うーん、今回は自信ないなぁ。
ダンまち本来のストーリーへの切り返しが難しい。クロスオーバーで結構大変。
自分の小説は基本、原作にソウル・サクリファイスのストーリーやしくみ、魔法などを組み込んだ形になっています。
ちなみに、この間ゲーム売ってるところにいったら、ソウル・サクリファイス・デルタが4000円以上だった。
ではでは、本編へどうぞ!!
私は聞いた。
何故助けたのですか、と。助けても、貴方には得もないはずなのに。
お金に目が眩んで、醜い化け物となった私たちを……何で助けたのか。依頼だからですか?お金を求めてですか?
『俺は俺がしたいからした』
偽善ですね、と思っていたことが口から出てしまった。怒られる、と思ったけどそんなことはなくて。
『かもしれない。けど、それでいい』
彼は笑いながら、私に言った。
『俺は人が努力して夢を叶える。そんな姿を見てみたい。人の可能性を見たいんだ。あそこにいるフィンはまさにそれだ』
彼の理想を聞いた。確かに素晴らしくて眩しくて、間違いではないことは分かった。でも、彼の幸福はどこにあるのだろう。
何を楽しみに生きているのだろう。
救うこと?
それは人の不幸を望んでいることと同じではないのかと考えてしまった。
『物語だ』
物語?
それがどうしたというのか。
『人には自分だけの物語が必ずある。誰もが同じ生き方をすることなど絶対にない。俺はそれを聞くのが幸せなんだ。冒険者やサポーターであれば、どのような冒険をしてきたのか。神であれば、どのような生き方をして来たのか』
本を読むのが好き、と言うことなのだろうか。
『だから、救ったお前達がどのようにこれから生きていくのか。どのように変化していくのか』
それを聞く、もしくは見ることが楽しみなのかと、私は考えた。まるで、神様のようだ。自分の子どもを見るのが好きな神と同じ。
『お前は助けてくれてありがとうと言った。その上で、何故助けたのかと聞いた。助けたいから助けた。それが理由だ。恩を感じる必要はない。それでは気が収まらないのなら……いつか、君の物語を俺に聞かせてくれ』
……私の生き方は面白くないですよ?
でも、そこまで言うなら見せてあげます。貴方がみたい物語の1つを。
☆★☆★☆★☆★☆★☆★
「……これはどういうことですか、リブロムさん」
あぁ、胃が痛い。
ピキッと、額に怒りのマークが浮かんだレフィーヤを見てリブロムは腹を押さえた。
「何か用ですか、『リリ』の恩人のリブロム様に」
「貴方こそ、『私』の憧れのリブロムさんに何をしてるんですか?」
二人とも、そろそろ魔物化するのでは?
リブロムはフィンを見るが、フィンもティオネに熱烈なアプローチをかけられているため、頼れそうにない。
女難の相は二人とも同じらしい。
リブロムの後ろに引っ付いているのは『リリルカ・アーデ』。リブロムの救済したソーマ・ファミリアの
「魔物化するほどお金に執着する人が、リブロムさんの横に立てると思わないでください」
「強さでしか物を測れない冒険者の貴方に言われる筋合いはありません」
「共に戦うことが出来ない貴方よりマシです」
「サポーターは支える存在です。冒険者のあなたはリブロム様より弱いから支えることもできませんね」
「「……っ!!」」
一触即発。
リリの方が弱いはずなのだが、引けをとっていない。
「はぁ……リリルカ。お前は水辺のテントに向かえ、そこで最初は野宿だ。貰った金で冒険者にオラリオまで連れていってもらえ、信頼のおけるやつを俺が選ぶ。レフィーヤ、お前は鍛練の準備だ。見てやると言っただろ」
「「ふんっ!」」
ロムルス・ファミリアが一番癖が強いと思っていたが、そんなことはないようだ。
リブロムは胃薬をこれからは持ってこようと、静かに思った。
「お互い大変だね…」
「全くだ…」
ティオネから逃げ切ったフィンと共に、リブロムは大きなため息をはいた。
☆★☆★☆★☆★☆★☆★
「はぁ!!」
水辺。
魔法の鍛練であれば、周りへの被害を考えないといけない。故に、水面へと打ち出すのが良かった。
「レフィーヤ。あまり、力むな。魔法を打つのことに意識を向けすぎだ。自然と詠唱が出来るようになれば、次の一手も考えられる」
