俺と私の日記帳   作:竹俣 兼光

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赤点回避ー!!!
イヤッホゥ!





最近フランス大変だなーと、思いつつ投稿


気に入られた日

ふと、目を覚ました

 

ベッドから降り、カーテンを開く

 

 

まだ日が昇っておらず薄暗い

 

窓を開ければじっとりした風が吹き込む

 

 

勝手に目が覚めたのは久しぶりだ。最近は彼が日が昇ると同時に起こしに来ていたからな。

 

着替えを済ませてもまだ日が昇らない。暇を持て余す事が最近は無かったから何をするべきか迷う。書き物は昨夜に書けることは書いてしまった。

 

 

 

ならば逆に彼を起こしに行くというのも一興だろう。

一度思いつけばそればかりを考えてしまう。

 

「…よし」

決めたらば即座に行動するのが俺の信条だ。

 

 

廊下は明かりが無く、何も見えない。

燭台を片手に彼の部屋へと歩を進める。

 

 

 

 

〜♪………〜♬

 

微かになにかが聞こえる。歌だろうか?

 

 

近づいていくにつれて音がはっきりと聞こえる。鼻歌のようだ。

 

 

〜♪〜〜〜♩〜〜♬

 

 

…違和感を感じる。良く通る綺麗な音だ。しかし、些か響きすぎているように思える。いや…響いているのか?複数の音の様な…

 

 

Ru〜〜〜〜♪〜〜〜〜♬

〜〜〜〜〜♪〜〜〜〜♬

Ah〜〜〜〜♪〜〜〜〜♬

部屋の扉の前に立った。明らかに1人の声ではない。3人の男女がハミングしている様だ。だが、彼にそこまで親しい者は居ただろうか?使用人か?ただ、もう起きてしまっているというのは確定の様だ。それでもこの扉を開けるだけでも驚かすことは出来るだろう。

 

ガチャリ

 

扉を開くと目を開けていられないほどの強い風が吹いた。燭台の灯りは消えてしまっただろう。目を開ければちっとも荒れていない部屋の真ん中で服を着る途中の彼がいた。白磁の肌の身体は鍛え上げられており、しなやかな筋肉のついた上半身が惜しげも無く晒されている。

 

目が合うと、口元を緩めて

「…貴方は覗きの趣味でもあるのですか?」

と、揶揄ってくる。

あまりにも整った彼の顔で言われるとどきりとした。それを自覚しているのか、いないのか、周りの人間をいつも弄んでいるのが彼らしいと言えるのかもしれない。

 

彼は

悪戯を好む少年の様であり

 

人を誑かす毒婦の様であり

 

荒々しい益荒男の様であり

 

慈愛に満ちた聖母の様だ

 

 

初めに見た時は冷たい氷の様な奴だと思った。

 

しかし、俺の口に食事を突っ込んだ時は悪戯に成功した子供の様だった。その後にこちらを見る目は優しい母親の様で、居心地が悪かったのを覚えている。暇になると使用人に(男女問わず)声をかけて誑かしているのも見かけた。夜になると外でひっそりと鍛錬しているのも幾度か見かける事が出来た。

 

 

彼の本質がどれなのかも分からない。ましてや本当に男かも怪しい。

けれどそれでも俺は(彼女)が気に入っている。

 

 

これだけ人に気に入られやすく、意外にも人望が厚い彼が全盛期に居たのならば何か変わっていたかもしれない。

 

 

 

いや、そんな夢物語はあり得るはずがないか。

 

俺と彼が共に戦場に立つなど…

 

 

 

 

不可能なのだ

 

 

 

 

 

 

だが…

 

 

そういえば

 

 

 

 

 

 

俺の辞書には『不可能』って奴は居なかったな

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

軍のお上からの推薦だとかいうクソガキがこちらに来るという知らせを受けた時、

 

 

上に気に入られたクソガキという会ったことのない奴を想像しては苛ついていた。

 

 

只でさえイラつく原因のナポレオンが近くにいて、いびってストレスを発散出来ても追加でストレスの種が増えるとか最悪だった。

 

戦場に出た事もないクソガキがこの島に来てひと月働かせる?その後に今度はすぐ出世?なんなんだよクソが!

 

 

軍に入って俺の下につくなら殴ったって構わないだろう。

 

そう思いながら会ったクソガキは、身長が高く、無表情で、軍に入るにしては細かった。やっぱりスカした奴だとか思い、イチャモンをつけた。だがそいつは全て無視しやがった。ムカついて掴みかかったら、全て避けられて、終いには

「どうかなさいましたか?」

とにこやかに笑って言われた。その時はカッとなってやってしまった。

その後、会話をするうちに欲しいと思った。

男に惚れるなんてありえないと思っていた。だが、冷たくも美しいあの男を自分のものにしたいと思った。だからあいつの前ではナポレオンのクソ野郎をたっぷり絞った。

だからきっと強い俺を気に入ってくれるだろう。

ああ、楽しみだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あれ?なんかさぶいぼが…

 

最近、クソデブのクソ野郎に付きまとわれて女の子口説き辛いと迷惑してる

 

ずっとこっち見てるし、空き時間にはすぐ寄ってきて腰に手を回そうとしてくるのが本当に不愉快だ

 

あのクソ野郎には声かけてないんだけど付きまとってくる

俺としてはフェルナンの方がマシ……いや、マシも何も変態はまず第一にお断りだわ

 

 

 

そういえば

今日は珍しくナポレオンが自力で起きてきた

 

いつも通りに日の出前に起きて、鼻歌を歌いながら着替えていた

いつも、鼻歌を歌っているとナニカが部屋に入って来る。

鏡にも映らず、触れられもしない。けれどそこにナニカが居る。

実害は無く、見えない彼らは一緒にハミングして、気がすむと帰っていく。

 

ナイ先生がアレだったから、その類の何かだろうと別に怖くはなかった。

 

ただ、今日はハミング中に邪魔をされて怒ったようで、彼に風をぶつけて帰って行った

先生から俺のことを聞いているのか、人に害になる事は一切しない様だ

 

 

邪魔をした本人は何が起きたか分からず、ポカンとしてから、

こっちを見て顔を赤くした。

 

魔術がかかっているから安心だが、今は着替え中で上裸だった

物凄くマジマジ見てくるナポレオンを揶揄いつつ、着替えて、いつもと同じように過ごした。

 

 

 

後数日で帰ることになっているので、少し寂しいがこれもエドモンとメリーの為なら我慢できる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

時間がかかるけど、待っててね

 

 

 

 

 

 

 

 

俺、頑張るからさ




◼️月◇日






今日はナポレオンにラッキースケベされた。
彼はエドモンの次くらいに揶揄うととっても楽しい。
でも後数日で別れるので、まあしょうがないと思う。




この日はここで終わっている


次辺りに感想とか、友人からとかの質問回答やろうと思います。



そんなのがないとパパさんママさん先生諸々が登場できないですしおすし
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