歌姫はハンターになる!   作:ジジ

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地下での出会いと歌

 

 

 

「メリア、本当に行くの?決意は変わらない?」

 

「ええ、変わらないわ!」

 

「そう・・・」

 

暗くって狭いステージの裏側で最後の大切な話をした。

 

このステージ裏は正直いい思い出はない

 

私がまだデビューまもない頃、何度も緊張で震えていた場所だ。

 

いつもプロデューサーが傍にいてくれて励ましてくれた。

 

「今までありがとうございました。プロデューサー、

 貴方に拾われなかったら今の私はいなかった。感謝しています。」

 

「いいのよ、私も貴方と一緒に大きな夢を見たわ

 今度は違う夢を見つけにダイヤモンドの原石をスカウトしに行くわ!そして貴方に見せてあげる。」

 

「だから死ぬじゃないわよ!」

 

「うん、絶対に死なない生きて最高の歌手になるから!」

 

私達は最後に抱きしめあった。

 

絶対に再会すると約束する為に

 

これでもう振り返らない心残りはないのだから

 

もう前に進むだけ

 

 

 

 

 

これは私の決意のステージだ

 

 

またここに戻ってくる絶対に!

 

 

 

 

 

 

 

眩しいステージの上

 

沢山の息遣いと人の声

 

私は大きな深呼吸をしてゆっくりと回りを見渡す。

 

沢山の光の洪水

 

沢山の笑顔と声援

 

私はいつの間にか笑顔になってドキドキしてずっと続けばいいと願う

 

でも

 

今からする事はみんなにとって裏切りかもしれない・・・

 

私は初めてステージを怖いと感じだ。

 

マイクを強く握る

 

 

私は止められない!!

 

 

息を大きく吸った。

 

 

 

いつの間にか私は歌っていた名前も知らない歌を

 

 

歌があったから私は生きてこれた。

 

歌があったから私は孤独を耐えてこれた。

 

 

 

 

歌は私のすべて

 

 

 

 

歌は私の命

 

 

 

 

だからね・・・・

 

 

 

 

私・・・・・ハンターになる!!

 

 

 

 

歌がとても!とても!素晴らしいものって知って欲しいから!!

 

 

 

 

どんな所にいても私の歌をみんなの歌を知って!!

 

 

 

 

生きて欲しいから!!私みたいに!!

 

 

 

 

だから私!行くね

 

 

 

 

絶対!ハンターになって生きて帰ってくるから!!

 

 

 

 

デビューから一年も経たずにスーパースターに駆け上がった。

 

少女から女性へと成長した伝説の歌姫は新たな夢を追いかけ

 

 

煌めく弾丸ツアーの後に

 

芸能活動無期限休止をそしてハンターになると電撃発表した。

 

その後、色々な者達が彼女の足取りを追ったがその足取りを掴む事はなかった。

 

そして今、ザバン市のとある暗いレストランの地下で私は歌を歌っていた。

 

早くハンター会場についてしまったがまさか・・・

 

「一番とは思わなかった~」

 

いつの間にか増えた人だかりを見渡す。

ハンター試験会場だから、どんな猛者がいるかと思ったら念使いが全然いないのね

少し拍子抜けかも・・・

でも唯一の念使いが変な奴しかいないのもヤバイわね・・・

なるべく近づかないようにしよう。

 

「って思ったのに相手から来られたらどうしょうもないでしょ!私にカードを投げて来ないで!!」

 

シュッと音がして赤い血が頬から流れる。

それに手で取り舐めながらピエロは笑う。

 

「それは悪かったね❤でも僕には関係ないかな❤☆」

ピエロは私の長い髪を取る。

 

「髪切れたね☆綺麗だ❤君は美味しそう~だね★△」

 

「だーかーらー!!私に触るなー!!」

 

思いっきり腕を振ったがピエロに当たらず避けられた。

「う~ん!激しいね~❤ご機嫌ななめ★僕の名前はヒソカだよ♪お嬢さん★」

 

「!!!」

 

そう言い残し去っていたピエロに私は鳥肌がたった体をさするしか出来なかった。

私も念使いだけどあんなのと一緒にされたくないわ!

 

「おい、大丈夫か?お嬢ちゃん」

 

「むっ大丈夫よ」

 

鳥肌から少し回復した私にとてもいい笑顔で叔父さんが声を掛けてきた。

「災難だったな変な奴に目をつけられて、彼奴はマジでヤバイから気を付けろ!」

 

「ですね。あなたは?」

 

「俺はハンター試験常連のトンパだ!まあ、先輩ってとこだな。一緒に頑張ろうや!」

 

「あっハイ・・・頑張りましょう。」

 

「これ、やるよ!」

 

トンパが差し出したジュースを受け取る。

うさんくさい笑顔を絶やさないトンパとジュースをみる。

私はめちゃめちゃいい笑顔でジュースを片手で握り潰した。

 

ブシュー!!

 

「あっごめんなさ~い!私、人より力が強くって!!本当にごめんなさい」

 

「あっああ、いいって気にしなくっイギ~!!」

 

私は謝りながらでもトンパの手を両手で強く握った。

 

「ああ~ごめんさ~い!!」

 

「いや、もういいって、じゃ!ハンター試験がんばれよ」

 

手もさすりながら足早にトンパはいなくなった。

私は心の中で舌を出した。

 

二度と来るな!!

あんな分かりやすい嘘に騙されるか!!

私はこれでも流星街育ち、簡単には騙されないから!!

はぁ~なんか気分転換に歌でも歌おうかな

 

~~~♪♪

 

 

キルア視点

 

 

ハンター試験は超難関って聞いてたけどここまで来るのに楽勝でこれたな。

これじゃあ、試験も楽勝か・・・

 

♪♪~~~

 

!!

 

なんか歌が聞こえる

どこから・・・

 

声を頼りに聞こえるほうに歩くと目の前に人が円のように避けている空間があった。

 

ここだ!ここから聞こえる。

 

空いた空間をよく見ると1人の女が歌っていた。

この場所にそぐわない子守歌は何故かとても優しく聞こえてとても自分を安心させた。

 

なんか、落ち着く・・・不思議な声だ。

 

この歌を止めたくなくって俺は声をかけられなかった。

まっ、いっか!絶対声かけるし!今は歌を聴きながら寝よ

 

俺は歌が聞こえる壁の近くに背中を預けその場に座ると目を閉じた。

 

 

 

そして煩い音に目を覚まし走りだす。

チラッと見た場所には彼女はいなかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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