月とウサギ   作:沙香月 雪音

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1話毎の文章量がどんどん減っていく…文才が欲しいです。近所のコンビニでも売ってませんでした(あったら凄い)
本読む時間作らなきゃなぁと思いましたまる
それでは【五】【六】お楽しみください


それから

【五】

「よかったね。ウサギ君」

「うん。ラビットおじさんのおかげで別の視点が出来たからね」

 

ウサギは彼女に笑いかける。そんなウサギとは対照的に彼女の表情は明るくない。

 

(やっぱり私じゃウサギ君の力にはなれないのかな…)

 

そう、彼女にはラビットの様な経験やウサギ程の知識が無い。だから彼女はウサギの力になれていない、と悩んでいた。すると

 

「お、そろそろ頂上だね。」

 

とウサギの声が響く。はっとして彼女は前を見る。

 

「綺麗…」

 

彼女は思わず呟いていた。

 

「今日はありがとね。ラビットおじさんに会えたし久しぶりにゆっくり出来た気がするよ…それにこんな綺麗な景色も見れたしね」

 

今は夕暮れ時。周りより高い丘から見下ろす景色は普段では見られない特別なものだった。

そして彼女は思った。経験も知識も無くてもこうやって少しは助けられるかもしれないと。

 

「…こっちこそありがと…」

「え?何?」

 

彼女の溢した感謝は風に遮られてウサギには届かなかったようだ。それで構わないと彼女は思いながら

 

「ん?何でもないよ。もう少ししたら帰ろっか」

 

楽しそうに笑った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【六】

息抜きから2週間

 

「この木なら…大丈夫なはず…」

 

ウサギは自分で作った条件に合う木を見つけた。後は加工して組み立てだ。

 

「慎重に…丁寧に…」

 

自分に耐えれる強度を保たせつつなるべく軽くなるようウサギは丁寧に削っていく。

ヤスリで軽く削り表面を整える。

 

「ココをこうして…」

 

途中で外れたりしないようにしっかりと組み立てる。

 

「よし、出来た!」

 

どうやら試作2号機が出来たようだ。

ウサギは前と同じように身体を固定し板に足を添え、押し込む。

あの時と同じく翼が広がる。

一度緩め次は強く押し込む。

広がった翼が持ち上がる。

再度緩める。そして強く踏み込む。

音がした。あの時とは違う、翼が羽ばたく音(空を飛べる音)が。

景色が落ちる。違う、ウサギが上がる。

「これなら」とウサギは思った。そしてまた踏み込む。飛んでいる。「跳ぶ」のではなく「飛ぶ」

生身では出来ない「宙を駆ける」という行為。

それからも不具合無くしばらく飛び続けゆっくりと地面に降りる。

 

「大きな鳥さんかと思ったらウサ君だったの」

 

ウサギが翼から降りるとそんな声が聞こえた。

 

「あ、ハーゼさん。こんにちは」

「うん、こんにちは。といってももう夕方だけどね」

 

人懐っこそうな笑みを浮かべているのは『ハーゼ』。ウサギに助言をしたあのラビットの奥さんだ。因みにウサギがハーゼおばさんと呼ばないのは女性におばさんと言うのは失礼だからだ。決して『おばさん』と呼んだ時のラビットの笑顔が怖かったからではない。ないったらない。

 

「もうそんな時間かぁ…そろそろ帰らなきゃ」

「そうだね。気をつけて帰るんだよ?」

「はーい」

 

そんな時「きゅるるる」と気の抜ける音がウサギのお腹から鳴った。

 

「………///」

「あはは…あ、そうだウサ君家でご飯食べてく…?」

「…すいません///」

「よし、決まり!それじゃあ行こうか」

 

ウサギ曰くその日ラビットとハーゼと一緒に食べた夕飯はとても美味しいものだったらしい




はぁ…【五】の彼女が可愛い(友達の感想を載せるな)
お楽しみいただけましたでしょうか
気をつけてはいますが誤字や読みづらい等のご指摘ございましたら感想と共にお待ちしております(図々しい)
次はちゃんと文章量増やしたいものです…

それではまた
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