えー…そろそろウサギを月に到達させねばと思う反面この話を終わらせるのもどこか寂しいような気がいたしまして…
それでもやはり完結させてこそとは思いますのでしっかりと終わらせはいたします。
それでは、私がそんなことを改めて感じた上での【十二】【十三】をお楽しみください
【十二】
少しずつ近づく月を見る。手を伸ばせば届きそうな、それでいて届かない。
その大きな翼を羽ばたかせながら少しずつ近づいていく。少しずつ月が大きくなる。
手が届きそうだ…あと少しなんだ…
彼はいつもそこで目が覚める。
「…お腹すいた…」
ウサギの朝は今日も健康的(?)のようだ
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「うーん…これ以上飛ばすにはどうしよう…」
「軽くはしたんだよね?じゃあもっと踏み込んでも大丈夫なようにするとかは?」
「今も結構な力で踏み込んでるよ。疲れるけど」
「うーん…」
「うーん…」
月に向かう事は出来るがまだ少し届かないウサギは彼女と一緒に悩んでいた。
「そういえば動力の方は弄ったの?」
「え?動力…?……………あっ」
「忘れてたんだね」
「…うん」
少しでも浮けるようになったからか彼女もちゃんとアイディアが出せるようだ。あの時「力になれない」と悩んでた彼女はどこへ行ってしまったのか(一足先に月にでも言ったんじゃない?by雪音)
「じゃあ少しでも楽に出来る新しい動力部分を作ってみようかな」
「具体的にはどうするの?」
「まずは力の伝え方を変えてみるとかかな」
「力の伝え方…?」
「うん。今は踏み込むと動力部分が『ギュッ』ってなってから『ブワーッ』って翼に力が行くんだけど…」
「ゴメン力以前にウサギ君の説明が伝わらないんだけど…」
「え?だから『ギュッ』ってなって『ブワーッ』って…」
どうやらウサギは
「と、とりあえず新しく作る!」
「う、うん」
ウサギは新しい動力部分を作るための準備を始めた。
【十三】
「そういえばウサギ君。今は一回の踏み込みでどれくらい飛べるの?」
「うーん…全力で踏み込みで2往復羽ばたくくらいかな」
「普通に…というか疲れ過ぎないくらいだと?」
「1往復出来るかどうかの瀬戸際くらい」
自転車で言えば普段平坦な道を鼻歌歌いながら漕ぐくらいの力か上り坂を座って漕ぐくらいの力かと言ったところだろう。上り坂は立ち漕ぎしろって?踏み込み動作に立ち漕ぎ扱いになるものはないのである。
「なら最低でも…1往復半くらい?」
「それくらいは欲しいかな…問題はどうやって力を伝えるかなんだけど…」
「今は踏み込むと動力がどうなるの?」
「えーっと…ギュッって板を踏み込むと板に付いてる棒が…
(擬音混じりとは言え大分まともな答えが返ってきた…でも改善点が分からない…あっ)
「板押し込む時のガタガタって音動力だったんだ…」
「そうなんだよね…模型作った時はもう少し静かだったんだけど…」
「そうなんだ……ん?模型?」
「うん、模型」
「模型あるなら模型の動力だけ見せてくれても良かったじゃん!」
「あっ…」
彼女の言う事は尤もだ。文章にすればアレコレ誤魔化して一行も無いが喋るとなると結構時間がかかっていたのだから。
「とりあえず…これがその模型だよ」
「動力部分…アレ?板のところ押しても凄い静か…」
「それにちゃんと羽ばたけるしね〜」
「ウサギ君…ちょっと模型じゃない方の翼の動力見せて」
「ん、いいよ〜…よいしょ」
そう言ってウサギは翼の動力部を開ける。そしてガタガタ音の理由を見つけた。
「ウサギ君…これって…」
「うん…これのせいだね…」
ウサギは彼女からそっと目をそらす
「なんで模型と違うの⁉︎」
「造ってる時にこっちの方が飛びそうに感じたんだもん!」
「模型意味ないじゃん!」
「はい…すぐに直します…」
どうやら少しウサギが弄っていたようだ。つまり模型の形での飛行はまだしていないという事だった。
ウサギ「なんか僕がちょっと残念な子みたいになってない?」
ん?チャームポイント程度でしょ
「ホントは?」
友達とツイッターで話してたら食いしん坊キャラが定着したし本編でも出そうかと…あっ
ウサギ「それが本音だよね…ついでにツイッターの人増やそうとしてない?」
ちょっとずつでも認めてくれる人が増えたら嬉しいとは思ってます、はい。
それではまた