さて、今私が…というよりも俺がいる場所ばどこでしょう?
別にメリーの中とかいう頓知じゃないよ?
なんとここは!
フォンテーヌブロー宮殿!
フォンテーヌブロー宮殿ってなんぞや?って人に軽く説明すると、12世紀辺りにルイ6世だかが建ててからちょくちょく増築されてる宮殿で、現在の住人はかのナポレオン・ボナパルト。
ちなみに今日は父さんの代わりに仕事として来ている。
依頼者はナポレオン。
内容は、
息子の服を作りたいから生地を見繕いたい(意訳)
だって。
ちなみに今の西暦は1811年。
ちょうど彼の息子が生まれる年だ
なっがーい廊下を数人の部下を引き連れて進んでいく。
「こちらが謁見の間にございます。」
どデカイ扉の前に案内される。
まじかーうちの扉も大概デカイけどこっちもデカイなぁ…
うん…現実逃避してるだけだよ。
だって…ナポレオンなんて有名人と会えとか…やばいくらい怖いかもしれないじゃん。
ええい!ままよ!
意を決して扉を叩く。
「モンテゴ商会の者です。」
「…入ってくれ」
扉が開き、中へ進む。
まずはドレスの裾を摘んでお辞儀をする。
「お初お目にかかります。メルセデス・モンテゴと申します。父の代理として参りました」
「ふむ…顔を上げてくれ。堅っ苦しいのは好きじゃない。」
顔を上げて、ナポレオンを見る。
短い茶髪にパッチリとした青い目。顎鬚を蓄えているのも特徴的だ。端的に言おう。イケメンだ!イケオジだ!爆はt流石にダメだなあと数年で死んじゃうし。
「それでは早速、どういった服をお考えですか?」
「息子の寝巻き用の服と礼服、それに動きやすい服が欲しい。」
「でしたらまずは寝巻き用の物から、こちらはいかがでしょうか?フランス産の布地でして、綿でできております。ですからご子息様の柔らかな肌に合うと思います。」
「ふむ…ではそれにしよう。他は?」
「こちらの布地で動きやすい服を作るとよろしいかと。こちらはインドから輸入したものでして、細かな刺繍が美しい一品です。他にもこちらの……
布の性質と産地を伝えていく。案外彼は即決で購入するタイプのようだ。まぁ即決してくれて構わない。うちの商品の質は世界一ィィィィィィ!!!だからね。
「ご苦労だった。若い女が来たからてっきり質の悪いものでもつかまされるかと思えば、むしろ全部上質なものばかりと来た!良い買い物をさせて貰った!」
ニコニコしている彼は礼服を着ていなければ気さくなただのおじ様(イケメン)にしか見えない。
「それはどうも。布地や装飾品の類は父よりも私の方が詳しいですから。これからもぜひご贔屓に。」
「はっはっは!それなら彼もすぐに楽隠居出来そうだな!」
隠居…?あの
「…どうでしょう…あの人が隠居する姿が想像出来ません。」
「まあ優秀な後継者がいることはいいことだ!息子が大きくなってからも頼むぞ!」
「喜んで。」
談笑して、奥さんと息子さんも交えてお茶もした。
ルイーズ皇女めっちゃ美人だった。
まあメリーの方が美人だけど!
「つっかれたー!」
帰りの馬車の中で伸びる。
ちなみに数日かけて宮殿まで行った。
まあそれでも次回を取り付けてきたから安いものだ。
"おつかれ様、メル。ありがとうね。"
〈別に、メリーの為ならこのくらいへっちゃらさ!〉
今回、メリーの代わりに俺が行った理由はメリーだと表情筋が動かなすぎてアウトだから。作り笑いも張り付かないような鉄仮面を装備してるメリーに相手をさせない方が良いという2人の判断だった。
とりあえず、
これ、数年後にボナパルト党として豚箱に放り込まれない?
大丈夫?死なない?
$月€日曇天
今日はフォンテーヌブロー宮殿に行った。かの有名なナポレオンはただただ気さくなおじ様でした。
最近、メルにばっかり頼っている気がする。あんまり良いことではなさそうだからもう少し自立したい。
ナポレオンとの商談はうまくいった。あと、ナポレオンがパパさんしてるのが意外すぎて笑いそうになった。
良い人だったから死んで欲しくないなぁって思うけど、どうしようもない。
あと最近メリーが冷たい。寂しい。
この日はこれで終わりのようだ。
初の連続投稿!と言う名のお詫びです…
許して♡