、時雨さんのは所々に赤いラインが入っており白色も増えている。
明らかに服装が違うのだ。一番艦と二番艦なのに。
さらには明石さんから受け取った本来なら有り得ないはずの装備。
≪61cm五連装(酸素)魚雷☆2≫×2 ≪艦隊司令部施設≫ ≪補強増設に応急女神≫
これらの事例から電はある”仮説”を思い浮かべるが
「時雨さん。貴方は、もしかして―—―」
彼女の問いに答える
時雨の真相はまだ秘密。でも答はほぼ出ている?結局神様のせい!
あ、戦闘をTRPG風にするのは『艦娘同士の演習のみ』です。それ以外の戦闘はダイス振りませんよ………たぶん