どうしてこうなった
「イッツァ・ミー!マーリオ!(はじめまして皆さん、私はマリオ・マリオになるという特典を貰った転生者です)」
おそらく世界一有名な配管工だ。
身長155cm、垂直ジャンプ力約6m、特定のキノコや花を取ることにより、巨大化したり、縮んだり、手から火を放てるようになるのだが......
「マンマミーア!(ダンまち世界にはそんなアイテム、存在しませんでした!残機1ですよ、チクショウ!)」
この世界にこの姿で転生してから早数年......頑張って来ました。
ファイヤーフラワーを探してみたり、色々なキノコを食べてみたり......
あんなの顔の付いた変な植物、見つかりませんでしたよ!
帽子を投げることも......出来ませんでした!
「ヤッフゥー!(しかも仕様上の問題なのか、掴んだり投げたりは出来ても、6mジャンプできる脚力で蹴りを入れることができないのだ......マリオコンバットやスマブラ成分は無しですか!?)」
(格闘能力が足り)ないです。
さらに今までのやり取りでわかってるとは思うが、何を言おうとしても、マリオのセリフに変換されてしまうのだ。
こんなのをファミリアに入れようとする神は......まあ、いないわけで。
「わあ!ありがとう、おじさん!」
「オウゥ(どういたしまして)」
オラリオでギルド直属のとある職場で働いている。
自分と同じサイズの物を持っていても変わらない脚力を活かした、宅配業だ。
今も屋根の上をポンポン飛びながら、手紙や荷物を各家に届けている。
大人からは話が通じないと、若干嫌われているが、子供達からはこの独特のキャラクターがウケるらしく、大人気を博している。
流石はマリオ、累計販売本数5億本突破は伊達じゃない。
この赤色多めの色合いからか、【
昨年の12月には、真っ赤な服と白い付け髭、特注の荷崩れしない真っ白な袋を、当時の神会担当職員から渡された。
服を着て、髭を付け、白い袋に荷物を入れて宅配を行うよう、職場......社長から直々に指示が出た。
社長、お前もか!
「マンマミーア!(おっといけない。ボーッとしている暇はないな。午前中に今持ってる荷物くらい配達し終えないとな)」
北地区2件、西地区15件、ダイダロス通りが3件か。
おっ、コレはロキ・ファミリア宛か。
「ヒア、ウィーゴー!(じゃあ、行くとしますか)」
今日も赤い配管工は空を駆ける。
......配管工が空を駆けるって、何か間違ってないか?
マリオってどんなこと言ってたっけ......
という事を調べるのに1番苦労した気がする。
何かを書こうと思ったけど、忘れたので今度書きます。