信じられないだろ? それでも、書いててすごく楽しかった。 夏休み中は週一投稿を目指したいな。
では、どうぞ
やぁ、僕だよ。
あれから2週間時間が経って僕とハジメ君の2人の無能さはだんだんとはっきりして、このままではダメだと訓練の休憩時間を利用して王立図書館にて知識をつけることにした。 ちなみに僕は今魔法について勉強している。 ほらっ、魔法を使う機会はなんてそうそうないし、何より新しく未知であるものは面白い。 あっちにはなくてこっちにはある。 これだけでいいし、研究とかも失敗を繰り返した先にある成功することがすごく楽しい。
まぁ、そんなことはまた今度。
訓練って言っても剣の使い方とか魔法の使い方とかだ。 敵に対してどう動きどう攻めるかなどが教えられる。 戦いに無縁だった僕らは始めこそぎこちなく動いていたがさすがというか数日経てば動きが良くなりスムーズに動けるようになっていった。 さすが、チートの集団。 成長スピードも早い早い。 というのも僕のステータスがこれ
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浅利秀 17歳 男 レベル:1
天職:???
筋力:10
体力:10
耐性:10
敏捷:10
魔力:10
魔耐:10
技能:continue37 言語理解 付与
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で、これが我らが勇者様の
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天之河光輝 17歳 男 レベル:10
天職:勇者
筋力:200
体力:200
耐性:200
敏捷:200
魔力:200
魔耐:200
技能:全属性適性・耐性・物理耐性・複合魔法・剣術・剛力・縮地・先読
高速魔力回復・気配感知・魔力感知・限界突破・言語理解
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僕、成長してないじゃないか。 全く、僕だってちゃんと強いからな。 甘く見ないでくれよ? 僕に喧嘩を売っても良いけど、平和主義者な僕は痕跡を残さないように粒子1つ残らず消し去ってやるから。
まっ、僕訓練の時は新体操ばっかりやってるからステータスが成長しないのも頷けるけどね! いや、これにも理由があるんだ。アニメとか見てると分かる通りバク宙しながら回避とかしてるシーンよく見るでしょ? あと、空中での攻撃回避しながらでできたら強いと思ったからなんだ分かった? 分かったよね? 分からないとおかしいからな!
魔法の研究をするのは僕くらいだろうけどね。 戦闘に使う魔法や治癒魔法などは前例、つまり使い手がいるってことだ。 しかし、僕は違う。 前例がなく、使い手がいなくて、それでも作りたい使いたいから研究している。 でも、過程を楽しめる僕は研究が苦にならないからね。 同室のハジメ君にはすごく迷惑かけてると思うけど許してね。
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休憩時間が終わり、また訓練が始まる。 さて、今日も新体操やりますか。 さっそく……予定変更今日は粒子分解からの消去の魔法実験だ。
「よぉ、南雲、浅利。何してんの? お前らが剣持っても意味ないだろが。マジ無能なんだしよ~」
「ちょっ、檜山言い過ぎ! いくら本当だからってさ~、ギャハハハ」
「なんで毎回訓練に出てくるわけ? 俺なら恥ずかしくて無理だわ! ヒヒヒ」
「なぁ、大介。こいつらさぁ、何かもう哀れだから、俺らで稽古つけてやんね?」
「えっ? マジで?ありがとう!」
「「「「はっ?」」」」
僕は両手を地面につけて詠唱を開始する。 同時に檜山君たち4人は展開された魔法陣の中心に位置する場所に閉じ込めておく。
「地は死に、空は色を無くし、海は汚れ、世界は終末を迎える…………」
「な、なんだよこれ!」
「体が動かない……ッ!」
「救いはなく、祈ることもできず、すがることもできない…………」
「なぁ、なんだよこれ! なんなんだよ!」
「お、おい! 魔法陣が光り始めたぞ!」
「やがて全て消え去り、無となる。 今ここにその再現を〝消「馬鹿者が! 何をやっている!」いったぁぁぁあ‼︎」
あぁぁあぁあ。 この人本気で殴ってきた。 容赦なく! 頭が、頭が割れるうぅぅ。 ジンジンするぅ。 痛いぃぃぃ……。
「この馬鹿者! こんなところでそんな魔法使ったらどうなるか予想できるだろう! 第1この訓練場程の大きさの魔法陣で何をしようとしていたんだお前は!」
「消去魔法でいったぁぁぁあぁぁぁあ!」
また、また殴った! 親に殴られたことないのに!
