問題児たちと炎術士が異世界から来るそうですよ? 作:YD病感染者
第4話です
───箱庭二一〇五三八〇外門・内壁。
飛鳥、耀、俺、ジン、三毛猫の四人と一匹は石造りの通路を通って箱庭の幕下にでると、
ぱっと俺らの頭上に眩しい光が降り注いだ。
遠くに聳える巨大な建造物と空を覆う天幕を眺めていたら
『に、にゃあにゃあにゃあ!にゃあにゃあにゃあ!(お、お嬢! 外から天幕の中に入ったはずなのに、お天道様がみえとるで!)』
「………本当だ。 外から見たときは箱庭の内側なんて見えなかったのに」
「それは、箱庭を覆う天幕は内側に入ると不可視になるんですよ。
そもそもあの天幕は、太陽の光を直接受けられない種族のために設置されていますから」
「それはなんとも気になる話ね。
この都市には吸血鬼でもすんでいるのかしら? 」
「え、いますけど」
「………。そう」
なんて愉快な会話を繰り広げていた
しかし早くご飯食べたいなぁ
「ねえジン、俺早くご飯食べたいんだけど」
「す、すみません。では彼処にしましょうか」
俺達はジンが選んだカフェテラスに座る。
すると、注文をとるために店の奥から素早く猫耳の少女が飛び出てきた
「いらっしゃいませー。ご注文はどうしますか?」
「えーと、紅茶を二つと緑茶を一つ。あと軽食にコレとコレと」
『にゃあにゃあ(ネコマンマも頼む!)』
「俺はオレンジジュースとチョコケーキとパンケーキを。あ、パンケーキはシロップ多めで」
うん、やっぱり甘いものは正義だよな
「………。意外だわ。火焔君って甘党なのね。凄く似合わないわ」
「うん。唐辛子をおやつ感覚で齧ってそうなのに」
「お前らはどういう目で俺を見ているんだ!?」
「はいはーい。ティーセット三つにオレンジジュースとチョコケーキとパンケーキとネコマンマですね」
ん?ネコマンマなんて頼んだっけ?
「三毛猫の言葉、分かるの?」
あ、三毛猫ちゃんが頼んだのか
「そりゃあ分かりますよー私は猫族なんですから。
お歳のわりに随分と綺麗な毛並みの旦那さんですし、
ここはちょっぴりサービスさせてもらいますよー」
『にゃにゃにゃにゃ(ねーちゃんも可愛い猫耳に鍵尻尾やな。今度機会があったら甘噛みしに行くわ)』
なんだろうこの三毛猫お歳のわりに凄い軟派なこと言っている気がする
「やだもーお客さんたらお上手なんだから♪」
やっぱりか!
「………箱庭って凄いね、三毛猫。私以外に三毛猫の言葉かわかる人がいたよ」
『にゃにゃにゃ(来て良かったなお嬢)』
「ちょ、ちょっと待って。春日部さんってもしかして猫と会話が出来るの?」
耀がコクリと頷いて返した
「もしかして猫以外にも意思疏通が可能ですか?」
「うん。生きているなら誰とでも話が出来る」
「へぇー。すげえなそれ。超カッコいい」
「そうね、とても素敵だわ。じゃあ、そこに飛び交う野鳥とも会話が?」
「うん、きっと出来…………る?
ええと、鳥で話したことがあるのは雀や鷺や不如帰ぐらいだけど…………ペンギンがいけたからきっと大丈夫」
「しかし、全ての種との会話が可能なら心強いギフトですね。
この箱庭において幻獣との言語の壁というのはとても大きいですから」
「そうなんだ」
「はい。一部の猫族やウサギのように神仏の眷属として言語中枢を与えられていれば意思疏通は可能ですけど、
幻獣はそれそのものが独立した種の一つです。
同一種か相応のギフトがなければ意思疏通は難しいというのが一般です。
箱庭の創設者の眷属にあたる黒ウサギでも全ての種とコミュニケーションをとることはできないはずですし」
「そう…………春日部さんは素敵な力があるのね。羨ましいわ」
「あ、分かる。めっちゃイカしてるよな」
「久遠さんと火焔は」
「飛鳥でいいわ。よろしくね春日部さん」
「う、うん。飛鳥と火焔はどんな力を持ってるの」
「俺か?俺はまああれだ、炎とか、炎の竜とか、炎の翼とか出したり、その竜の能力とか使える」
「なにそれ!凄い!今、炎の竜だせる?」
「いや、今出したらここら一帯が燃える」
「あら、火焔君も素敵な力を持ってるのね」
「そりゃどうも」
「で、飛鳥はどんな力を持ってるの?」
「私?私の力なんて酷いものよ?だって」
「おんやぁ?誰かと思えば東区画の最底辺コミュ"名無しの権兵衛"のリーダー、ジン君じゃないですか。今日はオモリ役の黒ウサギは一緒じゃないんですか?」
は?なんだこいつ?
飛鳥の話が止まっちゃったじゃん
「は?あんた誰?てか人様の会話を遮るとか何様?燃やすよ?」
本当に燃やしてやろうかこの野郎。
こんな駄文を読んで頂いてありがとうございます。
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あと、いつもコメント下さる九尾さんありがとうございます