説明にオリジナル要素をたっぷりいれるって難しくない?と思いました。 言い訳ですね。
次こそは……‼︎
では、どうぞ
それから、転移魔法で王様たちと会ったりしたが別に特別なことはなかった。 唯の自己紹介だった。 一応紹介しておくと、国王の名をエリヒド・S・B・ハイリヒといい、王妃をルルアリアというらしい。金髪美少年はランデル王子、王女はリリアーナという。
それからも自己紹介が続いた。 騎士団長や宰相等など地位が高い人だった。 この人たちかわいそうに……ポッと出の僕たちに敬意を表に出して接しなきゃいけないなんて。
その後、晩餐会が開かれた。 異世界の料理といってもあまり変わらないみたいだ。 見た目が洋食だが、時々でてくるピンクや虹色の飲み物が出たが美味しかった。 率先して飲むことはないだろうけど。
で、ここが一番面白かった。 先ほど自己紹介があったランデル殿下が白崎さんに話しかけていたんだ。 そして、それを見て嫉妬するクラスの男子たち。 いやー、その光景のおかげか美味しかった料理がさらに美味しくなった。 ハジメ君は矛先が変わるのではと期待したらしいが、10歳にそれは………と言っておいた。
王宮では、僕たちの衣食住がいると言われたがまだよく知らないこの世界に来て、たった一回の晩餐会だけで信頼はしない。 最悪、この世界で生きていくための手段は考えたほうがいいだろう。 そしてそして、また自己紹介である、いったい今日で何人に自己紹介されたんだ。 僕人を覚えるの苦手なんだよね。 で、紹介された人なんだけど。 これから僕たちの教官になる人らしい、現役の騎士団に宮廷魔法師。 いずれ来る戦争にむけて親睦を深めておくのが狙いらしい。
晩餐が終わり、各自に一室ずつ与えられた部屋に案内してもらった。それは見事なものでまるで物語の王族の部屋みたいだ。 …………あっ、ここ王族の城だったね。 まぁ、とりあえず着替えを済ましてベッドで寝る。 服少しでかくない?
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夜が明け朝になる。 どうやら、今日から訓練と座学があるらしい。 ちなみにあまりに起きるのが遅い僕を気にかけてハジメ君にめっちゃドアを叩く音で目がさめた。 で、そうそう訓練の話し。
まず、僕たちに銀のプレートが配られた。 ステータスもコストも能力も書かれていなく、只々魔法陣が刻まれているこのカードじゃ、カードゲームはおろかコレクションにもなれないじゃないか! と思っていたが、どうやらそういうものじゃないらしい。 よく考えれば、この世界にカードゲームがあるのかどうかも怪しい。 娯楽関係は全滅かもね。 また話がそれた。 騎士団長のメルド・ロギンスさんが直々に説明してくれる。
えっ? 騎士団長? と思ったが、どうやら対外的にも対内的にも“勇者さま一行”を半端な者に預けるわけにはいかないらしい。 すごく頼もしいのだが、ファーストコンタクトで僕を見て驚いた顔された。 失礼でしょ、この人。 まっ、気にしないけど。
というか「むしろ面倒な雑事を副長(副団長のこと)に押し付ける理由ができて助かった!」と豪快に笑っていたくらいだから大丈夫なのだろうが、正直そっちが目的なのではと思った。
「よし、全員に配り終わったな? このプレートは、ステータスプレートと呼ばれている。文字通り、自分の客観的なステータスを数値化して示してくれるものだ。最も信頼のある身分証明書でもある。これがあれば迷子になっても平気だからな、失くすなよ?」
最も信頼のある身分証明書。 つまり、これを多用する場面がたくさんあるということか? それと、客観的なステータス。 これで、自分のおおよその身体能力を数値化して分かりやすくするのか。
後メルドさん結構フランクですね。 とても接しやすくいいと思います。
「プレートの一面に魔法陣が刻まれているだろう。そこに、一緒に渡した針で指に傷を作って魔法陣に血を一滴垂らしてくれ。それで所持者が登録される。 “ステータスオープン”と言えば表に自分のステータスが表示されるはずだ。ああ、原理とか聞くなよ? そんなもん知らないからな。神代のアーティファクトの類だ」
「アーティファクト?」
アーティファクト。 現代じゃ再現不可能な強力な力を持った魔法道具。 神代と呼ばれる時代に創られたと言われていて、ステータスプレートは複製するアーティファクトと一緒に、昔からこの世に普及しているものとして唯一のもの。 他のアーティファクトは国宝級らしいが、これは一般的に普及しているため別。 なっが、説明なっが。 もう少し、情報を削ってくれよと思いながら、一緒に配られた針を指に刺し、でて来る血を魔法陣につけると魔法陣が一瞬淡く輝いたて、表が出てきた。 さっすがファンタジー。
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浅利秀 17歳 男 レベル:1
天職:???
筋力:10
体力:10
耐性:10
敏捷:10
魔力:10
魔耐:10
技能:continue0 言語理解 付与
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表示されていた。
これじゃまるでゲームじゃないか。
いまいちピンとこない表記に現実を感じない。
また、長かったから要約。
レベル。 これは各ステータスと共に上昇。上限は100でそれが人間の限界を示し、レベル100は人間としての潜在能力を全て発揮した極地でそうそうなれるものじゃないらしい。
ステータス。 日々の鍛錬で上昇し、また魔法や魔法具でも上昇可能。 魔力が高い者ほど他のステータスも高くなる。 よく分かっていないがスペックを補助しているのではという今の有力な意見。
どうやら某ドラゴンなんちゃらなどとは違いモンスターを倒したからと言ってステータス上昇はないらしい。 で、この後に武器を選んでもらうらしい。 国の宝物庫を大解放と言ってることからアーティファクト製の武器を使えるのだろうか?