「は、はい!」
無詠唱もしくは、代償魔法であれば簡単だが、普通の魔法は簡単には行かない。
だからこそ、威力と質が求められる。
威力こそレフィーヤは高いが、打つたびに力んでしまう。それを直せれば、レフィーヤの選択肢がふえる。
選択肢の多さは、そのまま戦況に大きく影響する。
できて損はない。
「敵一体への魔法、全体的な魔法、支援の魔法。それらを自分で決めておけ。そうすれば、実践で魔法を迷う必要はない」
「はい!」
レフィーヤの課題はいくらかあるが、一番は近接の問題。
リヴェリアがレフィーヤを育ててはいるのだが、近距離になると戸惑うことがある。
魔法職と言えど、近接攻撃はもっておくべきだ。
それが出来ないのであれば、自分で相手との距離を保つ必要がある。魔法を撃ちつつ、後ろに後退していく。
今はそれも教えている。
近接に関しては、リブロムよりもリヴェリアの方が適任だ。
そも、リブロムは近接主体の戦闘方法を持っている。それを参考にするには、同じ代償魔法を持っている必要がある。
オラリオ最強の魔法使いであるリヴェリアの方が、効果的な方法を教えられる。
「今日はここまでだ。明日はまた、ダンジョンへと潜る。鍛練はこの辺が妥当だ」
今教えれば、遠征に影響を及ぼす。
それを避けるためにも、今は激しい鍛練をしない方が懸命だろう。
「は、はい……分かりました」
息を切らして、ヘナヘナと地面に座り込んだレフィーヤをみて、濡れタオルを渡すリブロム。
ズキッ。
サラマンダーのダメージが抜けきっていないのか。リブロムは少しばかり顔を歪めた。皮膚をすべて犠牲に放った一撃。
代償として、皮膚の痛みが抜けないのだろう。
「リブロムさん、回復薬です」
「……レフィーヤ、俺は何もいってないぞ?」
「リブロムさんの考えていることなら、何でもわかりますよ」
なにそれ、こわい。
満面の笑みで答えるレフィーヤに恐怖を抱きつつも、リブロムは回復薬を飲んだ。
先程よりも楽になった。だが、回復薬はこれ以上はやめた方がいいだろう。
継続的に回復するにも、リブロムのために使っていてはもしもの時に対応できない。
「ありがとう、レフィーヤ。ここからは、自分の魔法で治療をして行く。明日までには完治する」
「分かりました!それでは、リブロムさん!」
「なんだ?」
「街で買い物しましょう!」
アマゾネスとでも言うほどの執着心をもつレフィーヤにいつも驚かされる。
今日は鍛練が終わって、このあとは食事をして自由に動いてから睡眠にはいる。食事の時間までまだ少しあるのだ。
「悪いな、また今度にしよう」
やはり、身が固いようだ。
レフィーヤは予想していたのか屈せずに、食事を一緒に食べようと持ちかけた。そんなやり取りは、ロムルス・ファミリアではやらないなと、リブロムは静かに思った。
あそこは少し、ややこしいのだ。
特殊な人間しかいない。常識人など、一人もいない。
リブロムも含めて。
少し笑いつつ、テントへともどった。
☆★☆★☆★☆★☆★☆★
翌日。
リブロムは信頼のおける冒険者にリリ達を任せ、オラリオへと戻るのを見送った。
リリはロムルス・ファミリアに入るらしく、どこにあるのかなどをリブロムに聞いていた。帰ったら新人教育になるな、とリブロムは予想した。
「全員、準備はいいかい?」
フィンの一言に気を引き閉め直す。
魔物化した失踪者は全て救済した。ここからは、ロキ・ファミリアの遠征に協力することが中心となる。足を引っ張るわけにはいかない。
それに……他に魔物化している冒険者もいるかもしれない。
「いくぞ!」
遠征組の雄叫びが響く。
『癒しの花』を使用して継続回復をしつつ、リブロムも隊列を乱さないように動き出した。
欲望が溜まり始めたなぁ……。
寒気を感じるほどの恐怖。
『それ』は上を憎悪を含んだ顔で見上げた。
復讐を今かと待ちながら……。
ようやく、本編にはいれるぅ。
ここから、更に詰め込んでいこう。
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ではでは、また次回お会いしましょう。
またね!!