死をもって、救済する   作:STM

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 ヤンデレキャラの話し方ってわからないぃぃ。
 知ってるキャラが、別人みたいになるぅ。
 
 多くの人がクロスオーバーとかの作品出してるけど、二つのストーリーせるとか、とても難しいんだなって痛感します。

 ではでは、本編へどうぞ





『病み』エルフと『赤ずきん』

 

 

 様々な情報網を利用したが、冒険者の失踪について確実性のあるものはなかった。ソーマ・ファミリアが一番怪しくあるが、証拠がない。

 ならば、現地に行こうかと考えるが、失踪した場所が分からないのでは、手のつけようがない。

 悔しいが、今は手詰まりだ。

 

 町中を歩くリブロムは、一つの気配を感じ取った。

 

 それも、すごい勢いだ。

 通常の人間の早さではない。魔物と言っても疑われないだろう。だが、リブロムは溜め息を吐いて気配のする方向を向く。

 ドドドドドッ!!

 土煙をあげる勢いで、こちらへと向かってくる人物を見つけた。

 

 山吹色の伸ばした髪、特徴的な尖った耳。

 両手で杖を持ち、笑顔でこちらに向かって走ってくる。

 本来の彼女を知ってる者達ならば、あり得ないと口を揃えて言うはずだ。

 

「リブロムさーん!!」

 

「レフィーヤ、何のようだ」

 

 レフィーヤ・ウィリディス。

 都市で最強の一角、ロキ・ファミリアの団員であり、エルフの一族である。

 レベルとしては3と、高くはないが、魔法の威力・質共に申し分ない。

 

「リブロムさんの気配がしたのできました!!」

 

「普段でも気配を消しているつもりなのだが、俺も修行が足りないな。だが、レフィーヤ」

 

「はい?」

 

「少なくとも、お前がここまで来た距離を考えると、俺の気配は感じられないはずだが?」

 

 レフィーヤが来た場所はリブロムからは、目視できない所だ。リブロムですら、レフィーヤがこっちに来るまで分からなかった。

 レベルの差でも3はある。

 なのに、こちらを見つけたのはレフィーヤだった。

 

 これは毎回である。

 基本的に、レフィーヤの方が気付いて、リブロムの所へ来る。

 

「リブロムさんへの想いの成せる技です!!」

 

「目が怖いぞ、レフィーヤ」

 

「そんなことより、リブロムさんはこれからどこへ?この間、帰ってきたばかりですから直ぐに出ていく事はないんでしょう?ダンジョンに行くなら連れていってください!役に立ちますので!」

 

「悪いが、今日はダンジョンは止めておく」

 

「では、一緒にお買い物でも!」

 

 レフィーヤの怒濤のお誘いを断っていくリブロム。

 周りからすれば、羨ましいことこの上ない。レフィーヤは美少女といえる程の可愛さを持っている。しかも、エルフなのだ。

 エルフは自身の認めた相手にしか接触を許さないと言われるほどの一族。

 そんな者に誘われているのだ。嫉妬はするだろう。

 

「嬢ちゃん、そんなやつよりも俺と……」

 

 次の言葉が出なかった。

 リブロムではなく、レフィーヤからの圧力が増えたのだ。それも、殺意が混じる位に。

 思わず、話しかけた男は後退りした。

 

「話しかけないでくれませんか?私は今、リブロムさんと話をしているんです。関係のない有象無象が介入しないでください。ただでさえ、会うことが少ないのに、邪魔をするなんて何様ですか?これ以上、私の邪魔をするのであれば……」

 

 目のハイライトが消え、無表情に言葉を話す。

 おぞましい。

 今まで多くの魔物や人間を相手にして来たリブロムでさえも、今のレフィーヤには恐怖を感じた。

 

「全く……レフィーヤ、行くぞ。ゆっくりと話をするなら、ここでは悪いだろう」

 

「あ、はい!そうですね、行きましょう!!」

 

 尻餅を着く男を放置し、二人は去っていった。

 リブロムはニコニコしながら付いてくるレフィーヤを見て溜め息を吐いた。

 

 

 

 

 

☆★☆★☆★☆★☆★☆★

 

 

 

 

 

 リブロムとレフィーヤの出会いはダンジョン。

 

 新人だった頃、とある魔物に襲われていた所をリブロムに助けられたのが始まり。

 魔法使いからすれば、リブロムの戦い方は理想の一つ。魔法の力を使いつつ、近接戦闘もこなす。しかも、リブロムの魔法に詠唱は必要ない。

 

 大規模な魔法を撃たない代わりに、実用性の高い力を優先しているのだ。

 

 レフィーヤは後方で詠唱し、高威力の魔法をうつタイプ。完全に火力型である。

 レフィーヤからすれば、リブロムは憧れの対象なのだ。そしてなによりも、リブロムの思想に強く惹かれてしまった。

 

『人は何かを守るために、必ず何かを犠牲にしている。これは因果だ。神でさえ、変えられることはできないだろう』

 

 リブロムがかつて、レフィーヤに言った言葉だ。

 

『欲望を叶えるために、人として大切なものを犠牲にする。そんな奴等を、少しでも導いてやりたい。"欲望"ではなく"夢"として。"犠牲"を払うのではなく"努力"する。そんな考えをもって生きてほしいんだ』

 

 そのとき、レフィーヤは思った。無理なのではないかと。人はどこかで必ず、欲望に対して犠牲をはらうと。

 そんなレフィーヤの心を見通していたのか、リブロムは笑って言った。

 

『お前の考える通り、人間は間違えるだろう。だから、俺が"救済"するんだ。欲望に溺れた者を、本当に歩みたかった道へと戻してやる。それが、俺の救済だ。それが例え無駄になろうともな』

