私はハイマーメイドのルイ。
ある日自意識を持ったと思ったら、群れから追われてしまったぼっちの人魚です。
私の住んでいる階層では、リヴァイアサン・マグヌスを頂点として、サハギンが統括している。
幸運にもサハギン達は同種のように率先して私を襲うことはないので、私はギリギリながらも生き延びていました。
もう死んだ方がマシかもしれないと思う事もありましたが、自意識に目覚めた時に見た地上の景色が忘れられず、奮起していました。
そんなある日、私は食糧庫に向かっていました。
警備のサハギン達に捕まりました。
ああ、私の短い生涯もここで終わりか。
地上の景色を見たかったなぁ......と思いながら連行された先は神聖サハギン帝国の宮殿。
私は国民の前で処刑されるのだろうかと考えていると、皇帝の前で拘束を解かれました。
私は公開処刑されるわけじゃない?
ああ、多種族への見せしめに決闘という名目で嬲られるんですね......え?違いましたか。
では......下位種族であるマーメイドがドロップするマーメイドの生き血の様なアイテムをお求めですか?
アレって死んだからドロップしてるのに、何で生き血なんでしょうね?
違うんですか?
あ、はい、説明を聞きます。
えっと、陸地にいる人間に会わせるですか?
確かに見た目は貴方達よりは人間寄りですし、人間基準で整っていると自覚していますが、怨敵なのでは?
あ、事情があるんですね。
まあ、お話はわかりました。
食事と住処も用意して頂ける様ですし、お受けさせていただきます。
ですが記憶があるだけで話した事は殆どないので、伝わらなくても許して下さい。
伝わりました。
自分で言うのも何ですが、酷い物でしたね。
理解できるまで、ゆっくりとでも聞いてくれる方で助かりました。
そしてまさかダンジョンに関する知識すら無い上、冒険者ではないとは驚きました。
自意識が芽生えた時にダンジョンの知識は消えてしまったのですが、ダンジョンが執拗に神へ罵倒していたのは覚えています。
神の恩恵を持たない彼のような人だからこそ、ここまで潜ってこれたんですかね?
それはそうとサハギンの皆さん、その甘くて美味しそうな物は何ですか?
どうして甘いとわかるかですって?
女の勘です。
さあ、それを寄越すのです!
サハギン達から強だ......譲っていただいたこの甘味は素晴らしく美味しいです。
え?サハギンの方が強いんじゃないのかですって?
甘味を前にした女の底力を、舐めないで下さい。
マグナはマグヌス(偉大な)の女性系
つまりグラブル のマグナ種は全員雌の可能性が......?