いつもと総文章量変わらない気も…文才と文章量が欲しいです、はい
でも良くも悪くも出来は変わらないはずなので(震え声)
【九】【十】【十一】お楽しみください
【九】
彼女が出て行ってからもウサギは作業場にいた。
翼や機体を弄るわけでもなく、設計図を見直すわけでもなく、ただ作業場のイスに座ってぼんやりと考え事をしていた。
「『うーちゃん』かぁ…いつからそう呼ばれなくなったっけ…」
うーちゃんって呼ばれてた事も忘れかけてたくせに、とウサギは
「でも…あそこまで真っ直ぐ感情ぶつけられたのも久しぶりだったなぁ…」
ウサギの夢は『月に行くこと』だ。『月が綺麗だから好き』というなら他にもいるだろう。
だからどこか遠巻きに、関わりすぎないようにウサギと接していた。
そんなウサギが真っ直ぐ感情をぶつけられるのは本当に久しぶりすぎてどうしていいかも分からないことだった。
「はぁ…どうしたらいいんだろ…」
ウサギは答えの出ない問いに頭を悩ませた
【十】
一方、作業場から出て行った彼女は
「なんで叫んじゃったんだろ…」
丘にいた。彼女も特にどうしようというわけでもない。ただ、怖くなってしまった。
ウサギに嫌われるのが怖くなって、前にウサギが認めてくれた場所に来た。
「ウサギ君があんな思いしてたのに気付けなかったし…なのにあんな風に聞いちゃって…」
他人の考えなんて分からない。それは理解している。が、傷つけてしまったかもしれないともなればそんな常識も納得できない。彼女から見ればウサギを傷つけた事に変わりはないのだから。
「また明日ちゃんと謝らなきゃなぁ…」
彼女は暗くなるまでそこにいた
【十一】
次の日ウサギは作業場で機体を弄っていた。強度は残しながら少しでも軽くするために丁寧に削っていく。納得がいくまで削りウサギは少し休む事にした。
「それにしても遅いなぁ…まさか怪我とかしてないよね…」
ウサギは彼女を心配していた。彼女が落ち込んで出て行ったからだ。
「こんにちは…えーっと…ウサギ君お疲れさま。昨日はゴメンね急に叫んだりしちゃって…」
彼女が来てくれた。ウサギはその事に安堵した。
「別に気にしてないよ。ちょっとびっくりしただけだから」
「でも…「それにね」?」
「本気で僕の夢を信じてくれてるって伝わった。だから、もう謝らないで?ね?」
「…うん、ありがとう」
ちゃんと仲直りできたようだ。
ウサギは彼女が本気で応援してくれる。彼女はウサギに自分が許されている事が分かった。もう2人とも普段通りのようだ。普段通りは後はもう…
「調整も出来たしちょっと飛んでくるね」
「いってらっしゃい」
月に向かう為に翼を完成させるだけだ。
ウサギは深呼吸する。ゆっくり吸ってゆっくり吐く。
慣れた手つきで身体を固定し、板を押し込む。
飛べる。前よりも楽に飛べる。
でもまだ少し足りない。これではおそらくまだ届かない。近づけても届きはしない。
ウサギはまだ改良が出来る、とまた一歩近付けたとワクワクしながら地上に戻った。
ウサギ「なんか久しぶりに飛んだ気がする」
なんか久しぶりに飛ばした気がする
ウサギ「そういや友達から路線変更したと思われたんだっけ?」
ウサギと彼女がイチャつくもんで…
ウサギ「?イチャついてはいないよ…?」
アーソウデスネー
ウサギ「次はいつ頃になるの?」
急に話変えなさんな。次は…私の予定と書く速度次第とだけ…
ウサギ「つまり未定と」
うん。あ、そろそろ締めなきゃ
皆さま、それではまた!
ウサギ(逃げたな)