次に天職。 これは言うなればその人がもつ才能。 技能と連動しており、戦闘系と非戦闘系に分類され、戦闘系は1000人に1人、非戦闘系も少ないが、生産職はよくいるらしい。 僕の天職謎なんだけど。
さらに、ステータスはレベル1で10ずつなのが平均なのだが僕たちはその10倍あるらしい。 僕はもう一度見てみるが変わらない。 ハジメ君がすごく周りをキョロキョロしているが何か不備があったのだろうか。
そして、天之川君がメルドさんの呼びかけられて、ステータスの報告をする。
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天之河光輝 17歳 男 レベル:1
天職:勇者
筋力:100
体力:100
耐性:100
敏捷:100
魔力:100
魔耐:100
技能:全属性適性・全属性耐性・物理耐性・複合魔法・剣術・剛力・縮地・先読・高速魔力回復・気配感知・魔力感知・限界突破・言語理解
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僕のステータスとは比べものにならなかった。 まず、全ステータスが等しく10倍、さらに技能の数も桁違い。 あと、きちんと天職が記されていた。 やはり、僕だけなのか?
「ほお~、流石勇者様だな。レベル1で既に三桁か……技能も普通は二つ三つなんだがな……規格外な奴め! 頼もしい限りだ!」
「いや~、あはは……」
ちなみに、メルドさんがレベル62で全ステータス300前後。それの3分の1をレベル1なのだから、勇者がどれほどのものか分かるだろう。 さらに言えば、才能=技能である以上、先天的なものなので増えることはないらしい。 派生技能というものは例外だが。
そして、みんなこんな感じのステータスだった。 どいつもこいつも1000分の1で、俺天職分からないんだけど!
ハジメ君の番になり、メルドさんの笑顔が崩れることになる。
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南雲ハジメ 17歳 男 レベル:1
天職:錬成師
筋力:10
体力:10
耐性:10
敏捷:10
魔力:10
魔耐:10
技能:錬成・言語理解
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ハジメ君のステータスを見たメルドさんはプレートをコツコツ叩いたり、光をかざしたりする。 そして、ジッと凝視したあと、凄く微妙そうな表情でプレートを返していた。
「メルドさーん。 俺もハジメ君と似たようなものですよ〜」
ステータスプレートをメルドさんにむけて水平に投げた。 それは、軌道を変えることなく、手元に辿りつき、それを見たメルドさんはこれまた、微妙な表情でこちらを見てきた。 やっぱ、失礼だよ、この人。
「ああ、その、何だ。錬成師というのは、まぁ、言ってみれば鍛治職のことだ。鍛冶するときに便利だとか……そして、あの、あれだ。 ステータスが平均でも、やれることはあるさ…」
歯切れ悪くこちらに対してフォロー?してくる。 まぁ、そりゃあ、他のみんなはステータス高いよ? でも、人間でしょ?
そして、この様子でハジメ君を目の敵にしている男子たちが食いつかないわけがなく。
檜山君が、ニヤニヤしながら声を張り上げる。
「おいおい、南雲。もしかしてお前、非戦系か? 鍛治職でどうやって戦うんだよ? メルドさん、その錬成師って珍しいんっすか?」
「……いや、鍛治職の十人に一人は持っている。国お抱えの職人は全員持っているな」
「おいおい、南雲~。お前、そんなんで戦えるわけ?」
「おいおいやめろって、檜山。 浅利は天職不明なんだから。 まっ、才能がなさすぎるってことかもしれないけどな!」
あっはははは。 声を荒げてこちらを嘲笑してくる。 クラス男子たち。 そして、ハジメ君と僕のステータスプレートを見てさらに声を大きくする。 この人はとても古典的な小物だ。 そして、この行動を見て白崎さんと八重樫さんが凄く不快げに眉を顰めている。 あれだね。 あんな目で見られてると知ったらこの人はいったいどんな反応をするのだろう? でも、言わない。 なんたって僕は優しいからね!
「ねぇねぇ。 ハジメ君。 悔しいかい? 見返したいかい?」
「あぁ、そうだね。 とても悔しい。 見返してやりたい」
「ふーん。 そう、じゃあさ見返すためなら」
「なんでもするっていう覚悟はある?」
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ハジメside
「なんでもするっていう覚悟はある?」
あぁ、これだ。 たまにみせるこの雰囲気。 一切の躊躇がなく。 例えばここで彼の言葉に肯定を示せば。 彼が一体なにをするのかが僕にはなんとなく分かる。 それは毎回人のためにしていて、いつもその人の助けになる。 しかし、それは手段を選ばずにグチャグチャでメチャクチャにして解決する。 僕はこれが苦手だ。 僕はなにをするかがなんとなく分かっているのにも関わらず、彼の言葉に肯定してしまいそうな自分がいる。 きっと、彼は人の弱みにつきこむのがとても得意なのだろう。 それでも、それはいけないからと自分に強く言い聞かせてなんとか言葉を返す。
「いや、そんな覚悟はないよ。 今までとなんら変わらないさ」
「ん、そうかい。 ハジメ君がそう言うならなにもしないよ。 でも、これは言わせてもらうよ。 これを慰めか励ましかを決めるのは君だが、君はイレギュラーだ。 普通ではない。 きっと、これからどんどん面白いことになるだろう。 僕的には彼らより、君のほうがよっぽど可能性を秘めている。 だから、まぁ、頑張れ」
あぁ、彼の言葉に身を委ねてしまいそうだ。 可能性が秘めていると言ってくれた。 彼らより。 嬉しかった。 なら頑張らないとね。 いつか、彼らより強くなる日にむけて。
そう、君には前を向いて貰わなければいけないんだ。
それは僕が生きるための理由の一端でもあるのだから。