すいまそん
「探して欲しい人?」
「ああ。俺よりも変な奴との人脈があるお前なら知っているのでは、と思ってな。」
エドモンが急にやってきて、頼みごとがあると言ってきた
けど、俺そんな変わった人間しか知り合いいないわけじゃ無いよ!?
ちょっぴり変わった、ほんっっっっのちょっぴり(強調)キャラの強い人がいるだけだもん!!!
「むむむ…そんな事言うなら俺手伝いたくなくなっちゃうぞ!」
「そいつの見た目なんだが…」
「話聞けよ!!!」
「そいつの見た目なんだが!」
「ウィッス」
「曰く、金髪で眼鏡をかけた美丈夫らしい」
「ふんふん」
「………」
「…………それだけ?」
「ああ。」
おーけー おーけー、落ち着け俺。相手はエドモンだ、元気いっぱいで可愛くて、おっちょこちょいだった少年時代のエドモンだ(と思い込め)
そう、優しく、諭すように伝えなければいけないんだ、落ち着け…
「それに該当する奴がどれだけいると思ってんだテメェは!!!!!!!!」
「いいか!?美醜が一番わかりづらい特徴なんだぞ!?もしかしたら物凄い醜男かもしれないんだぞ!?」
「眼鏡なんざ外してる時もあるんだぞ!?そしたら特徴なんて金髪しかないじゃ無いか!!!それならトマだって歳のせいで目が見え辛くてこの前眼鏡作ったわ!!!!」
「……すまん。」
「ううん、こっちも怒鳴ってごめん。ほかに何か覚えてる事ある?」
「ファリア神父から聞いた。彼を嵌めてシャトー・ディフに入れたのはそいつだと。」
「よく思い出して。神父ばどんな人だと言っていたんだ?」
「確か……名前はタランテラ…?だったか」
「えぇ〜?イタリア人の知り合いとかすっごい少ないんだけど…」
「イタリア人?」
「えっ……だって、タランテラでしょ?イタリア・ナポリの舞曲の名前だよ?偽名だと思うけど、イタリア人の可能性高いじゃん」
「ふむ……」
「ほかに何か関係する事言ってなかった?」
「……………………」
あらら、エドモンは唸りながら考え込んじゃったし凄く暇だ。
疲れたなぁと思いつつ、背もたれに体を預けて休む
ふと、エデも来ていた事を思い出して頭を倒した
逆さまになった世界ではアルベールとエデ、ミアが仲良くお喋りをしていた
ニコニコと笑っていて、本当に幸せなんだろう
妬ましい
みんなひとりじゃないんだ
ひとりをしらないんだ
羨ましい羨ましい羨ましい羨ましい羨ましい羨ましい羨ましい羨ましい羨ましい羨ましい羨ましい羨ましい羨ましい羨ましい羨ましい羨ましい羨ましい羨ましい羨ましい羨ましい羨ましい羨ましい羨ましい羨ましい羨ましい羨ましい羨ましい羨ましい妬ましい妬ましい妬ましい妬ましい妬ましい妬ましい妬ましい妬ましい妬ましい妬ましい妬ましい妬ましい妬ましい
殺してしまおうか
「…る!…ぃ!ぉい!おい!聞いてるのか!メル!」
「ふぁい!?何!?」
「さっきから話している事をきいてないだろう」
「えっっっと…………」
「…はぁ、もう一度言うぞ、俺も良くは分からんが、【セイドウキョウカイ】と言っていた。【吸血鬼】とも」
「えぇ…【セイドウキョウカイ】?んん"?【セイドウキョウカイ】って【聖堂教会】?」
「知っているのか?」
「うん。確かこの前俺の事殺しにきた奴らがそう名乗ってた。貴様の行使する魔術は異端で〜うんたらかんたら言ってたよ。確かにその中に眼鏡の金髪ならいたよ。その後にも夜の散歩中に会ったりしたし」
「本当か!?」
「うん。住居も知ってる。けど行きたくない」
「何故だ」
「え?逆にエドモンは《私のモノになりなさい!》とか言いながら襲って(意味深)くる奴に近づきたい?」
「……お前は昔から変なのに好かれるな」
「やめて?なんでただ会話してただけなのに《貴方の知識全てが欲しい!私のモノになりなさい!》とか言って襲い掛かってくんの?ばか?しぬの?しね?」
あぁ、何だろぉなぁ〜!ちょっと汗かいちゃったかなぁ!?しょっぱい水が流れてくるなぁ!?
ちくしょう!!!なんで寄ってくるのは変態(♂)なんだよ!せめて変態(♀)が良かった!可愛い子が良かった!!!!!!
