BanG Dream! 少し変わった日常   作:ヤマタケる

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場所は花咲川女子学園。そして時は放課後。最後の授業終了のチャイムと共に校舎からゾロゾロと生徒達が流れるように出てくる。そんな中、一人の少女が一人スマホをいじりながら下校している時だった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「美咲ちゃん!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

突然声を掛けられて振り向くとそこには黒髪の少女がニコニコと手を振りながら走ってきた。

 

「あ、りみじゃん。」

 

美咲という少女はりみを見て口を開いた。美咲の前まで来たりみは息を切らしながら言う。

 

「はぁ、はぁ・・・。美咲ちゃん、掲示板読んだ?」

 

「掲示板?いや、まだ見てないけど何かあるの?まさか、こころが何かしでかしたとか?」

 

少し嫌な予感を感じた美咲が口の中にたまっていた唾を飲み込んだ。そんな中、りみは首を横に振りながら言う。

 

「ううん、こころちゃんとかがやった訳じゃないんだけど来週なんか隣の学校と共同して何かやるらしいよ。」

 

「隣の学校って確か羽丘女子学園だよね?あそことうちの学園が交流して何やるの?」

 

「とりあえず掲示板のところまで行こうよ!」

 

そう言ってりみは美咲の手を取り、走り出した。

 

「ち、ちょっとりみ!?」

 

りみに引っ張られるまま美咲は掲示板のある場所まで引っ張られた。掲示板の前は他の生徒達でいっぱいになっていた。

 

「はぁ、はぁ・・・。急に引っ張らないでよりみ~。」

 

「ご、ごめんね。しっかりと目で見て貰いたくて・・。ほら、あれだよ。」

 

そう言うと彼女は掲示板のある方へ指を指した。

 

「あれ?あれって・・・。」

 

りみが指差す方向へ美咲は目を向ける。そこにはいくつもの部活報告や学校行事の予定が貼られている掲示板があり、その中の一つに羽丘女子学園との交流ダンスパーティーと書かれた記事があった。それを見た美咲は目を見開いて言う。

 

「なんでダンスパーティーやるの!?うちの学校の校長や理事長は何を考えてるの!?こころと考えてること一緒じゃん。」

 

少しキレ気味の美咲である。しかしすぐに開き直り、言う。

 

「で、でも全員参加じゃないし・・・。」

 

「美咲ちゃん、右下の注意事項のところ読んでみて。」

 

りみの言葉を聞いて美咲は再び掲示板に目を向ける。貼り紙の右下には赤米印の隣に全員強制参加の6文字が書かれていた。

 

「きょ、強制参加?」

 

「そ、そうみたいだね・・・。」

 

「仮病使って休もうかな・・・。」

 

「あ、有咲ちゃんが言いそう・・・。」

 

「絶対に言うと思うよ、市ヶ谷さんは。だって、他校の人と普通踊れる!?花音さんならまだしも他の人達とかあんまり関わりないんだよ!?あ、薫さんと関わりあった・・・。」

 

「美咲ちゃん、それは私も一緒だよ。香澄ちゃんとか沙綾ちゃんならいけるけど他の人はいけないよ・・・。」

 

「絶対にあっちの学校で文句言う人一人や二人いるよね~。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

美咲の予想は的中した。場所は変わって羽丘女子学園。そこでは美咲とりみ同様、掲示板を見て愚痴を言う二人の少女がいた。

 

「これって・・・ダンスパーティーの告知なのか?」

 

「うちの校長何考えてるの・・・。」

 

「しかも見ろよ蘭、全員強制参加だってさ。これはたまったもんじゃないな。」

 

「なんで強制参加なの・・・。」

 

「しかも隣の学園と交流だってさ。知ってる人と当たれるといいけどな~。」

 

「巴は知ってる人多くていいじゃん。アタシなんて殆どいないし。」

 

「アタシは・・・紗夜さんとか沙綾ぐらいだな。大丈夫だろ、あっちの人はみんな優しいって聞いてるからな。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「きゃー、薫さーん!」

 

「薫さーん!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

二人が話している中、多くの女子生徒が一人の生徒の前に集まっていた。その生徒は身長が高く、紫色の髪の生徒だった。と、一人の生徒が薫という生徒に言う。

 

「薫さん、今度のダンスパーティーに参加されるんですか?」

 

「あぁ勿論、参加するよ。君達のような可憐な子猫ちゃん達と踊りたくて仕方ないからね。」

 

「きゃー!薫さーん!」

 

「きゃー!」

 

バタッ。薫の言葉を聞いて顔を赤らめながら叫ぶ生徒やあまりの興奮に気絶してしまう生徒が相次いだ。それを見た蘭が口を開いた。

 

「・・・瀬田さん、大変そうだね。」

 

「ああ、瀬田先輩はすごい人気者だからな。ひまりだってよく瀬田先輩の話をするぐらいだからな。」

 

「ひまりからしたら瀬田先輩と踊れるのは夢のまた夢なのかもね。」

 

「そう言えばこのダンスパーティーって全員強制参加だったよな?」

 

「そうだけれど、それがどうかしたの?」

 

「湊さんとかって踊るの大丈夫なのか?」

 

「・・・言われてみれば、確かにね。」

 

巴の言葉を聞いた蘭は同情してしまう。無理もない、二人にとって最高の演奏を求めて毎日練習に取り組んでいるあの友希那がダンスをする様子など浮かぶわけがない。

 

「・・・まぁ、湊さんならなんとかなるんじゃない?リサさんがなんとかサポートしそうだし。」

 

「でもさ、ペアってどうやって決めるんだ?自由に決めていいのか?」

 

「貼り紙にはくじ引きって書いてあった。」

 

「嘘だろ?もしかしたら全く関わりのない人と当たるかもしれないってことだろ?嫌だなぁ~。」

 

「でも、そんなに多くのくじを用意することなんて出来るの?隣の学校と合同でやるんでしょ?それにどこでやるのかも・・・。」

 

「あぁ、確か場所は隣の花咲川女子学園でやるらしいぜ。ということはそこでくじを引いて同じ番号の人とペアになるってことか!日時は・・・明後日の2時からか!」

 

「・・・。」

 

「・・・不安しかないな。」




突如二つの学園の交流で行われることになったダンスパーティー。一体どんなことになってしまうのか!?
次作もお楽しみに!
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