ダンジョンのんびり農家   作:重言 白

16 / 41
オラリオってどんな気候なんだろうか?

アマゾネスは種族的なアレだとしても、ヘスティア様は薄着だし、ベルは最初コートを着ている。

アイズは主神の趣味であんなエルーン(グラブル)みたいな格好なのに、モブは割と厚着っぽい。

なので、今作では冷帯とか亜寒帯とか、その辺りということにします。


第44階層 ソレはまるで札束でビンタするかのような

 交渉の末、いくつかの野菜と交換してもらった干し肉を、教えてもらいながら水で戻し、作ってもらった大鍋に投入した。

 

 くっくっく......現代人と万能農具を持つもの、そして年中温暖な赤道沿い以外には許されぬ、冒涜的なスパイスの使用による金の暴力を食らうがいい。

 

 というわけで、今日の晩御飯は肉入りカレー風スープかけご飯だ。

 

 遠慮するな、おかわりもあるぞ?

 

 冒険者達にもモンスター達にも大好評だが、しかし現段階の物をカレーだとは断じて認めない。

 

 コレをカレーと認めるのは、現代日本人としては抵抗があるのだ。

 

 今度は小麦粉を混ぜて、トロミを付けてみようかな。

 

 

 

「さて、僕たちは今回、本当は階層主のバロールを狩りに来たんだけど......必要なさそうだし、確実にこちらにも被害が出るだろうから、遠征は終了。帰還することにしたよ。」

 

「そうなのか......次来る時があるなら、家畜を持ってきてくれるとありがたいかな。」

 

「ハハッ、善処するよ。」

 

 無理ということですね、わかります。

 

 

 

 さて、とりあえずこのダンジョンを抜ける事が出来れば、家畜も鉄鋼技術も存在する事がわかった。

 

 しかし、ダンジョンの外はモンスター達にとって過ごしやすい環境とは言えないらしい。

 

 強引にモンスター達を連れて地上に出て、人間との戦争を引き起こすわけにもいかないし......

 

 そうだ、ヨコヌキしよう。

 

 ドリルで壁を削り、割と遠くに出れば説得できるかもしれない。

 

 いや、フォモール達やザブトンなら大丈夫だが、サハギン達は水場から動けない。

 

 それにあの数をルイのように輸送するのは無理がある。

 

 断念。

 

 しかし、どうしたものか。

 

 誰かに行ってもらうわけにもいかないし......

 

 そうだ、竜骨(仮)に乗っていけば良いのか。

 

 それなら日帰りでも、地上に出れるんじゃないだろうか?

 

 ......うん?あ、はい。

 

 ルイに地上にいる間、竜骨(仮)はどうするのか、とダメ出しされた。

 

 確かに、駐輪......?場があるわけでもないだろうし。

 

 しばらくは大人しく待ってろって?

 

 はーい。

 

 

 

 ふと、思いついた。

 

 花を育てようと。

 

 異世界のんびり農家本家では、蜂を捕獲してから花を植えていた......と思う。

 

 逆に、花畑と巣箱を用意しておけば、蜂が巣作りするのではないか?と思ったのだ。

 

 

 結果、巣作りしなかった。

 

 そういえば、ダンジョンのモンスターは基本、生まれた階層から大きく上下しないんだった。

 

 つまり、蜂モンスターの生まれない階層に巣箱を設置しても、自然に巣作りをする可能性は著しく低いのだ。

 

 というわけで密林のある階層に設置し直した。

 

 密林ならきっと、蜂もいるだろう。




昔は胡椒と金が同じ価値って呼んだ。

7℃以下では問答無用で枯れるとか......(戦国小町苦労譚を読みながら)

世界の中心都市(?)、神々が多く住む場所って事で多少安くなっていたとしても、現代日本から見たらかなり高価という事で。

カレー?下手したらデスぺレートくらいの値段になるかもしれませんね。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。