――――そのきっかけは、“薬師寺天膳“。
『よし、みんなきけ』
『朧さま。この度拙者、“足で球を蹴り、相手陣地の大きな篭に蹴り入れる遊び“
という物を、考案致しましてな?』
『ほれ、ここに白と黒の六角形を組み合わせたような“斬新な模様の球“も、
しっかりと用意しており申す』
――――甲賀伊賀、千年に及ぶ、長き宿怨の決着が……。
『場所は駿府城、家康公の御前にて。
なぁに、いまさら何度城を破壊しようが……、大差など御座らぬ」
――――今、“サッカー“で着けられる。
『最後に勝ち残るは我ら……、伊賀のお幻FCじゃ!!』
……………
…………………………
「……お胡夷ッ!」「兄さまッ!」
『出たぁーーッ! 左衛門くんお胡夷くんの、“スカイラブハリケーン“だぁーーッ!!』
「 ……ど け っ !! 」
『刑部くんの“ごういんなドリブル“! 天膳くんふっとばされたぁ~!!』
「……ここじゃ、ここで決めるんじゃ!!」
『豹馬くんの“心眼オーバーヘッド“ 天膳くんまたふっとばされたぁ~!!』
――――次々に倒れていく、伊賀FCの仲間たち……。
「 ふぁいやぁぁぁ~~~~っっ!!!! 」
『皇帝、陽炎くんの“ねおファイヤーショット“! 伊賀FCのネットを突き破ったぁ~っ!!』
「小四郎どのっ!? ……傷は無い、……傷は無いのにッッ!!」
『陽炎くんの“淫心ドリブル“! 毒吐息で小四郎くんを抜き去ったぁ~~!!』
「そう何度も殺されてたまるかぁ~っ!!」
『天膳くんパンチング! だが天膳くん取れなぁーーい!!』
「身体のどこかに、あたってくれぇ~っ!!」
『あーっと天膳くんまたふっとばされたぁ~!! 天膳くんだから取れなぁーい!!』
――――甲賀のゴールキーパー。それは……
「キィエェェーーーーイッッ!!」
『弦之介くんの、“三角飛び“!! 弦之介くんしっかりとボールをキャッチ!』
「今じゃッ! なめくじシュート…………なっ!? ぐぅあぁぁーーっ!!」
『あぁっと! 陣五郎くん、“自陣“のゴールに向かってシュート!
これが弦之介くんの、“瞳術セービング“だぁ~っ!!』
「……ペナルティエリア外からのゴールは、不可能……。
きゃつこそ甲賀FCの誇る、S.G.G.K(スーパーグレートゴールキーパー)じゃ!!」
――――甲賀卍谷FCキャプテン、『甲賀弦之介』
「抜けぬ……っ。わたくしには……、弦之介さまのディフェンスは抜けぬっ……!」
「ならぬっ!! この修羅なる争いの真っ先に、朧さまには立って頂かねばならぬッ!!」
「……朧や。お前のその“破幻の瞳“は、婆の教えたサッカーではない……。
ゆえに婆は……、その目が恐ろしい……」
――――秘められし、“破幻の瞳“の力が今、解放される。
「――――ボールは友達、怖くありませぬ」
『朧くんの“顔面ブロック“! ボールはこぼれ球になったぁ~!!』
「うわ朧さまドリブルはやっ! ……きもっ!!」
「な!?……毒が……消え……て……」
「お気張りなされぃ、朧さま。 貴方さまのお力、信じており申す」
「朧さま! 弦之介を見なされっ! その破幻の瞳にて、弦之介を見るのじゃぁーッ!!」
――――二人が相対する、
「よぅやっとペナルティエリア内……。 この季節を、待ち望んでおりました……」
「あぁ……。待ちどうしゅう御座った。朧どの」
――――――愛する者よ、“蹴り候らえ“
―――『キャプテン朧 ~ 甲忍サッカー ~』
原作、「バジリスク~甲賀忍法帖~」「ファミコン版キャプテン翼Ⅱ」
制作、hasegawa、死に候らえんな実行委員会
―――制作予定、無し。