は〜〜〜(クソデカため息)
やだなーーーー!!!!
いろんな意味で死にたくなるんだよなぁ!!!!
「あ"あ"あ"あ"………ゔぅ…ちょっとまってて…」
「そんなに嫌か?」
「死ぬほど嫌だけどエドモンが言うから頑張る…」
自分の部屋の寝室、この部屋には少し特殊な仕掛けをしてある。実を言うと、昔質に入れたメリーのドレスを買い戻していた。そのドレスを隠すための仕掛けだ。クローゼットの奥の壁をスライドさせると、取っ手が現れる。そこを開くとドレスや、チョーカーなど、大事なものがしまってある
「えーっと……あった、これだ。」
木箱にズラリと並んだ宝石の1つを手に取り、小さな巾着に入れた
「エドモン、これ。首にかけといて」
「これは?」
「昔あげたサファイアあるでしょ?それとおんなじように魔術をかけてある石。」
「………ん?まて、あのサファイアにもかけてあったのか?」
「そうだよ。あのサファイアは水辺での危険を遠ざけるようなもの。ソレはファイブロライトって言う石。危ないモノが近くにいると警告してくれるよ」
「そうか…」
「うん……じゃあ……いくかぁ…」
「すまない」
カージュを説得して二人乗りして早数時間
真っ暗な森の中を突き進んでいた
ぽつりと一軒だけ建っている家の前で止まった
「ここだよ」
「随分と……」
「ボロい?でも魔術師だしここも工房なんだって」
「も?」
「他にも数箇所あるって」
「……よく知ってるな」
「連れてこうとするんだもん」
「…………」
「…………」
「「入るか……」」
あーいやだなぁ!!
今すぐ帰りたいなぁ!
そんな気持ちを込めながら、
「どっせい!!!」
「うわっ!!」
ふむ、外に気配を感じてドアのすぐ近くに居たみたいだ。可哀想に、ドアに潰されてしまった!いやぁー全くの偶然だ!カワイソウ!カワイソウ!
「誰だい!?こんな野蛮な……!メーガス!やっと私のモノになる気に……」
「エドモン、まだ日は沈んでないよね?うん、ないね!ミハイル!日光浴を楽しもうじゃあないか!」
「…………」
メルの寄越した宝石はコートの内ポケットに放り込んだ。だから何か変化があっても気がつかないかもしれない。そう思っていた。
石のある場所は火傷をしそうなほど熱く、耳元で金属の擦れ合う耳障りな音が響いている。
よくわかる
こいつが、俺では殺せないほどに強いのだということが
……ただ、見た目は、ただの痩せた科学者…というよりは親友の足に縋り付いている変態だろうか
「いい加減にしろ!!!」
「嫌だ!君が私のモノになるまで離さない!」
「ああもう!服にこびりついた血みたいな奴だな本当に!しつこいったらありゃしない!」
「吸血鬼には褒め言葉だね!」
「その長い三つ編み引っこ抜くぞ!!」
「もう引っ張ってるじゃないか!」
「離せ!」
「嫌だ!」
さっきからザクザクとひたすら刺してるのに全く離れようともしない。
頭が痛くなるから本当は使いたくなかったけど、先生直伝のアブナイ魔術を使うしかないか…
「
「ギッッ!」
「さっさとくたばれドグサレが!!!!」
ミハイルは魔術で強化されていたであろう家のかべに叩きつけられて、周囲を真っ赤にリフォームさせていた
「回復し切る前に帰ろ」
「あ、あぁ…」
ーーーーーーーーーーーー
「それで?夕飯に遅れた訳ですか?」
「ウッス…」
「私のこと置いて行って二人でランデブーですか?モンテ・クリスト伯爵さま?」
「そんな訳では…!」
「せっかく私とミアが作った美味しい料理を放ってよぉ?」
「ウイッス…」
「あんた、恋人より友人取るとかフられても文句言えないんすよ?しかも親子ほども離れてるのに」
「ぐっ…」
「「しばらく私達は料理しません。
「何も言い返さないなんて酷いです!私、もう怒りました!メーガスさん!私と明日、デートしましょう!!」
「はぁ!?何言ってるんですオタク!?」
「えっ、うん、いいよ全然。好みの子だし」
「なっ…!メル!!」
デート編につ・づ・か・な・い♡
▫︎月◎日
今日は記憶から一部抹消したい日だった
変態と会うことはいつもは書かないけど、今日はエドモンと一緒だったから書くことにする
エデにデートに誘われたから、今度一緒に花畑でも行こうと思う