ダンジョンのんびり農家   作:重言 白

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アンチが強いというわけではありませんが、不快になる可能性がある描写があります。

え、嫌だけどって人は後書きまでスクロール推奨。

コレはあくまで主人公の思想であり、現実の作者とは無関係です。


第44階層 新たな住人

 号泣しながらの食事の後、彼女はオボロ・チトセと名乗った。

 

 竜骨(仮)と同じジャガーノートというモンスターにファミリアを壊滅させられ、仇討ちのために1人ダンジョンを探索していたときに竜骨(仮)を発見。

 

 突貫するも、敢え無く返り討ちにされて気づけば此処にいたらしい。

 

 竜骨(仮)?

 

 一応聞くけど、別個体だよね?

 

 なら良し。

 

 ところで、ロキ・ファミリアさん達の様子を見た限り、ここまで単独で来るのは無茶だったんじゃないの?

 

「ああ、決死の覚悟で仇討ち......いや、皆と同じモンスターの手で死にたかっただけかもしれないよ。」

 

 まあ、殺すことさえしてもらえなかったんだけどね......などと呟かれましても。

 

 当事者じゃないし、大切な人を殺されて復讐に走った事もないから偉そうな事は言えないけど......

 

 竜骨(仮)と君の大切な人達を殺したのが別個体なら、君が死んでも同じモンスターではない。

 

 しっかりと見つけ出して、ケリを付けると良い。

 

「......止めないのか?」

 

 なんで?

 

 復讐は被害者の正当な権利だ......過剰にならなければ。

 

 殴られたなら殴り返す、盗まれたなら奪い返す。

 

 ハンムラビ法典とは言わないが、やり返す事は本来当たり前のことだろうに。

 

 ......前世では、やり返した方が悪人にされる事が多かったけどね。

 

 俺は君の復讐を止める気は無い。

 

 竜骨(仮)相手に練習したいなら、本人......本骨?から了承を得てやれば良い。

 

 出て行くというなら、まあいくつか食料を見繕う程度はしよう。

 

 野菜のみだけどな。

 

 もちろん、ここに残って竜骨(仮)と戦い続けるというなら、働いては貰うけどね。

 

 さあ、どうする?

 

 

 

「というわけで、本日より此処で働く事になったオボロ・チトセだ。ジャガーノー......竜骨(仮)?を倒せるようになるまでの間、よろしく頼む。」

 

 初、人間の労働者を確保だ!

 

 いつか折り合いが付けば地上に行ってもらい、家畜を買ってきてくれるかもしれない、貴重な人間だよ!

 

 ......うん?

 

 ああ、惚れた腫れたは一切ないよ?

 

 左目はジャガーノートに抉られたとかで眼帯をしているが、それを含めても美人だとは思う。

 

 だけど肉がない現状、ラブコメする程の熱量が存在しないのだ。

 

 それに、俺はこの世界が何を原作としているかは知らないが、NTRをする気はないのだ。

 

 原作キャラは原作キャラ同士で付き合うのが一番だと思うよ。

 

 ちなみにタンパク質や脂質は、大豆ハンバーグやかぼちゃコロッケで補っている。

 

 彼女は俺がそういった前世の料理に近い料理を出すたび、涙ぐみながら食べている。

 

 ......え?もしかして彼女も転生者なの?

 

 そういえば一度死んだことがあるような発言もしていたような......




要約
オボロ・チトセが竜骨(仮)を倒せるようになるまで仲間になった。
もしかして転生者じゃないか?

色々な創作物で、復讐は何も生まないって言う人は大体裕福か、大切な人を失ったことがない人説。

そしてそういった創作物に出てくる復讐者は、復讐という目的のために強くなってるから、生まれた物はある説。

それはそうと、今回本文1111文字だよ!ゾロ目!
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