 

 夢物語、なのかもしれないけどな。

 

 多くを助けようとは考えていない。自分の手の届く範囲で、それを実行しているのだ。

 眩しかった。

 だから、レフィーヤは言った。

 

『その考えは間違ってないと思います!』

 

 リブロムは静かにみつめ、ありがとうと、笑った。この時、レフィーヤは彼に恋をした。溺れることのない、それでいて憧憬の強い恋心を。

 

 

 

 

 

☆★☆★☆★☆★☆★☆★

 

 

 

 

 

 リブロムの理想。

 その結果は、オラリオでもよく見られている。

 街を行けば、多くの人間がリブロムに声をかけている。

 

「リブロムじゃねぇか!うちの食材買っていきな!新鮮なの入ってるぞ!」

 

「あら、リブロムじゃない!帰ってきてたのね。ほら、リンゴ持っていきな」

 

「リブロムの兄ちゃん!また今度、遊ぼうよ!」

 

 貧困者から王族までもが、欲望に溺れる世界。リブロムのように、自身を戻してくれる者は貴重なのだ。ただ助けるのでは、その者に頼ってしまう。

 そうならないように、リブロムはある程度の距離を他者からとっている。

 ファミリアの者達とでさえも。

 それを超えてくるごく一部の例外、その一人がレフィーヤである。

 

 彼女の純粋な好意。

 リブロムからすれば、少々くすぐったいものだ。まぁ、行き過ぎてとんでもない事件へと発展しかけたことも幾度があるが……。

 とある神をボコボコにした、とか。

 

「あ、思い出しました!」

 

 と、嬉しそうにリブロムの後ろをついていたレフィーヤが口にした。

 リブロムは、なんとなく察知した。

 

「リブロムさん、今度の遠征についてきてほしいとロキ様から……」

 

「またか。ロムルスに怒られるぞ、あいつ。以前も、一週間禁酒されただろう」

 

「いえ、なんだかロムルス様ともお話ししたとか」

 

 ロムルスと?

 リブロムは疑問に思う。ロムルスとロキの仲は普通、言わば友神だ。お互いに、深くは干渉しない。

 ロムルスと相談したうえでの遠征同行。

 

 何かが起きる?

 

「わかった。こっちも準備しておく」

 

「リブロムさんとの遠征……いいとこ見せないと(ボソッ」

 

 レフィーヤはボソボソといった後、直ぐに元に戻り、自分も準備に戻ると帰っていった。

 昔からのうっかりは直っていないのか、遠征という大事な事柄を忘れていたことに苦笑を漏らすリブロム。

だが、直ぐに顔を戻した。

 

「で、いつまで隠れているつもりだ?」

 

 誰もいない帰り道。

 人の気配などしない場所で、リブロムはつぶやいた。

 すると……

 

『なーんだ、気づいてたんだ』

 

 虚空から声が聞こえた。

 突如、空間に歪が出来た。捻じ曲がっているような感覚を感じながら、それが収まるまでリブロムはじっとしていた。

 しばらくして、歪みが消えた

 

 歪みがあった場所には、一人の女性が立っている。

 赤い服を身にまとい、眼帯をしている彼女が、歪みを起こしていた張本人。

 

「何をしている、メイジー」

 

「ロムルスから連絡があるらしくて探しに来たのよ。なのに、貴方はロキのとこのエルフと仲良くデートしてるんだもの。気になるじゃない」

 

 メイジーと呼ばれた女性は、カラカラと笑った。

 リブロムはわかっていたのか、あまり深く追及はしなかった。これがメイジーなのだと、納得していた。

 

 赤頭巾(レッドフード)

 メイジーにつけられた二つ名。童話に出てくる『赤ずきん』にちなんでつけられたそうだ。本人も、リンゴを持っていることを自覚してか、それについては納得している。

 

 メイジーはロムルス・ファミリアの中でも『変わり者』。

 リブロムのように、神への信仰が『ない』。

 彼女は神に対していった一言がこれだ。

 

『あたし、別にあんたのこと好きじゃないから』

 

 思わず、団長が殺しかけた。

 すぐさまリブロムが止めたが、しばらく団長の怒りは収まらなかった。入団してすぐに、ファミリアを抜けることになるところだった。

 余談だが、ロムルスは笑っていた。

 

「さ、帰りましょ。私お腹すいたの」

 

「そうだな」

 

 リブロムは、メイジーのような存在がファミリアには必要だと考えていた。

 神への信仰。

 ロムルス・ファミリアはそれが強い傾向にある。団長でさえも、ロムルスを信仰している。だが、それがリブロムには心配だった。ロムルスが消えたら、どうなるのかと。

 

 かつて、小人族(パルゥム)が神フィアナを信仰し、フィアナがいなかった時のように絶望しないかと。

 

「その時は、俺が導けばいい……」

 

 沈む夕日に向かって歩きつつ、そう考えるのだった。

 

 




 なんでレフィーヤにしたかといいますと
 ダンまちのメモリアルフレーゼというアプリゲームで、10連まわしたら限定【妖精英装】レフィーヤ当たって、4確定チケット使ったら【円環絶唱】レフィーヤが当たって、もう一回10連回したら【覚醒輪唱】レフィーヤが当たったからです(苦笑)
 個人的には好きだけど、まさかここまでとは……(笑)
 一日で4レアのレフィーヤ3人来ました。

 以前のデータでは【恥じらい妖精】レフィーヤだったかな。
 同じキャラクターを使えるようにしてほしいぃぃぃ。

 一応、ツイッターもしてるけど、あまり使わないんだよね。
 小説投稿したとか、衝撃的だったこととかぐらいしかげない(苦笑)

 見てくださりありがとうございました。
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 ではでは、またね。
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