前書きも何を書こうか悩みながら書いているわけですがこれがまた本編書くより大変だったり…
そんな愚痴が前書きの【七】【八】お楽しみください
【七】
ハーゼとラビットの家で夕飯を食べてから1週間。ウサギは悩んでいた
「どうしよう…思ったより上に行かないし疲れる…」
「ウサギ君…普通は
ウサギが飛んでいるのを見て彼女もどんなものなのか気になって乗ってみたのだがこれがゆっくりとしか羽ばたけなかった。
因みに昨日ラビットも興味本位で試してみて10センチ浮いたが1分ともたなかった。
「うーん…全体的にもう少し軽くしなきゃな…動力ももう少し効率よくしないと月に行く前に疲れて落ちちゃうし」
「落ちちゃったら大変だしね…」
「うん。一応ハンドルに付いているレバーで翼を固定して滑空が出来るようにはしたけど結構速くて怖かったからね…」
そう言いながらウサギは体を震わせる。地面に向けて真っ逆さまとまではいかなくてもスピードがぐんぐん上がり減速も出来ないなんてきっと誰だって怖い。
「うーん…あ、そうだ!滑空して速くなった時に上に行くってのはどうなの?」
彼女がたずねる。
「うーん…もう少し翼の形を整えたら出来なくはないかな。でも落ち始めた所まで戻れるわけじゃないから軽くする事に変わりはないよ」
「そっか…」
少しは近づけた月もまだまだ遠いようだった。
【八】
遠い遠い月を見る。手を伸ばしても届かない。
羽音共に巨大な鳥が…いや、「あの子」が月に向かって飛んでいく。
それでも「あの子」は届かない。
翼は凍り付き動かない。開かない。広げられない。
翼が動かない。落ちていく。堕ちていく。地面に向かって…
彼女はいつもそこで目を覚ます。
「やっぱりダメだった…次…次こそ…」
×××××××××××××××××××××××××××××××××××
「まずは翼の形を…」
ウサギは丁寧に翼の形を整えていく。少しでも軽く、上に、月に行くために。
「ウサギ君元気ー?」
「ん、おはよう。元気だよ」
「今日は何するの?」
「まずは翼の形を整えることかな。あとはちょっとずつでも飛ぶ練習しようと思うよ」
「そうなんだ…」
彼女は落ちていく翼を思い出す。
「ねぇ、ウサギ君…空を飛ぶのって楽しい?」
「…え?…うん、楽しいよ」
ウサギは急な質問に驚きながらも返す。
それを聞いた彼女は色々な感情が混ざってしまってる。そんな表情をしていた。
「でも怖いよ」
「え…?」
「少しずつ月に近づく反面少しのミスで落ちちゃうかもしれない。途中で翼が壊れてしまうかもしれない。翼じゃなく僕にも何かあるかもしれない」
「…うん」
「それに…」
ウサギは少し悩んでから口に出す。
「本当は月は僕なんかが行っちゃいけない所…なのかもしれない…」
「そんな事ない!」
彼女が否定する。ウサギも彼女自身も驚くほどの声で否定する。
「ウサギ君は…うーちゃんはずっと月に向かおうって頑張ってるの!跳んでも手が届かないからって翼まで造って周りが心の何処かで出来ないって決めつけてる事に挑戦してるの!それに…」
そこまで叫んで彼女はハッとした。
ウサギは叫ばれた事と呼ばれなくなった呼び方で呼ばれた事に驚いているようだった。
自分が叫んでしまった事、驚いたウサギの顔、自分が言おうとした事。その3つを理解した瞬間に彼女の体温が一気に下がる。
(どうしよう)
謝らなくちゃ
(どうしよう)
でも受け入れてもらえなかったら
(どうしよう)
逃げたい…怖い
考える、いや、もはや怯えている
「ありがとう…」
そんな彼女の耳に届いたのは感謝の言葉
「なん…で…」
「実はね…怖かったんだ…本当に月に行って良いのか…」
「ダメなわけ…ないよ…誰にも…邪魔できないよ…」
「うん…そうやって僕の悩みを否定してくれた…それに…また『うーちゃん』って呼んでくれた」
「それは…」
「だから…ありがとう」
ウサギはゆっくりと落ち着かせるかのように彼女に言った。
対する彼女はまだ少し震えている。
「…ごめんね…ちょっと落ち着きたいから…今日はもう…」
「…うん、ゆっくり休んでおいで。また明日ね」
「…うん」
彼女はそのまま出て行った。
前書きが大変なら後書きも大変でございまして…
ウサギ「僕が呼ばれたのって…」
ネタ切れだからよ
ウサギ「開き直られてもなぁ…名前も似てるし…」
私の名前も適当に考えなきゃね…
長くなりそうだし今回はここまでかな…
それではまた