「前回の変態で穢されたからギャグで浄化して」
とリクエストされたので今回はギャグ(?)です。
ガブリエルと書いてギャグと読む。これ、この小説の常識。
「メリーちゃーん!!」
大きな音を立てて扉を開けたのは、ガブリエル先生だった。
「静かにしてください。扉を壊すつもりですか。」
真っ青な顔で息を切らしている先生は久し振りに見た。
前はお母様との鬼ごっこの時だった気がする
「そんなことはどうでもいいんだよぅ!メリーちゃんてば彼氏出来たの!?聞いてないよ!?」
「逆になんで知ったんですかあなた」
お父様にも言ってないのに。
「マダム達が教えてくれたよ?領主様のとこのメリーちゃん、彼氏さん出来たみたいねーって」
マダムー!何故かなんでも知ってるマダムそんなのも知ってたのか…
マダムを諜報部員にしたら国は安泰かな
「彼氏出来たのって本当なのメリーちゃん!僕を差し置いて彼氏になったのはどこの馬のほn「は?」ヒエッ」
「ええ、ええ。あの人はたしかに身分が低くて貧乏よ。いっつもお世辞でも綺麗だなんて言えないような服を着ているわ。それでもね、私はあの人を愛しているんです。あの人の瞳に、心に、全てに。貴方からしたら馬の骨としか言えないかもしれないけれど、私はあの人のためならなんでも出来る。あの人が死んだのなら私だって死ぬわ。そのくらいの覚悟は出来てるの。だから先生、貴方だろうとお父様だろうとお母様だろうと。あの人の事を悪く言うなら許しません。許せません。良いですね?」
「はい!」
あら先生?別に敬礼なんてしなくて良いのよ?私は別に、貴方の上官じゃないのですからね。
「ねぇお父様。そう言うわけだからあの人と結婚しても良いかしら?」
先生が私に彼氏が出来たと叫んだ時からずっと居たのは知っていますよ?
「却下したらお前はどうするんだ…」
却下したらもちろん、
「私、皇女様に教えていただいたのですよ?オーストリアはとってもステキな国だそうですね。」
諦めてくださいね、お父様。私は強情ですから。
「…最近は本当にシルヴィに似てきたな…」
「あら、ありがとうございます。とっても嬉しいですわ」
カランコロン
「いらっしゃい…おや?リアム坊ちゃんにガブリエルの坊主じゃないですか。珍しいですねぇ2人でここに来るなんて。」
ここは小さな居酒屋
酒も美味いし飯も美味い。だが一番好かれるのは何よりマスターの人柄だ。
「マ"ズダー!メリーぢゃんがあ"!」
店に入った途端に大泣きしだすガブリエル。
顔から出せる粘液全てを撒き散らしてる状態だ。
「うっわひでえ顔。ほらタオル貸してやるから…まあ座って酒頼め!話はそっからだぞ」
ボトルでガブリエルはウィスキー、リアムはウォッカを頼んだ
「飲み過ぎて潰れるなよ?今からでもオーダーの変更は受け付けるぜ?ワインにしとけ?これならまだアルコール低いから、な?ストレートで飲もうとするのやめろ!坊ちゃん!ラッパ飲みはいけない!話ちゃんと聞くから落ち着け!」
「ほー?メリー嬢がとうとう結婚かぁ……良いんじゃねえの?」
「良くない!俺の可愛い娘を簡単にやれるもんか!」
ボロボロと大泣きしていたのにまた泣き出すリアム。
「……僕…メリーちゃんと結婚したい…」
泣きまくってガブリエルのタオルは今2枚目に突入している。脱水にならないように水出しとこう…
「坊主の戯言は置いといて、別にメリー嬢が結婚したいって言ってるんだし。それに話聞く限り優しくて貧乏だけど頑張り屋で、周りから愛されてる奴なんだろ?ああ、なんて名前の坊主だったか教えてくれりゃわかるかもしれねえぞ?」
真っ赤になった4つの目がじっとこちらを見る。
「エドモンとか言う奴。」
「確かモレルさんのところで働いてる筈だ。」
エドモン…?
「おお、ダンテスさんところの倅か!あいつは良い男だよ!優しくて自分から働き始める。父子家庭に関わらず良い男に育ったよな!」
「エドモン・ダンテス…許さない…」
酒瓶を抱えながら言ってもあまり迫力がない。
今にも呪い始めようとしている2人を見て、一言。
「フェルナン坊やより万倍マシだと思うんがだな…」
「「それな」」
息をぴったり合わせた2人はそのまま残っていた酒を煽り、カウンターに沈んだ。
だから言ったのに…
そう言えば最近、ナポレオンが引き摺り下ろされたが…商業的な面でナポレオンと関係があったモンテゴ商会は大丈夫だろうか。
□月〒日
お父様からの了承が出たので、もうあと数日で結婚することができるわ!
嬉しい嬉しい嬉しい嬉しい嬉しい嬉しい嬉しい嬉しい嬉しい嬉しい嬉しい嬉しい嬉しい嬉しい嬉しい嬉しい嬉しい
邪魔をすれば許さない
メリーとエドモンの結婚が決まった。もうあと1週間くらいでエドモンが帰ってくるから、それから結婚式になる。
何事もないと良いのだけれど…
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