「あぁ、全く! 本当に何してくれようとしてするんだ! 危うくここ全てがなくなるところだったぞ!」
「あぁぁぁぁぁあ、分かりました。分かりました! だから、グリグリはやめて痛い! 痛いぃぃぃぃ!」
それから、しばらくお仕置きは続いた。 とても痛かった。 あっ、そうそう。 明日、【オルクス大迷宮】へ実戦訓練の一環として行くんだってさ。
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【オルクス大迷宮】
それは、全百階層からなると言われている大迷宮である。 七大迷宮の一つで、階層が深くなるにつれ強力な魔物が出現するらしい。 しかし、この迷宮は冒険者や傭兵、新兵の訓練にすごく人気がある。 何故なら、階層により魔物の強さが測りやすいからというのもある。 さらに、出現する魔物は地上のやつより魔石の質が良いらしい。
魔石とは魔物を魔物とする核のこと。 強ければ強いほど核の質が良くなる。 あと、魔法陣を作る原料になる。 超便利。
良質な魔石をもつ魔物は固有魔法を持っている。 固有魔法とは魔物が唯一の魔法。 一種類しか使えないが詠唱も魔法陣もいらない。 強い。 以上ハジメ君から聞いたことでした。
で、今僕たちは【オルクス大迷宮】へ挑戦する冒険者のための宿場町【ホルアド】にいる。 久しぶりに見る普通のベッドにハジメ君がダイブしているのを傍目に僕は研究もとい魔法についてものの製作に勤しむ。 メルドさんに頼んだらめっちゃ素材をくれたから色々作っている。 楽しいからね仕方ないね。 ん?誰か来た? あー、そうかこんな時間に来たのか。 じゃあ、僕は退かないとね。 そうだ。 この前の試作品を渡しておこう。
「ハジメ君ハジメ君。 これあげる」
「これは?」
「僕が作った魔法具。 ネックレス型にして、二つペアで魔法の発動スピードつまり、魔力のとおりを良くする効果があるから、誰かに渡しておいてね。それじゃあ、僕は少し出ていくから」
「えっ?」
「じゃあね」
「あっ、ちょっ、待って」
ハジメ君の制止の声を無視して、部屋から出る。 部屋から出ると白崎さんがいた。
「こんばんは白崎さん」
「こんばんは浅利くん」
「ハジメ君ならまだ起きてるよ。 それに、二人の方がいいでしょ?」
「うーん、微妙なところだけどせっかくだから、二人の時間を楽しむことにするね」
「今から部屋に戻ってって言われても困るからねそれがいいよ。 あっそうそう窓の外に注目してみて」
「窓の外?」
「景色がとても綺麗だから」
「うん! ありがとう!」
「いえいえ、じゃあ良い時間を」
「また明日」
「また明日」
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ハジメside
浅利君が急に部屋から出ていってその後白崎さんが部屋に来て、上目遣いにより部屋の中に入れてしまった。 そして、浅利君が出ていった理由が分かった。
「(この状況にするのが理由かぁぁぁぁああ!)」
さらに、渡された魔法具がペアであることからも来ていることが分かっていたのだろう。 誰かに渡してと言っておいて、渡す人がはじめから決まっているじゃないか。 とりあえず、紅茶もどきを出す。
そして、明日の迷宮には参加しないでほしいということ。 自分が消えてしまう夢を見て不安になったことの話を聴いた。 しかし、僕は待つという選択は選べない。 本格的に居場所がなくなってしまうからだ。
