アマゾネスは種族的なアレだとしても、ヘスティア様は薄着だし、ベルは最初コートを着ている。
アイズは主神の趣味であんなエルーン(グラブル)みたいな格好なのに、モブは割と厚着っぽい。
なので、今作では冷帯とか亜寒帯とか、その辺りということにします。
交渉の末、いくつかの野菜と交換してもらった干し肉を、教えてもらいながら水で戻し、作ってもらった大鍋に投入した。
くっくっく......現代人と万能農具を持つもの、そして年中温暖な赤道沿い以外には許されぬ、冒涜的なスパイスの使用による金の暴力を食らうがいい。
というわけで、今日の晩御飯は肉入りカレー風スープかけご飯だ。
遠慮するな、おかわりもあるぞ?
冒険者達にもモンスター達にも大好評だが、しかし現段階の物をカレーだとは断じて認めない。
コレをカレーと認めるのは、現代日本人としては抵抗があるのだ。
今度は小麦粉を混ぜて、トロミを付けてみようかな。
「さて、僕たちは今回、本当は階層主のバロールを狩りに来たんだけど......必要なさそうだし、確実にこちらにも被害が出るだろうから、遠征は終了。帰還することにしたよ。」
「そうなのか......次来る時があるなら、家畜を持ってきてくれるとありがたいかな。」
「ハハッ、善処するよ。」
無理ということですね、わかります。
さて、とりあえずこのダンジョンを抜ける事が出来れば、家畜も鉄鋼技術も存在する事がわかった。
しかし、ダンジョンの外はモンスター達にとって過ごしやすい環境とは言えないらしい。
強引にモンスター達を連れて地上に出て、人間との戦争を引き起こすわけにもいかないし......
そうだ、ヨコヌキしよう。
ドリルで壁を削り、割と遠くに出れば説得できるかもしれない。
いや、フォモール達やザブトンなら大丈夫だが、サハギン達は水場から動けない。
それにあの数をルイのように輸送するのは無理がある。
断念。
しかし、どうしたものか。
誰かに行ってもらうわけにもいかないし......
そうだ、竜骨(仮)に乗っていけば良いのか。
それなら日帰りでも、地上に出れるんじゃないだろうか?
......うん?あ、はい。
ルイに地上にいる間、竜骨(仮)はどうするのか、とダメ出しされた。
確かに、駐輪......?場があるわけでもないだろうし。
しばらくは大人しく待ってろって?
はーい。
ふと、思いついた。
花を育てようと。
異世界のんびり農家本家では、蜂を捕獲してから花を植えていた......と思う。
逆に、花畑と巣箱を用意しておけば、蜂が巣作りするのではないか?と思ったのだ。
結果、巣作りしなかった。
そういえば、ダンジョンのモンスターは基本、生まれた階層から大きく上下しないんだった。
つまり、蜂モンスターの生まれない階層に巣箱を設置しても、自然に巣作りをする可能性は著しく低いのだ。
というわけで密林のある階層に設置し直した。
密林ならきっと、蜂もいるだろう。
昔は胡椒と金が同じ価値って呼んだ。
7℃以下では問答無用で枯れるとか......(戦国小町苦労譚を読みながら)
世界の中心都市(?)、神々が多く住む場所って事で多少安くなっていたとしても、現代日本から見たらかなり高価という事で。
カレー?下手したらデスぺレートくらいの値段になるかもしれませんね。