問題児たちと炎術士が異世界から来るそうですよ? 作:YD病感染者
ええ。ええ。
約2年ぶりくらいですね
リアルが色々ありまして小説を書く気力がまるで沸かなかったのです
今回も短いですが書き上げるのに2ヶ月ほどかかりました
これからもぼちぼち更新できたらなと思っておりますが...
相も変わらず駄文ですがとりあえず本編へどうぞ
「ど、どうしてこの短時間でフォレス・ガロに喧嘩を売っているのですか!?しかもゲームの日程は明日?どのような考えがあってのことですか!?聞いているんですか皆さん!!」
「「「むしゃくしゃしてやった。反省も後悔も全くしていない」」」
「ぶち殺そうとしたら止められた。むしゃくしゃするのでそこら辺のコミュニティに殴り込みに行きたい」
「黙らっしゃい!そんなことを聞いているのではありません!!
火焔さんはなんなんですか!悪質なテロリストですか!?」
「なにを言っている。悪質じゃないテロリストなんて存在しないだろう」
「そういう事を言っているんじゃありません!」
「まあまあ、あいつらもそう言っているんだし許してやれよ」
十六夜のフォローが入る
「しかし…このゲームで得られるのは自己満足だけなんですよ?」
「まあ大丈夫だろ。勝てるんだろ?特に火焔」
「当然。魂まで燃やし尽くして箱庭のチリにしてやる」
「む~…まあそこまで言うなら良いでしょう。万が一火焔さんが駄目でも十六夜さんがいますし」
「なに言ってんだ?俺は出ねえぞ?」
「当たり前よ。貴方は参加させないわ」
フンッと鼻を鳴らしながら言う二人に黒ウサギが食ってかかっていう
「な、何故ですか!お二人は同じコミュニティの仲間ですから、ここは協力してもらわないと」
「違うよ黒ウサギ。これは私たちが売った喧嘩。十六夜がゲームに参加するのは無粋極まる」
「耀の言う通りだ黒ウサギ。それにうかうかしていたら奴は箱庭の外に逃げてしまうだろう?そん時は簡単に見つかるもんなのか?ジン」
「いえ。流石に箱庭の外に逃げられてしまうと広すぎて手の出しようがありません」
「はぁ………。仕方ありませんもう好きにしてください……」
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「それでは気を取り直して行きましょうか。本当は皆さんを歓迎する為に素敵なお店を予約していたのですけれども......不慮の事故続きで今日はお流れになってしまいました。また後日にきちんと歓迎を」
「ん、いや無理しなくてもいいぞ。ジンから聞いたけど俺らのコミュニティってそれはもう悲惨なくらいに崖っぷちなんだろ?」
「うっ......。も、申し訳ございません。皆さんを騙すのは気が引けたのですが黒うさぎ達も必死だったのです」
「もういいよ。俺は組織の水準なんてどうでも良かったし、黒ウサギが苦労詐欺だって事も分かったし」
「なんか発音おかしくありませんか!? うぅ...飛鳥さんと耀さんはどうですか...?」
「私も別に組織の水準なんて気にしていないわ」
「私も怒っていない。そもそもコミュニティがどうの、というのは別にどうでもいい...あ、けど毎日三食お風呂付きがあればいいな」
ジンの表情が固まる
この箱庭では水は貴重な資源なのだ
そんなジンを見て耀は慌てて取り消そうとしたが
「それなら大丈夫です!十六夜さんがこんな大きな水樹の苗を手にいれてくれましたから!これで水に関する苦労はおさらばです♪」
「私たちの国では水が豊富だったから毎日のようにお風呂に入れたけど、場所が変われば文化も違うものね」
「そうだな。十六夜様々ってところか」
「あはは...それじゃあ今日はコミュニティ帰る?黒ウサギ」
「あ、ジン坊っちゃんは先にお帰りください。フォレス・ガロとのギフトゲームが明日なら "サウザンドアイズ" に皆さんのギフト鑑定をお願いしないと」
「 "サウザンドアイズ" ? コミュニティの名前か?」
「Yes。 "サウザンドアイズ" は特殊な瞳のギフトを持つ者達の群体コミュニティ。箱庭の東西南北・上層下層の全てに精通する超巨大商業コミュニティです。幸いこの近くに支店があるのでそこで見てもらおうかと 」
「なるほど。ギフトの鑑定 とは?」
「文字通り、ギフトの秘めた力や起源などを鑑定するのデス。自身の力を適切に理解していた方が、引き出せる力はより巨大になります。皆さんも気になるでしょう? 」
この言葉に火焔を含む四人は複雑な表情で返す。思うことはいろいろあるだろうが拒否する事はなく、黒ウサギ、十六夜、飛鳥、耀、火焔の五人と一匹は "サウザンドアイズ" に向かった
また火焔君のキャラが変わった気がする()