深夜を回った学園都市。
夜の公園に
長かったな、と。
あれから何年の時が経ったのだろう。
フォースは解散して、皆はそれぞれの生活を初めて、自分は真相を
「やっと。やっとクリアしましたよ。スペクター1……。あのミッションをクリアしてくれる人達にようやく出逢えましたよ……っ!」
あの時の私は皆がやられていくのを見ているだけだったけれど。
クリアしたのは自分では無いけれど。
それでも、自分の中では何か救われたような気がして、報われた気がして。
「───────スペクター4、ミッション完了しましたよ……っ!」
普段の彼女の陽気さが
※※※※※※
軍服のロングコートをたなびかせる男の表情は、堅い。
地下の駐車場を歩き、反響する自分の足音をどこか無機質な音楽の代わりに聞きながら男は鉄面皮のままに歩を進める。
どれも
「
胸中に留めておく疑問の筈が気付けば口から出ていたようだ。周囲の人間に不審がられぬ為に
ヴィルフリートの歩く通路の先、コンクリートの壁に背を預ける2人の人物。奇しくも青年と少女というヴィルフリートの良く知る組み合わせだが知った顔ではない。
そのうちの1人、今日戦闘したプルーマと良く似た髪色の青年だなと心の端でそう思った。
横を通り過ぎるその瞬間。そっと呟かれるよう青年の声が耳を突く。
「アンタ、ガンプラバトルは好きか?」