他の転生者はいつか番外編的に出します
出せたら良いなぁ
先日見つけた食用のように見えるいくつかの果物。
とりあえず食べてみる......というのは危険なので、昔読んだうろ覚えの知識を活用してみる。
まず果汁を少量腕に塗って放置。
肌の潤いが多くなった。
次に舐めてみる。
痺れとか目眩、幻覚はない。
最後に齧ってみる。
美味い。
多分毒のない果実だったのだろう。
そこまでやってから気づいたのだが、特典の1つに健康な肉体がある以上毒が効かない、もしくは効きづらかったりしないだろうか?
俺の転生特典の元ネタである街尾火楽は生前、病気で苦しんでいた。
そのためまた病気で苦しむことのないよう、病気にならない身体を望んだ。
なので毒が病原体として認識された場合、毒は無効化されていると思う。
......毒を浴びて確認?
解毒の方法もわからないのに、危険すぎる。
初めて見るものは、この確認方法で試してから食うことを徹底しよう。
今日も今日とて洞窟を耕しながら探索領域を広げる。
最近は何かが襲ってくる前にダンシングフラワー(仮)が対処してしまうので、農業と日曜大工のようなことしかしていない。
簡易的な家、倉庫、トイレ、柵etc......
そんな中、ダンシングフラワー(仮)が大きな蜘蛛を捕まえてきた。
どうやら自分で吐いた糸を使って布を作ることができるようだ。
君の名前は今日からザブトンだ。
持て余していた綿花を使い、ベットが完成した。
羽毛布団の軽さと柔らかさが恋しいが、藁を敷いただけとは比べ物にならない快適さだ。
あと替えの服も作ってもらった。
コレまでは川で洗っている間、全☆だったからな。
あとはこの大量の鉱石を使える人員と畜産業の人員が居れば完璧だ......出来れば嫁さんも欲しいけど。
現在の探索済なのは現在拠点の階層から±5階層分だ。
現在拠点階層よりも上の階層は全体的に水場が多く、凶暴な魚が多数生息している。
そして釣り上げたとしても、案の定〆ると同時に灰になってしまう。
刺身が、食べたかった......!
ま、まあ、海水の階層もあったので、塩を確保できただけ良かったとしよう。
泣いてないやい。
あとは初めて人型の生物と遭遇した。
いわゆるサハギンである。
人魚の美女とかいう幻想せいぶつとはまだ会えていない。
言葉は通じないが、ダンシングフラワー(仮)とザブトンにボッコボコにされていたのを止めると、神を見るかのごとく崇められた。
ひどいマッチポンプを見た気がする。
サハギン達は水場のない階層には移動できないらしいので、上の階層の畑の管理と塩と砂糖の精製を委託した。
サトウキビは育てるところから絞って煮詰めるまで、全作業を丸投げした。
コレで塩と砂糖、スパイス各種が揃うことになる。
その日は倉庫だけ建て、帰ることにした。
翌日、サハギン達が龍を連れてきた。
正確には海蛇なのだろうか?
しかし10mを超えている海蛇は、龍って言っても良いと思うんだ。
簡易的な祭壇に譲渡した一部の作物を捧げているあたり、彼らにとっての神様なのかもしれない。
彼らの中でどういう取引がなされたのかはわからないが、俺がこの水場が多い階層にいる間は、3mくらいの子龍に乗せてもらう事になったらしい。
そして子龍に乗っている間に、更に上の階層に繋がる階段のある小島を発見した。
そりゃあ見つからないわけだ。
軽く見て回った限り、彼が泳げるような深く大きな水場はなさそうだったので、また来た時に1人で進む事にした。
サハギン
第??階層から第??階層までに棲息するモンスター
単体ならこの階層にこれる程の高レベル冒険者に陸上で勝つ事は奇跡が起きない限り不可能
しかし必ず数人で哨戒を行なっており、高度な戦略や戦術を駆使するため危険度が高い
ハイ・サハギン、ソルジャー・サハギン、ウィザード・サハギンなど多くの派生種族を持つ
かつてリヴァイアサンと共にダンジョンから大量に溢れた過去が......あったりしないかなー