読者様から、「もっと主人公はっちゃけてもいいんじゃないか?」との声を頂いた結果、地上進出します:
......だって外的要因がない限り、ただ畑を耕して料理してるだけなんですもの。
ふと思った。
そうだ オラリオ、行こう。
オボロやルイと違って、サハギン達とフォモール達は真面目に料理を覚えようとしていたし、多分大丈夫だろう。
俺が居ない間くらい、大丈夫。
どうしようもない時は、作り置きのカレー風スープがあるから。
というわけで、オボロとルイの2人と一緒に竜骨(仮)に乗って、やってきました地上。
いやー、日の光を浴びるのは久しぶりだな。
「あれが......たいよう......まぶしい」
普段とは違いゆっくりと、竜骨(仮)に乗ってオラリオを進む。
偶然にも誰かと会うこともなく、ロキ・ファミリアにたどり着いた。
「はい、これお土産の香辛料ね」
「コレはどうも、ご丁寧に」
駐車......駐竜料金代わりの香辛料とカレー風スープ。
だって、ヴァリスなんて持ってないんだもの。
駐竜料金とは別に、香辛料をヴァリスと交換してもらう。
コレでちょっとした小金持ちだ。
奢ってやろう、ただしオボロ......テメェはダメだ。
「な、なぜだ!?」
だって普通にお金、持ってるだろ?
不満を言うオボロは置いておき、観光しようか。
幸運にも今日は、モンスターを
一緒に観に行く?
「私がぶんるい上はモンスターだってこと、おぼえてる?」
そういやそうだったな。
じゃあ、屋台でも見てまわろうか。
気づけば冒険者達に囲まれていた。
なんでだろうね?
「1つは、私がモンスターだから。他には、私の下位しゅぞくである、マーメイドはレアモンスター。私のほうがめずらしいし、かちがある。つまり、目先のかねに目のくらんだ、ただのごみ」
あー、なるほど。
こういう扱いを受けるのか。
「まあ確かに、殆どは冒険者を名乗る資格もない、金目的のクズばかりだが、一部は市民を守るために正義感に則って敵対しているからな?まあ......本当に強くて正義感のあるやつらはいつでも庇えるように、警戒しながら避難誘導をしてるわけだが」
確かに。
今すぐ暴れようとしていないモンスターと、周りの被害も考慮せずに暴れる冒険者。
どっちが危険かと言われると......
「おうおうおう、随分と好き勝手言ってくれるじゃねぇか【
「ダンジョンの外にモンスターを連れ出すなんて、ファミリアお取り潰しもありえ......ああ、あんたのファミリアはもう壊滅してたっけか?アハハハハハッ!」
......喧嘩売ってんのか?
「はぁ......所詮、相手にする価値もない輩だ。どうせ手を出す勇気などない。どいつもこいつも、昔見た覚えがあるにも関わらず、レベル1や2から変わっていない。そのくせ、人を詰ることにだけは長けている」
「人間って、こんなのばっかりなの?しょうじき、サハギンたちのほうが、まともな文明をきずいてるよ?」
「なんだと、この半魚人風情が」
お前らの頭の出来はモンスター以下だと言われて、若干キレているにも関わらず手は出さない。
本当に、手を出す気はないらしい。
じゃあ、無視して観光の続きでもしようか。
「私、あのジャガ丸くんっていうの、食べてみたい」
「じゃあ、それを2個下さい」
「60ヴァリスです。お熱いので、お気をつけください」
ご丁寧にどうも。
コレは......ハッシュドポテトかな?
絶妙な塩加減でとても美味しい......視界の端に映った抹茶クリーム味は気にしない方向で。
とりあえず材料ならあるし、今度畑でも作ってみようかな。
「む、無視してんじゃねぇッ!」
あー、はいはい。
俺が台車を押し始めたら平然と道を開けたあなた方が、一体なんのようですかー。
割とダンまち世界って足の引っ張りあいばかりな気がする。
人のことを利用するような姑息な事をしている暇があるなら、ダンジョン行けば?
なんてと言えるのはそれが画面の中だから、何ですけどね。
実際にチート系異世界転生したとしても、平然と人やモンスターを傷つけるとかできなくて殺される......と思います。
むしろ、それが出来る人は頭がおかしい人なので、精神科を勧めます。