「夢は夢だよ、白崎さん。今回はメルド団長率いるベテランの騎士団員がついているし、天之河君みたいな強い奴も沢山いる。むしろ、うちのクラス全員チートだし。敵が可哀想なくらいだよ。僕は弱いし、実際に弱いところを沢山見せているから、そんな夢を見たんじゃないかな?」
白崎さんが不安そうな表情でこちらを見ているのが分かる。 だから、ここは恥ずかしいけど
「それでも……それでも、不安だというのなら……」
「……なら?」
「守ってくれないかな?」
「え?」
恥ずかしい。 普通立場が逆だし、守るという立場なのに。 自分が思っていた以上に恥ずかしかったらしく、顔が真っ赤になっていることが分かる。
「白崎さんは“治癒師”だよね? 治癒系魔法に天性の才を示す天職。何があってもさ……たとえ、僕が大怪我することがあっても、白崎さんなら治せるよね。その力で守ってもらえるかな? それなら、絶対僕は大丈夫だよ」
しばらく、こちらジーとみつめてくる白崎さんから必死に目を逸らさないようにする。 本当はすぐにでも目を逸らしてここから逃げたい。 ジーとみつめてくるからジーとみつめ返す状況は白崎さんの微笑と共に破られた。
「変わらないね。 南雲くんは」
「えっ?」
「でも、うん……」
「私が南雲くんを守るよ」
決然とした眼差しでこちらを見つめている白崎さんはすごく頼もしいと思った。 全くやはりこれでは男女あべこべじゃないか。
「ありがとう」
今夜のイケメン賞は白崎さんに決定で、そうすると僕はヒロインポジ? 全く、この世界はつくづく僕に厳しいらしい。 でも、僕は何としても自分にできることを見つけ出して、汚名返上をしなければならない。
ひゅ〜〜〜〜〜ドーン
何かが爆発する音が聞こえた。 でも、その音は聞いたことのある懐かしい音で鳴っている場所を探すため窓の外を見てみると、そこには花が咲いていた。
ひゅ〜〜〜〜〜ドーン
色々な色の花が咲き乱れているのはとても綺麗だった。 花火だ。 おそらく、浅利君がやっているのだろう。
「綺麗…………」
隣から声が聞こえる。 そこには肩と肩が接触するほど近くにまで近づいている白崎さんがいた。
「あの、白崎さん。 よかったら、これ貰ってくれる?」
僕は浅利君からもらったネックレス型の魔法具を手に質問した。
「これ二つがペアになっていて、両方つけてないといけなくて、えっと、その貰ってくれると嬉しいかなって」
また、恥ずかしくなってきた。 異性の人に物をあげるという行為はこれが初めてだからだ。
「本当に? ありがとう! 南雲くん!」
それを手にもって、すぐにつける白崎さん。 ネックレスの先にはアメジストのような石がはめ込まれていておそらくこれが魔法具なのだろう。
「ほらっ、南雲くんも」
「えっ? 今?」
「そう、今」
そう言われたら、断れない僕は残った一つを首にかける。
「南雲くん、似合ってるよ」
「ありがとう、白崎さんも似合ってるよ」
僕たちはお互い微笑んだ。
そうして、僕たちは窓の外に打ち上がる花火を見終わった後白崎さんが部屋に帰り、僕もベッドに飛びこんだらすぐに意識が落ちた。
そして朝、メルド団長にこっぴどく怒られている浅利君の姿を見た。
僕は反省はしている。 だが、後悔はしていない。
アメジスト 意味
第六感を高めて、邪悪なものから身を守るお守りとしての効果も期待でき、「愛の守護石」として大切な人との心の絆を深め、真実の愛を守り抜く強さをはぐくむともされます。